■呼ばれて登って【常念岳】ヤマレコユーザーさんと嬉しい出会い♪
- GPS
- 09:28
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 1,908m
- 下り
- 1,926m
コースタイム
天候 | 晴れ 後 ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
もっと近い退避スペースのようなところに止めている車もありましたが、バスも入ってくるところなのでそれがいいのかどうかは不明。 トイレは登山口にあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特にありません。 初めての道でしたがヘッデンだけで王滝ベンチまで普通に歩けました。 登山口に相談所があって、そこでしっかり登山届の提出を促されます。 事前に作成しておくと早いです。 トイレは登山口、常念小屋(キャンプ地)にあります。 |
写真
感想
常念岳。
前から気になっていて登る日程を色々考えていたのですが、
こないだ白馬岳の帰りにいかにも「早く登りに来て〜」と言わんばかりの
激しい光を放っていた(笑)のを見たのでやっと登りに行ってきました。
本当は蝶ヶ岳に縦走も考えたのですが、、、まぁ今回は常念岳に絞って登ることに。
23時頃自宅を出発。
駐車場に着いたのは3時前だったかな。
すでに第一駐車場はいっぱいで、第二の方に止めました。
またまた満天の星空です。
時間が来るまで少し仮眠。
4時過ぎ駐車場を出発。まだ暗いのでヘッデン装着。
登山口まで舗装路を歩きます。
思ったより距離あるんですよねぇ。
道の脇のちょっとしたスペースに止めてある車を恨めしく思いながら登りました。
後ろからバスが二台追い越して行く。
うゎ〜、、、団体さんもう来ちゃったよ。。。
灯りが見え、登山指導所にたくさんの人がいるのが見えた。
先ほどのバスの人たち。まだ準備中らしい。
いきなり指導所の人に「登山届出してー」と言われたけど、まずはトイレに行かせてください。
登山届は家から用意してきたのでそれをそのまま提出。
「日帰りだね。行ってらっしゃい。」
色々訊かれるかと思ったけれど意外とすんなりでした。
それにしても早い時間から指導所開いてるんだなぁと感心。
【登山口〜大滝】
4時半出発。まだ暗いです。
今日はまだ誰も登ってない感じ。
とりあえず暗くても安心して歩ける登山道です。歩きやすい。
山の神で参拝。
緩やかな登りなのでそれほど汗もかきません。
涼しいし。
海岸のような砂地なので水捌けも良さそうです。
足にも優しい。
5時を過ぎると明るくなってきました。
途中目の前に沢が立ちはだかり、行けそうだなと思いましたが、
右に高く巻き道があったのでそちらを登ってみました。
おそらく増水時にこの高巻き道を使うのかなと。
数本の木を渡した橋などが何度も出てきます。
濡れているので滑らないように。
大滝。
地図では王滝ベンチとあります。
どっちが正しい???
【大滝〜】
大滝でちょっと朝ごはん休憩。
涼しいです。
もうそろそろ夏山も終わりなのかな〜と感じさせるような涼しさ。
木陰が続きますが、たまに見える空は青くて嬉しくなる。
目指す常念岳もちらちら見えてきます。
お花たちもたくさん。
知らないお花もたくさんあり、調べるのに苦労しました。
でも似たようなのがあって見分けがつかないのもあります。
【胸突八丁〜】
ここから急登になるらしい。
ここまでがずっとなだらかな登りだったのでこんな名前が付いてるのかもしれませんが、言うほど胸突でもないです。
距離も短いし。
お花もたくさん咲いているので元気に登れます。
昨日から登ってた方たちがたくさん下山してきてすれ違いました。
最終水場を過ぎると、また登りが少しだけキツくなります。
胸突よりこっちの方が疲れそうです。
でも短いスパンで第一ベンチ〜第三ベンチがあるので休みながら登るといいかも。
キツイ〜という感じはありません。
第三ベンチを過ぎると、常念岳の美しい稜線が見えてきます。
そうなるとテンションも上がりっぱなしで。。。
でもまだまだ山頂までは距離があるので前に歩いている人のペースに合わせて
体力温存しながら登りました。
【常念乗越】
稜線に出ると、常念小屋があります。
本来ならばその後ろにどーーんと槍ヶ岳が見えるはずなのですが、、、
雲で隠れてました。
むーーー。。。
シャイなんだな、まったく。
とりあえずシャリ補給。
横通岳ははっきりと見え、北穂高岳や大キレットも見えてます。
なんとか雲が取れないものか。。。
【山頂へ】
ここでザックをデポして山頂へ登る人も結構いましたが
私たちはそのまま登ります。
見た目緩やかな登りに見えるのですが、、、岩がゴロゴロだし結構ハードっ。
登っている合間に槍が雲から出てこないか注視。
出てきた出てきた♪
少しずつですが、穂先を覗かせ始めてくれます。
上まで登ればもっと見えるかな。
山頂から下りてきた女性に「槍ヶ岳とか見えました〜?」と訊いてみると
「見えましたよ。富士山も見えました♪」とのこと。
えー。いいなぁ。。。
槍はなんとか見えそうだけど、、、下から立ち込めて来ているガスが気になる。
今からだと富士山はちょっと無理かもなぁ。
ガレ場が続く。
浮き石などに気をつけながら登る。
登るにつれて槍ヶ岳がやっと雲間から姿を現してくれた♪
山荘まで見えてる♪
こんなに近い槍ヶ岳は初めてだ♪
そういえば、焼岳からの槍、立山からの槍を今まで見て、
今日は常念岳からの槍が見ることができた。
あとは、、、笠ヶ岳方面から見れば四方から槍を見たことになるなw
いつか未来の目標として。
それにしても登っても登っても山頂はまだ遠く。。。
食べても食べても減らないラーメンを食べているようで。。。
乗越からなら山頂はすぐだと思っていたけれど結構距離ある感じです。
槍ヶ岳はこれから先はすっかり雲隠れ。
山頂でも見れたら最高だったけれど、途中見れただけでも良かった♪
振り向くと鷲羽岳や水晶岳も見えてきたし。。。
登れば登るほどいろんな山が見えてくる♪
ガスがだんだんと忍び上がってくる。
できるだけ早く頂へ登らないと。
やっとのことで常念岳山頂到着。
祠の前で記念撮影。
三股方面から登って来られた親子2人連れの方の写真を撮ってあげる。
(なんとこの親子さんもヤマレコユーザーさんでした。)
蝶ヶ岳の方はやっぱりガスガスでほとんど見えない。
稜線が少し見えてるだけ。
富士山ももちろん見えませんでした。
もう少し早く登ってれば見えたかな〜。
山頂付近で少しゆったりしていると、向こうの方で何か蠢(うごめ)くものが。。。
もしや。。。
もしやもしや。。。
ガスってきてるし??
目を凝らしてよーく見ると
雷鳥♪(´∀`)
3羽の雷鳥がひょこひょこ散歩してます!
みんな幼鳥のようです。
かわいい〜♪
生息しているのは知ってるけど、まさか会えるとは。
こないだ御嶽山で雷鳥のヒナに会い、できれば成鳥になる手前の雷鳥にも会いたいな〜と密かに思っていたところだったので大感激っ♪
しかも今までで一番距離が近いw
かわいい写真も撮れて大満足♪
登って来て良かったぁ〜。
常念岳さま。呼んでくれてありがとうですw
蝶ヶ岳から縦走してきたという富山から来たファミリーとも少し談笑。
富山にあるバスケのチームの名前が‘グラウジーズ’で雷鳥Grouseから付けたという話などを聞きました。
※Grouseは羽の色変わりが無い雷鳥の種類だそうです。
楽しい時間もあっという間。
ガスもますます上がってきて視界が悪くなりそうだったので下山することに。
【下山〜】
下るにつれてガスが濃くなる。
もう今日はずっとガスなのかな〜?
常念乗越まで戻り、常念小屋に寄ってバッジとソフトクリームを購入。
常念小屋も素敵な感じですね♪
私が泊まってみたい山小屋にランクインです。
トイレはキャンプ場にあるということなので拝借。
100円。水洗ではありません。
ガスガスの中、下山します。
乗越を出てベンチ通りを下っていると、下山者を待ってくれている登山者がいました。
あれ??
見たことある。
もしや。。。
と、足元を見たらハナちゃんが。。。wwww
もう絶対そうだ。と思い、勇気を出して声をかけました。
「hanameizanさんですか?」
「どなたですか?」と訊かれて「ヤマレコのmizutamariです。権現岳のベンチの件でコメントいただいた。。。」
「あ〜っ」
ここでhanameizanさんとハナちゃんに会えるとはっ。
嬉しい嬉しい♪
ハナちゃんがいなければわからなかったかも。
hanameizanさんは奥さまとハナちゃんとでいらしてました。
(気を利かせていただき、我々は首から下の写真だけ撮っていただきました。ありがとうございました。)
ハナちゃんすごく人懐っこいので可愛い♪
私の右足に可愛く飛びついてきてくれたおかげで、右足に元気もらいました♪
ありがとー♪
会ったことはないけれど、文字だけで知ってる人に山で偶然会うのって面白いな〜♪
その他、下山時のエピソードは特にありません。
登ってきた道をのらりくらりと下りました。
【まとめ】
常念岳に呼ばれて登った甲斐がありました。
槍も見えたし。
雷鳥にも会えたし。
hanameizanさんたちにも会えたし♪
盛り沢山の山行でした。
今はこうして別の山から槍を見て喜んでいますが、
いつかは槍自体に登りに行かなくてはいけませんね。
【目安】
体力度 ★★★
危険度 ★ (ガレ場浮き石気を付けて)
整備度 ★★★
眺望度 ★★★★
山スカ度 ★★★★
※上記は、2012年8月19日時点での個人的な評価です。季節や天候によって大きく変化します。
常念、呼ばれちゃったら行くしかないですね♪
自分も常念岳はいろいろと思い入れのある山なので好きな山の一つです。
乗越から先は結構きついですよね。
近そうで遠くて一回偽のピークに騙されるw
そこまでとのギャップも大きいからかも。
三股からの蝶、常念の周回ルートだと更にキツいです。
笠も槍も黒戸を日帰りしたmizutamariさんなら頑張れば日帰りできるのでちょっと足を作り込んでチャレンジしてみてくださいな♪
余談ですが食べても食べても減らないラーメン食べた事あります。興味ありましたら「ぼんち食堂」で検索してみてくださいw
コメントありがとうです。^^
高速で通るたびに常念岳が気になってましたけど、やっと行けました。
乗越からは楽に登れると思い込んでいたのでその分キツく感じてしまいました。
いつか蝶にも登りたいけれど、できれば常念との稜線歩きがしたいです〜。
でも雲が沸いてくる時間が結構速いので競争になりそうな。。。
笠はなんとか日帰り行けそうだけど、、、槍。。。槍はどうかな〜
マジで走り込まないといけませんね。
噂のぼんち食堂ですね。
画像見ただけでお腹壊しそうなんですけどー
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