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Yamareco

記録ID: 2268959
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波

日光白根山(湯元から)。ワカンを落とした方いませんか?

2020年03月21日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:47
距離
11.2km
登り
1,416m
下り
1,411m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:56
休憩
1:52
合計
9:48
6:43
6:44
25
7:09
7:27
89
8:56
9:04
25
9:29
9:32
31
10:03
10:04
16
10:20
9
10:29
10:51
87
12:18
12:41
31
13:12
13:26
19
13:45
13:51
18
14:09
14:10
21
14:31
19
14:50
15:04
68
16:12
16:13
5
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2020年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
葛西IC3時半発 → 奥日光湯元温泉郷6時過ぎ着

奥日光ビジターセンターの向かいと、その約50m先に大きな無料駐車場がある

前日の降雪でも奥日光の道路に雪はなく、ノーマルタイヤでも問題なく行ける状況だった。このまま春が進めば問題ないと思うが、念のため出かける場合はチェックを!

トイレは大きな無料駐車場にあり、使用可能
コース状況/
危険箇所等
ワカンを落とした方、当方に連絡ください!

登山ポストは湯元スキー場のゲレンデ入り口にある。私はコンパス利用

スキー場から外山鞍部:
スキー場の第2リフト終点の登山口から尾根を進む。外山鞍部へは一部凍結の急登なので、早めにアイゼンを装着し他方が良い。ただし、雪が少なく、岩や木の根が出ているのでアイゼンをひっかけないように。ピッケルがあるとストックより安心

外山鞍部から前白根山:
最初は樹林帯を進み、その後に尾根を登る。危険個所はない。前白根山頂は風の通り道で雪がない

前白根山から避難小屋:
前白根山から地肌が露出した斜面を下り、白根隠山へ向かう雪の稜線を進むと、避難小屋へ降りる標識がある。斜めにトラバースして降りるイメージ。雪のない斜面の下りでアイゼンをひっかけないように

奥白根登り口から奥白根山頂:
奥白根の森林限界近くまでは比較的緩やかな登り。そこから先は急斜面。これまでの経験から、急斜面の右側(五色沼側)は比較的固い雪面になっていることが多く、斜面の左側は柔らかい雪に覆われていることが多い。中央を進んで雪の状態を確認し、固ければ左側寄りに進めば登りやすいかと・・
急斜面を登り切れば、比較的緩やかな登りで社まで進む。社から一旦わずかに下って山頂に登る。岩と雪のミックスなので、アイゼンを引っかけないよう注意

奥白根から避難小屋:
急斜面の下りは緊張する。転倒しないよう注意しながら、登りのステップを使って下りるのが良い。慣れている方は踏み跡のない斜面を大胆に下るのもあり

避難小屋から前白根山:
登り返しが続くのできつい。前白根山への登りは地肌が露出しているので、アイゼンをひっかけないように

前白根山から外山鞍部:
雪面を活かして結構なペースで下りられる。樹林の尾根を進んだところで、ついついまっすぐ進んでしまう尾根がある。標識を見落とさず左に曲がって一本左の尾根をトラバースするように鞍部へ進む

外山鞍部からスキー場まで:
体力を消費したあとの劇下りなので、スピードを出し過ぎて転倒や滑落しないよう注意
その他周辺情報 コンビニ:
東北自動車道の宇都宮ICから日光道に乗り継いで、最終の清滝ICを下りると、ローソンとファミマが並ぶようにある

日帰り温泉:
湯元のいくつかのホテルや旅館で利用可能。
いつもの奥日光高原ホテルを利用。1000円。好きな硫黄泉
宿泊者の状況によって、日帰り温泉の時間が限定されるので、事前に電話確認するのがよい。この日は15時で受付終了だったが、16時半でも受け付けてくれた
http://www.okunikko-kougenhotel.com/hotspa.shtml

やしおの湯:
いろは坂を下った先にある。
アルカリ泉で少しぬるっとしている。汗を流す分にはいいが、循環式で塩素のにおいもする。湯元の日帰り温泉を利用されることをお薦めする
http://www.city.nikko.lg.jp/nikko-kankou/kankou/nikko/onsen/yashio.html
湯元スキー場からスタート。前日の降雪で一面真っ白。まだスキーできそう
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湯元スキー場からスタート。前日の降雪で一面真っ白。まだスキーできそう
ゲレンデトップから登山道に入る
ゲレンデトップから登山道に入る
外山鞍部への急登の始まり
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外山鞍部への急登の始まり
今回の最大の難所だった急登を終えて鞍部に到達するも、ご褒美の富士山は見えず
今回の最大の難所だった急登を終えて鞍部に到達するも、ご褒美の富士山は見えず
前白根山に向けてもう一登り
1
前白根山に向けてもう一登り
いい天気
前白根山と奥白根山が見えてきた
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前白根山と奥白根山が見えてきた
奥白根山と手前に白根隠山への稜線
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奥白根山と手前に白根隠山への稜線
前白根山頂。いつもながら風の通り道
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前白根山頂。いつもながら風の通り道
五色沼避難小屋まで一旦降りた。最後の急登に備えて小屋の外で早めの昼ご飯
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五色沼避難小屋まで一旦降りた。最後の急登に備えて小屋の外で早めの昼ご飯
森林限界を越えれば、奥白根山の急登の始まり。2人組が先を行く
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森林限界を越えれば、奥白根山の急登の始まり。2人組が先を行く
3回目だが、相変わらずスリリングな急登
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3回目だが、相変わらずスリリングな急登
昨日降った雪で非常に登りやすいコンディション。先行者たちのステップに感謝
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昨日降った雪で非常に登りやすいコンディション。先行者たちのステップに感謝
急登を終えると山頂が視界に飛び込んでくる
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急登を終えると山頂が視界に飛び込んでくる
積雪期の奥白根山頂でこんなに多くの人をみるのは初めて
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積雪期の奥白根山頂でこんなに多くの人をみるのは初めて
息子との2ショット。山頂にいらしたご夫婦に撮っていただいた
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息子との2ショット。山頂にいらしたご夫婦に撮っていただいた
尾瀬の燧ケ岳
メッサいいとこ
男体山ファミリー。右から男体山、大真名子、小真名子、女峰山、帝釈山、一番左に山王帽子山
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男体山ファミリー。右から男体山、大真名子、小真名子、女峰山、帝釈山、一番左に山王帽子山
男体山と中禅寺湖
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男体山と中禅寺湖
山頂直下の火口湖は凍結
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山頂直下の火口湖は凍結
磐梯山がかろうじて見えた
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磐梯山がかろうじて見えた
シリセードしたら気持ちよく一気に滑り降りられそうな天然の大滑り台
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シリセードしたら気持ちよく一気に滑り降りられそうな天然の大滑り台
でも二足歩行で急斜面を下りる心技体の練習
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でも二足歩行で急斜面を下りる心技体の練習
避難小屋から尾根に登り返す
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避難小屋から尾根に登り返す
尾根から奥白根山と五色沼
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尾根から奥白根山と五色沼
シュカブラが美しい
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シュカブラが美しい
外山鞍部からの劇下り。スキー場トップまであと少しのところにワカン。行きに落ちていたものを先行パーティが見つけて、この場所に置いた。落とされた方は私に連絡ください
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外山鞍部からの劇下り。スキー場トップまであと少しのところにワカン。行きに落ちていたものを先行パーティが見つけて、この場所に置いた。落とされた方は私に連絡ください
スキー場まで下りてきた。昨日の雪が融けて地肌があちこち露出。無事帰還に感謝感謝!
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スキー場まで下りてきた。昨日の雪が融けて地肌があちこち露出。無事帰還に感謝感謝!

感想

昨年のお盆以来、久しぶりに息子から山に行きたいとの要望。ロングの鳳凰山から、雪少なめの那須岳、お手頃な赤城山、雪のない塔ノ岳などをリストして送った。選択したのは湯元からの日光白根山だった。私にとっても数年ぶりなので出かけることにした

歩く距離、登る標高差以上にタフな山で、雪の斜面の急登の練習にはもってこいの山だ。西穂高岳などと同じように、数年に1回は訪れて、自分の雪山レベルをバロメーターチェックするにもうってつけの山だと思う

この日は、降雪して登り易かった奥白根山の急斜面よりも、スキー場トップから外山鞍部への急斜面が一番しんどかった。雪が少ない分、凍結気味の滑りやすい急斜面の登りが続き、緊張を強いられるとともに、足への負担も大きかった

雪山は八ケ岳の天狗岳にしか登ったことのない息子にとっては、湯元からの奥白根山は結構チャレンジングな山だが、大きな達成感を味わえる山でもある。久しぶりの登山となる息子には、外山鞍部への急登が応えたようで、脹脛や股関節などにダメージが大きかったようだ

逆に心配した奥白根への急斜面は、雪のコンディションにも恵まれ、難なく上り下りしていた。ただし、外山鞍部からの劇下りは、相当に足に来ていたようだが・・

この山は、普段から雪山にも出かけている私にとってもきつい山だ。何せ急登に弱く、コースタイム以下で登れたことがない。今回も例外ではなかったが、過去2回よりは早いペースで登れたのは、息子が先行したおかげでもあるし、コースタイムをきれなかったのは足を痛めた息子が下りで失速したことにもよる

久しぶりの日光白根山に出かけることができ、しかも前日の降雪で残雪期とは思えないようなコンディションで雪山を楽しむことができた。息子にとっても、あの急斜面を上り下りしたことは貴重な雪山経験になったことと思う


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コメント

湯元からの白根山、いいルートですよね。
日光湯元からの白根山、お疲れさまでした。
かなりハードなルートで気合を入れないと出かけられませんが、人も少なく、景色の変化もあって、私も大好きなルートです。
息子さんにとっても、チャレンジングで達成感のある登山になったことと思います。

前日に雪が降ったとのことですが、それでもやっぱり雪が少ないですね。
私が登った3/1と比べても、随分と雪が減っている気がします。
今年は早々に雪山じまいになるのかと寂しい気もしますが、谷川岳や北アルプスなどに行けば、もう少し雪山を楽しめますかねぇ。来週末も雨のようで、困ったものですね。
2020/3/22 19:01
eurekapapaさん、いつもコメありがとうございます
奥白根の山頂周辺の雪は確かに少なかったです。こんなに山頂の雪が少ないのは今シーズンならではですね。雪の少なさに反して登山者の多いのには驚きました(笑)。この時期にこんなに山頂が人で溢れている奥白根も初めてです

まだ雪山を楽しめるかどうか、難しいですね。越後駒もシルバーラインが通常より1か月早く3月上旬に開通しましたし・・。飯豊あたりに行けば確実にあるでしょうね

ただし、昨シーズンは3月末から4月上旬にまとまった降雪があって、4月上旬でも雪山を楽しめたので、今シーズンも期待したいところです
2020/3/23 8:22
タフそう…
日光白根は去年群馬からのお気楽雪山トレイルと舐めてかかって私一人撤退しました。
気象条件やら積雪厳しい山。

会社のトレッキング旅行で山頂から五色沼避難小屋まで降りたことありますが傾斜たいがいだった記憶があります(勿論無雪期です)。
積雪期の登下降は絵的には私が登った女峰の山頂直下に似てますがちょっとどころかかなり構えてしまいます。
日光湯元からは相当タフそうですが一度は歩いてみたいです。
前白根山頂からの本峰、さぞ大迫力でしょう。

山頂でのツーショット、これは棺桶に持って行ける(失礼)一枚ですね
息子との雪山のツーショット出来る親子なんてそうそういないです。
オヤジが雪山にハマる理由ちょっとはわかったんじゃないでしょうか。
2020/3/22 20:32
久しぶりに息子が山に行くというので企画しました。第一候補は同じ週末にトムさんが計画していた鳳凰山でのバッタリを期待して一押ししたのですが、20キロ越えに息子が怯みました(笑)

ならばと距離は12キロながら、ピリ辛の奥白根山を提案したところ興味を示したので決定。様子を見て前白根山のみ、あるいは行き先を白根隠山へ変更することも念頭に進みました

結果は外山鞍部への急登で相当足にきたようで、脹脛は当然としても股関節まで痛みが出たようです。心配した奥白根の急登は雪質に恵まれ、息子も登りやすかったようで、山頂まで行くことができました

ただ、復路はかなり辛そうでした。お盆の時の空木岳からの下りと同じような状況になるかと心配しましたが、無事に下山できてほっとした次第です
2020/3/23 8:39
壁(外山暗部まで)を乗り越えた先には絶景が拝めるコースですね
こんにちは、確か頂上か、頂上直下の取り付きをお会いしましたかもしれません。 
それにしても素晴らしい天気でしたね! 
今年は雪が少なかったですが前日の降雪のおかげで素晴らしいスノーハイキングが楽しめました。
2020/3/23 15:17
Re: 壁(外山暗部まで)を乗り越えた先には絶景が拝めるコー...
tomopioさん、コメありがとうございました
行きも帰りも避難小屋で休憩が一緒になり、奥白根への登りはすぐ後を追わせていただきました

この季節なので遠望は今一つでしたが、本当に良い天気でした
風もさほどなく、素晴らしい山頂滞在となりましたし、前日の雪でとても良いコンディションの雪山を楽しめましたね

お疲れさまでした!
2020/3/23 21:26
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