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Yamareco

記録ID: 2224248
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊

スノーシュで歩く日白山&平標山縦走(熊とニアミス)

2020年02月15日(土) ~ 2020年02月16日(日)
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
15:50
距離
16.1km
登り
1,536m
下り
1,526m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
8:14
休憩
0:41
合計
8:55
距離 8.1km 登り 1,133m 下り 402m
7:26
9
8:26
8:30
158
11:08
11:21
78
12:39
12:57
46
13:43
13:45
156
16:21
宿泊地
2日目
山行
6:18
休憩
0:37
合計
6:55
距離 8.1km 登り 403m 下り 1,127m
4:46
123
宿泊地
6:49
6:54
58
7:52
8:24
197
11:41
天候 曇り→晴れ→強風
過去天気図(気象庁) 2020年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
崖地の積雪状況に注意!
1ヶ月半ぶりの二居スタートです。
前回より雪が締まっていて歩きやすそう♪
2020年02月15日 07:37撮影 by  SO-02K, Sony
2/15 7:37
1ヶ月半ぶりの二居スタートです。
前回より雪が締まっていて歩きやすそう♪
尾根取り付きの東屋さん。
こちらの取り付きも今回はトレースが固くて歩きやすかったです。
2020年02月15日 08:24撮影 by  SO-02K, Sony
2/15 8:24
尾根取り付きの東屋さん。
こちらの取り付きも今回はトレースが固くて歩きやすかったです。
駐車場から日帰り登山のパーティーの方々と。

ゆったりペースの私達は、結果的に殆どトレースを頂く形となってしまいました(ごめんなさい
2020年02月15日 08:52撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
1
2/15 8:52
駐車場から日帰り登山のパーティーの方々と。

ゆったりペースの私達は、結果的に殆どトレースを頂く形となってしまいました(ごめんなさい
このあたりからBCボーダーの方の姿も。
今回は少し賑やかな日白山。
2020年02月15日 09:35撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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2/15 9:35
このあたりからBCボーダーの方の姿も。
今回は少し賑やかな日白山。
ぽかぽかと
春の雪山のような陽気
翌日が大荒れだなんて
想像もつかない
2020年02月15日 10:36撮影 by  SO-02K, Sony
2/15 10:36
ぽかぽかと
春の雪山のような陽気
翌日が大荒れだなんて
想像もつかない
前回と比にならない位の楽々コースで、東谷山もあと少し
2020年02月15日 10:46撮影 by  SO-02K, Sony
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2/15 10:46
前回と比にならない位の楽々コースで、東谷山もあと少し
1月は深いラッセルに苦労したっけ。翌日も寒波で大荒れ予報だったため、東谷山目前のこのあたりで翌日までの積雪量を心配しながらの幕営だった。懐かしい。
2020年02月15日 10:52撮影 by  SO-02K, Sony
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2/15 10:52
1月は深いラッセルに苦労したっけ。翌日も寒波で大荒れ予報だったため、東谷山目前のこのあたりで翌日までの積雪量を心配しながらの幕営だった。懐かしい。
雪がある程度降り藪地帯が少なくなったので、BCの方々が沢山入っているようです。
2020年02月15日 11:01撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2
2/15 11:01
雪がある程度降り藪地帯が少なくなったので、BCの方々が沢山入っているようです。
そして今回は
あっという間の東谷山山頂。
2020年02月15日 11:02撮影 by  SO-02K, Sony
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2/15 11:02
そして今回は
あっという間の東谷山山頂。
今回はプチ難所も無く
楽しいルートに変化していました。
2020年02月15日 11:02撮影 by  SO-02K, Sony
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2/15 11:02
今回はプチ難所も無く
楽しいルートに変化していました。
稜線も春山みたいに
2020年02月15日 11:27撮影 by  SO-02K, Sony
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2/15 11:27
稜線も春山みたいに
優しい風が吹いていました。
2020年02月15日 11:43撮影 by  SO-02K, Sony
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2/15 11:43
優しい風が吹いていました。
東谷山から目指す
2020年02月15日 12:14撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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2/15 12:14
東谷山から目指す
日白山の稜線も素敵でした。
2020年02月15日 12:30撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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2/15 12:30
日白山の稜線も素敵でした。
緩やかなダウン、そして少し苦しい登りを越えたピーク
2020年02月15日 12:30撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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2/15 12:30
緩やかなダウン、そして少し苦しい登りを越えたピーク
そこが日白山の山頂です
2020年02月15日 12:39撮影 by  SO-02K, Sony
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2/15 12:39
そこが日白山の山頂です
爼倉方面
あちらからの縦走も楽しそうです
2020年02月15日 12:45撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2
2/15 12:45
爼倉方面
あちらからの縦走も楽しそうです
日白山山頂に登頂したパーティーで撮影会
2020年02月15日 12:47撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8
2/15 12:47
日白山山頂に登頂したパーティーで撮影会
まだまだ長いので休憩はそこそこに先を急ぎます
2020年02月15日 12:58撮影 by  SO-02K, Sony
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2/15 12:58
まだまだ長いので休憩はそこそこに先を急ぎます
日白山から先のコルまではBCの方々のシュプールが描かれています
2020年02月15日 13:04撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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2/15 13:04
日白山から先のコルまではBCの方々のシュプールが描かれています
素晴らしいスケールの稜線
幸せにやけ顔で歩きます
2020年02月15日 13:05撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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2/15 13:05
素晴らしいスケールの稜線
幸せにやけ顔で歩きます
この日1日で真っ暗こげになった山男
2020年02月15日 13:22撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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2/15 13:22
この日1日で真っ暗こげになった山男
モッフモッフの稜線は
スノーシューでの歩きが幸せ
2020年02月15日 13:27撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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2/15 13:27
モッフモッフの稜線は
スノーシューでの歩きが幸せ
こんな素敵な道がどとまでも続いていたらいいのになぁ✨
2020年02月15日 13:27撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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2/15 13:27
こんな素敵な道がどとまでも続いていたらいいのになぁ✨
のっぺらと緩やかなピークを越えると、束の間の幸せな稜線タイムは終り
2020年02月15日 13:49撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2/15 13:49
のっぺらと緩やかなピークを越えると、束の間の幸せな稜線タイムは終り
ここから先は地形図上の崖地になるので少し注意。
痩せ尾根、緩い雪比、腐れ雪、緊張感ある稜線になります
2020年02月15日 13:50撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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2/15 13:50
ここから先は地形図上の崖地になるので少し注意。
痩せ尾根、緩い雪比、腐れ雪、緊張感ある稜線になります
緩いトラバースから
2020年02月15日 14:08撮影 by  SO-02K, Sony
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2/15 14:08
緩いトラバースから
徐々に角度が鋭くなって
2020年02月15日 14:08撮影 by  SO-02K, Sony
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2/15 14:08
徐々に角度が鋭くなって
最終的には
2020年02月15日 14:18撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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2/15 14:18
最終的には
この角度をスノーシューでトラバース(^_^;)
(トラバースは速いですが、状況次第で稜線上を歩くほうが安全かもしれません
2020年02月15日 14:18撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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2/15 14:18
この角度をスノーシューでトラバース(^_^;)
(トラバースは速いですが、状況次第で稜線上を歩くほうが安全かもしれません
気温が上がり雪が腐り、踏んだ場所は雪崩る場所も。足場がどんどん無くなり、クライミングのようなムーブで越えた場所もあり。とてもスリリングな稜線でした。

※この崖地のみワカンがオススメですが、ワカンの場合は全体を通して考えると踏み抜き多発で体力勝負になるかと思います。
2020年02月15日 14:18撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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2/15 14:18
気温が上がり雪が腐り、踏んだ場所は雪崩る場所も。足場がどんどん無くなり、クライミングのようなムーブで越えた場所もあり。とてもスリリングな稜線でした。

※この崖地のみワカンがオススメですが、ワカンの場合は全体を通して考えると踏み抜き多発で体力勝負になるかと思います。
悪い崖地を越えても、まだまだ続く急斜面ラッセル
このころには私(mikurichan)はバテバテ。
2020年02月15日 15:14撮影 by  SO-02K, Sony
2/15 15:14
悪い崖地を越えても、まだまだ続く急斜面ラッセル
このころには私(mikurichan)はバテバテ。
日白山から見た平標の存在は近く思えて、1日で平標まで行けるかと思ってしまったけど、そんなのとてもとても無理でした
2020年02月15日 15:14撮影 by  SO-02K, Sony
2/15 15:14
日白山から見た平標の存在は近く思えて、1日で平標まで行けるかと思ってしまったけど、そんなのとてもとても無理でした
16:00を過ぎてギブアップ
今夜は1650m付近の三股のコルて幕営です
2020年02月15日 16:43撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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2/15 16:43
16:00を過ぎてギブアップ
今夜は1650m付近の三股のコルて幕営です
幕営地から先ほどの崖地を望む
2020年02月15日 16:43撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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2/15 16:43
幕営地から先ほどの崖地を望む
中央部のプチ雪崩は私がトラバース中に発生させたもの
2020年02月15日 16:44撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2/15 16:44
中央部のプチ雪崩は私がトラバース中に発生させたもの
スノーシューでトラバースするには、難易度が高いかもしれません。
雪崩ポイントでは雪が無くなると供に、足場も無くなり怖かった。
2020年02月15日 16:44撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2/15 16:44
スノーシューでトラバースするには、難易度が高いかもしれません。
雪崩ポイントでは雪が無くなると供に、足場も無くなり怖かった。
稜線は稜線上で柔らかい雪が乗った痩せ尾根で、いつ踏み抜きをするかわからないので要注意ポイントです
2020年02月15日 16:44撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2/15 16:44
稜線は稜線上で柔らかい雪が乗った痩せ尾根で、いつ踏み抜きをするかわからないので要注意ポイントです
去年歩いた仙ノ倉山北尾根
どこから見ても美しい白銀の山
2020年02月15日 16:45撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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2/15 16:45
去年歩いた仙ノ倉山北尾根
どこから見ても美しい白銀の山
この時期の巻機も憧れです
2020年02月15日 16:45撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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2/15 16:45
この時期の巻機も憧れです
街の光が届かない無風の稜線は、とてもとても静かで、深い暗闇に包まれた稜線で、空のプラネタリウムに感動しました。
2020年02月15日 16:45撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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2/15 16:45
街の光が届かない無風の稜線は、とてもとても静かで、深い暗闇に包まれた稜線で、空のプラネタリウムに感動しました。
夜はsatoo作のチゲ鍋をつつきながらビールで乾杯!

そしてこのあと、ドスンドスンと聞いたことのない重低音のラッセル音。

なんと熊がテントの真横までラッセルしながら近づいてきました。

ランタンの光×3個を最大限に明るくしたら驚いて逃げて行きました。どうやら熊の通り道だったようです。
夜のお散歩中、驚かしてしまってごめんなさい。
2020年02月15日 17:15撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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2/15 17:15
夜はsatoo作のチゲ鍋をつつきながらビールで乾杯!

そしてこのあと、ドスンドスンと聞いたことのない重低音のラッセル音。

なんと熊がテントの真横までラッセルしながら近づいてきました。

ランタンの光×3個を最大限に明るくしたら驚いて逃げて行きました。どうやら熊の通り道だったようです。
夜のお散歩中、驚かしてしまってごめんなさい。
これが疑惑のクマの足跡です。
テントのすぐ脇 2mも離れていないところにありました。
2020年02月16日 05:04撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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2/16 5:04
これが疑惑のクマの足跡です。
テントのすぐ脇 2mも離れていないところにありました。
翌朝、この日は大荒れ予報なので暗いうちから行動開始。
2020年02月16日 05:36撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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2/16 5:36
翌朝、この日は大荒れ予報なので暗いうちから行動開始。
少しずつ夜が明ける
2020年02月16日 05:52撮影 by  SO-02K, Sony
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2/16 5:52
少しずつ夜が明ける
近くに見えて
2020年02月16日 06:06撮影 by  SO-02K, Sony
2/16 6:06
近くに見えて
遠い平標山
2020年02月16日 06:07撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2/16 6:07
遠い平標山
時間の経過とともに
風の当たりが強くなってゆく。
2020年02月16日 06:19撮影 by  SO-02K, Sony
2/16 6:19
時間の経過とともに
風の当たりが強くなってゆく。
のっぺりとした尾根を風に逆らって歩く
2020年02月16日 06:27撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2/16 6:27
のっぺりとした尾根を風に逆らって歩く
もう少し
2020年02月16日 06:28撮影 by  SO-02K, Sony
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2/16 6:28
もう少し
もう少しと
2020年02月16日 06:37撮影 by  SO-02K, Sony
2/16 6:37
もう少しと
自分を励ましながら登る
2020年02月16日 06:47撮影 by  SO-02K, Sony
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2/16 6:47
自分を励ましながら登る
やっと稜線にのったと思ったら
2020年02月16日 06:48撮影 by  SO-02K, Sony
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やっと稜線にのったと思ったら
風速20m以上の風が
一定して吹き続けていて
身体ごと剥がされそうになり
耐風姿勢で必死に、剥がされまいと耐える私(笑)
久々に身体ごと飛ばされそうな風に命の危険を感じ、ピークへは行かず松手山へ降りることに。
2020年02月16日 06:54撮影 by  SO-02K, Sony
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2/16 6:54
風速20m以上の風が
一定して吹き続けていて
身体ごと剥がされそうになり
耐風姿勢で必死に、剥がされまいと耐える私(笑)
久々に身体ごと飛ばされそうな風に命の危険を感じ、ピークへは行かず松手山へ降りることに。
容赦ない風は正面から受けてしまうと息が出来ない。
まともに後ろから受けてしまうと、あっというまに転げ落ちる。
2020年02月16日 06:57撮影 by  SO-02K, Sony
1
2/16 6:57
容赦ない風は正面から受けてしまうと息が出来ない。
まともに後ろから受けてしまうと、あっというまに転げ落ちる。
それでもせめて1枚だけでも…と撮影した平標の写真。
必死で撮りました(^o^;)
2020年02月16日 07:02撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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2/16 7:02
それでもせめて1枚だけでも…と撮影した平標の写真。
必死で撮りました(^o^;)
風に背中を押されながら、何とか松手山まで下り後ろを振り替える。
もう、さっきまでの風が嘘のように穏やか。
2020年02月16日 07:51撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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2/16 7:51
風に背中を押されながら、何とか松手山まで下り後ろを振り替える。
もう、さっきまでの風が嘘のように穏やか。
この日
2020年02月16日 07:51撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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2/16 7:51
この日
流石にこの日は、平標への登山者やBCをされている方は見かけませんでした。
雪が降っていなかったのは救いでした。
2020年02月16日 08:03撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2/16 8:03
流石にこの日は、平標への登山者やBCをされている方は見かけませんでした。
雪が降っていなかったのは救いでした。
松手山からは松手尾根を下り、途中から二居方面を目指しました。
こちらの尾根もラストは急峻。
スノーシューで下るのは、少々難易度高めでした。

やっと二居への道標が見えました。
2020年02月16日 11:00撮影 by  SO-02K, Sony
2/16 11:00
松手山からは松手尾根を下り、途中から二居方面を目指しました。
こちらの尾根もラストは急峻。
スノーシューで下るのは、少々難易度高めでした。

やっと二居への道標が見えました。
ゴールまであと少し。
2020年02月16日 11:05撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2/16 11:05
ゴールまであと少し。
2日間一緒に歩いた相棒。
ありがとう✨とても重かったよ😆
2020年02月16日 11:11撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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2/16 11:11
2日間一緒に歩いた相棒。
ありがとう✨とても重かったよ😆
この橋を越えて
2020年02月16日 11:17撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2/16 11:17
この橋を越えて
無事に戻ってきました。
上越の山々よ、無事に帰してくれてありがとう。
2020年02月16日 11:25撮影 by  SO-02K, Sony
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2/16 11:25
無事に戻ってきました。
上越の山々よ、無事に帰してくれてありがとう。

装備

個人装備
冬季幕営道具 ラッセル道具 スノーシュー スコップ 冬季基本装備 ゴーグル ピッケル アイゼン ストック
共同装備
【M】ガス ガスヘッド 新聞 お玉 ブス板 ツエルト <BR> 【S】テント MSR一式 水つくりセット ランタン なべ大中小 たわし

感想

20200215-16 日白山からの平標山

過去に日帰りで日白山へ行った事があった。
その時に、その尾根を辿れば平標山へ着けると知り、いつかはここを歩いてみたいと思い、
なかなかその機会に恵まれなかった。
この道は雪が無いと激薮の為、歩く事が難しいという事で、そのチャンスを伺い3年ほど前に一度企画をしたが、
雪不足の為、転進をした。あまりにも雪が多いとラッセルも大変だし、少ないと藪漕ぎになる為、なかなか難しいルートであった。
正月明けに1度、チャレンジするも雪不足と上部はあまりのパウダーで東谷山までたどり着く事が出来なかった。
今回は、2度目のリトライ。万を持して挑んでみた…。

今年は天候が安定せずになかなか良い山行に恵まれず。今回も初日は高温。2日目は降雨の予報。
無事に抜けられるか凄く心配ではあった。

二居の登山口では、日帰りで日白山に行く3人パーティが準備をしていた。心強いラッセル仲間だ。
入山口で、スノーシューを装着し入山する。雪も適度に締まり、トレースもある為、歩きやすい。先行者もいる様だ。
東屋で軽く休憩をして東谷山を目指す。先行のパーティはカメラを撮るパーティの為、抜きつ抜かれつし、少しずつ高度をあげて行く。
途中でスノーボーのパーティにも追いつく。
心配していた尾根上の雪もしっかりと言うほどでは無いが、登るには影響の無い位の量が付いており、藪漕ぎも無く快適に高度を稼いで行く。
前回1日かかっても着かなかった東谷山には3時間程で到着した。日も高くなり気温もかなり上がって来て雪がだいぶ緩みだす。
ここから先はラッセルをする必要がある。スノーシュとはいえ、上に載る雪が鉛のように重く感じる。途中メガネを落とし捜索する場面などもあったが、3人パーティと協力をしつつ1時間程で日白山に到着する。
ここから先は、平標山へ向かって歩いて行く。スキーヤが多いのか、スキーの古いトレースが残っている。
二居俣の頭までは順調に到着。ここからは崖地となる。雪庇の張り出しは少なくかつした方がえぐれ出している。慎重にルーファイをしながら進んで行く。崖地といってもスラブ状になっているので、落ちでも死ぬことは無さそうだが、雪庇の崩壊などは避けたい。
慎重に時間をかけて進んで行く。何とか無事にコル迄到着するも、パートナがバテ始める。
翌日の悪天候を考慮すると時間がまだあるので少しでも先に進もうとパートナと話しをして補給をしてもらい夕方の締まり始めている雪を利用して少しずつ高度をあげて行く。
16:00にテン場適地に着いた為、整地をしてテントを張る。下の方は雪が締まっており、整地には苦労しなった。
水を作り、たらふく水分補給をして、街の街頭も見えない真っ暗の環境で、満天の星空の元、文字通り嵐の前の静けさの快適な夜を過ごす。
ふと、耳を傾けると遠くの方から、低いバッフ音が聞こえる。
バフッ。バフッ。と等間隔に少しずつ近づいて来ているように感じる。
なんだろう… ウサギだろうか? 低い音はどんどん近づいてくる。声を殺してパートナとどうしようかと相談。
まずは手元のライトを目一杯着けようと持っているランタンなどを最大出力にする。
そうするとバッフ音は止まり遠ざかって行った。 2,3分様子を見て、吹き出しの穴から外を覗く。見える範囲は限られているが、近くに何かが
居る気配は感じられない。 またしばらくして外に出るとテントのすぐ脇、1メートルほど離れた所に整地時には無かった何かの足跡のようなものが見られた。その後は、物音がする事は無かったが、風が少しずつ吹き始めて来た。

朝、起きると、星や月はまだ見えるものの、高曇りになって時折強風がテントをたたき始めていた。テントの撤収を行う。
昨夜の足跡らしきものを再度確認するとクマのものであると確信が出来た。テントの本当にすぐ脇で止まっていた。
ランタンやライトを全開にして事なきを得たが、そのまま突っ込んで来られたらと思うととても恐ろしい。クマの足跡は痩せ尾根の稜線を上から続いていた。
恐らく上からこの尾根を降りて来て我々のテントにぶつかり進む方向を変えたような感じである。いうなれば、我々がクマの散歩道を邪魔した
のだろう…。
登山道は、平標山へ向けて一本道となり、上部に行くにつれ少しずつ道も太くなって安心度が増してくる。 それとは引き換えに風が強さを増してくる。
標高1700を超えると森林限界を越える。この頃になると常に強い南西の風が吹きおろし、行く手を阻むようになってくる。
仙の倉北尾根を思わせるような白一面の雪原が広がる。天気の良い時に歩きたかったなぁと思いつつ、風に負けじと稜線を目指す。
事前に予想をしていたが、稜線上はものすごい風が吹く。頂上までは残り100m程度ではあるが、とても頂上目指すような状況では無く、一歩足を出すのもよろめきながら、体を傾けながら進んで行く。
パートナは、あまりの圧で呼吸が出来ない位であったと例える程である。 幸い南向きの為、寒さは感じ無いが時折飛んでくる雪の粒が、礫となり体にあたる。小指程の雪のかけらは10m程度ぶっ飛んでいる。 写真などでは全く確認をすることが出来ないがとにかく命の危険を感じる程の風である。登山道上に居るのが唯一の助けではあるが、一部登山道は階段などがある為、そこをこの状況下で歩くのは危険と感じ雪の中を歩いて降りる。松手山迄降りてようやく樹林の陰に隠れ休憩を取る。
ここからは、松手尾根を下り二居に着くだけ。再び山影に入る為、風の心配も無くなる。尾根もゆったりとしたものである。
ルーファイをしながらゆっくりと下っていく。最後の尾根への取付きの所で少し足場の悪い所があったがそれ以外は快適な下山道である。樹林の中を歩くと、道路らしき道に出てそれ通りに降りて行くとようやくアスファルトが。
2日間スノーシュを歩き続けて足も大分痛くなってきてスノーシュから解放された!この喜びと無事に下山が出来た安堵感で帰宅が出来た。

色々あった充実した2日間であった。

今年1月に一度歩こうとしたルートですが、1月は雪が多く、最終的に新雪の腰ラッセル位になり東谷山までも辿り着くことが出来ませんでした。
今回は腐り雪だったものの深いラッセル地帯は無く、前回の痩せ尾根藪地帯の難所も歩き易くなっており、日白山まではあっという間に到着。
今回日白山までは登山者パーティー3名、スノボBCパーティー2名、スキーBCパーティー1名が登っていたので賑やかな雰囲気でした。

日白山からテン場までの道程は崖地帯があり、足場が悪いです。今回は最後までスノーシュー通しで歩きましたが、ワカンの方が安全に通過出来るかもしれません。但しワカンを選択していたら深い踏み抜き多発で、縦走を完遂出来なかったかもしれません。

夜は街の光の届かない、真っ暗な山中でテント泊。無音の真っ暗な夜空に星がプラネタリウムのように広がり最高のテント場でした。
夜、テント外でドシ、ドシ…という聞いたことのない大きく重いラッセル音のような物が聞こえてきました。その足音は徐々にテントに近づいてきました。おそらく熊だろうという話になり、ランタン3つの光を最大限に明るくしたら、その光に驚いて大きな動物は逃げて行きました。翌朝確かめるとやっぱり熊の足跡。テントの真横まで来ていたようで驚きました。

翌朝は大荒れ予報でしたので、朝暗いうちから歩きました。深く高く難しいラッセルはsatoo担当、安全地帯はmikurichan担当で進みました。暗いうちに歩いたので両サイド切れ落ちた稜線でも怖さを感じず歩くことが出来ました。

平標山直下に到着すると想定外の爆風。
久々に身体ごと飛ばされそうな命の危険を感じるほどの爆風でした。平標山は目の前ですが、あまりの爆風に立っているのがやっと。
歩きやすい方向として、風をまともに正面から受けると今度は息が出来ず、別な意味で危険な状態に。さすがのsatooもピークは諦めて下山することになりました。
こんな日に山登りしている人は誰もおらず、山は満喫出来ましたが風が強すぎて少し危険な状態でした。

帰りの松手尾根は最後が急斜面なのでスノーシュで降りるのに難儀しましたが、何とか無事に下山完了。
久々の体力ルートで大変でしたが、充実感で満たされる良い山行となりました。

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コメント

充実山行
ラッセルに、崖地に、爆風に、クマ、満天の星空と自然を享受できた山行でした、
やはり山はこうでないとね🎵
2020/2/18 8:41
計画してますが
熊が出るとは!ちょっと怖いですね💦
2020/2/19 11:44
Re: 計画してますが
こんにちは
コメントありがとうございます。
谷川の主稜線北部エリアはクマがいます。
夏に沢にはいますが2回遭遇してます。
今年は暖かいので活動が早かったのでしょう。
この稜線上にお泊まりの際には光るもの等をお持ちになって入られたほうがよいですね。
余り刺激しなければ彼らも戦いたくないので逃げていきますよ。

お気を付けて💡
2020/2/19 12:18
ありがとうございます!!
くまさんも目覚めが早かったのですね!
承知しました♪光るもの持っていきます〜
2020/2/20 9:06
Re[2]: 計画してますが
足跡は熊の足跡ですか??
2020/2/20 19:45
Re[3]: 計画してますが
お返事が遅れてごめんなさい。

はい。テントのすぐ脇、2mも離れていなかったところにありました

43枚目の写真になります。
2020/2/21 8:19
Re[4]: 計画してますが
わーですね💦度々返信ありがとうございます。
2020/2/22 8:48
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