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Yamareco

記録ID: 223580
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

涸沢岳〜奥穂高岳〜西穂高岳(新穂高から日帰り周回)

2012年09月10日(月) [日帰り]
 - 拍手
GPS
10:56
距離
20.9km
登り
2,529m
下り
2,528m

コースタイム

2:00新穂高温泉無料駐車場-2:20新穂高温泉-2:52穂高平小屋-3:17白出沢出合(奥穂高岳登山口)3:24-3:55重太郎橋-4:07鉱石沢-4:25荷継沢-5:57穂高岳山荘6:08-6:18涸沢岳-6:26穂高岳山荘-7:03奥穂高岳7:06-7:39ジャンダルム7:45-8:21天狗のコル-8:34天狗岳-8:58間ノ岳-9:13赤岩岳-9:32西穂高岳9:41-10:01ピラミッドピーク-10:13西穂独標-10:41西穂丸山-10:50西穂山荘11:39-12:12ロープウェイ西穂高口駅-12:56新穂高温泉無料駐車場
天候 夜明けからガスガス&小雨、最後だけ晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
松本から国道158号線→安房トンネル有料道路→新穂高温泉
新穂高ロープウェイから少し下った所にある、登山者用無料駐車場に駐車。
日曜日の22:45に到着しましたが、駐車場は4割ほどの埋まり具合でした。
下山時も同程度。
コース状況/
危険箇所等
■コース状況
・新穂高温泉〜白出沢出合
 林道歩き。

・白出沢出合〜穂高岳山荘
 前半は沢沿いの樹林帯歩き。
 重太郎橋を渡ると直ぐに木の梯子を登り、そこから鉱石沢までの間は右側が切れ落ちた岩稜帯歩き。
 その後は穂高岳山荘のあるコルに向かってのガレ場の急登。
 雪渓上を歩く箇所はなし。
 
・穂高岳山荘〜奥穂高岳
 登山者も多くよく整備されているが、梯子、鎖場、岩場あり。

・奥穂高岳〜西穂高岳
 ほぼ全てが危険な岩場。
 浮石も多数あり、滑落の危険性が高いので慎重に。
 岩へのペンキマークが大量にあるので、ルート自体はしっかり探せば必ず見つかるはず。

■下山後の温泉
新穂高温泉無料駐車場からしばらく下った所にある「新穂高温泉ひがくの湯」。
内湯なしで露天風呂のみの源泉かけ流し。
営業時間 9:00〜19:00
入浴料金 大人700円、小学生500円 ※大人同伴の幼児(小学生以下)は無料
いつも出発前に寄る新穂高の公衆トイレ。
2012年09月10日 23:02撮影 by  iPhone 4S, Apple
9/10 23:02
いつも出発前に寄る新穂高の公衆トイレ。
登山届けをバッチリ提出。
2012年09月10日 23:02撮影 by  iPhone 4S, Apple
9/10 23:02
登山届けをバッチリ提出。
右俣林道入り口ゲートだったかな?
2012年09月10日 23:02撮影 by  iPhone 4S, Apple
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右俣林道入り口ゲートだったかな?
穂高平小屋着。まだ真っ暗です。
2012年09月10日 23:02撮影 by  iPhone 4S, Apple
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穂高平小屋着。まだ真っ暗です。
白出沢出合の手前に奥穂高岳への登山口があります。
2012年09月10日 23:02撮影 by  iPhone 4S, Apple
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白出沢出合の手前に奥穂高岳への登山口があります。
一番右の赤いラインを登って、穂高岳山荘まで直登します!
2012年09月10日 23:02撮影 by  iPhone 4S, Apple
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一番右の赤いラインを登って、穂高岳山荘まで直登します!
これが重太郎橋らしいです。
2012年09月10日 23:02撮影 by  iPhone 4S, Apple
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これが重太郎橋らしいです。
重太郎橋を渡った直後の木の梯子。
2012年09月10日 23:02撮影 by  iPhone 4S, Apple
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重太郎橋を渡った直後の木の梯子。
2012年09月10日 23:02撮影 by  iPhone 4S, Apple
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2012年09月10日 23:02撮影 by  iPhone 4S, Apple
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2012年09月10日 23:02撮影 by  iPhone 4S, Apple
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穂高岳山荘があるコルがガスと朝焼けで赤く染まりました。
2012年09月10日 23:01撮影 by  NIKON D4, NIKON CORPORATION
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穂高岳山荘があるコルがガスと朝焼けで赤く染まりました。
途中まで見えていた笠ヶ岳方面も、日の出直前からガスの中へ。
夜明け前に笠ヶ岳山頂を目指す人達のヘッデンの明かりが見えてたんですが、ご来光見れたかな…
2012年09月10日 23:01撮影 by  NIKON D4, NIKON CORPORATION
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途中まで見えていた笠ヶ岳方面も、日の出直前からガスの中へ。
夜明け前に笠ヶ岳山頂を目指す人達のヘッデンの明かりが見えてたんですが、ご来光見れたかな…
穂高岳山荘の裏手に出ます。
2012年09月10日 23:01撮影 by  NIKON D4, NIKON CORPORATION
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穂高岳山荘の裏手に出ます。
ガスに包まれる穂高岳山荘。
2012年09月10日 23:01撮影 by  NIKON D4, NIKON CORPORATION
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ガスに包まれる穂高岳山荘。
山荘前に居た鳥をアップで。
目にピンが来てない(´・ω・`)
2012年09月10日 23:01撮影 by  NIKON D4, NIKON CORPORATION
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山荘前に居た鳥をアップで。
目にピンが来てない(´・ω・`)
ガスに隠れる直前の涸沢方面。
2012年09月10日 23:01撮影 by  NIKON D4, NIKON CORPORATION
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ガスに隠れる直前の涸沢方面。
涸沢アップで。
ヒュッテとテント場。
2012年09月10日 23:01撮影 by  NIKON D4, NIKON CORPORATION
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涸沢アップで。
ヒュッテとテント場。
奥穂を見上げながらしばし休憩。
2012年09月10日 23:01撮影 by  NIKON D4, NIKON CORPORATION
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奥穂を見上げながらしばし休憩。
ザックを山荘前に勝手にデポして、涸沢岳へ。
2012年09月10日 23:01撮影 by  NIKON D4, NIKON CORPORATION
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ザックを山荘前に勝手にデポして、涸沢岳へ。
完全にガスの中。
2012年09月10日 23:01撮影 by  NIKON D4, NIKON CORPORATION
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完全にガスの中。
山頂直下。
2012年09月10日 23:01撮影 by  NIKON D4, NIKON CORPORATION
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山頂直下。
涸沢岳山頂。
眺望ゼロ!
2012年09月10日 23:01撮影 by  NIKON D4, NIKON CORPORATION
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涸沢岳山頂。
眺望ゼロ!
山荘まで降りて、ザックを回収したら、今度は奥穂へ。
2012年09月10日 23:01撮影 by  NIKON D4, NIKON CORPORATION
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山荘まで降りて、ザックを回収したら、今度は奥穂へ。
3人組の外国の方に着いて登ります。
2012年09月10日 23:01撮影 by  NIKON D4, NIKON CORPORATION
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3人組の外国の方に着いて登ります。
ガスガスで服が濡れるくらいでした。
ピッケルの先にも雫が。
2012年09月10日 23:02撮影 by  NIKON D4, NIKON CORPORATION
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ガスガスで服が濡れるくらいでした。
ピッケルの先にも雫が。
何か見えてきた!
2012年09月10日 23:01撮影 by  NIKON D4, NIKON CORPORATION
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何か見えてきた!
2012年09月10日 23:02撮影 by  NIKON D4, NIKON CORPORATION
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奥穂高岳山頂。
太陽の光が当たってますが、残念ながら眺望はありません。
2012年09月10日 23:01撮影 by  NIKON D4, NIKON CORPORATION
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奥穂高岳山頂。
太陽の光が当たってますが、残念ながら眺望はありません。
特徴的な丸いやつ(左の)もありました。
2012年09月10日 23:02撮影 by  iPhone 4S, Apple
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特徴的な丸いやつ(左の)もありました。
西穂へ向かいます。
2012年09月10日 23:01撮影 by  NIKON D4, NIKON CORPORATION
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西穂へ向かいます。
岩が濡れてて滑りますが、滑って落ちたら助からないので慎重に進みます。
ガスのせいで高度感はあまりありませんでした。
2012年09月10日 23:02撮影 by  iPhone 4S, Apple
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岩が濡れてて滑りますが、滑って落ちたら助からないので慎重に進みます。
ガスのせいで高度感はあまりありませんでした。
ジャンダルム直下。左の巻き道へ。
2012年09月10日 23:02撮影 by  iPhone 4S, Apple
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ジャンダルム直下。左の巻き道へ。
西穂側へ回りきった所にジャンダルムへ登るルートがあります。
2012年09月10日 23:02撮影 by  iPhone 4S, Apple
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西穂側へ回りきった所にジャンダルムへ登るルートがあります。
ジャンダルム着。
2012年09月10日 23:02撮影 by  iPhone 4S, Apple
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ジャンダルム着。
ここも回りは真っ白ですが、一応記念写真ということで…
2012年09月10日 23:01撮影 by  NIKON D4, NIKON CORPORATION
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ここも回りは真っ白ですが、一応記念写真ということで…
天狗のコル。
前穂から上高地へ降りる途中の岳沢小屋(旧岳沢ヒュッテ)への道があるみたいです。
2012年09月10日 23:02撮影 by  iPhone 4S, Apple
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天狗のコル。
前穂から上高地へ降りる途中の岳沢小屋(旧岳沢ヒュッテ)への道があるみたいです。
かなり急な鎖と岩場。
こんな場所が数え切れないほどありました。
2012年09月10日 23:02撮影 by  iPhone 4S, Apple
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かなり急な鎖と岩場。
こんな場所が数え切れないほどありました。
天狗岳山頂。
微妙に青空ですが、相変わらず周囲の眺望はゼロです('A`)
2012年09月10日 23:02撮影 by  iPhone 4S, Apple
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天狗岳山頂。
微妙に青空ですが、相変わらず周囲の眺望はゼロです('A`)
2012年09月10日 23:02撮影 by  iPhone 4S, Apple
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どこまで行っても危険な道です。
2012年09月10日 23:02撮影 by  iPhone 4S, Apple
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どこまで行っても危険な道です。
西穂の手前に何とカエルが居ました!
こんな高い所にも居るんですね。
2012年09月10日 23:02撮影 by  iPhone 4S, Apple
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西穂の手前に何とカエルが居ました!
こんな高い所にも居るんですね。
西穂高岳山頂。
2012年09月10日 23:01撮影 by  NIKON D4, NIKON CORPORATION
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西穂高岳山頂。
西穂山頂から西穂独標までの道もけっこう険しいです。
2012年09月10日 23:02撮影 by  iPhone 4S, Apple
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西穂山頂から西穂独標までの道もけっこう険しいです。
前方の山頂に道標がある。
あれが独標かと思いきや、
2012年09月10日 23:02撮影 by  iPhone 4S, Apple
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前方の山頂に道標がある。
あれが独標かと思いきや、
ピラミッドピークでした。
2012年09月10日 23:02撮影 by  iPhone 4S, Apple
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ピラミッドピークでした。
で、こちらが本物の独標とその後ろに焼岳。
ピラミッドピークあたりからガスが切れて眺望がきくようになりました。
2012年09月10日 23:02撮影 by  iPhone 4S, Apple
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で、こちらが本物の独標とその後ろに焼岳。
ピラミッドピークあたりからガスが切れて眺望がきくようになりました。
独標。
後ろはガスに隠れた笠ヶ岳、だと思います。
2012年09月10日 23:02撮影 by  iPhone 4S, Apple
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独標。
後ろはガスに隠れた笠ヶ岳、だと思います。
2012年09月10日 23:02撮影 by  NIKON D4, NIKON CORPORATION
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上高地も見えてます。
2012年09月10日 23:02撮影 by  NIKON D4, NIKON CORPORATION
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上高地も見えてます。
焼岳、相変わらず噴煙が上がってました。
2012年09月10日 23:02撮影 by  NIKON D4, NIKON CORPORATION
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焼岳、相変わらず噴煙が上がってました。
2012年09月10日 23:02撮影 by  NIKON D4, NIKON CORPORATION
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丸山まで降りてきました。
西穂山荘までもう少しです。
2012年09月10日 23:02撮影 by  NIKON D4, NIKON CORPORATION
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丸山まで降りてきました。
西穂山荘までもう少しです。
西穂方面を振り返ると、歩いてきた道が綺麗に見えていました。
2012年09月10日 23:02撮影 by  NIKON D4, NIKON CORPORATION
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西穂方面を振り返ると、歩いてきた道が綺麗に見えていました。
焼岳バックに西穂山荘。
2012年09月10日 23:02撮影 by  NIKON D4, NIKON CORPORATION
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焼岳バックに西穂山荘。
西穂山荘着。
2012年09月10日 23:02撮影 by  NIKON D4, NIKON CORPORATION
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西穂山荘着。
山荘前で持参したラーメンを食べました。
オレンジジュースは頑張った自分へのご褒美に300円で購入w
2012年09月10日 23:02撮影 by  NIKON D4, NIKON CORPORATION
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山荘前で持参したラーメンを食べました。
オレンジジュースは頑張った自分へのご褒美に300円で購入w
食後にカプチーノ(インスタント)。
2012年09月10日 23:02撮影 by  NIKON D4, NIKON CORPORATION
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食後にカプチーノ(インスタント)。
西穂高口駅まで下ります。
2012年09月10日 23:02撮影 by  NIKON D4, NIKON CORPORATION
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西穂高口駅まで下ります。
午後から雨の筈だったんですが、綺麗な青空でした。
2012年09月10日 23:02撮影 by  NIKON D4, NIKON CORPORATION
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午後から雨の筈だったんですが、綺麗な青空でした。
綺麗に整備された登山道。
物凄く、歩き易いですw
2012年09月10日 23:02撮影 by  NIKON D4, NIKON CORPORATION
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綺麗に整備された登山道。
物凄く、歩き易いですw
2012年09月10日 23:02撮影 by  NIKON D4, NIKON CORPORATION
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西穂高口駅着。
後はロープウェイで帰るだけです。
2012年09月10日 23:02撮影 by  NIKON D4, NIKON CORPORATION
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西穂高口駅着。
後はロープウェイで帰るだけです。
2012年09月10日 23:02撮影 by  NIKON D4, NIKON CORPORATION
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途中の鍋平高原駅。
2012年09月10日 23:02撮影 by  NIKON D4, NIKON CORPORATION
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途中の鍋平高原駅。
登山指導センターまで戻ってきました。
下山届けを提出して帰ります。
2012年09月10日 23:02撮影 by  NIKON D4, NIKON CORPORATION
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登山指導センターまで戻ってきました。
下山届けを提出して帰ります。
いつも思うんですが、気圧の変化って凄いです。
2012年09月10日 23:02撮影 by  NIKON D4, NIKON CORPORATION
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いつも思うんですが、気圧の変化って凄いです。
ひがくの湯。
自分しか居なかったんで…(;^ω^)
2012年09月10日 23:02撮影 by  iPhone 4S, Apple
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ひがくの湯。
自分しか居なかったんで…(;^ω^)

感想

今回は奥穂〜西穂の縦走に行ってきました。
涸沢岳はついでです(;^ω^)

前日の仕事が終わってからいつものように準備して新穂高へ向かいます。
23:00に新穂高温泉無料駐車場到着して、2:00まで仮眠。
荷物の準備とトイレを済ませて、2:20に出発しました。

今回、コースタイム的にはもっと遅めの出発でも大丈夫そうだったんですが、天気予報が午後から雨の予報になっていたので、出きれば昼までに奥穂〜西穂の稜線は歩ききってしまいたいという事で、思い切って早めの出発としました。
因みに、事前の予定としては、大まかですが、新穂高から穂高岳山荘までを4時間で歩いて6:00着、穂高岳山荘から西穂山荘までを6時間で歩いて12:00着、といった感じでした。
実際、ほぼ予定通りに歩けて助かりました。

新穂高から奥穂高岳への登山口がある白出沢出合までは、少し前に槍に登った時にも通った林道歩きです。
真っ暗なのでヘッデンをつけてガンガン進みました。
白出沢出合で小休止してエネルギー補給したのですが、真っ暗闇の中、近くの木の上から「ギャーギャー!!」という不気味な獣の声が聞こえてきてかなりびびりました(;^ω^)
谷の反対側からはその声に呼応するように「ホゥー!ホゥー!」って返事が返ってきてたし…
しかも、その近くの木から聞こえる獣の声が明らかに段々近づいて来るんです。
恐ろしくなって即座に出発したのは言うまでもありません…

白出沢出合から穂高岳山荘までは、下部は真っ暗な樹林帯歩き、丈夫はガレた岩場の長い急登で相当体力を消耗しました。
特に丈夫の岩場というか、枯れた沢のような所を登って行く時が、かなり下の方から穂高岳山荘のあるコルが見えているのに、登れども登れども辿り着けない感じで本当に辛かったです…('A`)
6:00ちょっと前に何とか予定通りに穂高岳山荘に到着。
この時点で稜線にはガスが上がって来ていて、眺望はほとんどなくなっていました。

穂高岳山荘から、まずは奥穂高岳と反対方向の涸沢岳に登ります。
涸沢岳の山頂は山荘から直ぐなので20分程で往復。
山頂は完全にガスの中で眺望ゼロだったので、すぐに降りてきました。

時間の余裕もあまりないので、直ぐに奥穂高岳に向けて出発。
30分程登って奥穂高岳山頂に到着。
ここでも、ガスの中で眺望ゼロ。
かろうじてガスの向こうから陽が差した瞬間を狙って写真を撮り、次なる目的地西穂高岳へ向けて出発しました。

奥穂高岳から西穂高岳への稜線は、今までに歩いた事のある一般的な山から山への稜線歩きとは明らかに違って、どの場所を取っても普通の山ならここが核心部と言えるレベルの危険な箇所の連続でした。
常に切り立った岩場の連続で、もし足を滑らせて滑落したらまず助からないような箇所ばかりです。
ただ、ルート上の岩へのペンキのペイントが常にあって、通るべき道は非常に分かりやすいです。
また、一見通過するのが困難そうな岩場でも、近づいてみれば手がかり、足がかりとなる部分はしっかりあるので、一歩ずつ確実に進んで行けば意外と通過出来ます。
そんなわけで、ガスガスで視界と足場が悪い中、西穂へ向けて必死で進みました。
途中、ジャンダルムへ登るも相変わらず眺望はゼロ。
一瞬だけ青空が見えかけたりもしたんですが、本当に一瞬だけで終わってしまいました、残念。
そういえば、ジャンダルム山頂でコーヒーを沸かして飲んでいる方達がいて羨ましかったなぁ(´・ω・`)
ジャンダルムの後、天狗岳(天狗岩?)、間ノ岳、赤岩岳を順調に超えて奥穂高岳から3時間半程で西穂高岳に到着。

ここまで来れば一安心ですが、油断すると危険なので気を引き締めて独標、西穂山荘へ向かいます。
途中、ピラミッドピーク辺りからガスが晴れて、素晴らしい眺望が広がりました。
残念ながら穂高方面は相変わらず雲の中のようでしたが、西穂山荘とその向こうに見事な焼岳が見えて妙に感動しました。

西穂山荘には10:50に到着。
行動中、ガスと小雨ということもあって、あまりまともに食事を取っていなかったので、ここで大休止として昼食にしました。
いつ食べても山で食べるラーメンは美味いですw
50分ほどゆっくりしてから、ロープウェイの西穂高口駅に向かって出発。
今回は帰りに楽をしようという事で、最初から片道1500円のロープェイに乗るつもりで来たのです。
12:12に駅に着くと、タイミング良く15分発のロープウェイの改札が始まる所だったので、すぐにチケットを購入して滑り込みで乗りました。
新穂高のロープェイは途中の鍋平駅で一回乗り換えがあるものの、標高差1000m以上を乗り換えでの待ち時間を入れても30分程で下ってしまいます。
今回は12:45には新穂高温泉駅に着いていました。

駐車場へ向かう途中の今朝登山届けを提出した登山指導センター前で、一応念のため、下山届けを提出。
駐車場には13:00ちょっと前に着きました。
今回の行動時間は約13時間(休憩1時間程含む)でした。
天気予報と違って、結局雨がほとんど降らなかったので、早出した意味があんまりなかったような気がしています('A`)

帰りの温泉はここのところよく行く新穂高温泉ひがくの湯へ。
今回は何と男湯は自分だけで終始貸切状態でした。
相変わらず熱めの温泉でしっかりと筋肉をほぐしてから、帰宅の途に着きました。

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コメント

速いー
yamaーkenさん 初めまして

凄いですね、私も過去に「西穂〜奥穂に」抜けましたが、ローウエイで高度を稼ぎましたから、逆コースの日帰りは大変だなと、しかもタイムが凄いですね。

10月は槍からの縦走日帰りを計画みたいですが、岩場の凍結に注意して、頑張ってください
2012/9/11 13:06
hakusan319さん
初めまして、コメントありがとうございます
確かに西穂から奥穂だと登りで楽出来ますね。
でも、逆に稜線歩きが終わった後の長い下りと林道歩きが辛そうです(^_^;)

10月の槍穂縦走は、元々今月に行こうと思っていたのが延期になったものなので、3日間掛けて余裕のある日程で楽しむつもりです。
時期が時期なんで、凍結が酷ければ途中で諦めるかもしれません

白山も良い山ですね。
実は昔、野々市町に住んでいたんですが、当時は山に全く興味がなかったので、石川の山には登らず終いでした
2012/9/11 16:49
RE: 涸沢岳〜奥穂高岳〜西穂高岳(新穂高から日帰り周回)
ま〜た〜とんでもない強行軍を(-o-;)
しかも新穂から稜線までのタイム、有り得ない(-"-;)

しかしガスの中奥穂〜西穂の稜線をよく歩いたよ(^_^;)
お疲れ〜!(b^ー°)

10月の槍〜穂は俺前歩くぞ!あなたは速すぎです。|( ̄3 ̄)|
2012/9/12 21:14
プロフィール画像
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この記録に関連する登山ルート

積雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
槍ヶ岳/飛騨沢ルート/新穂高温泉起点槍平経由
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
奥穂高岳/白出沢ルート/新穂高温泉起点白出沢穂高岳山荘経由
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
積雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
西穂高岳西尾根
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [日帰り]
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

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