白岩山、尾籠岩山、御殿山(愛知130山)バリルート周回
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- GPS
- --:--
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 1,439m
- 下り
- 1,441m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大半登山道なしのバリエーションルート。 時々テープあり。 怖い所あり。 |
写真
感想
さて祝日は天気も良く暖かそうである。鳥川周回から中二日、少々歩き足りなかったこととバリルート歩きがしたくなったことから、奥三河に行くことにした。実は愛知130山を見ていたら、案外歩いていないことに気づいた。そこで数座まとめて周回してやろうとの思いに至った。いろいろ考えあぐねた結果、東栄町月から白岩山、明神山、尾籠岩山、御殿山を周回することにした。ヤマレコなどでルート探しをしたが、能力不足で探しきれず、いつものように行き当たりばったりとなった。
○月駐車地〜白岩山
月の国道余地に駐車し、御殿川の橋を渡った。そのまま谷沿いの作業道を詰め尾根に取付いた。地形図には点線が稜線まで延びているが、レコもないことから当初から期待が持てなかった。あわよくばと思ったがやはり廃道だ。地形図からすると稜線に近づくにつれ急登となり、道がなければ危険(ビビリ)と判断し引き返した。30分のロス。
実は稜線に鉄塔があるのが見えたので、巡視路があれば楽して登れると考えていたのだ。そこで谷の入口に引き返し、巡視路標識を探した。標識はあることはあるのだが道が全くわからん。そこで確実性のある民家裏の作業道に入ってみた。この道はどんどんと北に行き、鉄塔尾根から離れていく。グッと我慢して道を辿ると折り返して南に向かう。よし、これなら鉄塔尾根に戻りそうだと思っていると、また北に折り返した。仕方ないこのまま直登だと腹をくくり強引に登った。すると再び作業道に合流してしまった。これは少なくとも稜線近くまで行けるだろうと判断し、道を辿る。数回折り返して、頂上間近で終点となってしまった。さてどうする。直登はきついのでトラバースで逃げて、北の尾根に乗った。ちょっと安心する。鉄塔までは直ぐだろうと思っていたが、鉄塔が見下ろせる岩峰に出てしまった。少し戻って西から巻いて鉄塔に到着。さて巡視路はどこだと探すとなんと東側斜面に作業道が付いているではないか。この道どっから来た?道は630mピークの方へ延びている。そこでこの道を少し歩き、再び稜線に戻り630mピークを目指した。630mピークに出るとテープがチラホラ現れた。ここで安心したのが失敗の元だ。正しくは左に曲がる感じで南東の稜線に乗らなければならないが、テープがあったのでつられて南西の尾根を下ってしまったのだ。10分近く下りおかしいと気付いた。ただ常緑樹が多く見通しが効かないので、隣の稜線が確認できない。地形図と睨めっこして、やはりおかしい。一度ピークに戻って確かめようとと考えた。ルートミスの登り返しは精神的に辛い。ピークに戻って南東稜線を探るとやはりある。まずこれに間違いない。うっすらとした踏跡や時折あるテープを確認しながら下ると稜線に乗れた。安心したのもつかの間、行止りの岩峰に出てしまう。眺めはいいがどうやって降りたらいいかルートが見えない。少し戻ってウロウロし、意を決して木や岩に掴まりながら下る。戻り過ぎているので、落ち葉でホールドが隠れてしまった岩場の急斜面を恐る恐るトラバースした。この後は道はないが危険な所も難しい所もなく、白岩山に到着した。なだらかな山頂だが、山頂標識が沢山ありわかる。三角点も見晴らしもない。
○白岩山〜尾籠岩山
山頂から100m位戻って南東に下り稜線に乗る。複雑な地形や屈曲点もあるが、地形図を確認してルーファイすれば問題なし。途中にナイフリッジ状の岩があるが、足掛かりがしっかりしているので怖くない。また切り立っておらず下を巻けるので、怖ければ下を歩けばよい。鞍部から白岩山下降点までは急登だが、10分程度の我慢である。尾籠岩山の縦走路に出ても踏跡は薄い。
当初の計画では明神山をピストンする予定であったが既に11時過ぎ、仮に2時間で往復しても尾籠岩山からの下山は15時過ぎになる。バリルートの下りであることを考えると、日暮れの焦りは何としても避けたい。
ということで明神山を諦め尾籠岩山へ向かった。明神山を諦めたことで時間に余裕ができ、尾籠岩山ではゆっくり昼休憩をした。明神山絶景ポイントは確かに絶景であった。山頂より風がなくポカポカであった。山頂の東側に石仏があるが、ここから輝く聖岳が眺められた。(^^♪ のぞき岩は足がすくむ。
○尾籠岩山〜国道473号
山頂から尾籠下降点までは一般登山道、以降バリルート。登山道と別れ680mピークを越え、右つまり東に下る。しばらくすると突き当たるので、ここは左つまり北に下る。また突き当たるので、左つまり北西に下る。地形図上は全て点線であるが、道の痕跡は見当たらない。尾根を下っていくと鉄塔に出た。この尾根は危険な所はなく、急坂もない。ルーファイは比較的容易と思われる。ただ目印になるものもないのが難点か。テープも見当たらない。鉄塔に巡視路標識があったので、あわよくば利用しようと探したが全くわからない。トラバースして北に進み尾根を下ると、道型に出た。後はこの道を辿るだけと思ったのも束の間、すぐに道型がなくなった。仕方なく植林地帯を下ると轍のある林道に出た。林道を東に進み橋を渡れば国道である。
○国道〜御殿山〜駐車地
国道を横断し、民家横を通り抜けてお寺に出た。谷を登り詰めようと思っていたが、堰堤工事中のため断念。近くの竹藪をよじ登ってショートカット。果たして近道だったのか疑問?槻神社に参拝し、参道を登っていく。道迷いの心配もなく、気楽に歩く。道って有難いな。尾根に出て緩やかな参道をどんどん登る。参道脇には石仏幾体か現れる。つぶれた社務所を過ぎると本殿?奥宮?だ。お社の裏に三角点があった。参拝し一路下山。ピストンではつまらんので、尾根沿いに西に下っていくが踏跡もない。鞍部から東に行く道があるとのことだが見当たらない。強引に下ると作業道に出た。後は道なりに下り、車道を歩いて駐車地上あたりに来た。またもショートカットを試みたが藪漕ぎになった。素直に行けばいいものを(T_T)。なんかタイムロスのようだがまあいいや。
今回は参考タイムがないので、欲張って適当に明神山ピストンまで計画していた。しかし軟弱ワンダラーでは所詮無謀な計画であった。登りの道探しが予想以上に苦戦し時間がかかった。バリルートは、十分な時間的余裕をもって計画すべきだ。
兎に角、体力的にも難易度的にも、満足できる山行であった。奥三河の里山も面白いじゃないか。
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