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Yamareco

記録ID: 218667
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無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

北岳 日帰り(大樺沢〜八本歯のコル〜山頂ピストン)

2012年08月21日(火) [日帰り]
 - 拍手
GPS
09:20
距離
10.4km
登り
1,680m
下り
1,680m

コースタイム

登り:広河原出発6:30〜白根御池分岐6:55〜二俣8:30〜八本歯のコル
   10:40〜トラバース分岐11:10〜吊り尾根分岐11:30〜
   北岳山頂到着11:50(登り時間:5時間20分) *山頂休憩:30分

下り:北岳山頂出発12:20〜吊り尾根分岐戻り12:35〜トラバース分岐
   戻り12:50〜八本歯のコル戻り13:10〜二俣戻り14:25
   〜白根御池分岐戻り15:35〜広河原戻り15:50
   (下り時間:3時間30分)

*総登山時間(山頂休憩30分含む):9時間20分
天候 快晴(11時頃よりガス発生)
過去天気図(気象庁) 2012年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
行き:自宅〜市営芦安駐車場着5:10〜広河原行きバス発5:40(始発便)〜広河原着6:30
帰り:芦安駐車場行きバス発16:30(最終便)〜芦安駐車場着17:30〜自宅着21:30頃
コース状況/
危険箇所等
登山ポストは登山口入口の広河原山荘にあります。
広河原〜二俣間は傾斜も緩めで所々に小川を渡る仮設の橋も整備されており、
問題ありません。(約2時間)

二俣〜八本歯のコルまでは、まず二俣から雪渓が出て来ますが、雪渓歩きはほんの
一部で、後は雪渓の横を通るので特に問題無し。
雪渓が終わるあたり(バットレスへ行く人の為の分岐付近)から
かなりキツイ急登になります。その急登途中でハシゴ登りも多数出て来ますが、
整備されているので問題ありません。

八本歯のコル〜山頂までは、途中北岳山荘へのトラバース分岐を経て、
その先で間ノ岳との吊り尾根に出ます。八本歯から先は全て完全な岩山歩きに
なりますので、ほとんどの区間が急登でガレ場・岩登り箇所(垂直ではない)も
ありますが、急登で息切れする事以外は特に危険個所等もなく進めると思います。
今日は昨年9月以来の北岳・日帰りです(2回目)
昨年は台風の影響で、大樺沢崩落・通行止、
初挑戦でいきなり白根御池・草すべりコースに
廻されて、とんでもなく大変でしたが、今日は
ようやく大樺沢復活で頂上を目指します。
2012年08月21日 06:29撮影 by  HDR-CX170, SONY
8/21 6:29
今日は昨年9月以来の北岳・日帰りです(2回目)
昨年は台風の影響で、大樺沢崩落・通行止、
初挑戦でいきなり白根御池・草すべりコースに
廻されて、とんでもなく大変でしたが、今日は
ようやく大樺沢復活で頂上を目指します。
広河原から北岳山頂
今日も快晴です。
2012年08月21日 06:34撮影 by  HDR-CX170, SONY
1
8/21 6:34
広河原から北岳山頂
今日も快晴です。
大樺沢コース。二俣まではこのような樹林帯、小川沿いを
進んで行きます。(涼しくて爽やかです)
2012年08月21日 07:09撮影 by  HDR-CX170, SONY
8/21 7:09
大樺沢コース。二俣まではこのような樹林帯、小川沿いを
進んで行きます。(涼しくて爽やかです)
沢を数ヶ所渡りますが、このような
仮設の橋が架けられています。
架けて頂いた方に感謝です。
2012年08月21日 07:16撮影 by  HDR-CX170, SONY
8/21 7:16
沢を数ヶ所渡りますが、このような
仮設の橋が架けられています。
架けて頂いた方に感謝です。
雪渓が出て来ました。
8/21なのにまだこんなにある・・・
ちなみに去年の草すべりコースは雪は一切ありませんでした。
2012年08月21日 08:19撮影 by  HDR-CX170, SONY
8/21 8:19
雪渓が出て来ました。
8/21なのにまだこんなにある・・・
ちなみに去年の草すべりコースは雪は一切ありませんでした。
雪渓はあっても、その脇に登山道があるので問題ありません。
2012年08月21日 08:20撮影 by  HDR-CX170, SONY
1
8/21 8:20
雪渓はあっても、その脇に登山道があるので問題ありません。
あえて雪渓の上を登る人もいました。
(トレースも出来ていました)
2012年08月21日 08:25撮影 by  HDR-CX170, SONY
8/21 8:25
あえて雪渓の上を登る人もいました。
(トレースも出来ていました)
二俣到着。広河原からここまで約2時間
バイオ式の仮設トイレもあります
2012年08月21日 08:28撮影 by  HDR-CX170, SONY
8/21 8:28
二俣到着。広河原からここまで約2時間
バイオ式の仮設トイレもあります
この区間のみ、写真右上の登山道まで
少し雪渓上を歩き(渡り)ました。
2012年08月21日 08:33撮影 by  HDR-CX170, SONY
8/21 8:33
この区間のみ、写真右上の登山道まで
少し雪渓上を歩き(渡り)ました。
二俣からさらに雪渓横を進んで行きます。
2012年08月21日 08:36撮影 by  HDR-CX170, SONY
1
8/21 8:36
二俣からさらに雪渓横を進んで行きます。
進んで来た雪渓を見降ろす
2012年08月21日 09:21撮影 by  HDR-CX170, SONY
8/21 9:21
進んで来た雪渓を見降ろす
二俣上部到着
雪渓はこの辺で終わりです。
ここから先は登山道が急登になります。
バットレスへ行かれる方はこの辺で
バットレス側へ移るみたいです。
2012年08月21日 09:35撮影 by  HDR-CX170, SONY
8/21 9:35
二俣上部到着
雪渓はこの辺で終わりです。
ここから先は登山道が急登になります。
バットレスへ行かれる方はこの辺で
バットレス側へ移るみたいです。
写真ではイマイチ判りづらいのですが、結構ガレて急です。
2012年08月21日 09:35撮影 by  HDR-CX170, SONY
8/21 9:35
写真ではイマイチ判りづらいのですが、結構ガレて急です。
バットレスを直下から見上げる。
大樺沢コースならではのアングルです。
2012年08月21日 09:48撮影 by  HDR-CX170, SONY
2
8/21 9:48
バットレスを直下から見上げる。
大樺沢コースならではのアングルです。
ハシゴ区間に差し掛かりました。
この先このようなハシゴが多数出て来ます。
2012年08月21日 10:01撮影 by  HDR-CX170, SONY
8/21 10:01
ハシゴ区間に差し掛かりました。
この先このようなハシゴが多数出て来ます。
迫力のバットレス
2012年08月21日 10:02撮影 by  HDR-CX170, SONY
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8/21 10:02
迫力のバットレス
だいぶ上がって来ました。
鳳凰三山も同じくらいの高さになりつつあります。
(6/4に行った地蔵岳・オベリスクも相当きつかった・・・)
2012年08月21日 10:10撮影 by  HDR-CX170, SONY
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8/21 10:10
だいぶ上がって来ました。
鳳凰三山も同じくらいの高さになりつつあります。
(6/4に行った地蔵岳・オベリスクも相当きつかった・・・)
大樺沢を見降ろす。
広河原から登って来たなぁ・・・
2012年08月21日 10:29撮影 by  HDR-CX170, SONY
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8/21 10:29
大樺沢を見降ろす。
広河原から登って来たなぁ・・・
途中、一瞬だけ甲斐駒
(亡霊?のように湧き上がる)
2012年08月21日 10:30撮影 by  HDR-CX170, SONY
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8/21 10:30
途中、一瞬だけ甲斐駒
(亡霊?のように湧き上がる)
八本歯のコル到着(10:40)
広河原から4時間10分
2012年08月21日 10:36撮影 by  HDR-CX170, SONY
8/21 10:36
八本歯のコル到着(10:40)
広河原から4時間10分
八本歯の頭。この先が池山吊尾根方面
いつかは夜叉神峠から池山吊尾根経由で山頂まで行ってみたい・・・
2012年08月21日 10:37撮影 by  HDR-CX170, SONY
8/21 10:37
八本歯の頭。この先が池山吊尾根方面
いつかは夜叉神峠から池山吊尾根経由で山頂まで行ってみたい・・・
八本歯より間ノ岳
初めてこんなに近くで見ましたが、
山体が大きくて迫力があります。
2012年08月21日 10:38撮影 by  HDR-CX170, SONY
1
8/21 10:38
八本歯より間ノ岳
初めてこんなに近くで見ましたが、
山体が大きくて迫力があります。
北岳山荘も見えます。
2012年08月21日 10:38撮影 by  HDR-CX170, SONY
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8/21 10:38
北岳山荘も見えます。
山頂方面
写真左下に登山者がいますが、
ここから先も結構なガレ&急登です。
2012年08月21日 10:45撮影 by  HDR-CX170, SONY
8/21 10:45
山頂方面
写真左下に登山者がいますが、
ここから先も結構なガレ&急登です。
山頂に近づくにつれて、岩山らしく
ガレ場&急登の連続です。
2012年08月21日 10:57撮影 by  HDR-CX170, SONY
8/21 10:57
山頂に近づくにつれて、岩山らしく
ガレ場&急登の連続です。
吊り尾根分岐手前のジグザグ路
これは比較的歩き易いのですが、
何分にも標高が高いせいか、すぐに息が上がります。
2012年08月21日 11:20撮影 by  HDR-CX170, SONY
8/21 11:20
吊り尾根分岐手前のジグザグ路
これは比較的歩き易いのですが、
何分にも標高が高いせいか、すぐに息が上がります。
吊り尾根分岐点
ようやくここまで来た!
2012年08月21日 11:33撮影 by  HDR-CX170, SONY
8/21 11:33
吊り尾根分岐点
ようやくここまで来た!
間ノ岳への主稜線
いつかは白峰三山を縦走したいものです。
2012年08月21日 11:39撮影 by  HDR-CX170, SONY
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8/21 11:39
間ノ岳への主稜線
いつかは白峰三山を縦走したいものです。
いよいよ山頂が近づいて来ました。
2012年08月21日 11:55撮影 by  HDR-CX170, SONY
8/21 11:55
いよいよ山頂が近づいて来ました。
左のピークは本当の頂上の横にある「ニセ頂上」です。
昨年、草すべり側から登って来た時、あのニセ頂上が先に来るので間違って登ってしまった
2012年08月21日 11:56撮影 by  HDR-CX170, SONY
8/21 11:56
左のピークは本当の頂上の横にある「ニセ頂上」です。
昨年、草すべり側から登って来た時、あのニセ頂上が先に来るので間違って登ってしまった
北岳山頂到着しました。広河原からここ(山頂)まで5時間20分
(本当は5時間を切るぐらいで登りたかったのですが・・・)
2012年08月21日 12:08撮影 by  HDR-CX170, SONY
8/21 12:08
北岳山頂到着しました。広河原からここ(山頂)まで5時間20分
(本当は5時間を切るぐらいで登りたかったのですが・・・)
山頂標識(2)
2012年08月21日 12:02撮影 by  HDR-CX170, SONY
8/21 12:02
山頂標識(2)
頂上の雰囲気。今回はガスで眺望無し
(1時間位前までは晴れていたのですが・・
 私の登山の実力では間に合わず・・・)
2012年08月21日 12:01撮影 by  HDR-CX170, SONY
8/21 12:01
頂上の雰囲気。今回はガスで眺望無し
(1時間位前までは晴れていたのですが・・
 私の登山の実力では間に合わず・・・)
ガスで眺望はありませんが、何とサプライズが!山頂に「オゴジョ?」が出て来ました。
(バットレス側から延びて来るハイマツの端から出てきた!)
3193mの頂で生活しているとは・・・
2012年08月21日 12:09撮影 by  HDR-CX170, SONY
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8/21 12:09
ガスで眺望はありませんが、何とサプライズが!山頂に「オゴジョ?」が出て来ました。
(バットレス側から延びて来るハイマツの端から出てきた!)
3193mの頂で生活しているとは・・・
色んな看板やら何やらが・・・
2012年08月21日 12:11撮影 by  HDR-CX170, SONY
8/21 12:11
色んな看板やら何やらが・・・
頂上ガスガスなので、早めに切り上げて下山します
2012年08月21日 12:41撮影 by  HDR-CX170, SONY
8/21 12:41
頂上ガスガスなので、早めに切り上げて下山します
無事、広河原に到着(15:50)
本日(8/21)の最終バス16:30にバッチリ間に合いました。
(昨年は間に合わず、普通タクシーを呼んで帰りました。
 乗遅れが私含め計3人いたので、3人で割勘し、2000円/1人で済みました)
2012年08月21日 16:28撮影 by  HDR-CX170, SONY
8/21 16:28
無事、広河原に到着(15:50)
本日(8/21)の最終バス16:30にバッチリ間に合いました。
(昨年は間に合わず、普通タクシーを呼んで帰りました。
 乗遅れが私含め計3人いたので、3人で割勘し、2000円/1人で済みました)
撮影機器:

感想

昨年9月以来の北岳登山(単独・日帰り)です。今回で2回目の登頂になります。

昨年の9月(北岳初挑戦時)は、大型台風の影響により、
大樺沢コースが崩落・通行止で、白根御池〜草すべり〜小太郎分岐〜山頂
コースで登頂しました。こちらは結構な急登コースで、さらにまだ登山を始めて
間もなかったのも相まって、登りに6時間20分もかかってしまい、
広河原の最終バスに間に合わず、急遽普通のタクシーを呼んで帰りました。
(幸いな事に私以外に2人、私を含めて計3人の乗遅れがいた為、タクシー代も
 3人で割勘し、2000円/1人で済みました)

今年は昨年のドタバタ登山を改善すべく、又、ようやく大樺沢コースが
復活したとあって、気合いを入れて今度は大樺沢コースより2回目の
北岳登頂に臨みました。

実際に行ってみての感想は、全般的に草すべりコースより眺めも良く、
特に最初の方は、小川の横を登って行く為、心地よい登山スタートです。
その後、二俣までは、たいした急登もなく無難に到着です。
(白根御池・草すべりコースは最初から樹林帯内のコースで眺望ゼロ、
 さらに超急登で最初から森の中で息が上がります)

二俣から雪渓が現れますが、この時期(8/21時点)では雪渓上を歩く事は
殆ど無く、一部登山道の切れ目で雪渓上を渡るだけですので、
特に問題はないと思います。
(わざわざ雪渓上を直登している人はいましたが・・・)

雪渓が終わる辺りから八本歯のコルまでは、完全な急登区間となります。
ここから先は今までが緩かった分、かなりきつく感じました。
又、随所にハシゴが架けられており、高度を一気に稼ぐ感じになります。
ただ、草すべりとの違いは、同じ急登でもこちらは目の前にバットレスや
振り返れば登って来た大樺沢の景色、鳳凰三山も見えるので、
一息ついた時に多少なりとも気分が晴れます。
一方の草すべりはたいした眺望もなく、鬱陶しい草が生い茂り、
それでいて超急登と、昨年を思い出してみても苦しい事しかありません。
やはり大樺沢コースの方がお勧めです。

八本歯のコルから先はさらに眺望が開けて、お隣の間ノ岳とその稜線、北岳山荘、
手前の池山吊り尾根も上から見えるようになり、南アの3000m級の
山々に来た実感が味わえるエリアに入ります。登山道自体は完全に
ガレ場・岩場の連続となり、斜度もそれなりに断続的にキツイです。
ですが、際立った危険個所等はありませんので、体力的にキツイ事だけを除けば
特に問題なく登れると思います。
(この辺りから斜度もそうですが、酸素も薄くなってきたせいか、
 私のペースは格段に落ちました。歩いて止まっての繰り返しです)

そして、間ノ岳との吊り尾根歩きを経て、頂上に到着です。
結局、広河原から大樺沢を経てここ(山頂)まで5時間20分かかりました。

先ほど書きました昨年のタイム(6時間20分)より1時間短縮出来ましたが、
こちらのコース(大樺沢)利用で、昨年から今日までの登山経験と
トレーニングを積み、今回の北岳に臨みましたので、
正直なところ5時間を切るぐらいのつもりでいましたが、結局5時間20分と、
やはり北岳、そう甘くはないなというのが今回の登山で一番感じた事でした。
(よく他の方のブログ等で、最短で3時間半、もしくは4時間半ぐらいで
 登られている方が結構いるようですが、やはりまだまだ私のような
 素人登山者では、とても及ばない事がよく判りました)

山頂では、既にガスが発生していたので何も見えず、昨年は仙丈側だけは
全開で見えたのですが、今回は360°眺望無しです。

山頂標識のところで記念写真を撮って頂き、30分ほど休憩(眺望なしで)して
いたところ、小さなサプライズが。何と、山頂でオゴジョ(多分)が
出て来ました。

このような3193m、日本列島で2番目の頂き付近で生活しているとは
驚きです・・・というか、天気が良ければ最高に贅沢なのでしょうか?

オゴジョ(多分)がハイマツの中に消えたのを見届けて下山の途につきました。
(下り時間、3時間30分)















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北岳、間ノ岳:二俣、八本歯のコル経由
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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