白馬大池で楽園ビール!白馬三山〜大雪渓下り [栂池高原-白馬乗鞍岳-白馬大池-小蓮華山-白馬岳-杓子岳-鑓ヶ岳-大雪渓-猿倉]


- GPS
- 56:00
- 距離
- 21.2km
- 登り
- 1,922m
- 下り
- 2,512m
コースタイム
23:10 新宿西口BT
⇓ [中央高速バス 新宿-白馬線 \4500-]
-day1 8/16(thu)-----------------------------------------------------------
04:29 白馬八方BT
06:31
⇓ [アルピコ交通 栂池線 \500-]
06:58 栂池高原BS 着
07:30
⇓ [栂池パノラマウェイ \1720-]
08:00 栂池自然園
08:25
↓ 1h10
09:35 天狗原
09:55
↓ 1h20
11:10 白馬乗鞍岳 ▲
11:15
↓ 0h35
11:50 白馬大池
*テン泊
-day2 8/17(fri)-----------------------------------------------------------
04:25 白馬大池
↓ 1h50(休憩0h15含む)
06:15 小蓮華山 ▲
06:25
↓ 0h40
07:05 三国境
07:10
↓ 0h40
07:50 白馬岳 ▲
08:00
↓ 0h10
08:10 白馬山荘
*喫茶
08:40
↓ 0h15
08:55 白馬岳頂上宿舎
*テント設営
09:50
↓ 1h05
10:55 杓子岳 ▲
11:00
↓ 0h55
11:55 鑓ヶ岳 ▲
12:15
↓ 1h40
13:55 白馬岳頂上宿舎
*テン泊
-day3 8/18(sat)------------------------------------------------------------
05:05 白馬岳頂上宿舎
↓ 0h35
05:40 水場
↓ 0h10
05:50 避難小屋
↓ 0h20
06:10 葱平
↓ 0h30
06:40 大雪渓
06:50
↓ 0h35
07:25 大雪渓終了
07:35
↓ 0h20
07:55 白馬尻小屋
08:20
↓ 0h40
09:00 猿倉
*猿倉荘にて食事
*タクシーにて八方へ[猿倉→白馬駅 \3350-(相乗りOK)]
*みみずくの湯にて入浴
12:00 白馬八方BT
⇓ [アルピコ交通 特急長野-白馬線 \1500-]
13:15 長野駅
13:50
⇓ [長野新幹線 \7670-(指定席)]
15:26 上野駅
天候 | 1日目:ガス→晴れ→曇り 2日目:晴れ→ガス→曇り 3日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●登山道の状況 ・栂池高原→白馬大池 安山岩のゴロゴロとした道で歩きにくく、イメージよりも急坂で歩きにくい道でした。 ・白馬大池→白馬三山 特に危険個所はなし。 ・白馬岳→大雪渓下り 大雪渓にとりつくまでの道がかなり荒れていて非常に歩きにくかったです。 また大雪渓は落石が多いので、下りで使う場合はより注意が必要かと思います。 今回下山中も杓子尾根からの落石がかなりありましたので、一人が下っている間はもう一人は落石を監視という形で、交互に下山しました。 ●テン場の状況 ・白馬大池 土の地面で平坦でしたが、張り縄を止める石が全くなくペグが必要。またペグが刺さりにくい地面でした。 トイレはとても清潔でペーパーも常備してあり洋式便器もありました。 小屋では軽食も可。ビールやチューハイ、ワインなどの販売もあり。 ・白馬岳頂上宿舎 石をよけた土の地面。地面は柔らかいのでペグは刺しやすかったです。 トイレはお世辞にも清潔とは言い難く、ペーパーもなし。便器は和式。 小屋では軽食も可。ワイン販売あり。ビールは外の自販機で購入。 |
写真
感想
=念願かなった、白馬大池で楽園ビール=
山歩きを始めてからずっと行きたかったのは、雲ノ平(でビールを飲む)、五色ヶ原(でビールを...)、黒部五郎(以下同)、白馬大池(.....)。
ってビールかよっ!という感じですが、雲ノ平と五色ヶ原でビールは念願かなったので、あと残すは白馬大池と黒部五郎。
そんな白馬大池ビール呑む飲め山行はいかに?
=1日目 白馬大池でビール=
今年のお盆の夏山はどうもイマイチな天候続き。北アルプス北部も予報ではどうもパッとしない天気で、少しはマシそうな南アルプスの北岳と出発直前まで悩みましたが、「白馬大池でビール」という初志を貫徹し白馬大池→白馬三山に決定。
そんな感じで始まった1日目。
栂池高原はガスに覆われ、「湖畔でのビ、ビ、、、ビールが。。。」とテンションも下がり気味になりかけましたが、天狗原、白馬乗鞍岳と高度をあげるにつれ天候が回復し、白馬大池が見える頃には青空が。
「青空!ビール!湖畔でビール!!あと少しでビール!!」でまるで人参をぶら下げられた馬のごとく、到着するや否やソッコーでテント設営し、山小屋でビール×チャーハン&焼きそばで胃袋を満たし、その後はいよいよ念願の湖畔でビール!
山は緑、空は青く、透き通った水を貯えた池は湖のように広がりを持ち、穏やかな風が吹き抜け、「こんな楽園でビール飲んじゃっていいんですかー」状態。
絶景を見ながらビールを飲むのは登山者の特権ですよね。
そんなこれ以上ない充足した1日目はゆっくりと過ぎていきました。
=2日目 山荘でケーキ=
湖畔でビール作戦が大成功に終わり気分も体調も万全な2日目。今日は白馬三山登頂です。
心配だった天気も朝から晴れ。ただ午後からガス、雷雨注意となっていた為、まだ暗いうちから早出し、朝焼けの空がめまぐるしく色を変える中、白馬岳目指し歩きます。
右手に雪倉岳のたおやかな山容を見つつオレンジに輝く稜線を歩き小蓮華山にたどり着くと、目の前には白馬三山、そしてそれに続く後立山の大絶景が。
あまりの絶景に思わず(T ^ T)になりそうでした。1ヶ月半前まで、「この身体じゃもう二度と山に登れないんじゃないか」と悩んでいたのが現実じゃないみたいでした。
ほんと山はいいですね。この空間、瞬間を知ってしまうともうそこから逃れられない気がします。
そんな感慨にふけつつ後ろを振り向くと、そこには汗だくでゼーハー言ってるt2mountが。
「あーー、そうだ、今日は一人じゃなかった。この汗だくヤローも一緒だった(笑) チッ!」
t2によって一気に現実に戻され、白馬岳へと足を進めます。
三国境を過ぎガレ場を登ると信州側に切れ落ちた白馬岳の山容が。昨年の9月に2度計画するも2度とも台風で断念(−_−;)した白馬岳。1年越しの登頂です。
山頂からは杓子岳と鑓ヶ岳、劔岳、旭岳などなど360°の大パノラマ。
「ほんと来て良かったよ」と再び感慨にふけっているとそこに耳に入ってきたのは、
登山者A「白馬山荘で大休憩にしましょうか。」
登山者B「いいですねー。ケーキ食べましょうよ」
という会話。
「ケ、ケーキ?」
「ケーキ!」
「ケーキーーーーー!!!!!」
こうなったらもうダメです。頭の中はケーキ一色です。先程までの感慨は、「カンガイ?って日本語?」ってなくらいの勢いです。
こうなったらさっさと白馬山荘目指し下山です。
でたどり着いた白馬山荘のスカイプラザ。さすが日本一の規模の山小屋です。トイレは清潔、レストランも山のホテル風で、杓子岳と鑓ヶ岳を眺めながら食事ができます。
「なんという贅沢。このままビール?」といきたいとこでしたが、これからテント張って、残る二山をピストンせねばならない訳で(っつうかそっちがメイン)、頂上宿舎に下ってテントを張り、杓子と鑓のピストンに出発しました。
杓子岳と鑓ヶ岳のピストンに出発すると、予報通りガスってきました。
「ケーキ食ってる場合じゃなかった?」という感じでしたが雨の気配はまだなく、時折ガスが晴れると現れる、信州側に切れ落ちた稜線の絶景と越中側のたおやかに続く山並みの対比が美しく、後立山ならではの大絶景の稜線歩きが満喫できました。
無事白馬三山を登頂し、頂上宿舎のテン場に戻ってくると、朝は数張りだったテントも数十張りに。しかも団体ばかりという感じで賑やか。
隣の山岳部の学生が夕飯の準備に入る中、白馬三山登頂の祝杯をあげねばという事で、小屋でおでんと鶏唐、ポテトをつまみにビールで祝杯をあげた後、間髪いれずに夕飯の準備をし、またもやビールという感じで、いつものごとくカロリーオーバーな1日が更けていきました。
=3日目 大雪渓。落石注意で交互に下山=
最終日。今日は大雪渓を下山します。
朝、本日も晴れ。夕方には東京に戻らなければいけないので、朝日を正面に浴びながら下山します。
ただ気になるのは落石の多い大雪渓を下るという事。実際、下っている最中も杓子尾根から音をたてて石が転がっていました。
朝一で大雪渓を登ってくる人もほとんどおらず、落石が起こっても気付きにくい状況でしたが、後ろを気にしながら下るのも限度があるため考えたのが、一人が下ってる間はもう一人が落石監視して、交互に下山するというもの。50m程下ったら声をかけて交替するという感じです。
そんな交互作戦で大雪渓の下りをちゃっちゃと終え白馬尻小屋へ。
白馬尻小屋には予定よりも早くついたので、結露で濡れたテントを乾かしつつ休憩。少し身軽になって無事猿倉に下山となりました。
=まとめ=
事前の山の天気予報では、雨、ガス、強風や落雷などの予報だったのですが、蓋を開けてみれば3日間とも雨に降られる事もなく、風は穏やか、白馬岳の絶景満喫する事ができました。
それになんといっても、念願かない白馬大池を眺めながらビールを飲めて、大満足の山行となりました。
さて、次はいよいよ、、、黒部五郎でビールだ!!
おはようございます、zawadaさん、t2mountさん
復活以来天気に恵まれてますね〜
特に今回のお盆は天気に泣いているユーザーさんが多い中
このくらい晴れてくれればビールもさぞかし旨かったかと
今回の山行は私からすると模範的山行です。
1日あたりの行動時間を抑えて早めにテン場に着き
周りの山を眺めつつ、日の高いうちからビール…
登山者とはかくあるべし、と個人的には思います。
しかし実際には連休のほとんどない身の上としては今回のコースだと
1泊2日で組んでヒーコラ言いながら下山することになっちゃいます
ただでさえ貧弱脚なんだから今回のようなゆとりのあるプランは
見習うべきだとわかっちゃいるんですが
それにしても白馬もいい所ですね。なかなか行けないのに
行きたい所がどんどん増えちゃって参りますな〜
はじめまして zawadaさん。
Kazz1と申します。
今回は天気予報が良いほうに外れて、その分感動も大きかったです。
(前日までまったく期待しておらず、今回は下見でいいや、位に思っていましたので。)
というのもあって白馬三山縦走は予定しなかったんですが、zawadaさんのようにピストンという手もあったんですね。
18日の朝は南の空があまりにも美しかったのでよっぽど行こうかなと思ったんですが、となりの旭岳に寄っただけで下りてしまいました。
まあ、行きたいところを残しておくのも次回のモチベーションになっていいですね。
ところで、雲ノ平でビール、五色が原でビール(以下続く‥)というのは、わたしも激しく賛成です!
そうなんです。今までの雨男
muscatさんに模範的山行と言っていただけると嬉しい限りです
ただバリバリ歩く方々から見れば、こんなの
僕の場合はどうもですね、「どこどこの山に登りたい!」というよりも、「どこどこのテン場で
白馬いいですよ。信州側の切れ落ちた険しい山容と、越中側のたおやかな山容が両方楽しめて、1粒で2度おいしぃという感じです。
今回、僕らは途中で
ほんとに今回の天気予報はいい方にはずれてくれましたよね!
風も穏やかで暖かく、過ぎゆく夏山
kazz1さんは旭岳に行ってきたんですね。白馬岳の圧倒的な知名度のせいか僕も今まで知らなかったのですが、旭岳綺麗な姿でしたよね。
旭岳から続くたおやかな緑の清水尾根の稜線は、かなり心ひかれるものがありました。
いつか旭岳から清水尾根を下って歩きたいです。
雲ノ平で
あー、早く黒部五郎でカール見ながら
8月19日に栂池自然園から白馬頂上宿舎まで歩いてきたんですが、霧と雨でほとんど何も見えませんでした。晴れていたらこんなにきれいな稜線だったんですね。
zawadaさん、こんにちは!
ご近所のmiouです。
白馬三山!素晴らしいですね〜
鑓はまだ行ったこと無く、またいつかノンビリと鑓温泉コースで下りたいと思っていたりします!
でも、雪渓の下りはもうイイかな・・
10日程まえに行った唐松岳から、とてもよく見えていて、鑓と槍と劔は垂涎ものでしたよ
やはり、良い天気で、の〜んびり過ごす山は良いです!
五郎もますます良いこと、祈ってます!!
Altさんは19、20日と行ってらしたんですね。
18日に下山した時、タクシーの運ちゃんが「明日からはしばらく晴れるぞー」と言ってたので、晴れが続いてるもんだと思ってました
>晴れてたらこんなきれいな稜線だったとは
その気持ち、よ〜くわかります。
僕も昨年、裏銀座から雲ノ平〜槍と縦走した時は連日ガスガスだったのでほとんど何も見えず、他の方のレコを見て、「ここ通ってるはずなのにこんな景色は見ていない。。。」
ので、裏銀座はいつかリベンジをと企んでいます。
山は逃げないですもんね
miouさん、こんばんは!
いゃぁなんとか
出だしは「う〜ん。。。」という感じの天気だったんですが、なんとか白馬大池の湖畔で
大雪渓の下り、miouさんが仰る通り結構辛かったです。終始足に力を入れてる状況が続いたせいか、かなり筋肉が疲労しました。
予報があまり良くなかったので気持ちが萎えてたのですが、miouさんの奥穂のレコを見て、例え
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