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Yamareco

記録ID: 226427
全員に公開
沢登り
尾瀬・奥利根

下田川内 仙見川中俣沢から粟ヶ岳

2012年09月15日(土) ~ 2012年09月17日(月)
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sobacha その他2人
GPS
56:00
距離
16.9km
登り
1,261m
下り
1,223m

コースタイム

■15日
出発8:15 → 林道車止め8:50頃 → 登山道不明瞭地点から懸垂下降(30m)して入渓10:00
 → (途中で登山道に復帰しようとして20分位ロス)→ 中俣沢出合い12:35 → 瀞淵13:10
 → タナイの滝上15:30 → テンバ15:45

■16日
出発6:00 → 奥の二俣14:00 → 黒い滝の巻き開始17:30頃 → 懸垂10mで沢復帰してテンバ18:15

■17日
出発6:10 → 粟ヶ岳山頂10:00 → 山頂発10:45 → 粟ヶ岳ヒュッテ11:20 →粟ヶ岳登山口12:45
天候 3日とも晴れ 沢は渇水気味
17日の平地の気温は37度、朝鮮半島にある台風16号に向けて南から湿った風が吹き、日本海側でフェーン現象となったため
過去天気図(気象庁) 2012年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
粟ヶ岳登山口(加茂第二貯水池)から門原までタクシー10650円
コース状況/
危険箇所等
渇水のため平常時より15センチ程減水していた模様
たまにボロ壁の悪い巻きあり
泥壁の悪い巻きはほとんどない
登山道を失い、25m懸垂+クライムダウン5mで入渓ポイントへ
服にヒル1匹発見。薮から服に付いたか?
ヤマビルファイターをかけて処刑
2012年09月15日 10:11撮影 by  DSC-TX5, SONY
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9/15 10:11
登山道を失い、25m懸垂+クライムダウン5mで入渓ポイントへ
服にヒル1匹発見。薮から服に付いたか?
ヤマビルファイターをかけて処刑
本流でもヘツリがあったりします。
2012年09月15日 10:22撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/15 10:22
本流でもヘツリがあったりします。
本流での泳ぎポイント
2012年09月15日 10:43撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/15 10:43
本流での泳ぎポイント
2012年09月15日 11:41撮影 by  DSC-TX5, SONY
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9/15 11:41
下田らしいスラブ壁登場
2012年09月15日 12:00撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/15 12:00
下田らしいスラブ壁登場
2012年09月15日 12:03撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/15 12:03
ちょっとゴルジュっぽい
2012年09月15日 12:07撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/15 12:07
ちょっとゴルジュっぽい
ここは泳いで接近して・・
2012年09月15日 12:09撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/15 12:09
ここは泳いで接近して・・
ちょっと流れが強い
2012年09月15日 12:09撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/15 12:09
ちょっと流れが強い
同じところを上流から
2012年09月15日 12:13撮影 by  DSC-TX5, SONY
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9/15 12:13
同じところを上流から
結構浸かるところあり
2012年09月15日 12:24撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/15 12:24
結構浸かるところあり
中俣沢出合
2012年09月15日 12:36撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/15 12:36
中俣沢出合
2012年09月15日 13:03撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/15 13:03
2012年09月15日 13:12撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/15 13:12
いよいよ瀞淵
50mの泳ぎ開始
2012年09月15日 13:39撮影 by  DSC-TX5, SONY
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9/15 13:39
いよいよ瀞淵
50mの泳ぎ開始
と思ったら、立てる場所があったりして
2012年09月15日 13:39撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/15 13:39
と思ったら、立てる場所があったりして
10m以下の泳ぎ3箇所くらいですみました
2012年09月15日 13:42撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/15 13:42
10m以下の泳ぎ3箇所くらいですみました
下田とかの新潟の沢は白くて綺麗な明るいゴルジュがあります。
暗いゴルジュは嫌だけど、こういうゴルジュはステキです。
2012年09月15日 14:05撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/15 14:05
下田とかの新潟の沢は白くて綺麗な明るいゴルジュがあります。
暗いゴルジュは嫌だけど、こういうゴルジュはステキです。
沢が屈曲しているポイントです。
突き当たりの断層のようなところで沢は右に直角に曲がっています。
2012年09月15日 14:37撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/15 14:37
沢が屈曲しているポイントです。
突き当たりの断層のようなところで沢は右に直角に曲がっています。
そこを進むと白いゴルジュ
とても不思議な侵食のされ方です。
2012年09月15日 14:46撮影 by  DSC-TX5, SONY
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9/15 14:46
そこを進むと白いゴルジュ
とても不思議な侵食のされ方です。
ゴルジュの出口にタナイの滝CS,2m
水量が多いと取り付くのに大変らしいけど、渇水のため難なく取り付き、突っ張りで越える。
2012年09月15日 14:52撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/15 14:52
ゴルジュの出口にタナイの滝CS,2m
水量が多いと取り付くのに大変らしいけど、渇水のため難なく取り付き、突っ張りで越える。
落ち口真下の真ん中は深いですが、両岸は足が着いて立てます。その後は上に向かって突っ張ればいいだけ。
立つまでがポイント
2012年09月15日 14:52撮影 by  DSC-TX5, SONY
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9/15 14:52
落ち口真下の真ん中は深いですが、両岸は足が着いて立てます。その後は上に向かって突っ張ればいいだけ。
立つまでがポイント
タナイの滝を上から
2012年09月15日 14:57撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/15 14:57
タナイの滝を上から
■2日目
ヨコムネの滝cs4mを登るWさん
釜の横にあるハングにハーケン打って
2012年09月16日 06:15撮影 by  DSC-TX5, SONY
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9/16 6:15
■2日目
ヨコムネの滝cs4mを登るWさん
釜の横にあるハングにハーケン打って
スリング引っ掛けてA0でハング上のホールドをキャッチ
2012年09月16日 06:21撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/16 6:21
スリング引っ掛けてA0でハング上のホールドをキャッチ
あとは突っ張りなどで楽々登れます
2012年09月16日 06:21撮影 by  DSC-TX5, SONY
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9/16 6:21
あとは突っ張りなどで楽々登れます
さすがWさん 余裕です
2012年09月16日 06:21撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/16 6:21
さすがWさん 余裕です
中流以降の連瀑帯は、こんな滝が続きます
2012年09月16日 10:40撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/16 10:40
中流以降の連瀑帯は、こんな滝が続きます
巻きも入れつつ越えていく
薮は大したことないです
2012年09月16日 14:16撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/16 14:16
巻きも入れつつ越えていく
薮は大したことないです
奥の二俣先になると、水流はチョロチョロ
2012年09月16日 15:04撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/16 15:04
奥の二俣先になると、水流はチョロチョロ
ハイライトの白糸の滝4段70m

3段と4段を巻きました
2012年09月16日 15:24撮影 by  DSC-TX5, SONY
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9/16 15:24
ハイライトの白糸の滝4段70m

3段と4段を巻きました
■3日目
よくわからない写真ですが、上流部は滝というより
下田特有のスラブです。
外傾してヌメっており、いやらしい。
2012年09月17日 06:54撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/17 6:54
■3日目
よくわからない写真ですが、上流部は滝というより
下田特有のスラブです。
外傾してヌメっており、いやらしい。
粟ヶ岳山頂到着

1300m足らずの山を登るために3日かけました
2012年09月17日 10:34撮影 by  DSC-TX5, SONY
4
9/17 10:34
粟ヶ岳山頂到着

1300m足らずの山を登るために3日かけました
撮影機器:

感想

下田川内山塊。そこそこの縦走登山経験者でも、その名前を知らない山域。
登山道もろくにない、山と高原地図もない、静かな山域。

最高峰の粟ヶ岳でさえ1300mに満たない、そう書いたら、大半の登山者は鼻で笑うかもしれない。
かつての自分であれば、少なくともそうであったろう。

だが、この山には、豪雪地帯特有の、急峻な谷が深く刻まれている。
険しいゴルジュがあり、大きな滝があり、深い淵にはイワナが泳いでいる。
山頂から眺めたら、丹沢程度の標高の山の谷に、これほどの光景が広がるということを、誰が想像できよう。
それは行った人にしかわからないに違いない。

今回、9月の連休を使って、山岳会で下田川内集中合宿を行った。
集中といっても、どこかで集まるわけではない。各パーティがそれぞれにあわせた目標を定め、個々に行動する。

今回、我々のパーティは4級の仙見川中俣沢を遡行することになった。
当初、メンバーは5名であったが、2名が仕事の都合がつかず、断念することになった。


●9月15日(土)
磐梯山パーキングで仮眠を取り、現地の舗装路路肩に駐車して林道歩きからスタート。
仙見川沿いの登山道を2時間程歩いて出会いの入渓点まで行く予定だが、登山道がかなり
荒れており、30分程で薮に覆われて不明瞭になったため、懸垂して入渓することに。
ヒル天国とのことだったが、1匹服についただけで、あとは目撃せず。
釣師数人と会話して、昼くらいに中俣沢へ。下部は河原とゴルジュ地帯で、50m程の泳ぎが
必要な淵などが数箇所あるはずだが、渇水のため平常時より20センチ近く減水しており、
ところどころ泳ぐのみで容易に通過できた。他会の記録では困難とあったタナイの滝(CS,2m)も
渇水のためか全員容易に通過。16時くらいに適当な河原でタープを張る。
周辺に小ぶりの魚影があるも、釣りえさに全く反応せずで、夕食のおかずが1品減ってしまった。
盛大に焚火をして、20時半には就寝。


●9月16日(日)
スタート直後にヨコムネの滝(CS,4m)ネット上の他会の記録ではみんな巻いているところだが、
リーダーが、取り付きの釜横のハングにハーケンを打ってA0を入れて空身で難なく登る。
続く二人も空身で登る。中俣大滝を過ぎるとしばらく河原歩き。2時間程歩くと、連瀑帯となり、
かなり悪い巻きが出てくる。奥の二俣を過ぎると流れはチョロチョロになるが、滝は続く。
後半のハイライト、白糸の滝(4段70m)を登り、続く黒い滝8mを巻いたところで日没。
今日だけで20くらいの滝を登った。小さな河原にタープを張って、焚火はせずに就寝。
リーダー特製の具沢山乾物カレーがおいしかった。


●9月17日(月)
朝6時スタート。山頂までは標高差300mだが、のっけからいやらしい滝が続く。滝というより、
この山域に多いスラブが滝になったという感じで、外傾している上に黒くヌメっており、
ハーケンが刺さりにくいものもあったりで、結構な時間を食う。
源頭の様相を呈しても、小さな壁が続いて登るのにいちいち手を焼く。
残りの標高差50mほどで沢形は消え、15分弱薮を漕いで、山頂まで30秒の登山道に出た。
10時粟ヶ岳山頂到着。御神楽岳のスラブなどを眺め、2時間の暑い暑い登山道を下山。
登山口で加茂市のタクシーを呼んだが、車をデポした五泉市に土地勘がないようで、少々迷って
ようやく到着。さくランド温泉に入浴して、関越で少々渋滞に巻き込まれて、21時40分くらいに
東川口で解散。
お疲れ様でした。


そういえば、2日目のどこかで、ハーケン4枚を付けたカラビナを丸ごと落としました。
あまり使っていないハーケン・カラビナ、5000円以上分です・・・
前回のスラブ沢では、カラビナ1枚紛失で、仕方ないか程度でしたが、今回はダメージでかい・・orz

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