■青空を連れて【苗場山】〜天空のお庭を満喫♪
- GPS
- 08:21
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 1,301m
- 下り
- 1,294m
コースタイム
天候 | 霧雨 後 くもり 後 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
一切明かりが無いのでトイレなどにもヘッデンが要ります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは五合目にあります。 危険箇所は特にありませんが、雨後雨天時などは登山道の岩がよく滑るので注意。 私も下山時滑って転びました。 |
写真
感想
今まで私の中では苗場山=スキー場というイメージが強かった。
行くなら花の時期の夏かなぁ〜とうっすらと思っていたところ、
某TV番組で苗場山の山頂の景色を取り上げているのを見て、
「この景色絶対見に行かなきゃ!」と断然登る意欲が沸いてきた。
天気予報と相談の結果、やっとその機会到来。
このところ不安定な天気が続き、最高の天気とは言えないけれど予報を信じて登ってみることにした。
お盆最終日とあって、Uターンラッシュで帰りは大渋滞を少しでも避けたいと思い、
なるべく早い時間から登り始めたい。
早朝暗いうちからの登山は慣れているから平気と思っていた。
のだけど。。。
和田小屋の手前の駐車場への道がどうもちょっと怖いwww
同じように暗い道は今まで何度も通ったことがあるのになんでだろう?
やっと駐車場に着くと、4台ほどの車が真っ暗やみの中駐車されていた。
中に人がいるかどうかは不明。
予定の時間になるまで仮眠する。
と、ふとフロントガラスから見える空を見て感動。
満天の星だった。
わー。。。すごぃ。
都会では絶対に味わえない星の数。
山に登るからこそ、味わえる景色。
また見れました。感謝。
4時過ぎに駐車場を出発。
スタート地点の和田小屋までしばらく歩かなくてはならない。
立秋が過ぎるととたんに日の出は遅くなり、4時になっても空は明るくならない。
今日は雲が多いせいもあってなおさら暗い。
霧雨も少し降っている。
「天気、、、予報より悪いかも。。。」
そんなことを思いながら和田小屋まで歩いて行く。
小さい灯りが付いている和田小屋には立ち寄らずそのまま登山道へ。
まだ辺りは暗いのでヘッデンの明かりを頼りに歩く。
【五合目〜神楽ヶ峰】
雨粒が少しだけ大きくなってきたのでレインウェアを上だけ着込み、ザックカバーを装着する。
う〜。。。雨なのか?今日は雨なのか?
こんな天気じゃ山頂の景色が望み薄だ。。。(´・ω・`)
テンション上がらないまま登り続ける。
少しすると雨は止んだ。
やった? もう降らないかな。
東の空を見ると明るい。
そして青空も少しずつ見えてくる。
ヨシヨシヨシ♪
レインウェアを脱ぎ、濡れた登山道を滑らないように登る。
下ノ芝。
右の雁ヶ峰を見ると虹を発見♪
天気、良くなるかな♪期待増♪
行く先はかなりガスっているものの、我々の背中には太陽の光が当たっていた。
このまま晴れを山頂までつれていく。
青空も一緒に連れて登ってやる。
下ノ芝から先は木道や階段が整備されていることが多い道。
足運びも少し楽になります。
中ノ芝、上ノ芝を経て股スリ岩。
特に問題なく通過。
【神楽ヶ峰〜お花畑〜九合目】
八合目。神楽ヶ峰。
暑い。
ここからしばらくは下りになる。
この先で旦那さまは滑って転んで手の平を負傷。(´Д`)
何か細長いものが手の平に刺さったようで結構流血してました。
水場で消毒して処置完了。
さらに下ると道の脇にいろんなお花が迎えてくれ、お花畑ゾーンに突入。
癒されます。
ガスが流れて晴れ間も出てきて一気に暑くなってくる。
だけど苗場山の山頂は相変わらずガスで何も見えない。
むー。。。
この辺りは晴れてきたのに山頂はやっぱりダメなのか。。。
【九合目〜山頂】
しばらくお花を堪能しながら登り、いよいよ最後の登りになる。
急登。
大きな岩をよじ登ったり結構な登りです。
あれだけ下ったのだからシワ寄せが最後に。。。
せめてガスが晴れてくれていたらなぁ。。。(´・ω・`)
眺望ダメだったらまた来るしかないな。
そんな思いで登って行きます。
最後の岩を登るときに上を見上げると。。。。
木々の隙間から青い空が。。。
そして、登りきると視界が一気に開けて大パノラマが待ってたっ!
しかも青空っ!!
すごいよぉ〜♪(´∀`)
さっきまであんなにガスってたのに???
山頂は嘘みたいに晴れていた。
広大な緑の湿原が広がる山頂。
楽しみにしていた池塘も見えてる♪
感動しながら木道をゆっくり歩く。
やばぃ〜w 嬉し過ぎるご褒美。。。
写真をたくさん撮りながら山頂へと歩く。
小屋のような建物があってその裏が最高峰となっています。
記念写真を撮った後に、すぐ近くのヒュッテに立ち寄ります。
ヒュッテでトイレ(100円)を借りて、山バッジをゲット。
苗場山の山頂は大湿原が広がり、大小1000を超える池塘があります。
その絶景をテレビで目にしてどうしても見たくなってやってきました。
その絶景が目の前に広がってる。
テレビと同じだ〜♪
池塘はもちろん、ワタスゲなどもたくさん咲いていて心が和む。
穏やかな風が吹く中、しばらくの間木道を歩いたり、休憩スペースで座ったり寝転んだりして湿原の中でゆったりとした時間を過ごしました。
周りの山は雲がかかっていたりで見えなかったのですが、不思議と苗場山山頂は雲が避けて通ります。
晴れて良かったぁ。この景色見れて本当に良かったなぁ。。。
【下山】
帰りたくない。
いつまでもここにいたいのだけど、そうもいきませんね。
しかも早めに帰らないとお盆渋滞に巻き込まれてしまうし。
レンタカーもいつものお店じゃないから。。。
9時半過ぎに下山開始。
帰り道、登ってくる多くの人たちとすれ違いました。
みなさん暑そう。
「山頂どうでしたか?」と度々訊かれる。
「晴れてすごく良かったですよ〜♪」
お花畑から神楽ヶ峰への登りかえしがキツイw
暑いし。。。
帰りの登りはしんどさ倍増。
神楽ヶ峰を過ぎるとガスがまたかかってくる。
暑かったので涼しくなってちょうどいいかな。
下ノ芝では休憩していたおじさまグループに声をかけられてちょっとだけ会話。
おじさまたちは今日上で泊まって明日は下山後赤湯温泉に入りにいくらしい。
おじさまたち、ウキウキで楽しそうでしたw
下ノ芝までは快適な道ですが、以降は岩がたくさんゴロゴロしていたりでとても歩きにくい。
途中どこだったか、、、珍しく濡れた石で足を滑らせてしまい派手に転んだ私。
お尻と左足を打ちました。
痛かった。。。
下山時、足元が濡れていると非常に危険です。。。
そしていつものごとく、、、帰り道が長い。
同じような景色が続くので余計にそう感じてしまいます。
最近毎度出るセリフ。
「こんなに登ったっけ?」
言いたくないけどつい口から出てしまう。
ピストンだからこそなのかなぁ。。。
とても歩きにくい登山道をやっとの思いで下り、和田小屋前の五合目まで帰ってくる。
けれどまだ駐車場まで下らなきゃ。。。
足がちょっと悲鳴を上げてました。
しばらく舗装路を下りますが、最後は少し駐車場まで藪の道を歩きます。
蛇が2回も出てくるし。。。
そういえば朝早く登ったときはカエル様にも度肝抜かれましたっけ。。。
登山靴も泥まみれ。
あー、履き替える靴持ってくればよかった〜。。。
12時半頃に下山できたので、帰りは少しの渋滞だけで済みました。
朝早く登った甲斐あり♪
【まとめ】
最初天気が良くなくて暗い気分だったのが、登るにつれてどんどん晴れ、
楽しみにしていた山頂の景色も満喫することができました。
テーブルマウンテンに広がる湿原とたくさんの池塘。
なんだかここだけ宙に浮いている感じを受けます。
ここにしかない絶景。
私はよく天国という言葉を使ってしまいますが、ここもまさに宙に浮いてる天国だと思います。
なので一度は登ってこの景色を見ることをぜひおススメしたい。
見る価値絶対ありです☆
【目安】
体力度 ★★★
危険度 ★ (雨天時滑りやすい)
整備度 ★★★★
眺望度 ★★★★
山スカ度 ★★★★ (ちょっとした岩を登る時もあります)
※上記は、2012年8月15日時点での個人的な評価です。季節や天候によって大きく変化します。
青空に高層湿原、素晴らしい景色ですね‼
ところで、ご主人が転ばれたのは木道ですか?(下りだから、違うかな?)
そういえば、苗場山の上の方って、かなり急でしたよね。
私も先日、雨の雲ノ平の木道で二度も転びまして、痛い思いをしました。
普段はあまり転ばないんですけどね
お互い、気をつけましょう!
コメントありがとうございます。
本当に素晴らしい景色ですね。
あそこに行けば何もかも忘れてしまえる気がしました。
旦那が転んだのは木道ではないんです。
(会津駒では木道で滑って宙に浮いて転びましたよ。 )
木の枝か何かが手の平の皮膚に平行に突き刺さったみたいで長い傷になってます。痛そう。。。
私も珍しく滑って転んでしまったし、気をつけないといけないですね〜。
雲の平も行ってみたい♪
いつか行ける日が来るといいな〜
高層湿原の景色素敵ですね♪
晴れて良かった
最近少し高いお山が多いのでたまにはこういう景色を眺めに行きたいなぁと思いました。
雨やガス、朝露の後なんかはよく滑るので気をつけなくちゃですね
コメントありがとう
ほんと晴れて良かったです。
ガスガスで何も見えなかったら、心残りになってしまう。。。
でもまた登りたい山にもなりましたよ。
高く険しいお山も魅力だけど、癒しの山もいいよね〜。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する