槍ヶ岳〜南岳 3,000m稜線を行く
- GPS
- 24:54
- 距離
- 30.0km
- 登り
- 2,511m
- 下り
- 2,526m
コースタイム
1日目
地点 発着時刻 移動時間 休憩時間他 備考
新穂高駐車場 07:31 1:24 0:00
穂高平小屋 08:55 0:58 0:00
白出沢出合 09:53 1:47 0:00
滝谷出合 11:40 1:16 0:05
槍平小屋 13:01
移動時間合計:5時間25分 休憩時間合計:0時間05分
コースタイム:4時間45分
2日目
地点 発着時刻 移動時間 休憩時間他 備考
槍平小屋 06:01 2:07 0:09
千丈分岐点 08:17 2:21 0:10
槍ヶ岳山荘 10:48 0:30 0:30
槍ヶ岳 11:48 0:30 0:27
槍ヶ岳山荘 12:45
移動時間合計:5時間28分 休憩時間合計:1時間16分
コースタイム:6時間00分
3日目
地点 発着時刻 移動時間 休憩時間他 備考
槍ヶ岳山荘 05:26 2:37 0:00
天狗原へ分岐 08:03 0:31 0:10
南岳小屋 08:44 3:39 0:36
槍平小屋 12:59 1:03 0:23
滝谷出合 14:25 1:16 0:13
白出沢出合 15:54 0:49 0:00
穂高平小屋 16:43 0:56 0:00
新穂高駐車場 17:39
移動時間合計:10時間51分 休憩時間合計:1時間22分
コースタイム:9時間05分
天候 | 1日目 晴、2日目 晴、3日目 晴後小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
所在地 岐阜県高山市、長野県大町市、松本市 危険箇所 鎖、梯子等有、南岳小屋からの降りは悪路 累積標高差+ 2,666m 累積標高差− 2,666m 沿面距離 29.9 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
1日目
早朝(深夜?)に家を出て新穂高の無料駐車場に向かう、駐車場入口には満車の表示板が立っていたが登っていくと10数台くらいは空いていた、支度をして駐車場を出たのが7時半頃、今日は穂高平小屋泊だから急ぐ必要は無いのに何故か段々早足になってしまうのは習性だろうか、行きは林道と登山道が平行する所は登山道を行く、でも穂高平小屋まで登山道を行きそこから先は林道を延々と行くのも何か白ける気がする、白出沢出合の数分手前の所で穂高岳のザイテングラードに抜ける登山口が有る、ただ稜線に出るまでコースタイムで7時間これを登るのは相当にきつそうだ、白根沢出合を通過。
林道は白根沢出合迄で此処までは大型車両も走れる道で沢を渡るとここからが登山道、白出沢は幅が広い割に水量が少なく何処でも渡れる感じ、まだまだ樹林帯の中を右俣沢の水音を五月蠅いほどに聞きながら緩やかに登っていく、樹林帯の中だから景色に変化が乏しく単調で調子が出ない、滝谷出合に着く沢の手前で道が分岐し直接沢に入っていく道と避難小屋に登る道だ、何方からでも行けるが避難小屋を通って出来るだけ高い位置から沢に出た方が良い、なぜなら飛び石伝いに渡るのは少し危険で少し上流には桟道が有りより安全に渡れる、滝谷出合の少し先には藤木レリーフが有るはずだが見逃す。この後も右俣沢に付いて登っていくいい加減あきた頃に槍平小屋に着く、時間は午後1時だが次の小屋には行けないし小屋の広々としたウッドデッキにひっくり返ってビールで時間を過ごす。
2日目
朝6時小屋を出て槍ヶ岳山荘から槍ヶ岳を目指す、昨日程度のペースでも槍ヶ岳は問題無く終えられるだろう、右俣沢に沿って北向きにと言うかトラバースしていると言うか、又々樹林帯の中を行く木の背丈は段々低くなってくる様な気はするがあまり変化がない、ただ針葉樹が無くなり広葉樹の低木が増えてきた様だ、最終水場を過ぎると道は徐々に方向を東に変える、標高2,400mを越える辺りが森林限界か低木か草などになり見晴が良くなる、道が完全に東を向き標高を150m上げると千丈分岐に出る、此処で少し考える千丈乗越か飛騨乗越か千丈乗越に出れば槍ヶ岳の美しい姿が見られる、しかしこの方向の槍ヶ岳は今月初め双六から見ているので飛騨乗越に出よう。
飛騨乗越までは物の本で読んだよりは可成りましに思える道だったし直線距離では1匱紊世これが長かった、標高差では470m位だろうかどう考えようと2時間半も掛かる訳も無いはずだがこれが掛かるのだ、どちらかと言えば谷部分を登っていて風は吹き上げるのでこれも登るには好条件なのにである、ようやく飛騨乗越此処で初めて槍ヶ岳が見える近くで見る槍ヶ岳は尖っては居るが見た目岩屑を貼り付けた様でも有りあまり美しくはない、槍ヶ岳の肩に向かって登っていくピークの手前辺りからテントが幾つも見える槍ヶ岳山荘のテント場だ、こんな場所だと酒を飲んで酔っぱらう訳にはいかないなあ、ピークを越えた所が槍ヶ岳山荘だ。
未だ11時前だ槍ヶ岳には早く登れば早いほど良いだろうがそんなに急がなくても良いだろう、先ずは腹ごしらえ槍平小屋の弁当を食べよう山小屋の弁当としては今一つ但し一般の山屋さんには御飯の量が多いので好評か、槍ヶ岳の登り降りは極く普通の岩場の登り降りで鎖や梯子もごく普通と言うか非常に確りした物、普通の山の腐りかけた様な物とは格段の相違い、登り降りの別ルートも単に多人数の人が通過出来る様にしたに過ぎない、山頂に出た時は西側からガスが登っていて360度の展望と行かなかったがまあまあの展望は得られた、30分程山頂に滞在したがこの間人の数は其れほど増える事もなくいくらでも滞在できたがビールが飲みたくなったので下る。
3日目
600人収容できる小屋に100人程しか宿泊していなかったがその割には詰め込まれ、最大48人収容(布団1枚に2人)の部屋に20人入れられた、布団も重い綿の布団で最近の小屋は軽い布団が多くなってこれに馴れた身にはとても快適とは言い難い(暗に個室に泊まれと言われている様な)、朝食の時間が丁度朝日の登る時間で空いていたので予定より早く小屋を出る、帰路はどの様にも変更可能な南岳小屋と槍平小屋を経由し3,000m峰3座をゲット出来る稜線を南に行くコースを取る、稜線なので当然アップダウンは少なくまだ好天の内に大喰沢、中岳、天狗原へ分岐を分けて南岳、少し下って南岳小屋へ到着此処まではほぼ予定通りだった。
前々日槍平小屋で出会った割合若い夫婦の女性がもう2度と南岳新道(西尾根)は下らない、と言って居たのを思い出しながら下り始める、初めの内は悪いとは言え其れほどでもなかったが、旧道?がXマークで新道に入ると暫くしてお花畑を通過、尾根のピークを越える辺りは岩の登り降りと、切り立つ岩のピークを桟道で越えたりと、這松が両脇に生えているのと下の方はガスが掛かって見えないので何とか歩けるが、高所恐怖症気味の私には辛い所だった、更に下って南沢を渡る手前と渡ってから小屋に近づいた辺りでは木製の梯子が多数出てくるが半分以上は壊れて物の役に立たず、危険度は其れほどの事は無いが何より時間が掛かって仕方がない、其れと槍平小屋が見えてから標高差200m以上も下るのも辛かった。
槍平小屋でコーヒーを飲んで泊まるか下るか考える、ガスが出ているが其れほどの事も無かろうし迷う所の無い道だ、何より一度歩いている道だし時間も1時前下る事に決めて歩き出す。
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