北横岳〜初アイゼン快適
- GPS
- 03:57
- 距離
- 4.3km
- 登り
- 262m
- 下り
- 248m
コースタイム
- 山行
- 2:42
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 3:40
天候 | 曇り時々晴れ 風はたまに強風 山頂の風はそれほどでもなかった 視界まあまあ |
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過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
<切符割引情報> ・茅野駅-北八ヶ岳ロープウェイ駅間のバスは往復乗車券がお得(茅野駅のバス乗り場で販売。有効期間7日間。往復で2,200円)。 ・北八ヶ岳ロープウェイは、モンベル割引あり。蓼科高原のペンションでも同様の割引の前売り券を販売していた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
前日の午後から積雪が多かったけど、このコースは十分踏み固められていた。アイゼンでオーケー。夏道でも危険個所は全くないが、この日の雪道は道面が雪でなだらかになっていてさらに安全に感じた。 |
その他周辺情報 | ロープウェイ駅の徒歩圏内にペンション多数。中には蓼科温泉から温泉を運んできて提供しているペンションもある。温泉好きの私は、下諏訪温泉でさらに一泊した。 |
写真
装備
MYアイテム |
翔亀
重量:2.38kg
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個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
昼ご飯
行動食
飲料
水筒(保温性)
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
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感想
初の厳冬期ピークハント。大混雑の北横岳でした。ロープウェイは、8:40から10分おきのフル稼働。その半分が北横岳へ向かったかな(残りはスキー)。登りは渋滞でかえって休み休みゆっくりと登る。あっけなく山頂へ。風はそこそこ。視界もまあ良好。3年前の夏に来たときは視界ゼロだったが、リベンジを果たすことができました。その時はまさか、冬に来るなんて考えてもいなかったのですが。でも、実際トライしてみたら、もしかしたら夏より楽に登れたかも。なにより、下りが夏より快適ですいすい降りてきました。
<スノーシューかアイゼンか>
雪山とは無縁だった私は、ある時スノーシューに魅せられ、冬は山というより高原で楽しんでいました。雪の少ない今季、奥日光に雪がないなど適地があまりなく北八ヶ岳を致し方なく選択し宿を予約。最初はここでスノーシューを楽しむつもりでした。情報誌などでは北横岳とか雨池、縞枯れ山がスノーシューコースとして紹介されてましたので。ですが、事前の様子をヤマレコで伺うと、どうも北横岳はアイゼンの方が良さそうでした。なので、スノーシューで雨池峠方面にしようかとも思いましたが、ここまでやってきて北横岳に登らない手はないかなと思い始めました。スノーシューかアイゼンが悩んだ末、12本アイゼンを念のため調達して北横岳に臨んだのでした。雪山のピークを目指すのは初めてです。
<この日の北横岳はアイゼンが快適>
前日からの新雪が積もっていましたが、多くの人が踏んで固まり、アイゼンで楽々でした。ただルートから少し外れると踏み抜くことになります(全然危険ではないが)。
北横岳を目指していた皆さんの装備は様々で、つい気になって観察していたのですが、足はアイゼン 7、スノーシュー2 、わかん0.5 、なし0.5という感じ。手はストック7 、ピッケル1.5 、なし0.5。足はアイゼンで背にスノーシューやワカンという人も多かったです。北横岳からのルートにもよるでしょうが、北横岳ピストンならアイゼンがベストでしょう。下りの急な箇所もあるので、私だとここでスノーシューは厳しい感じでした。
アイゼンは今回初めて12本アイゼンを使用しました。この山にはオーバースペックらしいですが、軽アイゼンより断然歩きやすいです。特に急な登りは前爪が威力を発揮しました。キックステップが楽チンなのです。持ち運びに難があるが、スノーシューよりはまし。低温対策で冬靴を前々から履いていたが、最初から12本アイゼンにしとけば良かったと思った次第です。
<スノーシューの適地とは>
今回は前日に縞枯山をピストンをしたので、以下、併せての感想です。結果、このエリアはアイゼンが正解。私がスノーシューの楽しみを知ったのは、4年前、阿寒湖にタンチョウヅルを見に行った時にスノーシューツアーに参加したときからです。それまで雪山に行こうなどとは考えてもいなかったのですが、以来、磐梯の五色沼とか八幡平の七滝とかの平原でスノーシューを楽しんできました。スノーシューの醍醐味は、トレースを離れ新雪を掻き分けていくことだと思っています。ところが、それが出来るポイントがこのエリアは少ない感じでした。夏道の登山道を辿っていくパターンが多い。坪庭は指定コース以外立入禁止ですし、他に森に踏み入れそうな箇所も見つかりませんでした。スノーシューがあった方がいいと思ったのは七ツ池ぐらいかな。行かなかったけど雨池周辺にもあるかもしれないし、ガイドさんは知っているかもしれません。ただ縞枯山も北横岳もそれなりに急登で道も狭いので下りにスノーシューは厳しいです。まあ、逆にアイゼン歩きの楽しさを今回、発見できたのですが。傾斜があるルートはアイゼンにして万一のラッセルに備えワカンを持つ、スノーシューは高原エリアで楽しむ、というのが今後のパターンになりそうです。