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記録ID: 218966
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ハイキング
富士・御坂

富士山(富士宮ルート)

2012年08月25日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
14:10
距離
7.5km
登り
1,393m
下り
1,374m

コースタイム

五合目4:30-4:55六合目5:10-6:15新七合目6:25-7:20元祖七合目(仮眠)8:20-8:50八合目9:25-9:45銭柱10:03-10:15九合目10:50-11:25九合五勺12:10-12:55浅間大社13:25-13:45剣ヶ峰14:10-12:55浅間大社14:27-15:00九合五勺15:10-九合目15:40-16:05八合目16:20-16:55元祖七合目17:05-17:30新七合目17:40-18:15六合目18:25-18:40五合目 所要時間(休憩除く)登り5時間12分(標準5時間30分)降り3時間23分(標準3時間45分)計8時間35分(標準9時間15分)
天候 晴れ時々曇り 気温(五合目4:30 14℃)(山頂13:50 12℃)早朝の五合目は肌寒く、昼時の山頂は薄手のウインドブレイカーで十分でした。但し、早朝の山頂は真冬の世界になると思われます。
過去天気図(気象庁) 2012年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
【往】品川23:55発(レンタカーで首都高〜東名〜富士山スカイライン、途中海老名SAにて食事)2:53水ヶ塚公園着。マイカー規制中のため、タクシーにて富士宮口五合目3:35着。 【復】五合目19:30発(シャトルバス)水ヶ塚公園20:00着。富士宮市内の「花の湯」温泉に立ち寄り、東名(途中足柄SAにて食事)にて品川1:15着
コース状況/
危険箇所等
8月下旬の富士宮コースに危険箇所はありませんでした。但し、足の疲労による転倒は何度か見かけました。特に下りでは足の運びに慎重さが求められます。
予約できる山小屋
八合目池田館
五合目から眺めた富士市方面(3:38)夜景がきれいだ
2012年08月25日 03:38撮影 by  943SH, SHARP
8/25 3:38
五合目から眺めた富士市方面(3:38)夜景がきれいだ
まだ暗い五合目(2400m)さぁ、登るぞぉ!(4:34)
2012年08月25日 04:34撮影 by  943SH, SHARP
8/25 4:34
まだ暗い五合目(2400m)さぁ、登るぞぉ!(4:34)
六合目の宝永山荘
2012年08月25日 05:08撮影 by  943SH, SHARP
8/25 5:08
六合目の宝永山荘
六合目の雲海荘
2012年08月25日 05:08撮影 by  943SH, SHARP
8/25 5:08
六合目の雲海荘
宝永山山頂から昇る太陽(5:31)
2012年08月25日 05:31撮影 by  943SH, SHARP
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8/25 5:31
宝永山山頂から昇る太陽(5:31)
朝靄に浮かぶ箱根連山(5:08)
2012年08月25日 05:32撮影 by  943SH, SHARP
8/25 5:32
朝靄に浮かぶ箱根連山(5:08)
富士山頂方面を見上げるが、山頂は隠れて見えず、はるか彼方なり
2012年08月25日 05:32撮影 by  943SH, SHARP
8/25 5:32
富士山頂方面を見上げるが、山頂は隠れて見えず、はるか彼方なり
朝靄に包まれる愛鷹山(5:58)
2012年08月25日 05:58撮影 by  943SH, SHARP
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8/25 5:58
朝靄に包まれる愛鷹山(5:58)
幻想的に浮かび上がる箱根連山(6:05)
2012年08月25日 05:59撮影 by  943SH, SHARP
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8/25 5:59
幻想的に浮かび上がる箱根連山(6:05)
朝日を浴びながら登り続ける(6:00)
2012年08月25日 05:59撮影 by  943SH, SHARP
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8/25 5:59
朝日を浴びながら登り続ける(6:00)
オンタデの群生は2600m〜3000mあたりで見られる
2012年08月25日 06:10撮影 by  943SH, SHARP
8/25 6:10
オンタデの群生は2600m〜3000mあたりで見られる
太平洋側の斜面に群生する高山植物オンタデ
2012年08月25日 06:10撮影 by  943SH, SHARP
8/25 6:10
太平洋側の斜面に群生する高山植物オンタデ
傾斜が徐々に急になって来る
2012年08月25日 06:53撮影 by  943SH, SHARP
8/25 6:53
傾斜が徐々に急になって来る
七合目から見る宝永第二第三火口
2012年08月25日 07:05撮影 by  943SH, SHARP
8/25 7:05
七合目から見る宝永第二第三火口
八合目から九合目の間に小銭がたくさん差し込まれている柱がある。誰がいつ始めたのやら。
2012年08月25日 09:45撮影 by  943SH, SHARP
8/25 9:45
八合目から九合目の間に小銭がたくさん差し込まれている柱がある。誰がいつ始めたのやら。
銭柱から山頂を見上げる。まだまだ遠い。(9:54)
2012年08月25日 09:54撮影 by  943SH, SHARP
8/25 9:54
銭柱から山頂を見上げる。まだまだ遠い。(9:54)
九合目付近にある雪渓
2012年08月25日 10:59撮影 by  943SH, SHARP
8/25 10:59
九合目付近にある雪渓
下界で雲がもくもくと湧き上がっている
2012年08月25日 11:08撮影 by  943SH, SHARP
8/25 11:08
下界で雲がもくもくと湧き上がっている
ジグザグのブルトーザー道のはるか下に宝永山山頂(2693m)が見えている
2012年08月25日 12:15撮影 by  943SH, SHARP
8/25 12:15
ジグザグのブルトーザー道のはるか下に宝永山山頂(2693m)が見えている
いよいよ山頂直下、急斜面になってきた
2012年08月25日 12:34撮影 by  943SH, SHARP
8/25 12:34
いよいよ山頂直下、急斜面になってきた
突然、ゴレンジャー(?)が山頂から降りて来た!
2012年08月25日 12:36撮影 by  943SH, SHARP
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8/25 12:36
突然、ゴレンジャー(?)が山頂から降りて来た!
ついに登り切ったぞぉ!(12:55)人物はMr.Jo
2012年08月25日 12:55撮影 by  943SH, SHARP
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8/25 12:55
ついに登り切ったぞぉ!(12:55)人物はMr.Jo
浅間大社奥宮、おみくじが引ける
2012年08月25日 12:57撮影 by  943SH, SHARP
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8/25 12:57
浅間大社奥宮、おみくじが引ける
富士宮ルート終点
2012年08月25日 13:06撮影 by  943SH, SHARP
8/25 13:06
富士宮ルート終点
富士山山頂火口、深さは200mほどある
2012年08月25日 13:26撮影 by  943SH, SHARP
8/25 13:26
富士山山頂火口、深さは200mほどある
東側の火口壁、なんとも荒々しい造形だ
2012年08月25日 13:26撮影 by  943SH, SHARP
8/25 13:26
東側の火口壁、なんとも荒々しい造形だ
気象観測所跡が乗っかった剣ヶ峰
2012年08月25日 13:31撮影 by  943SH, SHARP
8/25 13:31
気象観測所跡が乗っかった剣ヶ峰
剣ヶ峰へはこの急斜面を登る
2012年08月25日 13:34撮影 by  943SH, SHARP
8/25 13:34
剣ヶ峰へはこの急斜面を登る
火口のすぐそばまで行けます
2012年08月25日 13:44撮影 by  943SH, SHARP
8/25 13:44
火口のすぐそばまで行けます
日本最高地点富士山剣ヶ峰(3775.6m)
2012年08月25日 13:57撮影 by  943SH, SHARP
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8/25 13:57
日本最高地点富士山剣ヶ峰(3775.6m)
剣ヶ峰から白山岳(3756.4m)方面を望む
2012年08月25日 14:00撮影 by  943SH, SHARP
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8/25 14:00
剣ヶ峰から白山岳(3756.4m)方面を望む
剣ヶ峰から浅間大社奥院方面
2012年08月25日 14:00撮影 by  943SH, SHARP
8/25 14:00
剣ヶ峰から浅間大社奥院方面
撮影機器:

感想

生まれて初めて富士山に登って来ました。一度位は登ってみたいと前々から思っていたのですが、なかなかチャンスがありませんでした。今回、山仲間で昨年六合目でリタイアしているUndiedokpさんがどうしても富士山頂(3776m)に立ちたいと言うので、戦略と戦術を練ることにしました。最初は山小屋を利用して、一泊二日で無難に登る予定でしたが、同行者の休日が取れず、仕方なく深夜発の日帰りでこのミッションを遂行することにしました。まず主要な4本のコースの内、どのコースを選択するか? 時間的余裕がないことと登りに休息を含めてたっぷりと時間をかける必要があるため、登頂時間の一番短い富士宮コースに決めました。また背負うザックの重量はできるだけ軽くする必要があります。ザックが重過ぎて、リタイアしたのでは何にもなりません。不足分はかなり高価(500mlの水のペットボトルが500円します)ですが、途中の山小屋で補充すればよいのです。さて時間の関係で電車が使えず、夜を徹して車で富士中腹の水ヶ塚公園(1450m)まで行くことにしました。蒸暑い東京(28℃)からスタートしたので、水ヶ塚公園(14℃)はとても肌寒いところでした。マイカー規制中なので、五合目(2400m)まではタクシーで1000m近く上がります。徹夜状態で一気に高度を上げたため、主役のUndiedokpさんはすでに高山病の症状が出ていました。全くの悪条件下での挑戦なので、出来るだけの対策をとることにしました。まず、五合目で1時間ほど休息をして高度順化し、その間に酸素の血中濃度を上げるための腹式呼吸の練習をしました。あとは十分な水分とミネラルを補給し、休息もとりながら、ゆっくりと時間をかけて登って行くだけです。五合目はまだ暗かったので、満天の星空の下ヘッドライトをつけて登り始めました。火山特有の火山礫の道が延々と続いています。眼下には駿河湾沿いの市街地の光がキラキラと輝いていました。六合目に至ると、ようやく朝日が射して来て、周辺の様子が見渡せるようになりました。朝靄に包まれて遠く愛鷹山や箱根連山が見えています。先週登った宝永山への分岐を過ぎ、七合目を目指します。山頂の方角を見上げても、山頂は隠れて見えません。大きな岩がごろごろしているところを登っていると、右手に黒々とした宝永山山頂の背後からまばゆく輝く朝日が見えました。先週宝永山山頂に登っているだけに感動的でした。朝日が射して来ると、寒さは急速に和らいでいきます。高度が上がるにつれて、次第に伊豆半島の山々や相模湾の伊豆大島などが見えてきました。箱根連山のカルデラの内側にはガスが発生していて、芦ノ湖が霧に覆われているのが想像されました。赤茶けた火山礫の斜面には高山植物のオンタデが群生していて、殺風景な山肌を黄緑に彩っています。七合目を過ぎると、宝永山の第二第三火口が見えてきました。地形のパノラマを眺めるのは楽しいものです。時々、どど〜んと大きな音が聞こえてきますが、陸上自衛隊の火砲演習のようです。御殿場方面の裾野を見ると、白煙が次々と上がっていました。御殿場の富士裾野には自衛隊や米軍の演習場がありましたね。上を見上げると、いまだ山頂は見えず、遠く八合目の衛生センターや池田館が小さく見えていました。抜けるような青空が広がり、空気も澄んで、陽射しは強いが、冷たい風が吹き上げてくるので、とても清涼な気分でした。八合目は3250mあり、高山植物も次第になくなり、火山礫や火山岩だらけの荒涼とした世界となります。傾斜もきつくなり、空気も薄くなってくるので、息をゆっくりとしっかり吐いて、目一杯の空気を吸い、高山病を防がねばなりません。九合目を目指して登っていると、前方に二本の白い木の柱が立っていました。近づいてみると、なんと小銭がびっしりと差し込んでありました。一体誰がいつ始めたのでしょう。九合目を過ぎると、雪渓が現れ、冷たい風が吹き抜けていました。昔、北アルプスの穂高の涸沢でワインを雪渓で冷やしたことを思い出しました。岩だらけの急な斜面を息を切らしながら登っていると、突然カラフルなスーツに身をまとったゴレンジャー(?)が上から颯爽と降りて来ました。日本一有名な富士山では、何が起こっても不思議ではありません。さすがにこの頃になると山頂が見えてきて、元気が出て来ます。但し、道が狭くなり、登り下りが共用なので、とても混雑して渋滞が起きます。やっとのことで山頂の浅間大社奥宮が見えた時は、困難に思えたミッションもこれで達成したと安堵しました。後は日本最高地点剣ヶ峰に立つだけです。その前に噴火口を見物です。単純な逆円錐ではなく、複雑でダイナミックな姿をしていました。気象観測所跡がある剣ヶ峰へは急坂をひと登りすれば到達します。但し、記念撮影する登山者が多く、列に並んで待たねばなりません。幸い、時間がずれていたせいか、15分ほど並んで日本最高地点に立つことが出来ました。やったぁ! さぁ、下山だ! 登りでは時間をたっぷり使い、写真も撮り続けましたが、下山はひたすら五合目まで降りるのみ。しかしMr.Joが下山時に高山病を罹ってしまい、激しい頭痛に襲われました。呼吸に問題があったと思われます。もっとも五合目に降りるにつれて、うそみたいに治りましたが。下山中にも多くの登山者が登って来ていました。富士山の人気のほどが分かりました。今回の富士登山で、深い呼吸(腹式呼吸)が出来れば、高山病をかなり軽減できることを自分の寝不足の身体を使って確認しました。呼吸の大切さを再認識しました。とにもかくにもUndiedokpさん、おめでとうございました。

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