安房山
- GPS
- 09:06
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 1,383m
- 下り
- 1,368m
コースタイム
天候 | 雪→晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登行時。モナカもしくはカチカチ凍結ザラメの上に新雪が乗っており、踏めば底の硬い部分でエッジが流れやすい。クトーは必携。 新雪は気温が低いこともあり軽くて良いパウダー状態。 <スキー場林道分岐〜国道途中まで> 昨日のmaoyukiさん・ktn92さん・飛騨の重鎮の方々のトレースがバッチリ残っていた。楽させてもらいました。ありがとうございました。 <国道途中から尾根取り付き> およそブーツラッセル。平坦。 <尾根取り付き〜安房山> 尾根正面は登行困難な斜度。右に回り込んで疎林な谷とその右の尾根を行き来しつつ登るが、クトーも流れ新雪も流れ登りにくい。笹薮も見えている寡雪状態。 十石尾根に合流する部分はトラバースしていくが、そこそこに斜度がある。斜面が硬いときは困難だろう。尾根通しの方が無難。 十石尾根は風による斜面のうねりが多く、小雪庇もあるためまっすぐ登行は難しい。 深いところで膝ラッセル。 <安房山〜小船> いわゆるシーハイルルート。無木立の部分が所々あるシュート。 最初に入った瞬間に5−10cmほどの厚さのスラフとともに小雪崩が起きたが以後はほぼ問題なし。パウダーが詰まっており、適度な斜度で浮遊感を味わった。 下部1/5ほどは雪が少なく底付き。最後の100mほどは激藪滑走。 小船からの復帰は大変だが、それを大きく補って余りある素敵な斜面。本日はドロップポイントで気温−13℃だったため、素晴らしい雪を味わえた。 <小船〜国道> 藪が多くやっと這い上がる。 地図的には船の舳先に向かって行くと峠に出るように見えるが、その部分は藪が濃いので、国道側の斜面に取り付くほうが疎林で登りやすかった。右往左往。 <国道〜安房平〜国道> 藪滑走からのすすきこぎ。あとは鉄塔ケーブルを上に見ながら歩けば国道に着く。樹林ハイキング。 |
その他周辺情報 | 福地温泉 昔ばなしの里 石動の湯。300円。 |
写真
感想
立春が過ぎて金・土で漸く北陸と周辺でまともな降雪・積雪になったようで、富山県内やっとオープンのスキー場もある。
今シーズン最高で、もしかすると最後のパウダー狙いに行きたいとシンモンさんと行き先を検討。北陸・信州方面は天候回復が遅くて日曜昼間も雪が残る予報。では、また飛騨高山方面にしよう。先月金山岩に登ったし、シンモンさんは四ッ岳にも行ったので、安房山にして見ようか。僕は一昨年行ったことがあるが、登りも下りもそのときとは別のルートで。ついでにアカンダナ山にも渡る計画としたが、こちらは当日現場での状況次第であってもなくても、ということにした。
安房山と行き先を決めてからルートを考えようと記録を調べたりして目をつけたのが、安房山北西面を小船と言う名の窪地に下りる「シーハイルルート」。これを提案しようと思っていたら、シンモンさんが作って来た計画にもうこれが入っていた。今激パウ狙うならここなのだ。
狙いはズバリ当たった。標高差500mのシュートのほぼ全面でこれぞディープパウダーという滑りを堪能できた。底近くなって藪抜け箇所はあったが。
しかし寒かった。安房山手前の鞍部で-15℃とのことで風も強くなったので厳寒モードで登頂。風は烈風とまでいかなかったし着込んでなんとか過ごせたが、歳とってくると手指の麻痺するのが早くなってたまらない。山頂では僕のGPSに"battery low"が出て切れてしまった。これは低温のせいと思い懐に入れて置いたら小船では復活した。
同日の他の山滑走レコを見ると、北陸でも白馬方面でも一度に雪が降り過ぎて、激ラッセルになったとか、道路の除雪で出発が遅れて登頂に至らなかったとかになっている。地域の狙い目も当たったかなと思っている。
今週も懲りずに平湯スキー場に駐車しての山スキー。毎週どうもスイマセン。
3日ほど降雪があったので、今日は期待できる。
軽〜い雪をラッセルして安房山へ。
何気なく見たレコでシーハイルルートなる斜面があることを知ったので、そこに入る計画としてみた。
落ちる先も「小船」という名前の付いた大きな窪地。確かに船だ。面白い。
先々週のモナカが固まった上に新雪が乗っているので歩きにくいが、クトーを付けて踏みしめつつ登る。
気温が低く、十石尾根に合流した地点(2000mほど)で−15℃だった。たまらず重装備に変更して進んだ。久しぶりにゴーグルで顔を覆った。
ピークあたりは−13℃。雪はサラサラのまま。吹き溜まっているところで膝上くらいある。展望もないしとにかく寒いので風下に入るように滑走場所に移動した。
シーハイルルートは一部無木立部分もあるいわゆるシュート。雪崩に注意が必要だが、今日の雪は大丈夫そうだった。
斜度があるが腰まで埋まるような状態なので、縦に大きく落としながら浮遊してきた。気持ちえがったー。
小船は思っていたよりも底が深く、しかも藪が多いため国道に復帰するのに難儀した。右往左往してしまい申し訳ありません。
普通は中之湯方面に帰るので、もう少し楽なのだろう。
以後は観光モード。国道から安房平に滑り、平ですすきこぎをし、樹林ハイキングを楽しんだ。天気も晴れてきて日差しが暖かかった(でも−5℃)。
少し人が減ったゲレンデを飛ばしてみたり流してみたりしつつ降りて終了。
気温は低いが日差しは春のようだった。
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