後立山連峰縦走<白馬〜不帰嶮〜唐松岳>
- GPS
- 56:00
- 距離
- 20.3km
- 登り
- 2,518m
- 下り
- 1,920m
コースタイム
0930猿倉→1030白馬尻→1300葱平→1530白馬山荘(素泊まり)
【9月4日】
0600白馬山荘→0615白馬岳→0635白馬山荘0700→0900白馬鑓ケ岳→1000天狗山荘(停滞:テント泊)
【9月5日】
0530天狗山荘→0610天狗の頭→0720不帰キレット→0855不帰2峰→1015唐松岳→1030唐松岳頂上小屋1100→1215八方池1220→1255八方池山荘→リフト・ゴンドラ→1330八方に下山
天候 | 1日目:曇り→濃霧→雨→晴れ(夕方) 2日目:濃霧→雨、風→晴れ(夕方) 3日目:晴れ(深夜)→曇り、霧(未明)→曇り→晴れ(朝)→曇り(午後) |
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過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【猿倉〜白馬岳】 大雪渓はかなり小さくなっており、所々大きめのクレバスがあります。雪渓歩きは1時間弱くらいです。落石は頻繁にあるようなので上部に注意。特に濃霧など視界不良時は気をつけて下さい。 雪渓以降の上りはガレ場などの急登。浮き石に注意。 【白馬岳〜天狗山荘】 難所は特にありませんでした。 【天狗山荘〜天狗の大下り〜不帰嶮〜唐松岳】 天狗の頭からの下りはじめが岩場。転滑落や浮き石による落石注意。不帰キレットから不帰一峰までは気持ちの良い縦走路。特段難所はありません。不帰一峰下り、不帰二峰(不帰二峰北峰)の上りは岩場の連続。鎖がしっかりあるのと、ホールドがしっかりしているので三点支持を守れば特段危なくないと思いますが、下る場合や風雨の強い日は注意。高度感や岩壁の斜度はさほどありません。 【唐松岳〜八方池山荘】 よく整備された登山道で、歩きやすいです。 |
写真
感想
2月の赤岳以来、半年ぶりに宇都宮メンバーと再会しました。
以前は同じ街で働いていたもの同士。でも今は、広島、金沢、宇都宮とてんでばらばら。。。そんな僕らがまた再会できたのも山があったから!広島に転勤してから忙しく、なかなか山に登れなかっただけに、行く前から楽しみでしょうがありませんでした。
しかし、そんな山行も最初の2日間は残念ながら、濃霧と雨。さらに最悪なことに、レインジャケットとして持って行っていたネパールの登山用品メーカー「kamp」のジャケットがシームがボロボロで雨が染みこむありさまorz...初日はずぶ濡れになり、仕方なく白馬山荘で素泊まりして乾燥室を使わせていただきました。2日目も天候が優れなさそうだったので、ビニールレインコート(1500円)を購入。抜群の透湿性(糖質<透湿>ゼロ!)でムレムレでしたが、雨に直濡れするよりマシでした(苦笑)。2日目も強風と濃霧、雨というさんざんな天気だったので、当初の不帰越えを取りやめて天狗山荘で停滞。昼から酒盛り、飯山盛り食べて時間をつぶす。この日はテント場は4張り。小屋もわずか数人の利用だったようです。
3日目。未明まで月がキレイに見えるお天気だったのに、出発時には再び濃霧が・・・天狗の頭に着くころになり、霧が晴れ始め、不帰に取りかかる時には最終日にしてやっとこさ青空を拝めました。
破線コースだったので、最初はどんなものかと思っていましたが、不帰一峰下り、不帰二峰の上り以外は表銀座のような天空の縦走路。気持ちの良い尾根歩きが楽しめます。不帰二峰も、遠くから見ると「一体どこを登るのさ?」という山容ですが、近づいてみると斜度もさほどきつくなく、岩もしっかりしてホールドが取りやすい。挙げ句に鎖やハシゴも要所要所に設置されているので、安心感のある岩場でした。岩場に慣れていない人には「簡単」ではないのでしょうが、個人的には石鎚山の山頂の鎖場の方が高度感も、斜度も、鎖の使いづらさも含めて難しいのでは(笑)といった感想です。雨の日に無理に行軍しなくてもいいですが(景色も見えませんし)、慎重に進めばさほど危険な登山道だとは思いません。ただ、唐松岳からだと不帰二峰の岩場は「下り」になるので、上りより慎重さが求められます。あと、天狗の大下りを上り返すのも結構しんどそうです(標高差400m)。
最終日になんとか晴れてくれたお陰で、今回のメーンディッシュ(?)「不帰嶮」を存分に楽しめました。ご一緒いただいたお二方!ありがとうございました。また、是非次回は冬山で!
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