奥穂高岳で驚きの熊との遭遇
- GPS
- 14:30
- 距離
- 30.1km
- 登り
- 2,370m
- 下り
- 2,379m
コースタイム
3:05 上高地
3:42 前穂高岳登山道入り口
5:44 岳沢小屋
8:18 紀美子平
10:15 奥穂高岳
11:48 紀美子平
13:53 岳沢小屋
15:43 河童橋
16:35 駐車位置に帰着
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
そこから自転車で上高地入り。 上高地を起点に奥穂高岳のピストン。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
白ペンキを追えば間違いありませんが、 ガスで視界が利かない時には注意が必要。 下山途中、カモシカの立場付近で 親子連れの熊に遭遇。 私の他、3名の登山者に向かってきて 威嚇され・・・・たまげました。 |
写真
感想
上高地はマイカー規制のため自動車では入れません。
そのため、バスまたはタクシーを利用しますが
釜トンネルが夜間通行止めのため、早朝の現地入りが
できません。
足の速い人であれば、一番のバスで穂高の日帰りを
こなしていますが、私には無理。
そこで、自転車を利用して上高地のアプローチとしました。
上高地では霧雨が降っていて心配しましたが、雨は上がり
予定通り、岳沢から奥穂に向かいました。
いつもは熊鈴をぶら下げて早朝の行動をしますが
観光地の上高地で熊が出たなどと言う話は話題になったことは
なかったと記憶しており、あえて鈴は持ってきませんでした。
重太郎新道はきつい登りでしたが、だんだん近づいてくる
穂高の山々の景色はすばらしいものでこれを見るだけでも
ここにくる価値があると思います。
そして、涸沢越しに槍ヶ岳が見えた時には思わず「おおっ!」
と声が出ました。
山頂からぐるり360度の動画 ↓
そんな訳で、素晴らしい北アルプスの山には大感激でした。
問題は、紀美子平から下山中の出来事。
下から登ってきた登山者の方が
「親子連れの熊がいるので気をつけて。」
と知らせてくれました。
少し下ると単独の方1名とペアの方が
登山道で立ち止まっていました。
鈴を鳴らしています。
「熊がいます。」
確かに上部に熊がもそもそしています。
(カモシカの立場の少し上部)
熊までの距離は楽に100m以上離れていたと思います。
そのうちこちらが気になったのか少し向きを
変えたと思う間もなく、藪の斜面をまっすぐに
こちらに向って駆けだしました。
凄い速さでこちらにきます。
「逃げろ!」
4名は、登山道を駆け上がります。
熊はすぐ近くまで迫ってきました。
威嚇の?鼻息まではっきりと聞こえました。
熊の黒光りした毛並み。
逃げおおせるわけはありません。
幸いなことに(他の3名には叱られますが)
私は、一番上にいたと思います。
瞬間、近くの手ごろな岩を抱えようかと思いました。
それ以外になにも思いつきませんでした。
熊との距離は数十メートルでしょうか。
熊は、止まり、やがて戻り始めました。
「助かった。」
そう思ったのは、私だけではなかったと思います。
熊は尾根の縁に立ち、小熊が2頭近寄って
尾根の向こうに姿を消しました。
その後、少し足が震えているような気がしました。
けっして疲労のせいではなかったと思います。
熊に威嚇されておそれをなした4名は集団下山。
もくもくと岳沢小屋までひたすら下りました。
藪から物音が聞こえるたびにぎょっとしながら・・・・
熊に威嚇された一部始終です。
その時は、熊鈴などまったく効果がありませんでした。
たぶん、子連れの親熊だったからでしょう。
上高地の河童橋の手前で3匹の猿が歩いていたのですが
見た瞬間、「熊!」・・・・本当にびっくりしてしまいました。
2度とあんな思いはしたくありません。
熊との遭遇しっかり読ませていただきました。こちらに向かってくる熊を想像しただけで震えが来ますね。鈴は役に立ちませんでしたか?出来る限り遭遇したくありませんね。私も同じ日に甲斐駒ケ岳の下山途中に大猿に遭遇して熊かと思い慌てました(笑)。
それと自転車での釜トンネル越え参考になりました。ちなみに自転車は上高地の何処にとめられたんですか?
30キロですか
お疲れ様でした
クマは大変でしたネ
動画が撮れれば、10,000拍手は堅かったでしょうネ
そんな余裕はないか
HIDENORI-Tさん こんにちは
コメントありがとうございます。
熊には本当にたまげました。
藪を突っ走るスピードは半端ないです。
熊鈴の件
鈴をもっている方が熊に向かって
「人間がここにいるよ〜。」というつもりで
チリンチリン鳴らして知らせたのですが
それでカチン???ときたのかもしれません。
逃げるように下山開始した時は皆さんは
鈴をしまって鳴らないようにしました。
これ以上「人間がここにいるよ〜。」と
思われたくなかったからです。
しかし、クマ避けと言うぐらいですから
持って行った方が良いのでしょう。
自転車の件
上高地では、河童橋近くの公衆トイレの裏に
鍵を掛けて駐輪しました。
帰りに判ったのですが、自転車置き場がありました。
ちゃんと「自転車置き場」の表示があります。
ターミナル手前の道路南側にあります。
(真っ暗だと判りにくいかもしれません。)
中ノ湯側のどこに路駐するかがポイントです。
釜トンネルの下りの後、登り返しは辛いものです。
自転車利用は上手く企画すれば素晴らしいと思いますよ。
hottenさん こんにちは
30kmといっても、半分以上自転車ですから。
でも、釜トンネルの登りはきつかった。
車両通行止めになっていますので、道路幅を
利用してジグザグに登りました。ハーハー言いながら。
でも、帰りは最高でしたよ。
動画・・・これはもう考えられません。
全てが流れるような速さで起こった出来事でした。
下で動画でも撮っていれば、ぽっこりと一撃されても
不思議はなかったと思います。
ぽっこりとぶたれれば、だではすみませんから。
以前、奥多摩でクライマーの山野井さんが熊に
襲われ大けがをしましたが、熊には遭いたくありません。
話によればナナカマドの実を食べていたそうです。
食事の邪魔をされて激怒したのかも・・・・。
ochanさん こんにちは
私は住居地の関係から新穂高からの日帰りですが、以前は冬季に中の湯の国道に路駐して上高地にスノーシューハイキングに出かけていましたが、数年前から左折車線にガードレールが設置されて、駐車できなくなりそれ以来行っていません、ochanさんはどこに駐車されたのでしょうか?
熊が思いとどまって良かったですね、食事中の熊は食べるのに夢中で人間に気がつかないらしいです、子育て中の熊が一番危険だそうです
hakusan319さん こんばんは
駐車したのは4号カーブと5号カーブの間の路肩です。
1号からどこに停めようか探しながら上がりました。
駐車した場所は、駐車スペース数台分の空地で
路上にはみ出ることなく駐車できました。
ただし、正規の場所ではないので不法駐車になるかも
しれません。
釜トンネルからは少々登っていますので、下山後に
上り返すのが辛かった。(2回ほど自転車を押しました。)
話は変わりますが白山は良いところですね。
冬は無理ですので、残雪期に山スキーで山頂を
目指してみたいと思っています。
その節には是非地元情報をご教授ください。
よろしく。
自転車、熊、奥穂ピストン
どれをとっても私とは比べものになりませんが、12日午前10時ころ、北穂の頂上で360度動画を撮っていました
奥穂や槍がガスで少し隠れたりしていましたが、最高でしたね!!
divyasu21さん こんにちは
コメントありがとうございます。
divyasu21さんはスキューバダイビング!
パラグライダー!!!!!と素晴らしい
趣味ですね。
パラグライダーとくればどこか頭のネジが
抜けていないとできませんよ。
自転車は私も乗りますが登りは押しが大得意?です。
どちらかと言えば下りがメインのトレールライドを
行っています。
12日午前10時に北穂高山頂でしたか。
私は奥穂高の山頂に午前10時5分位から25分位まで
いました。
最初は槍が見えていましたがおにぎりを食べている
間に見えなくなってしまいました。
北穂高からは槍が目と鼻の先に見えたのでは。
いつかは槍〜大キレット〜北穂と歩いてみたいです。
(パラグライダーに乗る度胸はありませんが・・・・。)
よろしく!
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