猿山 〜美しい海と花を愛でる山旅〜
- GPS
- 05:50
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 596m
- 下り
- 594m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
≪登山道の状況≫ ・よく整備されていて安心して歩けます。 ・ブラ土留め階段による立派なルートが出来上がっていましたが通行止め。雪割草祭りのシーズン(3月14日〜)に通行できるようになるのかな? ・猿山〜娑婆捨峠までは急斜面の登降となり注意。 ・桟橋区間は海側は切れ落ちているのですれ違いの際に転落注意。 ≪危険動物情報≫ ・クマ、ヘビ、マダニ、ヤマビル:いずれも遭遇せず。 |
その他周辺情報 | ≪コンビニ・商店≫ ・深見は小さな漁村で商店や飲料自販機は見なかった。事前に調達して来られたし。 ・娑婆捨峠にも自販機や商店は無い。 ≪トイレ≫ ・深見の漁港、娑婆捨峠に公衆トイレ有。 ・山中にはトイレ無し。雪割草祭りシーズンには仮設の携帯トイレブースがあったと思う。今日はまだ設置されていなかった。 |
写真
感想
ミスミソウ。
スプリングエフェメラル(春の儚いもの)のカテゴリーの花の一つ。
鈴鹿の藤原岳で発見した時は、慎ましやかで美しいその姿に心を奪われ、以来他の山でも捜し求めています。
鈴鹿のミスミソウは一株ずつひっそり咲くものが多く、色も白花が大半。
その中でもまれにピンク色のもの、雄しべがピンクのさし色のものが有るので、山を歩きながら宝探し感覚で楽しんでいます。
他方、北陸では大群落を形成し、花の色もカラフル。
3年前にここ猿山岬を訪れた時は、花の多さ、色の多彩さに衝撃を受けたました。
猿山では赤・ピンク・白の花はたくさん見ましたが、紫や青は一つも見つけられず。
新潟の角田山とか佐渡に行かないと見ることはできないかなと思って諸兄のレコを拝見していると…。
猿山でも青いミスミソウが見られるみたい!
岐阜県東濃の家からは300劼發△襪韻鼻△海譴蝋圓なくては!
ということで3年ぶりの再訪となりました。
登り始めからミスミソウ探し。特に青花。
青い花は時々あるけれど、スミレとかキクザキイチゲばかり。
ミスミソウで青いものは…なかなか無い…。
ひと登りして、アップダウンで沢を越えると深見群生地。
ここで丁寧に探していると、ベンチの下に青いミスミソウが!
しかし、いかにも鉢植えの栽培品を移植した感じで、自生のものではなさそう。
毎年ここに来るという方にお話をうかがうと青いものは一度も見たことが無いとのこと。
それでも、もしかすると見落とされているという可能性もあるので目を皿のようにして探しながら歩きます。
猿山岬側の群生地でも芽吹き前の森にはミスミソウが咲き乱れ、すばらしい美しさ。
眼下にきれいな海があるので、海をバックに咲くミスミソウの写真を撮りたいなと思ってトライしてみるも、バックの木がどうしても映り込んでしまう…。
木が無い開けたところに咲く雪割草があれば狙い通りの構図で撮れそうだけど…。
出会った方に聞いてみても、その構図で撮れたことはありませんね、とのこと。
うむむ、まだまだ研鑽を積まねば。
猿山灯台側群生地でも青花を探しますが、真っ青のものは見つけられません。
1つだけ、青紫のグラデーションになっているものを発見するにとどまりました。
同じ山でも咲くところと咲かないところがあったり、花の色にも地域差があるのは不思議ですね。
自生の青いミスミソウはいつか新潟角田山に行った時のお楽しみに取っておこうと思います。
青いミスミソウ探しは今一つ消化不良でしたが、美しい花と海を見ながら歩けて充実の登山となりました。
帰りに日本海に沈む夕日を見て、岐阜への帰途に就きました。
北陸の山はやはり花が豊かで素晴らしいです。
せっかく奥能登までくるのですから、今度は泊りでゆっくり来れたらなと思います。
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