北ア・針ノ木峠〜裏銀座〜槍〜東鎌〜燕〜中房温泉
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- GPS
- 128:00
- 距離
- 59.8km
- 登り
- 6,028m
- 下り
- 5,976m
コースタイム
8/21 針ノ木峠4:23-5:17蓮華岳5:50-7:42北葛岳8:00-9:15船窪小屋9:50-11:04船窪岳11:11-12:28船窪第2ピーク12:40-15:10不動岳15:25-16:53南沢岳17:11-18:25烏帽子小屋
8/22 5:30-6:25三ツ岳道標6:40-8:42野口五郎岳8:56-11:37水晶小屋(水晶岳往復)13:50-14:30鷲羽岳14:48-15:35三俣山荘
8/23 4:56-5:43三俣蓮華岳5:55-7:02双六岳7:25-8:05双六小屋8:25-12:05千丈沢乗越12:35-13:30槍ヶ岳山荘(テント設営・槍ヶ岳往復)14:00-15:50槍ヶ岳山荘
8/24 5:00-7:11水俣乗越7:27-8:26ヒュッテ西岳8:45-12:05大天荘12:45-15:05燕山荘
8/25 4:54-5:17燕岳5:25-5:43燕山荘5:50-8:08中房温泉
天候 | 総じて晴れのち曇り、午後一時若干の雨が混じった日もありました。 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
8月20日 扇沢駐車場(砂利・無料)に駐車(上段はすべて有料になってしまっていた) 8月25日 中房温泉9:40(バス)10:35穂高駅11:20(大糸線)11:47松本12:41(中央本線)13:58小淵沢14:07(中央本線)16:31高尾駅 中房温泉からのバスは8:30を使用すれば、穂高駅の各駅接続が良好 なお、燕山荘で音楽会があるということからか、登山口駐車場からしばらく下の林道上に大量の路上駐車であった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
針ノ木雪渓は大沢小屋で情報を得るといい。今年はほぼ右岸側を行く。 蓮華岳からは本コースの核心部と言おうか、北葛岳まではそれほどではないが、ここから急登・急下降の連続であり、ガレ縁を行くことが多い。 南沢岳までの危険個所にはロープの設定があるものの、足元は不安定で風景を見るという感じではなく、「ただこなしている」という感覚であった。 船窪小屋はロケーションよし、人もよし。テント場への分岐に荷物を置いて往復した。 テント場は、あの地形にしてこんな平らなところがあるんだという感じ。水場は5分程度下る。毎年設定が流されては作るということを繰り返しているかと思うと、頭の下がる思いである。 南沢岳のピークがかなり良いところ。コマクサ天国という感じか?(あのコースから出てきたからかもしれない) 槍肩のテント場は相変わらず混んでいた。 東鎌は10年ぶりくらいに通ったが、崩壊が結構進んでいるような気がした。アップダウンに関しては船窪稜線に比べれば、なんていうことはない。 合戦尾根は、夏休み最終週末、音楽会という条件が重なったからか、登りの人の量がすごい数で、合戦総行程の1/3は待ち時間? 中房温泉の日帰り湯は700円、下山した8:00くらいには営業していた。(週末だから?)泉質、ロケーションともに良。 穂高駅周辺は登山後の自分の格好では、着替えているものの敷居が高いと感じてしまった。(考えすぎか?) |
写真
感想
あの丈夫なkoshibaさんが、突然の体調不良。ビールがザックの中で爆裂、フィルムは購入したもののカメラを忘れる・・・こんな悪条件から始まった山行。
koshibaさんに後押しをしてもらい、単独で残りの行程を継続させてもらえることとなり、とてもとても感謝しております。おまけに帰りの交通費まで借用してしまい・・・扇沢の計量器で29舛離競奪は稜線上で30越えとなり、勢いで来てしまったものの「やめたほうが良かったのでは?」と思った時には船窪乗越、縦走を完遂させるには21日を頑張り切るしかなく、ここをつなげれば「北アがつながる」という思いだけが足を動かしている状態でした。
この日は「もう昔のようには歩けないなぁ」と実感するしかなく、午後には雨、休憩していれば大量の蚊の襲来と散々な思い。南沢岳はまさに別天地に思えました。水もカツカツで烏帽子小屋の屋根を見たときには、まさに涙の出る思いでした。
22日、三ツ岳の登山道が一級国道に見え、野口五郎あたりからはGWのスキールートの確認も含め「私鉄沿線」を口ずさみながら歩く余裕も出てきました。鷲羽岳からの下りは、昨日の疲労や三俣山荘を見ながら下る安心感により、完全に足が止まってしまいました。
しかしこの疲労も吹き飛ぶ出来事が・・・兵庫から来ていた美しい女性二人組の登場で、引っ張って行ってもらっている自分がいた訳で。これにも非常に感謝しており、楽しいひと時を過ごさせて頂ました。
この二人は自分の中の山女の既成概念を覆し、山ガールというには失礼な感じ。山レディと言ったところか!!天幕山行をさらっとこなすところもかっこいい。
妻子ある身でおこがましくも「一杯飲みませんか?」と声をかけるがあっさりかわされ、その日、涙で枕を濡らしたことは言うまでもない。
24日、目標を失い・・・違った、完走です。快晴のため下山する理由が見当たらず、自分も新穂高に下れば良かったと思いつつも、我が会の威信をかけて縦走を継続。
黙々とやられきっている足を動かし大天井に登る。こんな時には新穂高が頭をよぎり「山に登る目的はなんだ?」などと自問自答してしまうわけで…こうなったら風呂だけが自分の目標と切り替え、ひたすら惰性で頑張る。
燕の天場では隣のオヤジのうるささにやらる。この怒りをぶつけるがごとく合戦尾根を下るが、登山者が多すぎて下り待ち。しかし中房温泉日帰り部ですっかりこの記憶も洗い流し、各駅で帰宅の途に就きました。
こうして自分の夏休みは終了。一人のお父さんに戻り、翌日からは何事もなかったかのように仕事に通日々が・・・
兵庫の二人とはもう会うことはないと思う。でもぜひ機会があればまた行きたいものです。次の山、早く秋にならないかなぁ。
コメント
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裏銀座〜表銀座
完走おめでとう
最後に歩きたかったな
すっかり弱気になってしまったよ
秋も低山を巡っているでしょう
by-koshiba
結果、完走はしたもののやはり同行してというのが、一番良かったですね。
実は三俣山荘の水場で白玉を作ろうと思って、材料を持っていってました。缶アズキも持っていました
この材料は秋山までとっておきます。イワナ食べさせてください
またよろしくお願いいたします
烏帽子〜三俣〜槍と同じ日程でしたね〜
なかなかタフなコースと29キロザックがすごいです
兵庫の二人組、覚えてます
水晶小屋直前で追い抜いた記憶が。。。
コメントありがとうございます。
成り行き上、重荷になりましたが…
冬の準備と思って頑張りました。
当日すれ違っていてもわからず、ヤマレコでつながるというのはすごいことですね。
また偶然を求めて山をさまよいたいと思います。
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