大混雑の雄山 ガスガスの剣岳 剱沢でテント泊
- GPS
- 29:35
- 距離
- 25.7km
- 登り
- 2,385m
- 下り
- 2,393m
コースタイム
0930 室堂
1018 一ノ越
1140~1210 雄山
1240~1250 大汝山
1300 富士ノ折立
1338 真砂岳
1420 別山分岐
1436~1452 別山
1500 分岐
1550 剱沢キャンプ場
<2日目>
0400 剱沢キャンプ場
0426~0442 剣山荘
0506 一服剱
0550 前剱
0730~0800 剱岳
0917 前剱
1000 一服剱
1022~1036 剣山荘
1100~1155 剱沢キャンプ場
1211 分岐
1233 剱御前小舎
1350~1405 雷鳥沢キャンプ場
1424 雷鳥荘
1500 室堂
天候 | 28日 晴れ、ガス 29日 ガス、晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
室堂から雄山 夏休みシーズンは、小学生の団体が多く渋滞します。 雄山から別山 気持ちのいい稜線歩きができます。 別山から剱沢キャンプ場 直接下るルートは、ガレていて急です。 テントなど、重い荷物を背負っていると、とてもキケンです。 剱御前小舎経由で行った方がいいと思います。 剱沢キャンプ場から剱岳(ピストン) 前剱への登りは急です。 特に下りでは落石や転倒に注意してください。 下りのここで、事故が多いとのことです。 鎖場はありますが、みんな登っているので大丈夫です。 下りのヨコバイだけは怖いです。 しかし、ここを通らないと帰れません。 最初の一歩は、勇気を出して、足場を探しましょう。 前に人がいるときは、聞きましょう。 その一歩さえ行ければ、あとは、鎖を離さなければ大丈夫です。 剱沢キャンプ場から剱御前小舎 黙々と登れば着きます。 剱御前小舎から雷鳥沢キャンプ場 割と急な下りです。 マイペースで下りましょう。 雷鳥沢キャンプ場から室堂 登りになります。 道は舗装されています。 マイペースでゆっくり登りましょう。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
2012年7月28日(土)29日(日)で、
映画「劔岳 点の記」を観て以来、憧れていた剱岳に行ってきました。
山を始める前は、立山も上高地も「観光地」だと思っていました。
まさか、登山口だったとは・・・。
立山は思い出の場所。
息子が小学4年生のときに、初めて父子2人旅に行ったところです。
(息子がホームシックになって大変でしたわ)
GWに雪の大谷を見に行きました。
その懐かしの地に、今度は一人で登山目的で立ちました。
いつものように、ムーンライト信州で向かいます。
信濃大町には5時11分に到着します。
扇沢へのバスは5時30分発。
余裕があります。
ここでワンポイント
アルペンルートの切符は信濃大町駅で買うべし。
11,200円とは高いですけど。
扇沢で切符を交換する必要がありますが、
そこで現金で買うとすごい行列です。
(交換する人はほとんどいません)
夏休みということで、扇沢には多くの人がいます。
当然ですね。
夏休みなんだから、アルペンルートも早朝から運転しているものと
思い込んでいました・・・。
しかし、しかし・・・
6時30分からの運転はお盆の期間。
この時期(7/28)は、始発が7時30分・・・。
無駄な1時間を過ごしてしまいました・・・。
扇沢は針ノ木岳への登山口でもあります。
テントを張って相談員の方がおられました。
天気が曇りぎみでしたので、相談してみました。
室堂から剱沢キャンプ場に行きたい。
目的は剣岳。
雄山、大汝山経由でぐるっと周って行けるか?
雷鳥沢経由で直接行った方がいいか?
昨日までは、快晴だったようですが、今日は曇りぎみ。
午後の天気は、???。
まぁ、大丈夫ではないかとのこと。
一応参考にさせて頂きました。
やっと切符の交換の時間になりました。
「交換」する人は3人だけ。
おかしいな。
信濃大町で切符を購入していた人は他にもいたのに・・・。
並んでしまったのでしょうか。
そうそう、荷物が大きい(10kg以上)と荷物代(200円)が別途必要です。
一杯並んでいましたが、トロリーバスには全員乗れるようです。
(立ちますけど)
黒部ダムに着きます。
ゆっくり展望台などに行って楽しみたいですが、人が多いので
先を急ぎます。
(しかし、ダムの放水に見とれて、出遅れました・・・)
3つ目はケーブルカー。
何とか2つめに乗ることができました。
変な動きが・・・
みんな切符を持っているはずなのに、窓口に何かを買いに行く人がいます。
まさか、ここまで歩いてきて・・・なんてことはありませんよね。
実は、帰りにわかったのですが、荷物代を払っていたようです。
私は、扇沢で荷物代を払っていたので、それで済んでいたと思っていました。
最初に荷物代を一括して払うようにしないといけませんね。
交通の経営母体が異なるせいでしょうかね。
扇沢から室堂までだと、合計900円掛かりますわ。
4つ目はロープウエイ。
ケーブルに乗る時に「2番目」の指定を受けているので、焦っても仕方がありません。
売店の方に尋ねました。
ロープウエイのどの場所に乗るのがお勧めかと。
後ろに乗って、黒部湖や針ノ木岳を見るのがお勧めとのこと。
その助言に沿って後ろに陣取ります。
いい景色でした。
今度は針ノ木岳と心に決めて。
5つ目は最後のトロリーバス。
トンネルには、青い電気で表示されている場所(破砕帯)があります。
水が出てきて、その対応に1年以上かかったとか。
バスで通れば直ぐですけど、ちょっと感動します。
また、黄色の表示で「立山直下」の表示も。
雄山の真下だそうで、700m上に山頂があります。
交通機関を待ったり、乗り疲れてやっと室堂です。
快晴でした。
ちょっとモクモクしている雲を気にしながら。
立山玉殿の湧水があって、みなさん水を汲んでいます。
(私は扇沢で(時間があったので)湧水を汲んできましたので汲みませんでした)
直接キャンプ場に行くか、雄山経由で行くか・・・。
モクモク雲を気にしながら・・・
トロリーバスで一緒になった方も雄山経由で行かれるとのことでしたので、
周回コースに決定。
しかし、しかし・・・
一ノ越あたりで目を疑います。
なにやら、山にトゲトゲが・・・・
よく見てみると。それは人・人。人・・・
雄山頂上まで繋がっています。
コースタイムで1時間、すると2時間掛かるのか・・・。
モクモク雲を気にしながら、戻るか・・・。
エイヤ、で行くことに。
やっちゃいけませんが、ショットカットコースで渋滞をパスして行きます。
(一人ではできません・・・
ほかの人に付いていきました。
結果的には、そんなに短縮できたわけではありません)
山頂にも人・人・人・・・
まるで富士山のようです。
さて、山頂に・・・・
何??
神社が立っていて、500円掛かる???
ここまで来て、「山頂」に立たないわけにはいきません。
500円払って、拝んでもらって、お神酒を頂いて・・・。
5分ぐらいでしたが。
人が多く、自分の写真を撮ることはできませんでした。
(この神社、儲かりますね)
ここから、大汝山に向かいます。
とても人が少なくなります。
このルートはお勧めですね。
途中から雷鳥沢に下れるようですし。
(急だといううわさあり)
途中で、ガスに覆われ、やはり雨か・・・と思ったら、すぐに晴れ。
この繰り返しが2〜3回ありました。
途中で・・・
私は目撃しませんでしたが、
先に巻き道を行った方が、真砂岳経由で行った私より後に来ます。
ゆっくり景色でも見られていたんだと思っていましたら、転倒して3mほど落ちたとのこと。
何もない普通の道。
私より少し年配だったでしょうか。
年齢と共にバランス感覚が衰えてきますから注意しないといけませんね。
(私は今まで2回転倒の経験あり
その方は、別山はパスされました・・・。
最後に別山があります。
だいぶん疲れていますので思案しますが、ここまで来たので行ってみます。
山頂からは、剱岳が真正面に。
ただ、山頂には雲がかかっておりました。
残念。
あとは、剱沢キャンプ場に行くだけです。
この下りは要注意です。
ガレていて、とても滑りやすい。
特に重いザックを背負っているとキケンです。
剱御前小舎経由で行ったほうがいいと思います。
16時前にやっとキャンプ場に到着。
ちょっと、遅いですね。
扇沢での待ちの1時間。
雄山での渋滞がなければ14時30分には到着できたと思います。
雷が鳴らなくてよかったです。
疲れていたので、場所も即決。
(紅葉の涸沢で、すごいところに張ったので、どこでもガマンできます)
早々、ビールを調達するために剱沢小屋に。
これが遠い。
片道5分(行きは下り、帰りは登り)
(雲ノ平の片道25分に比べれば天国ですけど)
このキャンプ場には、診療所(医者がいるのかは未確認)、派出所(おまわりさんは確認)が
あります。
派出所では、剱岳登山への注意点を聞きました。
・カニのヨコバイの最初の一歩が見えないので、身を乗り出して見ること
・前剱への登りは急(先ほどの別山からキャンプ場への下りより急とのこと)
特に帰りは、登頂後の気の緩みで事故が多いとのこと
とても参考になりました。
トイレは、雪渓を渡って行きます。
夜に酔っぱらうとキケンです。
水は2か所。
診療所近くは塩素で消毒されていますから、そのまま飲めます。
トイレに行く途中にあるところは生水ですから沸騰させてから飲んでください。
アルペンルートで知り合った方は2名。
1名はお酒は呑まれないとのこと・・・残念
もう1名は、読書等静かに自分の時間を楽しまれていたので残念。
結果、一人で剱岳を眺めながら、まったりと呑みました。
19時には寝ました。
<2日目>
2時に起床(してしまった)
出発時間を4時30分から4時に変更して出発。
最初はヘッドライトが必要です。
30分ほどで剣山荘に到着。
ちょっとお腹の調子が・・・、トイレを借りました。
ここに小屋があって良かった。
明るくなってきましたが、ガスっています。
天気はやむなしですわ。
最初から鎖が出てきたりします。
しかし、おばちゃんたちがいっぱいいますので。
変な安心感があります。
カニのタテバイ
名前は知っていました。
まっすぐに登るという感じ。
ボルトが打ってあるので、しっかり鎖を持っていれば大丈夫です。
そのあとは、気が付けば山頂って感じです。
ガスガスで何も見えません。
しかし、ここに来れただけでもうれしいです。
(特に高所恐怖症の私にとっては・・・)
なんとなんと、山頂で携帯(ドコモ)の電波が入ります。
電話をしている人が多かったです。
私も、mixiにつぶやきました・・・。
30分ほどマッタリして下山します。
直ぐに、カニのヨコバイ。
ここでした。
怖かったのは。
下りなので、余計に怖いんだと思います。
みんな「これ、シャレにならんで〜」なんて言っています。
その通りです。
鎖を放すとあの世ですから・・・。
だんだんガスも晴れてきて、山が見えるようになりました。
まるで「岳」の世界です。
剣山荘では、ガマンできずにビールを。
(テント背負って室堂まで行かなきゃいけないのに、誘惑に負けました・・・)
11時にキャンプ場。
6時間掛かっています。
(自分の計画より1時間多く掛かってしまいました)
テントを撤収して室堂に向かいます。
この3時間がツラかった・・・
(ビールのせいではないと思います)
特に、剱御前小舎から雷鳥沢キャンプ場への下りが。
時間が押していたので、残念ながらみくりが池温泉には入らず。
(室堂15時、翌日は普通に仕事ですから)
ギリギリ15時15分のトロリーバスに乗ることができました。
ロープウエイで出会いがありました。
同年齢ぐらいの女性でした。
ロープウエイでザックを端に立て掛けるときに少し話をして、そこから立川まで一緒。
その女性は、グループ(ほとんど男性で女性は一人)で早月尾根から剱岳に登り、
9泊ぐらいで折立まで縦走する予定だったようです。
しかし、剱岳に登って縦走は無理だと判断して、一人で帰ることにされたようです。
松本からの帰り方もあまり分からないようで、各駅停車で3回乗り換えて・・なんて言われてました。
(携帯の検索では、時刻表に沿った検索ができないとも言われていましたが・・)
まずは、信濃大町で「あずさ」の予約をしようとしました。
バスに乗っているときの検索では△表示で空席があったのですが、駅で予約しようとすると満席。
仕方なく、松本駅で自由席を狙うことに。
松本駅でも、自由席狙いの人が多いです。
どこに並ぶのがいいのやら・・・
駅員さんに聞いて、座席の多い車両を聞き出します。
(座席の少ない車両に並んでいる人が多かったのは不思議)
座席は確保できたものの、お弁当には長い列。
発車まで時間がありません。
松本駅を出てコンビニ(ニューデイズ)へ調達に。
かろうじて、おにぎりセット2つが残っておりゲット。
地酒とおつまみをゲットして、急いで席に。
その女性から、お礼ということでビールを頂きました。
いろいろな山に行かれているようです。
グループの方には、退職された方が多いようなので、
平日の複数日を利用した縦走が多いとのこと。
羨ましい限りです。
ヤマレコ、mixiのこともお話しましたが、ご存じありませんでした。
PCはあまりされないようで、コメントもないでしょうね。
名前も何も知りませんから・・・。
さすがに、室堂15時発、松本18時32分発、翌日勤務というのは
厳しい日程でした。
翌日からの会議は、寝ないようにブラックコーヒーを2本飲んで出席しました。
(寝ていたら、休日に山に行くなといわれかねませんからね)
1日目は最高の天気で立山を堪能できました。
2日目はガスガスの剱岳でしたが、充実感はありました。
雷鳥沢でマッタリ、針ノ木岳・・・
行ってみたいところが増えてしまいました。
元気に登りまくってますね!
剱岳とは
元気そうで何よりです
今度山に行くのは9月中旬以降ですかね?
山でマッタリしたい今日この頃です!!!
ありがとうございます。
行ってしまいました。
剱岳。
手足を使う登山でした。
雄山から別山への稜線のいいところでした。
富士見平小屋でTシャツゲットされたんですね。
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