北岳 日帰り(大樺沢〜八本歯のコル〜山頂ピストン)
- GPS
- 09:20
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 1,680m
- 下り
- 1,680m
コースタイム
10:40〜トラバース分岐11:10〜吊り尾根分岐11:30〜
北岳山頂到着11:50(登り時間:5時間20分) *山頂休憩:30分
下り:北岳山頂出発12:20〜吊り尾根分岐戻り12:35〜トラバース分岐
戻り12:50〜八本歯のコル戻り13:10〜二俣戻り14:25
〜白根御池分岐戻り15:35〜広河原戻り15:50
(下り時間:3時間30分)
*総登山時間(山頂休憩30分含む):9時間20分
天候 | 快晴(11時頃よりガス発生) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
帰り:芦安駐車場行きバス発16:30(最終便)〜芦安駐車場着17:30〜自宅着21:30頃 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは登山口入口の広河原山荘にあります。 広河原〜二俣間は傾斜も緩めで所々に小川を渡る仮設の橋も整備されており、 問題ありません。(約2時間) 二俣〜八本歯のコルまでは、まず二俣から雪渓が出て来ますが、雪渓歩きはほんの 一部で、後は雪渓の横を通るので特に問題無し。 雪渓が終わるあたり(バットレスへ行く人の為の分岐付近)から かなりキツイ急登になります。その急登途中でハシゴ登りも多数出て来ますが、 整備されているので問題ありません。 八本歯のコル〜山頂までは、途中北岳山荘へのトラバース分岐を経て、 その先で間ノ岳との吊り尾根に出ます。八本歯から先は全て完全な岩山歩きに なりますので、ほとんどの区間が急登でガレ場・岩登り箇所(垂直ではない)も ありますが、急登で息切れする事以外は特に危険個所等もなく進めると思います。 |
写真
感想
昨年9月以来の北岳登山(単独・日帰り)です。今回で2回目の登頂になります。
昨年の9月(北岳初挑戦時)は、大型台風の影響により、
大樺沢コースが崩落・通行止で、白根御池〜草すべり〜小太郎分岐〜山頂
コースで登頂しました。こちらは結構な急登コースで、さらにまだ登山を始めて
間もなかったのも相まって、登りに6時間20分もかかってしまい、
広河原の最終バスに間に合わず、急遽普通のタクシーを呼んで帰りました。
(幸いな事に私以外に2人、私を含めて計3人の乗遅れがいた為、タクシー代も
3人で割勘し、2000円/1人で済みました)
今年は昨年のドタバタ登山を改善すべく、又、ようやく大樺沢コースが
復活したとあって、気合いを入れて今度は大樺沢コースより2回目の
北岳登頂に臨みました。
実際に行ってみての感想は、全般的に草すべりコースより眺めも良く、
特に最初の方は、小川の横を登って行く為、心地よい登山スタートです。
その後、二俣までは、たいした急登もなく無難に到着です。
(白根御池・草すべりコースは最初から樹林帯内のコースで眺望ゼロ、
さらに超急登で最初から森の中で息が上がります)
二俣から雪渓が現れますが、この時期(8/21時点)では雪渓上を歩く事は
殆ど無く、一部登山道の切れ目で雪渓上を渡るだけですので、
特に問題はないと思います。
(わざわざ雪渓上を直登している人はいましたが・・・)
雪渓が終わる辺りから八本歯のコルまでは、完全な急登区間となります。
ここから先は今までが緩かった分、かなりきつく感じました。
又、随所にハシゴが架けられており、高度を一気に稼ぐ感じになります。
ただ、草すべりとの違いは、同じ急登でもこちらは目の前にバットレスや
振り返れば登って来た大樺沢の景色、鳳凰三山も見えるので、
一息ついた時に多少なりとも気分が晴れます。
一方の草すべりはたいした眺望もなく、鬱陶しい草が生い茂り、
それでいて超急登と、昨年を思い出してみても苦しい事しかありません。
やはり大樺沢コースの方がお勧めです。
八本歯のコルから先はさらに眺望が開けて、お隣の間ノ岳とその稜線、北岳山荘、
手前の池山吊り尾根も上から見えるようになり、南アの3000m級の
山々に来た実感が味わえるエリアに入ります。登山道自体は完全に
ガレ場・岩場の連続となり、斜度もそれなりに断続的にキツイです。
ですが、際立った危険個所等はありませんので、体力的にキツイ事だけを除けば
特に問題なく登れると思います。
(この辺りから斜度もそうですが、酸素も薄くなってきたせいか、
私のペースは格段に落ちました。歩いて止まっての繰り返しです)
そして、間ノ岳との吊り尾根歩きを経て、頂上に到着です。
結局、広河原から大樺沢を経てここ(山頂)まで5時間20分かかりました。
先ほど書きました昨年のタイム(6時間20分)より1時間短縮出来ましたが、
こちらのコース(大樺沢)利用で、昨年から今日までの登山経験と
トレーニングを積み、今回の北岳に臨みましたので、
正直なところ5時間を切るぐらいのつもりでいましたが、結局5時間20分と、
やはり北岳、そう甘くはないなというのが今回の登山で一番感じた事でした。
(よく他の方のブログ等で、最短で3時間半、もしくは4時間半ぐらいで
登られている方が結構いるようですが、やはりまだまだ私のような
素人登山者では、とても及ばない事がよく判りました)
山頂では、既にガスが発生していたので何も見えず、昨年は仙丈側だけは
全開で見えたのですが、今回は360°眺望無しです。
山頂標識のところで記念写真を撮って頂き、30分ほど休憩(眺望なしで)して
いたところ、小さなサプライズが。何と、山頂でオゴジョ(多分)が
出て来ました。
このような3193m、日本列島で2番目の頂き付近で生活しているとは
驚きです・・・というか、天気が良ければ最高に贅沢なのでしょうか?
オゴジョ(多分)がハイマツの中に消えたのを見届けて下山の途につきました。
(下り時間、3時間30分)
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