秀麗富嶽十二景のお伊勢山と小粒でもぴりりと辛い花咲山
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- GPS
- 05:00
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 529m
- 下り
- 638m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
高尾08:45(JR中央本線) 初狩09:33 復路: 大月14:47(JR中央本線) 高尾15:24 |
写真
感想
この3連休の内、一番天気が良くなった最終日に軽く登山をしようということになった。
軽く登山だがせっかくこの時期なので富士山が見える山がいいということで、大月〜富士急沿線の山にしようと探して見つけたのが「お伊勢山」だ。
この山聞いたこともなかったのだが、大月市の秀麗富嶽十二景に選ばれているのだ。
今日は一緒に行く友人の内一人が早めに帰りたいとのことだったので、その十二景の中でも一番手軽そうな「お伊勢山」にすることにした。
今年の冬は暖冬で冬型が長続きしないが、今日は久しぶりに冬型の快晴になった。
高尾駅は相変わらず高尾山登山者で賑わっていたが乗り込んだ中央本線には登山客は少なく、ほとんどが陣馬山登山であろう藤野駅で降りて行ったのは、時間のせいだろうか。
初狩駅で降りたほかの数人の登山者は高川山に向かっていったようで、お伊勢山へ向かって甲州街道を歩くのは我々の他は1人だけであった。
お伊勢山は山といっても丘程度の標高で、近所の裏山といった趣だ。
ここは真木五福の里と名付けられ複数の神社を巡れるようになっていて、ちょうど新年にふさわしいいい場所だった。
年末年始は海外に行っていて初詣ができていなかったのだが、所縁のある大月で初詣をすることができてよかった。
お伊勢山のところは観光名所にしようとしたのか、ソメイヨシノがたくさん植えられていて、春には富士山を見ながら花見をするのによさそうな場所だ。
ただ、ソメイヨシノが場所にあっていないのか生藤山と同じようにちょっと弱っているように見える。
山に植えるのだからヤマザクラにすればいいのにと思う。
お伊勢山の先に進むと大月市秀麗富嶽十二景の選者である白簱史朗氏の大きな石碑のある墓地に出る。
ここが「真木お伊勢山」になるようだ。
ちょうど富士山もよく見えるし日当たりもいいのでここでお昼にすることにした。
地元の方がそこのテーブルを使えばいいのにと声をかけて下さったが、いやいやそこはお墓の中に設置されたテーブルであり、他人の我々が使わせてもらうのには恐れ多い。
地元の方は手を合わせればいいんだよとおっしゃっていたけれど。
富士山には季節風が激しく当たり、雪煙が舞い上がっている。
風は少々冷たいが、陽射しは暖かく富士山もよく見えるし、友人たちと年末年始の話などをしているとあっという間に1時間は経ってしまった。
初狩駅までもと来た道を戻るのはつまらないので、軽く花咲山を越えて大月駅まで歩くことにした。
が、この花咲山、山と高原地図で破線コースなだけあって、思った以上に難路だった。
胎内仏道の岩のところも道は不明瞭だし、アップダウンがかなり激しく、しかも岩殿山と同じく付加体起源の砂利混ざりの堆積岩で砂利は浮いているし、そこに落ち葉が大量に積もっているので、下りが特に滑る。
地元の方が付けてくれたロープもなぜかわからないが細かくちぎれてしまっているところもあり、なんなんだろうとなぜか楽しかった。
登山道もまき道なんて言う発想はないのか、尖ったピークをばかみたいに何度も直登、直下降するように付けられていて、楽しくなってしまう。
山を歩いているときは本当に楽しい。
下りで勢いがついたのでそのまま走ったら、狭い登山道を踏み外して崖下に転落しかけたが、怖いというよりはなんだか笑ってしまう。
これはもうちょっとしたクライマーズ・ハイ状態だ。
楽しみすぎて事故を起こすと他人に迷惑をかけるので少しは落ち着かなくてはいけない。
ということで、この花咲山、岩殿山の延長線上にあるだけあって地図で見る以上に小粒でもぴりりと辛い山であり、思った以上に時間がかかった。
大月駅で大好きな「厚焼木乃実煎餅」を買って帰ろうと思ったのだが、前はホーム上の売店で売っていたのだが今は改札外の観光案内所でしか買えない。
が、入ってみると案内所の人が電話中で買えず残念だった。
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