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Yamareco

記録ID: 2235433
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山滑走
北陸

林道長い冬の六谷山

2020年02月24日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
09:41
距離
16.4km
登り
1,079m
下り
1,065m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:49
休憩
0:53
合計
9:42
距離 16.4km 登り 1,082m 下り 1,082m
6:49
194
スタート地点
10:03
10:18
152
茂住峠
12:50
13:24
100
15:04
15:08
83
茂住峠
16:31
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道41号線神岡町東茂住の交番のある三叉路を東に入り、茂住谷の林道を上がる。この日は標高520mの、鉱滓貯留地に下りる道の分岐近くに駐車。
茂住峠への林道を車で行く。次第に雪が出て来て...
2020年02月24日 06:20撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/24 6:20
茂住峠への林道を車で行く。次第に雪が出て来て...
小デブリで進行止め。
2020年02月24日 06:25撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/24 6:25
小デブリで進行止め。
鉱滓貯留地への降り口。
2020年02月24日 06:48撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/24 6:48
鉱滓貯留地への降り口。
林道標高670mから。陽があたる山は
2020年02月24日 07:42撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/24 7:42
林道標高670mから。陽があたる山は
反射板より右のピークが六谷山。
2020年02月24日 07:42撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/24 7:42
反射板より右のピークが六谷山。
標高700mで林道が分岐、右は大津山へ
2020年02月24日 07:45撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/24 7:45
標高700mで林道が分岐、右は大津山へ
左の茂住峠への道を行く。
2020年02月24日 07:45撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/24 7:45
左の茂住峠への道を行く。
ミズナラ、だよね。
2020年02月24日 07:48撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/24 7:48
ミズナラ、だよね。
水流での雪切れ随所。
2020年02月24日 08:20撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/24 8:20
水流での雪切れ随所。
ここはスキー外して雪から下りた。
2020年02月24日 09:09撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/24 9:09
ここはスキー外して雪から下りた。
茂住峠
2020年02月24日 10:01撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
2/24 10:01
茂住峠
峠から1270pに向かう斜面。
2020年02月24日 10:02撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/24 10:02
峠から1270pに向かう斜面。
雪団子シール
2020年02月24日 10:03撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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2/24 10:03
雪団子シール
峠のお地蔵様
2020年02月24日 10:18撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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2/24 10:18
峠のお地蔵様
夏道の場所でしょう。
2020年02月24日 10:22撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/24 10:22
夏道の場所でしょう。
霞んでるが白山。
2020年02月24日 10:31撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/24 10:31
霞んでるが白山。
カモシカのトレースに合流する。
2020年02月24日 10:33撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/24 10:33
カモシカのトレースに合流する。
緩くジグザグで登ってきました。
2020年02月24日 10:59撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/24 10:59
緩くジグザグで登ってきました。
1270pからの六谷山。
2020年02月24日 11:14撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/24 11:14
1270pからの六谷山。
1374p南端を越すと、
2020年02月24日 11:53撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/24 11:53
1374p南端を越すと、
ナイフリッジではワカン使用。
2020年02月24日 12:08撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/24 12:08
ナイフリッジではワカン使用。
リッジからの六谷山。
2020年02月24日 12:10撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/24 12:10
リッジからの六谷山。
六谷山山頂
2020年02月24日 12:51撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
2/24 12:51
六谷山山頂
反射板方面
2020年02月24日 12:51撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/24 12:51
反射板方面
薬師岳から笠ヶ岳まで
2020年02月24日 12:52撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
2/24 12:52
薬師岳から笠ヶ岳まで
大日岳の上にちょこっと剱、鉢伏山の向こうに立山やら鷲鳶やら。
2020年02月24日 12:52撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
2/24 12:52
大日岳の上にちょこっと剱、鉢伏山の向こうに立山やら鷲鳶やら。
薬師岳。この角度では少し間延びした雰囲気か。
2020年02月24日 13:01撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
2/24 13:01
薬師岳。この角度では少し間延びした雰囲気か。
富山湾、富山平野方面
2020年02月24日 13:02撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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2/24 13:02
富山湾、富山平野方面
さて戻ります。
2020年02月24日 13:23撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/24 13:23
さて戻ります。
山頂直下はまぁ良い斜面
2020年02月24日 13:32撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/24 13:32
山頂直下はまぁ良い斜面
コルで再びワカン
2020年02月24日 13:53撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/24 13:53
コルで再びワカン
リッジを終えて
2020年02月24日 14:07撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/24 14:07
リッジを終えて
六谷山を振り返る。
2020年02月24日 14:11撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/24 14:11
六谷山を振り返る。
1270pはカニを交えて登り返し。
2020年02月24日 14:44撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/24 14:44
1270pはカニを交えて登り返し。
綺麗じゃないがシュプール
2020年02月24日 14:49撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/24 14:49
綺麗じゃないがシュプール
林道下部は朝より雪が減った。
2020年02月24日 15:23撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/24 15:23
林道下部は朝より雪が減った。
歩きが多くなる。
2020年02月24日 15:54撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/24 15:54
歩きが多くなる。
車に帰着。陽が陰り始めている。
2020年02月24日 16:29撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/24 16:29
車に帰着。陽が陰り始めている。
林道上にいたイノシシ。坂を駆け上がって行った。
2020年02月24日 16:58撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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2/24 16:58
林道上にいたイノシシ。坂を駆け上がって行った。
撮影機器:

感想

 富山県中南部、国道41号線沿いに富山百山とされている山が3座ある。キラズ山、六谷山と唐堀山だ。一昨日キラズ山に登り、昨日は雨天で自宅沈殿したが、晴天予報のこの日には六谷山に登ろうと考えた。

 ヤマレコで見る限り、六谷山には1-3月に積雪期として登った記録がこれまでない。無雪期には茂住峠から正味標高差400m足らずのハイキングの山なのだが、冬期林道に車で入れなくなると、その林道がかなり長い。一昨日のキラズ山では標高600mまで車で上がれた。ここも今はその位までは行けるのではないかと、行って見ることにした。

 その林道には、入口付近は全く雪がない。路上落石が多く、通行に気を使う。路肩に雪が見え始め、路上にも少しだけ出て来たがまだまだ行けるだろうと思った矢先に、小雪崩のデブリに阻まれた。駐車場所は標高520m、茂住峠まで標高差は550m、距離は直線で3.2kmだが、道のりはGPS記録によると6.1kmだった。

 スキーを履いてデブリを越えて歩き出す。その後雪切れで担いで歩いたのは1回、水流による短い雪切れで外して渡ったのは数回あった。標高が上がると真っ白い新雪の綺麗な雪面で、5〜10cm沈むラッセルになった。それがひたすら長い。陽が高くなり、気温上昇して雪温は日向でプラスになり、日陰ではマイナスのままだったのだろう、そうするとシール面に雪が固まる団子に悩まされるようになった。そんなこんなで出発から3時間かかって峠に着いた。

 峠から山道に入って1270mの小ピークを越えて1374mピークの南端に向かう。ここまではスキーのジグザグ登行で普通に登って行ける。藪も今シーズンの経験内では易しい部類のもの。1374p南端のトラバースを標高1350mで試みるが、藪が濃くて結局稜線に追いやられる。六谷山につながる稜線を最初はスキーで下って行き、コルまで見渡せる地点にでると、その先は見事なナイフリッジ。地形図を眺めて、ここは狭いなと思っていたところだ。ここでは下りでもシートラ必至、ここで威力を発揮したのは、念のためと持ってきたワカンだった。アイゼンのツボ足では膝以上の潜りが続いて苦しかったと思う。その後標高1310mのコルから六谷山頂までは普通にスキーが使える斜面だった。

 茂住峠から六谷山への登りの、ガイドブックコースタイムは1時間20分だが、今回はワカン歩行が約30分入り、2回の換装時間も含めて2時間半余りかかった。林道歩きを含めて登り全タイムは約6時間となった。山頂では、やっと登ったとの感慨に加え、大展望に感激した。さすが一等三角点の山だ。春霞のような空で、白山方面と乗鞍岳はかなり薄かったが、北ア方面は南の笠ヶ岳から北は毛勝三山までその場で見ている目としては良く見えた。

 山頂からの滑降は、雪は湿雪のなり初めでなんとか曲がれる。コルから1374pへの登り返しは再びワカン歩行。1374pから1270pのカニ登りを交えて茂住峠まで、湿雪と所々の藪をさばいて、大きな滞りはなく下りて来た。林道部分は、快速ボブスレー区間は多くなく、押しと歩きがかなり入って、登りよりは楽と言った程度。最後の1km位は担ぎの歩きが多くなって車にたどり着いた。

やれやれ富山百山91座目。

追記: 六谷山の読み方は、ヤマレコでは「ろくたにやま」と表記されているが、富山では「谷」を「たん」と読むことが多い。富山百山のガイドブックでも「ろくたんやま」である。

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