信越トレイル 2泊3日でスルーハイク

2012年08月19日(日) ~ 2012年08月21日(火)

• GPS: 49:58
• 距離: 63.8km
• 登り: 3,673m
• 下り: 3,762m

コースタイム

1日目
まだらお高原・山の家13:13−13:37チロル前登山口13:40−14:38斑尾山14:40−15:27ルピナストレイル終点（県道97号）−15:52信越トレイル合流−15:57万坂峠15:59−16:57袴岳17:00−18:00赤池テントサイト

2日目
赤池テントサイト5:00−5:50沼の原湿原入口5:52−6:17希望湖−6:42毛無山6:43−7:12湧井新池−7:20水場7:28−8:03湧井8:04−8:44富倉峠−9:07ソブの池9:08−10:16黒岩山10:20−10:48太郎清水11:01−11:07桂池−10:501つ目の沢−12:24仏ヶ峰登山口12:38−13:28三角点−13:51小沢峠−15:31鍋倉山15:35−16:29筒方峠16:29−16:47関田峠16:48−16:59アプローチトレイル分岐−17:23グリーンパル光原荘

3日目
グリーンパル光原荘4:59−5:18信越トレイル合流−5:38梨平峠5:40−6:30牧峠−6:59花立山7:01−7:28宇津ノ俣峠−8:02まぼろしの池8:03−9:16伏野峠9:19−9:50須川峠−11:15野々海峠11:16−12:00深坂峠12:08−12:34三方岳−13:30天水山14:41−15:11松之山口

天候

1日目　晴れのち曇り　2日目　晴れ　3日目　晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

行き　東京8:16−長野新幹線−9:59長野10:15−JR−11:01飯山12:30−飯山コミニュティバス−13:32八坊塚

信越トレイルからの下山　松之山口から宿まで宿の車で送迎

帰り　飯山8:51−JR−9:41長野10:00−高速バス−13:40新宿駅西口

コース状況／危険箇所等

斑尾高原周辺は信越トレイルの他にもトレッキングトレイルが存在しています。（1箇所道を間違えました）。
道標は次に目的地までの距離も表示されていて非常によく整備されています。
危険と思われる箇所は特にありません。

水場について
オフィシャルマップに記載されているルート上の水場は涌井新池付近の湧き水と桂池手前の太郎清水（夏場涸れることもある）の2箇所。
赤池テントサイトの水場はそのままでは飲用不可、公式の水場以外の沢などから水の補給する場合もあるので必ず浄水器の携帯を。
1000m前後の標高を歩く信越トレイルは夏場は暑く多量の水を消費するので多目の水（今回は1日最大3・3ℓ）の携行をお勧めします。水がなくなったらアウトです。簡単には補給できません。

ルート上、一般道を横断する付近にも自動販売機は見かけませんでした。
ルートから離れた関田峠付近のグリーンパル光原荘には入口横に自動販売機があります。またシャワー付きで素泊まり2,500円で宿泊できるので利用価値は大きいと思います。ただし予約が必要（テント泊の場合も）です。

今回下山後に宿泊したのが高社山麓みゆきの杜ユースホステル。
オーナーは信越トレイルのガイドとしても活動しています。登山口、下山口までの送迎にも相談にのってくれるのでハイカーにとって頼もしい存在です。
お世話になりました。

写真

8/19 13:13

まだらお高原・山の家を13:13スタート。

8/19 13:37

チロル前登山口の看板

8/19 13:39

チロル前登山口を13:40出発。

8/19 14:00

14:00、ゲレンデの直登から九十九折れに変わるところ。強い陽射しに悩まされました。

8/19 14:27

もうすぐ稜線。ブナのトンネルがお出迎え。

8/19 14:39

斑尾山山頂。14:38到着。

8/19 14:50

斑尾山から少し下ると左側の視界が開け眼下に野尻湖が望めた。

8/19 14:55

きれいな蝶。アサギマダラかな？

8/19 15:06

ゲレンデを快調に下っていると思っていたら・・・。

8/19 15:27

コースミス。ルピナストレイルを歩いました。暑さでボーッとしていたのか。地図で迂回ルートを確認して歩き始める。

8/19 15:52

信越トレイルに合流。

8/19 15:57

15:57、万坂峠に到着。コースミスで30分ほどのロス。

8/19 16:17

袴岳への分岐。

8/19 16:57

16:57、袴岳山頂に到着。ベンチがありました。黒姫、妙高が見えるはずですが雲に隠れていました。

8/19 17:35

17:35、林道にでました。

8/19 17:56

赤池の休憩小屋。トイレ、水場有。水場は飲めませんと表示してあります。浄水器を使用。

8/19 17:58

休憩小屋からテントサイトまでは2分ほど。

8/19 18:00

赤池テントサイト。18:00到着。予想通り他には誰もいません。

8/19 18:11

入口近くにツェルト設営。必要最小限の6本のペグですませる。

8/20 5:04

2日目。

8/20 5:06

ぶな林トレイルへ。

8/20 5:16

5:16日の出。

8/20 5:51

沼の原湿原入口。トイレ有。

8/20 6:00

展望の良い「生命の森」植樹場所に到着。6:00。
進行方向に毛無山。

8/20 6:00

左には妙高。

8/20 6:01

振り返れば斑尾。

8/20 6:05

ホタルブクロ。

8/20 6:17

希望湖。バックは斑尾山。

8/20 6:18

毛無山への分岐。少し進むと右にトイレ。

8/20 6:42

6:42、毛無山山頂。

8/20 7:13

涌井新池を経由して農道へ。

8/20 7:15

8/20 7:16

8/20 7:20

農道を歩いていると水の音が。左側に湧き水ポイント。貴重な水場です。7:20到着。

8/20 7:28

水は勢いよく出ています。頭から水をかぶり冷却。7:28出発。

8/20 7:30

8/20 8:03

涌井到着8:04、第2セクション終了。国道292号を横断。

8/20 8:06

第3セクションのスタート。国道を渡ってから民家へと続く道を歩く。道沿いにコスモス。

8/20 8:44

富倉峠到着。

8/20 8:56

大将陣跡。

8/20 10:05

直射日光を遮ってくれると幾分か楽になります。

8/20 10:11

黒岩山への急な登り。

8/20 10:16

10:16、黒岩山の五角形の東屋に到着。ザックを降ろし少しの間ベンチに横になって休憩。

8/20 10:40

大きな倒木。足の置き場をカットしてあります。
随所にこうした細やかな整備のあとが見受けられました。

8/20 10:40

太郎清水への分岐。

8/20 11:00

チョロチョロと流れています。ここでも頭から水をかぶって冷却。夏場は涸れることもあるとか。桂池まではあと少し。

8/20 11:36

桂池を経由して仏ヶ峰登山口まであと1.5km。このあと沢を二つ通過。

8/20 11:50

一つ目の沢。前後のアップダウンが厳しい。
太郎清水が涸れていたらここで水の補給も可。ここは公式の水場ではないので飲み水として利用の場合は浄水器の使用をお勧めします。

8/20 12:13

二つ目の沢。

8/20 12:24

仏ヶ峰登山口。12:24到着。少し登って日蔭を探して休憩。

8/20 12:43

仏ヶ峰からはゲレンデを直登。振り返れば飯山の田園風景。

8/20 13:28

仏ヶ峰手前の三角点。標識がなくわかりづらい仏ヶ峰のピークはもう少し先。

8/20 14:13

小沢峠先。まだ若いブナの美林。

8/20 14:32

蝶と花。信越トレイルでは多くの蝶を見かけました。

8/20 14:33

鍋倉山遠望。少しガスがかかってきました。

8/20 15:08

苔の緑が美しい。

8/20 15:31

鍋倉山山頂。15:31到着。

8/20 16:48

関田峠。舗装路を横断したところ。舗装路を左に進んでもグリーンパル光原荘に着くが忠実に信越トレイルを進むため直進。

8/20 16:59

関田峠から11分。ひとつピークを越えてアプローチトレイルの分岐。

8/20 17:21

17:23グリーンパル高原荘到着。後半は完全にスピードダウン。暑さと寝不足が響いたようです。テントサイトをキャンセルして素泊まりの館内へ。

8/21 4:58

3日目。グリーンパルを4:59出発。入口横に貴重な自販機があり24時間利用可能。ただしお釣りのないようにお金を投入しないと購入できませんでした。値段は下界と同じで缶120円、、ペットボトル150円でした。

8/21 5:10

アプローチトレイルの登り。余り利用する人がいるとは思えない道だがきちんと整備してあります。

8/21 5:18

信越トレイル本線に合流。5:18。昨日の下りよりも時間がかかっていません。

8/21 5:31

朝日が差し込んできました。

8/21 5:33

8/21 5:38

梨平峠。5:38到着。

8/21 6:10

牧ノ小池。

8/21 6:26

前方に花立山。牧峠手前から。

8/21 6:30

牧峠。6:30到着。

8/21 6:55

花立山の影。

8/21 6:59

花立山。6:59到着。

8/21 7:00

花立山からの眺め。うっすらと日本海も見えました。

8/21 7:29

宇津ノ俣峠。7:28到着。

8/21 8:02

まぼろしの池。8:02到着。

8/21 8:19

ブナの根。

8/21 8:51

菱ヶ岳。

8/21 9:16

9:16、伏野峠に到着。

8/21 9:50

9:50、須川峠に到着。

8/21 9:59

8/21 10:13

変な形のブナ。

8/21 11:16

野々海峠。11:15到着。

8/21 11:32

野々海峠と深坂峠の間にある長野県最北地点。11:32通過。

8/21 11:53

根曲がりブナ。

8/21 11:58

峠手前の馬頭観音。

8/21 12:07

12:00、深坂峠に到着。ここで宿に連絡。松之山口に15:30にお迎えが来ることに決定。この先の行程にだいぶ余裕が生まれました。

8/21 12:31

三方岳への短いが急な登り。

8/21 13:11

天水山（右）が見えた！

8/21 13:35

13:30、天水山到着。信越トレイルのゴール。

8/21 14:28

山頂で時間調整のため30分ほどお昼寝。横になりながら上を見上げて。

8/21 14:31

天水山山頂にて。

8/21 14:40

今回使用した道具達。35ℓのザックは今回その容量をはじめて使い切りました。

8/21 14:58

松之山口への分岐。

8/21 15:05

最後にまたブナの美林。

8/21 15:11

15:11、松之山口に下山。天水山からちょうど30分。宿からのお迎えの車を待つ。

撮影機器：

Caplio R7 リコー

感想

nipe

今回のウェア
ドライレイヤー　ファイントラック・フラッドラッシュパワーメッシュ
ベースレイヤー　ファイントラック・ラミースピンドライジップT
パンツ　　　　　ファイントラック・ストームゴージュパンツ

1日目
最寄の駅に着きホームで電車を待っている時、何気なく携帯電話を探したら見当たりません。「しまった！テーブルの上だ。」改札に戻り公衆電話から自宅に連絡。妻に車で持ってきてもらいました。
電車は1本遅れですみ、東京駅からの新幹線には予定通り乗車できましたが波乱の幕開けとなりました。

斑尾高原の登山口までは飯山駅からバスが1日4本（夏場）でています。
1便が8：05、2便が12：30。朝家を出発すると1便には間に合わないので2便を利用することになり歩き始めが午後になります。
終点の八坊塚（迂回ルートで運行しているため。通常の終点は斑尾高原）で下車し、ビジターセンターのまだらお高原・山の家でトレイルの最新情報を聞いてから13:13分にスタート。
登山口のチロル前までのルートは少し判りづらく地図を確認しながら歩きました。
チロル前の登山口をスタートしたのが13：40。斑尾山を見上げるとこれから歩くルートが確認できます。
最初はゲレンデを直登。夏の太陽が容赦なく降り注ぐ日蔭の少ないゲレンデ歩きは想像以上に暑い。早くも汗だくの状態です。直登が終わり道が九十九折れに変わるところを14時ちょうどに通過。このあたりからは信越トレイルのルートが望めます。
樹林帯に入ると信越トレイルの本線まではもうすぐ。本線に合流したら左に進んで信越トレイルの南端である斑尾山へ。14：40、本当の意味でのスタートです。

先ほど通った合流点を過ぎ、しばらく歩くと左側の視界が開け、野尻湖・黒姫・妙高が見える展望ポイントがあります。その後はゲレンデを下って万坂峠に向かうはずでしたが公式マップの「案内板サ」の地点で右のルピナストレイルを進むというミスを犯してしまいました。暑さでボーっとしていたのかルピナストレイルの終点「案内板シ」の地点でようやく気がつきました。
ここで地図を確認し戻るよりも県道97号を歩いて途中から信越トレイルに合流するのが得策と判断。30分ほど時間をロスしたものの万坂峠手前で本来のルートと合流しました。
万坂峠から赤池までは最短ルートだと45分。しかし信越トレイルは袴岳を経由して大きく迂回するルートに設定されています。
暑さでかなりスピードが鈍ってきて赤池のテントサイトに着いたのは18：00。

朝の忘れ物、コースミスとパッとしない一日となってしまいました。