厳冬の富士山 御殿場から
- GPS
- --:--
- 距離
- 18.8km
- 登り
- 2,513m
- 下り
- 2,499m
コースタイム
- 山行
- 11:20
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 13:30
22:20 談合坂SAで夕食 その後0時過ぎに帰宅
今回は普段通過時間記録代わりになっている写真があまり撮れていないため休憩場所と時間は記憶頼りになっています
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
太郎坊洞門へは東名の御殿場ICから20分程度です。今回は超快適な足柄SAの下りで前泊、やっぱり20分程でした。道中は道路脇に積雪がけっこうあるような状態です。冬タイヤは必須かなと。朝の駐車場の気温が-5℃でした。 太郎坊洞門のそばの駐車スペースは小さなもので、見た感じ6台程度が限界に思います。今回自分がAM5:00過ぎに到着した時点では既に2台、自分が準備中にさらに2台来てもう割といっぱいいっぱいでした。ここがダメだとどこか路駐出来そうな場所を探すか、水ヶ塚公園あたりに置く事になると思います。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
冬の富士山といえばアイスバーン、だと思うんですが直近の降雪のためか今回は強烈なものはほぼ見かけませんでした。朝に通過したのもあると思いますが、むしろ下の方の雪がいきなり硬くてアイゼンは登り標高2000m付近で装着して下山するまで付けっぱなしになりました。 往路でトレースがたくさん付いていたのを見てふらふらーっと大砂走りに入ってみたのですが、これはイマイチだったように思っています。地吹雪が凄かった。。時間帯の関係かもしれませんが、復路で通ったブル道では全然無かったものでした。 また往路でとっている日の出館から外輪山への直登は軽い気持ちで行っているのですがかなり悪い結果になっています。直近の降雪によるものか、膝下ぐらいまでの踏み抜きが延々と続きました。。地吹雪もすごく、かなりのタイムロスになってしまっています。やはり普通に御殿場ルートをなぞるのが良さそうです。御殿場ルートは復路で歩く限り十分にアイゼンの効く状態で快適に降りていけました。とは言えあの感じががっつりアイスバーンになると容易ではないと思いますが・・・。 またこの時期たいてい富士山には北西から風が吹き付けるので御殿場からは比較的登りやすいだろう、と思っていたんですが実際はそこまで甘くはなく富士山方向からの吹き下ろしが割と低めの標高の時点からありました。どこからともなく現れる旋風(雪を巻き上げるので目に見える)で毎度耐風姿勢を取る、と言うのはどうしても必要になるところかなと。なお少なくとも今回歩いた場所には風を避けられる箇所は一切無かったです。小屋の周囲や山頂部とかなら休めると思いきやどこに隠れても地吹雪に見舞われました。 一応最後に、自分で行っておいてなんなのですが冬の富士山は厳しい山だと思います。もし検討されるのであれば、こちらの記録は一例と捉えて頂いて、十分に情報収集されて臨まれる事をオススメします。 |
その他周辺情報 | 今回は中央道方面に向かいたかったので、富士吉田のふじやま温泉に。太郎坊洞門からは東富士五湖道路経由で40分程でした。よくお世話になるところで、設備は完璧で何も不満は無いのですが、ゆえにちょっと高い(1800円)・・・ |
予約できる山小屋 |
御殿場口七合四勺・わらじ館
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
フリース
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
予備靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
目出し帽
防寒着
靴
ザック
アイゼン
ピッケル
スノーゴーグル
昼ご飯
行動食
非常食
サーモス(お湯1L)
サーモス(スポーツドリンク500ml)
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
三脚
|
---|---|
備考 | ワカンも持ってくるべき。デジカメの寒さ対策も何か考えないとかなぁ |
感想
冬富士、見た目のキレイさとは裏腹にほんとイメージが悪い!1000mの処刑用滑り台があるとかエベレストよりきついとか風でおっさんが飛んでくるとか・・・これを鵜呑みにするのもどうかと思うのですが、自分なんかが行ったら死んでしまう!と思わされ続けていたのでした。しかし最近特に冬に富士山を眺めることが多く、あぁ、やっぱり登ってみたいと考えを改めて今シーズンはトライしてみようと決意していました。それでちょうど今週は別の山に行く予定が急遽キャンセルになり、じゃあちょっと行ってみようかぁと行ってきた次第。真面目なところ、まずは様子見のつもりであっさり門前払いにあってくるのもやむなしと覚悟していて、実際すごい疲労感に7合目で心が折れかけて撤退も考えたりしたのですが、なんやかんやで登ってこれて嬉しい限りです。諦めないで良かった!
今回は恵まれた状態に思いますが、個人的にはアイゼンの使い方に慎重になるような箇所は特になく、地吹雪も激しかったですがきちんと装備をしていれば十分凌げるもので、何が厳しいと言ったらやはり体力面でした。御殿場から富士山に登ったことはあったので自分でも噂以前に確信していたのですが、ほんっと疲れました!標高差も標高も大きすぎる。その疲労感が事故に繋がりそうでほんとに油断出来ない大変な山だと思います。自分は外輪山に這い上がる前はまさに息も絶え絶え、10歩(手?)進んでは10回呼吸をして、先を見てくっそー!遠いな!と嘆き続けて何とかかんとか上がってこれた際には、こ、来れた。とまだ不安な下山が残っているのに軽く放心状態に。無事に下山してきた際にはとてつもない達成感・充実感に包まれた思い出深い山行になりました。今度富士山を眺める山行の際にはきっと感慨深いだろうなぁと楽しみに思っています。
ナイス山行!
レーシック手術後1ヶ月まで あと少しなんで 参考にさせてもらいますね
お疲れ様です🙏
ありがとうございます!
参考になる事があれば幸いです。
思うに冬だけでも色々な状態になりうる山だと思いますので、色々な情報を取捨選択頂き、どうかお気をつけて!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する