大持山 - チョット寄ってみただけ。目的はウノタワでマッタリすること。


- GPS
- 06:40
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 1,764m
- 下り
- 1,753m
コースタイム
- 山行
- 4:59
- 休憩
- 1:39
- 合計
- 6:38
7:10 横倉林道合流点
07:18 山中林道終点
07:50 妻坂峠
08:45 1110mピーク(たぶん)
09:00 大持山/鳥首峠分岐
09:10 大持山
09:30 大持山/鳥首峠分岐
09:55 ウノタワ(大休憩1時間)
11:38 鳥首峠
12:15 廃村跡
13:05 駐車場
天候 | 猫の目(霧時々小雨と晴れのち土砂降り) |
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過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
林道終点まで車で行ってみたが、止められる場所は無かった。 山中林道沿いには止められたようだが、コース終盤で舗装道路はなるべく歩きたくなかったためココにした。が、1000円は高いでしょ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険ということでもないですが、ザレ場の急坂が多い印象です。 特に大持山/鳥首峠分岐から鳥首峠にかけて何ヵ所かあったように思います。 下りは特に滑りやすいので、歩幅を狭くカニ歩きで慎重に。 |
写真
感想
はじめに、GPSロガー(旅レコ)の調子が悪く、妻坂峠付近が変ですが、標準のルートを歩いていることをお断りしておきます。
詳細を見てみると、緯度、経度、標高の一部(時には複数)が正しくないような状況です。原因に心当たりのある方がいらしたら教えてください。
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昨日、美ヶ原高原を歩いたばかりなんだけど、あれはハイキングというよりピクニックだったので消化不良だ。休みもまだ2日ある。ということで、2週間前に蕨山に登った時に通ったウノタワでのんびりしてみたく、改めて奥武蔵へ。
今回は、前回と多少重複するが、山中林道から妻坂峠に登り、大持山に寄った後、ウノタワでマッタリしようと思う。ウノタワからは、前回通った横倉林道ではなく、鳥首峠を経由し白岩林道で戻る5時間強のコースにした。
7時頃スタートすれば、休憩を入れても14時には終了するだろうとの計算だ。
4時半頃に自宅を出て、6時過ぎに駐車場に入り、支度後6時半頃出発した。
まずは舗装の山中林道をひたすら登るが、途中、山中林道開通記念碑とか水場とか、入間川起点の石碑など、意外に退屈させられなかった。登り始めて50分ほどで林道終点。車が1台停まっていた。ここから先がやっと土の山道だ。と言っても登り始めは沢伝いで、沢から離れて妻坂峠までの15分くらいが、登山らしい登りだった。
妻坂峠を訪れるのは2回目だ。前回は武甲山から小持大持を回って来た時だ。あの時はバテバテだったなぁ。
ここで、鷲か鷹のきれいな羽根を見つけたので、道標に刺しておいた。誰か見つけたかな。さて、急登だという道で大持山に向かうとしよう。と歩き出してしばらくすると、濃霧からついに雨が落ちてきた。これは止みそうにないな、と買ってから使ったことのないザックカバーとレインコートを小袋から取り出し装着。そんなに暑くなくて良かったが、クマよけの鈴が鳴らなくなって大丈夫かな。
1時間ちょっとで、鳥首峠と大持山との分岐に到着。この頃には雨は上がっていたが、霧は相変わらずで展望は望めない。では、チョックラ大持山を拝んで来よう。
大持山頂からは、陽が射す西側の山が見えた。晴れるのか?
分岐まで戻って、目的のウノタワを目指す。進むにつれ霧は相変わらずだが、陽も射すようになってきた。所々には大きなこぶ状の根を張ったブナ(?)の大木が見られる。木漏れ日が射す尾根筋歩きは、本当に心地良い。(上り下りも、もちろんあります)いつの間にか、伊豆ヶ岳も見えるくらい晴れてきた。
「やっと」か、「もう」か、ウノタワに出てしまった。2週間前と変わらぬ穏やかさだ。日頃の行いのせいか天気も持ち直し、では満喫するとしようか。
GPSロガーを停止し、何ヶ月ぶりかのカップ麺を準備する。気温はおそらく25度も無いのではないか。熱いラーメンもホットコーヒーも全く問題ない。
それにしても、1時間以上もここにいたのに誰も来ない。まだ誰とも会っていない。2週間前の時は、コースは少し違うが数組と会ったんだけどなぁ。天気のせいか?いや予報ではそんなに悪くはなかったはずだ。ま、静かで結構ではあるが。。。
ウノタワを十分に満喫し後始末をしていて、ふと気づいた。着いた頃にうるさいほどいたハエが静かになり風が出てきた。見上げると、霧ではなく黒い雲が残り少ない青空を隠そうとしている。確かに予報では「不安定」とは言っていた。夕立には早いが、急いだ方が良さそうだ。(この不安が、まさか的中するとは思いもしなかったよ。)
時々はまだ陽が射す天候の中、急なザレ場を慎重に登り下りし、無事に鳥首峠まで来た。ここで一服し白岩林道に向け左に下る。
杉林の中の急なザレ坂をカニ歩きで下り、荒れた沢を渡ると、朽ちた家々が見えてきた。これが捨てられた白岩集落跡のようだ。2週間前に会った地元の人の話では、水が出なくなったことが原因とのことだが、仮に水があっても地理的に相当不便な気がする。誰かがヤマレコに書いていたが、生活感のない廃屋は、確かに暗くなってから通るのはチョット勇気が要りそうだ。
ちなみに、昭文社の山と高原地図にはこの辺に水場のマークがあるが、少なくともココには無いそうです。
数分歩くと、石灰岩を運ぶため(?)のモノレールと出会う。いつもゴール間近に思う。「あぁ、今日も終わったか」
なーんて思いに浸っていると、あらま雨です。また一時的か、という思いもあって大木の下で様子を見ていると、携帯が圏内に入ったのかメールの着信音が鳴った。見ると天候を心配したカミさんからだった。雨が強くなる中、身体で携帯を守りながら、「今降られてる、携帯が濡れるから返信するな」と送信。が、また着信。「どこの山にいるの?」。イラつきながらも名郷だと返したが、また着信。もう見ない。どうせ「名郷ってどこ?」だろ?
そんな中、本日初めて登山者(年配のたぶんご夫婦)が後ろから降りてきた。「ついに降られましたね」とあいさつすると「上?下?」との返し。「もちろん」は省略し「下です」。安心し急いで追い越して行った。
雨脚は強くなるばかりのようなので、意を決して雨に突入。歩き出して思ったが、コースのどういう地点にいるかでも違うかもしれないが、ゴール間近の場合は、迷わず進むべきだった。踏み跡でくぼんでいる登山道は既に川になっており、流量は時間とともに増えていく。完全に水に浸かりながら、石灰工場わきの林道に何とか出たが、林道でさえ行き場を失った水で溢れていた。崖を見れば無数の滝が出現している。まさかこんな結末が待っているとは。
ウノタワでくつろぎ過ぎたかなぁ。いや、ゴール直前の雨で良かったんだよ。
ホッとして駐車場に着くと、ちょうど駐車料金を徴収して回っている人に声を掛けられゲンナリ。「1000円です。」に対し、「700円じゃないの?」とチョットだけ抵抗し支払った。
それはそうと、着替えた後、車で林道を下って行ったが、幾分小降りになったとは言え、河原での家族連れのキャンプは継続中だった。これってどうなのかなぁ?
最後の雨を除けば今日の山歩きは、体力的にも時間的にもちょうど良く十分満足できた。今までのほとんどは、「車で登山」などガイドブックに載っているコースだったが、前回の蕨山も今回も、地図の標準時間を参考に自分で企画したものだ。満足した今回の難易度を基準に、新たなコースを考える楽しみができた気がする。
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