P713m,P954mのある尾根を経由して稜線に上がるつもりで,深瀬大橋から林道を南へ歩き出したところ,すぐに仕事道らしき踏み跡がついているのを発見。そこから斜面に取りついた。
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P713m,P954mのある尾根を経由して稜線に上がるつもりで,深瀬大橋から林道を南へ歩き出したところ,すぐに仕事道らしき踏み跡がついているのを発見。そこから斜面に取りついた。
しかし,積雪がつながるようになるとすぐに踏み跡を見失ってしまい,適当に斜面を登っていく。よく手入れされた植林が続いており,急斜面だが登高には全く問題ない。
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しかし,積雪がつながるようになるとすぐに踏み跡を見失ってしまい,適当に斜面を登っていく。よく手入れされた植林が続いており,急斜面だが登高には全く問題ない。
結局,植林は尾根まで続いており,P954m付近にスムーズに上がることができた。尾根上は膝くらいまでの積雪で,ここからスノーシューを履いた。
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結局,植林は尾根まで続いており,P954m付近にスムーズに上がることができた。尾根上は膝くらいまでの積雪で,ここからスノーシューを履いた。
尾根に出てからは,はじめは結構藪っぽい急登が続き,藪をつかんで体を引き上げていく。
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尾根に出てからは,はじめは結構藪っぽい急登が続き,藪をつかんで体を引き上げていく。
標高1150m付近で広い尾根に合流すると,一気に積雪が増え,急に歩きやすくなった。
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標高1150m付近で広い尾根に合流すると,一気に積雪が増え,急に歩きやすくなった。
素晴らしい快晴の下,気持ちの良い雪尾根歩き。
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素晴らしい快晴の下,気持ちの良い雪尾根歩き。
展望もなかなか良い。
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展望もなかなか良い。
大辻山が近づくと,開放的な雪原歩きに。
スノーシューの沈み込みは足首〜脛程度で大したことはなく,表面に積もっている新雪も軽いパウダーで,歩いていて気持ちがいい。
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大辻山が近づくと,開放的な雪原歩きに。
スノーシューの沈み込みは足首〜脛程度で大したことはなく,表面に積もっている新雪も軽いパウダーで,歩いていて気持ちがいい。
周囲の木々も樹氷に包まれ始めた。
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周囲の木々も樹氷に包まれ始めた。
美しい樹氷回廊が続く。
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美しい樹氷回廊が続く。
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大辻山が近づけば近づくほど,尾根はさらに広く,空も大きくなっていく。
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大辻山が近づけば近づくほど,尾根はさらに広く,空も大きくなっていく。
遮るもののない白山の眺望も次第に大きくなってきて,ショウガ山に向けての期待が高まってくる。
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遮るもののない白山の眺望も次第に大きくなってきて,ショウガ山に向けての期待が高まってくる。
大辻山の広い台地に乗ると,そこはオオシラビソが点々とたたずむ,気持ちの良い雪原であった。
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大辻山の広い台地に乗ると,そこはオオシラビソが点々とたたずむ,気持ちの良い雪原であった。
登山というより,散策という気分が良く似合う。
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登山というより,散策という気分が良く似合う。
青空と針葉樹と広大な雪原と。北海道の美瑛あたりの雪景色のようだ。
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青空と針葉樹と広大な雪原と。北海道の美瑛あたりの雪景色のようだ。
しかし,この雰囲気,どこかで見たことがあるような…。
そうだ,猿ヶ馬場山の山頂に似ているんだな。あそこもちょうどこんな感じの,オオシラビソの気持ちのいい雪原だ。
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しかし,この雰囲気,どこかで見たことがあるような…。
そうだ,猿ヶ馬場山の山頂に似ているんだな。あそこもちょうどこんな感じの,オオシラビソの気持ちのいい雪原だ。
大笠山と笈ヶ岳の眺望。
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大笠山と笈ヶ岳の眺望。
先週登ったばかりの笈ヶ岳。登ったルートが手に取るように全部見えている。
先週はあんなにがむしゃらに登っていたのに,今日は同じ山を悠々と眺めながら雪原漫歩とは…なんだか不思議だ。
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先週登ったばかりの笈ヶ岳。登ったルートが手に取るように全部見えている。
先週はあんなにがむしゃらに登っていたのに,今日は同じ山を悠々と眺めながら雪原漫歩とは…なんだか不思議だ。
大辻山の三角点のあたりに到着。ミニチュアのオオシラビソに囲まれた,のんびりとした雪原だ。
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大辻山の三角点のあたりに到着。ミニチュアのオオシラビソに囲まれた,のんびりとした雪原だ。
日本海もよく見える。
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日本海もよく見える。
小憩ののち,ショウガ山へと歩を進める。
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小憩ののち,ショウガ山へと歩を進める。
なだらかな雪尾根はどこまでも続く。
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なだらかな雪尾根はどこまでも続く。
歩けば歩くほど,白山も大きくなってくる。
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歩けば歩くほど,白山も大きくなってくる。
地形図上の三角点とは違う場所(三角点の南東のピーク)に,大辻山の古い山名板を発見。
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地形図上の三角点とは違う場所(三角点の南東のピーク)に,大辻山の古い山名板を発見。
トレースを付けてしまうのがもったいないような美しい雪原が続く。
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トレースを付けてしまうのがもったいないような美しい雪原が続く。
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今日のような快晴の日に歩くには,うってつけの稜線だ。
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今日のような快晴の日に歩くには,うってつけの稜線だ。
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ショウガ山が近づくと,奥深くなってきたせいか,立派な太いブナが目立つようになってきた。
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ショウガ山が近づくと,奥深くなってきたせいか,立派な太いブナが目立つようになってきた。
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貫禄のある,素晴らしいブナの森だ。
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貫禄のある,素晴らしいブナの森だ。
こうしたブナのセクションを挟みつつ,たおやかな尾根は続く。
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こうしたブナのセクションを挟みつつ,たおやかな尾根は続く。
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対岸の尾根の樹氷の森が美しい。
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対岸の尾根の樹氷の森が美しい。
再び,樹氷回廊。
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再び,樹氷回廊。
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雪庇さえ,なんだか丸っこくて優しい。
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雪庇さえ,なんだか丸っこくて優しい。
次第にショウガ山が近づいてきた。
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次第にショウガ山が近づいてきた。
ショウガ山のある主稜線上は,ここよりもさらに気持ちの良い雪尾根になっているようだ。期待が高まる。
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ショウガ山のある主稜線上は,ここよりもさらに気持ちの良い雪尾根になっているようだ。期待が高まる。
抜けるような青空の下,軽い粉雪を跳ね散らかして進んでいく。
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抜けるような青空の下,軽い粉雪を跳ね散らかして進んでいく。
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振り向けば,越えてきた大辻山と,その向こうの日本海。
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振り向けば,越えてきた大辻山と,その向こうの日本海。
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ショウガ山直下の斜面。一見,気持ちよさそうなブナのスロープだが,結構急斜面である。
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ショウガ山直下の斜面。一見,気持ちよさそうなブナのスロープだが,結構急斜面である。
ブナが雪面に作り出す陰影が美しい。
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ブナが雪面に作り出す陰影が美しい。
少しでも傾斜を殺すため,ジグザグに登っていく。この斜面は膝くらいまで沈み込むが,軽いパウダーなのでラッセルしていて気持ちいい。
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少しでも傾斜を殺すため,ジグザグに登っていく。この斜面は膝くらいまで沈み込むが,軽いパウダーなのでラッセルしていて気持ちいい。
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このミニ雪庇を越えたら,主稜線だ。
主稜線の直前の斜面だけ急にガチガチにクラストしており,慌ててスノーシューのクランポンを蹴りこんだ。
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このミニ雪庇を越えたら,主稜線だ。
主稜線の直前の斜面だけ急にガチガチにクラストしており,慌ててスノーシューのクランポンを蹴りこんだ。
主稜線に上がった。
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主稜線に上がった。
たおやかに続く主稜線の向こうに,白山が一層大きく見えている。
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たおやかに続く主稜線の向こうに,白山が一層大きく見えている。
それでは,丸い小山のようなショウガ山へ。
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それでは,丸い小山のようなショウガ山へ。
まさに天空台地。
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まさに天空台地。
振り向くと,自分のトレースがどこまでも見渡せる。
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振り向くと,自分のトレースがどこまでも見渡せる。
天空台地の旅が続く。
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天空台地の旅が続く。
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ショウガ山山頂に到着。真正面に白山の展望がほしいままだ。
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ショウガ山山頂に到着。真正面に白山の展望がほしいままだ。
加賀禅定道の美女坂と,その向こうの清浄ヶ原が良く見える。つま先立ちで覗き込めば,百四丈滝も見えそうなくらい。
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加賀禅定道の美女坂と,その向こうの清浄ヶ原が良く見える。つま先立ちで覗き込めば,百四丈滝も見えそうなくらい。
延々と続くトレースの向こうに,笈ヶ岳と大笠山。
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延々と続くトレースの向こうに,笈ヶ岳と大笠山。
あれは大長山かな?
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あれは大長山かな?
12月に登った鳴谷山。
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12月に登った鳴谷山。
白山釈迦ヶ岳の右肩に,うっすらと別山も見えている。
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白山釈迦ヶ岳の右肩に,うっすらと別山も見えている。
そして,これから歩いていく稜線。まだまだ天空の旅が楽しめそうだ。
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そして,これから歩いていく稜線。まだまだ天空の旅が楽しめそうだ。
360°の展望を楽しみながらゆっくりとお昼ご飯を食べたあと,再び稜線を辿り始めた。
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360°の展望を楽しみながらゆっくりとお昼ご飯を食べたあと,再び稜線を辿り始めた。
あくまでもゆるやかな雪のウェーブが続く。
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あくまでもゆるやかな雪のウェーブが続く。
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どこまで歩いても,左手にはいつも素晴らしい白山の眺め。
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どこまで歩いても,左手にはいつも素晴らしい白山の眺め。
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小嵐山の尾根に降りるジャンクションピークに到着。この天上的な主稜線をどこまでも歩き続けたい気持ちでいっぱいなのだが,本当にそれをやるとまたもやヘッデン下山になってしまうので,名残惜しいが下山にかかろう。
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小嵐山の尾根に降りるジャンクションピークに到着。この天上的な主稜線をどこまでも歩き続けたい気持ちでいっぱいなのだが,本当にそれをやるとまたもやヘッデン下山になってしまうので,名残惜しいが下山にかかろう。
白山よ,さようなら。
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白山よ,さようなら。
今日は視界がよく,下山に使う予定の尾根もよく見える。ルートファインディングには困らなさそうだ。
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今日は視界がよく,下山に使う予定の尾根もよく見える。ルートファインディングには困らなさそうだ。
急斜面をスノーシューで滑り降りるように高度を落としていく。
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急斜面をスノーシューで滑り降りるように高度を落としていく。
この尾根も,上部は立派なブナの木などもあり,なかなか気持ちの良い尾根。ただ,登ってきた尾根に比べると,やや細くて,少し地味な感じ。
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この尾根も,上部は立派なブナの木などもあり,なかなか気持ちの良い尾根。ただ,登ってきた尾根に比べると,やや細くて,少し地味な感じ。
立派な天然杉も多い。
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立派な天然杉も多い。
1200mくらいまで高度を落とすと,少し藪が目立ち始める。
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1200mくらいまで高度を落とすと,少し藪が目立ち始める。
1100mくらいで,かなり藪が濃い区間も出てくるようになる。スキーの場合は,ちょっと苦労しそうだ。
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1100mくらいで,かなり藪が濃い区間も出てくるようになる。スキーの場合は,ちょっと苦労しそうだ。
小嵐山に近づくと,こんな感じのマーキングが目立つようになる。ただ,尾根の分岐点など,肝心なところでマーキングが途切れたりするので,あまり過信はしないほうがよさそう。
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小嵐山に近づくと,こんな感じのマーキングが目立つようになる。ただ,尾根の分岐点など,肝心なところでマーキングが途切れたりするので,あまり過信はしないほうがよさそう。
小嵐山に到着。山名板は特に見かけなかった。
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小嵐山に到着。山名板は特に見かけなかった。
標高770m付近で北西の枝尾根に進路を取り,小嵐隧道に向けて下っていく。ちょっと藪っぽいが,薄い踏み跡らしきものがついている。部分的に痩せて両側が切れ落ちた箇所もあるため,中途半端な薄い積雪と枯葉でスリップしないよう注意が必要(こんなところで滑落でもしたら,泣くに泣けない…)
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標高770m付近で北西の枝尾根に進路を取り,小嵐隧道に向けて下っていく。ちょっと藪っぽいが,薄い踏み跡らしきものがついている。部分的に痩せて両側が切れ落ちた箇所もあるため,中途半端な薄い積雪と枯葉でスリップしないよう注意が必要(こんなところで滑落でもしたら,泣くに泣けない…)
小さな鞍部から小嵐隧道の坑門を目掛けて南西方向に斜面を急降下。ずるずる滑る枯葉に足を取られつつ,左手の植林帯を下降していったのだが…
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小さな鞍部から小嵐隧道の坑門を目掛けて南西方向に斜面を急降下。ずるずる滑る枯葉に足を取られつつ,左手の植林帯を下降していったのだが…
最後の最後で崖にぶつかり,5mほどのクライムダウンをやらされる羽目になった。(どうやら,小さな鞍部から右手の斜面を巻くように降りるのが正解のようです。)
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最後の最後で崖にぶつかり,5mほどのクライムダウンをやらされる羽目になった。(どうやら,小さな鞍部から右手の斜面を巻くように降りるのが正解のようです。)
降り立ったのは小嵐隧道の南側坑門の目の前。水のしたたる暗いトンネルを抜け,歩いて駐車地まで戻った。
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降り立ったのは小嵐隧道の南側坑門の目の前。水のしたたる暗いトンネルを抜け,歩いて駐車地まで戻った。
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