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記録ID: 216353
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無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

【七倉岳(長野・2509m)】リハビリ登山第2弾、リハビリは卒業?船窪小屋へ!

2012年08月16日(木) ~ 2012年08月17日(金)
情報量の目安: S
都道府県 富山県 長野県
 - 拍手
GPS
27:35
距離
8.8km
登り
1,435m
下り
1,440m

コースタイム

<16日>6:10七倉ダム---7:45唐沢のぞき---8:20岩小舎---9:20鼻付八丁---10:35天狗の庭---11:30船窪小屋

<17日>6:00船窪小屋---6:25天狗の庭---7:05鼻付八丁---8:00岩小舎---8:20唐沢のぞき---9:45七倉ダム
天候 16・17日とも晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
七倉ダム駐車場…無料、公共交通機関はない。
コース状況/
危険箇所等
<道の状況>
変化に富んだ長い登り下りとなりますが、危険箇所はありません。
登山道の整備が行き届いているなあと感じました。

<登山ポスト>
七倉ダムにある登山指導所にポストあり。

<下山後の温泉>
七倉温泉「七倉山荘」
日帰り入浴600円、源泉掛け流しです。
今春改装したてです。
予約できる山小屋
七倉山荘
前夜民宿へ向かう途中で遭遇した花火大会。国道の脇にクルマを停めて撮影。
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前夜民宿へ向かう途中で遭遇した花火大会。国道の脇にクルマを停めて撮影。
お世話になった「中綱館」。お里の家を思わせるような佇まいでした。
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お世話になった「中綱館」。お里の家を思わせるような佇まいでした。
部屋の中はこんな感じ。
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部屋の中はこんな感じ。
思ったよりもいい場所に停められた。
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思ったよりもいい場所に停められた。
あの尾根を登るのかー。
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あの尾根を登るのかー。
登山届けをポストに投函
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登山届けをポストに投函
頑張り過ぎないように頑張ろう!
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頑張り過ぎないように頑張ろう!
登山口。つづら折れの急傾斜が始まる。
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登山口。つづら折れの急傾斜が始まる。
唐沢のぞき。白い世界で何も覗けませんでした。
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唐沢のぞき。白い世界で何も覗けませんでした。
木の間から餓鬼岳が見える。
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木の間から餓鬼岳が見える。
ハシゴの連続の末、鼻付八丁の標識
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ハシゴの連続の末、鼻付八丁の標識
天狗の庭、高瀬ダムが眼下に見えます。
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天狗の庭、高瀬ダムが眼下に見えます。
尾根道だけど、シャリバテ気味で足取りは重かった。
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尾根道だけど、シャリバテ気味で足取りは重かった。
ようこそ、船窪小屋へ。
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ようこそ、船窪小屋へ。
インド修行から帰ってきたトキさんがお出迎えの鐘を鳴らしてくれました。
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インド修行から帰ってきたトキさんがお出迎えの鐘を鳴らしてくれました。
お茶です、生き返ります。
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お茶です、生き返ります。
やっぱこれ、コーヒー。
ドリップでとっても美味しい。
400円だったら、喫茶店と変わらない。
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やっぱこれ、コーヒー。
ドリップでとっても美味しい。
400円だったら、喫茶店と変わらない。
蓮華岳です。
立山もどーんと構えてます。
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立山もどーんと構えてます。
不動岳、奥に見えるのは烏帽子?
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不動岳、奥に見えるのは烏帽子?
餓鬼岳。
遭難対策協議会の方から手当てを受けるKさん。
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遭難対策協議会の方から手当てを受けるKさん。
コーヒー2杯目突入。
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コーヒー2杯目突入。
楽しいひととき。
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楽しいひととき。
写真を撮る人の写真を撮ってみる。
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写真を撮る人の写真を撮ってみる。
メロンが出た。
めっちゃ甘かった。
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メロンが出た。
めっちゃ甘かった。
雲の形が気になってパシャリ。
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雲の形が気になってパシャリ。
夕食の説明もトキさん。
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夕食の説明もトキさん。
夕食です。
クロマメのゼリー
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クロマメのゼリー
ヘンパさんとムカイさん。どこの国に来たのか分からなくなった瞬間です。
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ヘンパさんとムカイさん。どこの国に来たのか分からなくなった瞬間です。
ランプの雰囲気が良いですねー。
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ランプの雰囲気が良いですねー。
ネパールティー
司会はムカイさん。
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司会はムカイさん。
七倉岳のご来光。
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七倉岳のご来光。
七倉岳からの針ノ木岳
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七倉岳からの針ノ木岳
船窪小屋。
山のお父さん。
天気予報は崩れるようなことを言ってましたが、
「いわしの雲が出ているから明日は晴れる」とおっしゃって、本当にその通りになった。
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山のお父さん。
天気予報は崩れるようなことを言ってましたが、
「いわしの雲が出ているから明日は晴れる」とおっしゃって、本当にその通りになった。
山のお母さんとツーショット
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山のお母さんとツーショット
ヘンパさんJrなくて、ムカイさん
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ヘンパさんJrなくて、ムカイさん
皆さんから見送られながら下山。
本当にありがとうございました。
また来ます!
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皆さんから見送られながら下山。
本当にありがとうございました。
また来ます!
天狗の庭。
鼻付八丁のハシゴ
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鼻付八丁のハシゴ
やっぱ険しいわ。。。
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やっぱ険しいわ。。。
鼻付八丁、まだ3分の2.
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鼻付八丁、まだ3分の2.
岩小舎。
登山口まで来た。
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登山口まで来た。
七倉山荘。
お風呂場はこんな感じ。
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お風呂場はこんな感じ。
露天風呂は最高でした。
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露天風呂は最高でした。
締めのスイカも最高。
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締めのスイカも最高。

感想

<リハビリ登山第二弾>

5月4日に白山で滑落して肋骨を7本折って以来、
今回は7月28日の武奈ヶ岳に続いてリハビリ登山第二弾として、
船窪小屋を目的地に選びました。

お盆の時期はここ数年縦走が定番。
今年は、白馬岳から南下して船窪小屋を目指すか、
新穂高から奥穂高か笠ヶ岳に登って、
五色ヶ原から平の渡しを渡り、
針ノ木古道を歩いて船窪小屋を目指そうか、
とにかく、「締めは船窪小屋」を決め込んでました。

ところが肋骨もさることながら、
夏風邪がなかなか治らずじまいで、
直前まで体調が優れず、
今回の山行自体も怪しい位でした。

それでも、咳は少し残るものの、
ほぼ治りつつあったので、
前日になって行こうと決めました。

多少出発が遅くなっても、
車中泊せずに布団で寝ようと思い、
たまたま空いていた民宿「中綱館」を利用。
年季のかなり入った佇まいだったが、
掃除が行き届いていて、
宿の方もとても感じがよく、
お里の家のような感じがした。


<七倉ダムから船窪小屋へ>

朝5時半に起きて身支度をして七倉ダムへ。

6時に着いた。
路上駐車を覚悟していたが思ったよりも空いていて、
駐車場は、余裕で停めることができた。

登山指導所で登山届けを書いてポストに投函。

6時10分に出発。
七倉尾根は、下ったことは一度だけあったが、
登りは初めて。

初めてのところをリハビリに使うとは。
まあ、いいか(笑)

橋を渡りトンネルの手前で右に折れて、
暫く行くと登山口の標識。
森の中のつづら折れの急傾斜を登っていく。
途中途中で脇道があるけど、
電力会社の巡視路かと思われる。
標識がしっかり立ててあるので、
それに沿って進めばよい。
一息ついたところが「唐沢覗き」らしいが、
白い世界で覗けるものはなかった。

さらに高度をあげていく。
ゆっくり目で歩いていたつもりだったが、
汗はダラダラ流れ、息が上がるし、
咳き込んでしんどい。
岩小舎に通過すると、また急傾斜。

こんなところあったっけ?
つくづく思うけど、記憶ってあてにならない。

平坦な森の中の道が暫く続いて、
そのあと待ってるのが鼻付八丁だ。
梯子が連続する険しい登りを咳き込みながら進む。

はしごの連続が終わったところで、
下山される方と行き合う。
どっかで見たことがある。
「(船窪)小屋の方ですか?」
と伺ってよくよく聞いてみると、
osanpoさんでした。

小屋のホームページをいつもチェックしてたので、
osanpoさんのことは、よく知ってます。
お会いできて光栄でした。

osanpoさんも、
5月の白山での滑落の日記のことを、
知っていたようで、
改めて「ヤマレコってすげえ」って思いました。

このあとは、辺りを覆っていた木もなくなって視界が開けてくると、
傾斜も緩やかになり、やがて「天狗の庭」へ。

高瀬ダムを眼下に、餓鬼岳や烏帽子岳が見える。
ここからは、ややシャリバテ気味でペースを落としたものの、
11時45分に、船窪小屋に着いた。


<船窪小屋にて>

インド修行をされたと言うトキさん、
そして、山のお父さんお母さん、
ヘンパさん、
ヘンパさんの部下らしきムカイさんからお出迎えを受けました。

ムカイさん、
日本語が上手でよく勉強されているなあと、
感心してました。
その後、ご本人が「日本人ですよ」とおっしゃられたので、

「帰化したんだ」

と勝手に解釈してしばらく勘違いをしてました。
申し訳ありません(笑)

それにしても嬉しかったのは、
自分のことを覚えてくれていたこと。

数ある山小屋というか、宿泊施設のなかで、
固有名詞で接してもらえるなんてなかなかないですよね。

ドリップコーヒーを片手に小屋の前のテーブルで
くつろぎタイム。
すっかり小屋に着いた後の定番になってます。

山々を見ながら、のんびりとした時間を過ごす、
最高の贅沢ですね!!

後から来た人たちと山談義も楽しい。

夕食はもちろん、
標高2450mの、電気も水道もないところとは感じさせない、
一品一品が手の込んだものばかりで、
本当に美味しかった。

夕食の後は、お茶会。
ムカイさんの司会で小屋のDVDを観ました。
昨年9月に放映された「天空の宿」は、
途中バッテリー切れで中断してしまいました。

お互いに自己紹介し合って、親睦が深まりました。

8時に就寝。

10時にふと目が覚めると、星空がキレイ。
まるで、星図。
外に出ると、ムカイさんが星空を撮影してました。

近日中にアップされるんでしょうか。


<翌日、Kさんと下山>
朝までグッスリ眠れました。
起きたのは4時45分、程なくして朝食。

朝食の後は登山靴を履いて、七倉岳へ。

七倉岳からは、やや遅かったけどご来光を拝み、
槍ヶ岳から剣岳まで見渡すことができた。

小屋に戻って身支度をして下山。
Kさんと一緒です。

Kさんは、前日針ノ木小屋から来た人。
蓮華の大下りで転倒し、こめかみのところに、
傷を負ってしまったんです。
幸い、血はすっかり止まり、
痛みも全然ないようでしたが、
大事をとって、予定を変更して七倉尾根を下ることに。

それならと、ご一緒することになりました。

かくいう自分も、肋骨が完全にくっついたとは言えず、
走ったり、強い衝撃があると、
肋骨がミシッと鳴る感じ。
状況は違えども、状態は似たもの同士ということで(笑)

6時に出発。

船窪小屋の人たちから、
「いってらっしゃーい」と見送られました。
「行ってらっしゃい」言われたら、
「ただいま」せないかんのやろね(笑)
今度も船窪小屋へ、そして針ノ木古道経由だなと思いながら下山。

途中2回ほど休憩を挟みながらも、
9時45分に七倉ダムに着いた。

怪我人2人でコースタイム通りは上々かな(笑)

下山後は、駐車場の前にある七倉温泉「七倉山荘」へ。
ムカイさん情報によると、この春改装したてらしい。
日帰り入浴は600円。
アブに追い立てられてあまりゆっくりできませんでしたが、
源泉掛け流しでなかなかのお湯でした。

談話室のようなところへ行くと、
前日船窪小屋に泊まり、先に下山した方たちが
スイカを食べてます。

なんとも美味そう…。

迷わず注文しました。
大玉のスイカ8分の1切れなんで結構な大きさでしたが、
シャリシャリをしていて、
みずみずしくて、甘い!
出されれば何個でも行けそうな感じでした。

温泉に入って、美味しいスイカを食べてこれまた至福のひととき。

ほどなくしてKさんも上がってきて、
ビールで喉を潤していました。

帰りは、Kさんを信濃大町駅まで送る途中で、
蕎麦をご馳走になりました。

「こばやし」という駅近くにある老舗の蕎麦屋さん。
塩の道そばを頂きました。
これまたうまーでした。

駅でKさんを見送り、実家へ帰りました。

久しぶりの登山になりましたが、
体調不良にかかわらずまずまずの結果。
船窪小屋の皆さんやご一緒した方々から元気を頂きました。
無理はまだできないけど、
これから徐々に登っていこうと思います。

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コメント

shirayamaさん、こんにちは。
リハビリ登山?第2弾ですか!!!

リハビリというより十分な登山だと思うのですが(笑)・・・

中々通な山へ行かれますね。レコ見たら行きたくなりました。3泊4日くらいでゆっくり山歩きしてみたくなるようなところですね。小屋の方達も親切そうですし・・・

もうリハビリと言わずどんどん行って下さいね。レコ楽しみにしてますよ
2012/8/19 16:55
HIDENORI-Tさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

リハビリじゃない…ええ、皆さんから言われました(笑)

去年夏にふと立ち寄ったのがきっかけで、
以来、ファンになりつつあります。

目的地は、七倉岳というよりも船窪小屋ですね(笑)
小屋の方たちのあったかい雰囲気が、
何とも言えない感じで、また行きたくなっちゃいます。

秋に向けて、ちょこちょこ行ってみようと思います。

HIDENORI-Tさんのレコも楽しみにしてます
2012/8/19 18:17
ちゃっかり行かれましたね
なんだ〜、行けるまで回復されたんですね、よかったよかった

そして私を出しぬいて〜、なんてね

これからもどんどん行きましょう。平の小屋からの企画、是非乗らせて下さい。

立山室堂−五色ヶ原から平の小屋へ降りて船窪へ上がるなんてのはどう?

私は16-19まで昨年と線対称に近い縦走してきました。レコなかなかまとまらないので気長に待ってて下さい
2012/8/20 0:53
ちゃっかり行っちゃいました
sakura0725さん、こんばんは。

いやいやいや、結果的に行けただけです。
しかも、体力はかなり落ちているので、
その現実を知って、心の落ち込みの方が大きかったり…。

まあ、3か月間、ナマコ状態だったのでムリもないですね。

ぼちぼち登っていきたいと思います。

室堂から五色のルートも良いですね!

レコ楽しみにしてますヨ。
コメントありがとうございます
2012/8/20 19:12
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