2018年初秋のトムラウシ
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- GPS
- 11:03
- 距離
- 18.6km
- 登り
- 1,535m
- 下り
- 1,519m
コースタイム
- 山行
- 10:28
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 11:03
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
2018年9月6日の胆振東部地震(Mj6.7)の影響により、予約していた特典航空券が自由に予約変更可能となり、晴天が確実な日程に前倒しした。地震のせいか、コンパクトカーで予約したのにXトレイルを借りられた。途中、節電モードで看板の明かりが消えたセブンイレブンで明日の食料を購入。 |
その他周辺情報 | 前夜は新得旅館着。のんびりした女将さんが切り盛りするきれいな宿で、風呂も貸切で快適。素泊まり4104円はお得。できればゆっくり泊まって朝食もとりたい宿だった。 当日夜はアパホテル帯広駅前泊。 |
写真
感想
3時前に起床して新得旅館を出発し、短縮コース登山口へ。トムラウシ温泉の手前10kmくらいまでは2車線の快適な道。そこから山道に入ると車線区分がなくなり、温泉手前5kmくらいからは未舗装路。そこからさらに20分くらい林道を進んだ所が登山口だ。4:45到着時、20台くらい停まっていた。5時入山。入口で入山ノートに記帳。
樹林の中の平坦な道を進み、温泉コースと合流。そこからは比較的急登だが、木道と石がうまい感覚で設置されており、歩きやすい。カエデが赤く色づいたなだらかな道を進んだ後、コマドリ沢まではガレ場の下り。留萌から来た方と楽しく会話しながら歩く。沢はきれいだが、エキノコックスが心配で手は触れない。そこから前トム平まではガレ場の登り。ナキウサギの「ピー」という鳴き声があちこちに聞こえる。このあたりから天上の楽園となり、快晴のため遠くまで視界は良好。トムラウシ公園手前から、雪渓の残るトムラウシの全景が見える。このあたりは紅葉もきれいで、青空とのコントラストも美しい。そこから山頂への登りは相当かかると思っていたら、意外と早く10時に着いた。
ゴツゴツした岩が積み重なった山頂からは、北に大雪山系、西に十勝岳、美瑛岳、東に石狩岳が見渡せ、最高の展望。北側の足元が見えないので、北沼方面へ下ってみる。岩塊の下りはルートが分かりにくく、ただ下方の登山道を目がけて下る。ここで結構体力を奪われた。ガスがある時なら道に迷いそう。北沼は青空が映えて美しい。北沼分岐からは砂地の湖沼地帯を十勝岳コースとの分岐まで折り返す。そこからトムラウシ公園までの下りで古傷の左膝が痛くなり、ストックで支えながらゆっくりと下る。前トム平からコマドリ沢への下りは岩塊地帯で左足の踏み方が悪いと疼痛でしばらく動けず。こうなると体力的にもかなり厳しくなって、コースタイムの1.5倍くらいかかるようになる。行きで一緒になった留萌からの方に励まされながら、ゆっくり進む。途中、ナキウサギが岩の上に姿を表してくれ、心が和む。コマドリ沢の後の急登を終えてからは、時間との闘い。水も尽きて、喉が乾く。岩塊が恨めしい下りだったが、木道を整備してくれているので、本当に有り難かった。えっちらおっちら歩き続け、16時過ぎに、なんとか無事に登山口着。
登山口からはXトレイルでトムラウシ温泉に立ち寄り、ペットボトルを2本購入。1本をガブ飲みして息を吹き返す。帯広駅まで2時間ほどで到着。アパホテルがレンタカー屋の目の前だったのは助かった。今回の反省点は、長い夏場の行程では、水は1日3リットル必要ということ。また、コースタイム的には、頑張れば夜の帯広発の便にも間に合うかと思ったが、予約していたら無理をしていたはず。山では何が起こるか分からないので、やはり余裕のある行程(帰りの便、宿)が大切。まぁでも、最高の天気、最高の山行で、大満足だった。
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