甲武信ヶ岳 徳ちゃん新道-近丸新道
- GPS
- 08:58
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,588m
- 下り
- 1,550m
コースタイム
8:46新道合流-9:30(2111P)-10:29木賊山破不山分岐-10:35木賊山-10:49甲武信小屋-
11:05甲武信ヶ岳11:30-11:44甲武信小屋11:57-
12:10巻き道破不山分岐-12:14木賊山破不山分岐-
12:52(2111P)-13:22新道合流-
14:23ヌク沢渡渉-15:10近丸新道登山口-15:14トイレ-15:30駐車場
総山行時間:8時間52分
登山口から2111mピーク付近までのみGPSロガー(m-241)のデータを利用。
他はヤマレコクリックで作成。
本日会った登山者は約20人。山頂には常時5人ほどがおり、1時過ぎの下山時も約5人に会いました。有名どころの100名山ですがこの日は人が少なかったようです。
天候 | 曇り時々晴れ 今にも雨が降りそうな曇り空が続きますが、頂上では青空の見える時間帯がありました。 しかし周囲はガスが多く、遠望はできませんでした。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
約50台ほどのスペースがあります。今日も西沢渓谷の観光客が多かったですが、紅葉の時期になるともっとすごい人出になりそうです。 群馬からは国道407号で熊谷を過ぎ、国道140号で花園ICの下を過ぎ、秩父を越え雁坂トンネル(現金のみ710円)を越えてみちの駅みとみの直前を左折します。西沢渓谷はさすが観光地、登山口まで片側1車線が続きました。ただし、雁坂トンネル入り口で工事があり、交互通行になっていますのでご注意を。雁坂トンネルはひたすらまっすぐの道で、疲れた帰りはしんどかったです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■駐車場から徳ちゃん新道登山口 登山口に行くまで「徳ちゃん新道」の指標は出てきません。 ■徳ちゃん新道:新道分岐まで 単調できつい登り坂が続きます。展望台や鎖などのアクセントがないため、休憩するタイミングが取れず、疲れが溜まります。 ■木賊山分岐まで シャクナゲの坂、ガレ場の坂が長く続き、疲れます。 ■甲武信ヶ岳まで それまでの急坂が嘘のようになだらかになります。 甲武信小屋から頂上までは手入れの届いた九十九折れの道です。 ■新道分岐までの下り 大きな段差もありますが、楽に下れる場所を探しながら歩きます。膝を痛めるような段差、転びそうな浮石はほぼ無かったと思います。 ■近丸新道:ヌク沢まで 巻き道や九十九折れの道が続き快適です ■ヌク沢渡渉 渡渉場所を探すのが大変かもしれません。岩は苔がついて滑りやすく、滑りやすい岩にかかとを置き、四つん這いになって靴を半分濡らす程度で渡渉できました。 ■ヌク沢 渡渉後は沢方向ではなくまっすぐ東の崖を登ると林道になるようですが、リボンを見つけられず、薄い踏み跡をたどって沢の左岸を歩きました。途中から崖(坂とは言えません)をよじ登って林道に出ましたが、できればヌク沢渡渉後に林道に上がる場所を見つけましょう。 ■近丸新道:林道 トロッコのレール跡は平坦なところが多く、最初は快適でしたが、行けども行けども林道が終わらず飽きてしまいました。また、危険な崩落場所があちこちにあり要注意の道です。滑りやすい雨の日、小さい子供連れでは選択しないことを勧めます。 |
写真
感想
土曜の天気予報は関東一円で天気が悪く、日曜は用事があったのでどこにしようかあちこちの天気を見ていたら、前日の天気予報によると山梨方面は夕方は雨ですが昼間は晴れるとのこと。この段階で行き先は登りたい山の一つだった甲武信ヶ岳に決定。
雨の降る群馬を4時に出発し、雁坂トンネルを越えてやっと濡れていない道になって半円の道を下るとみちの駅みとみ。ここまで2時間しかかからず、日光男体山より西沢渓谷のほうが近い(早く来れる)ことがわかりました。
食糧は武甲山のふもと近くのコンビニで調達。西沢渓谷は観光地なので、コンビニはありませんが自動販売機はあちこちにありました。みとみにはコカコーラ/ペプシのサービスマンは入っておらず、伊藤園のみです。
西沢渓谷から甲武信ヶ岳への所要時間は、ヤマレコの過去ログでは4時間以内が多いのですが、高原地図や甲武信小屋HPでは6時間とあります。銀山平〜皇海山(山行時間:14時間)のときのことを考え、最悪6時間かかる腹積もりで登りましたが、登りが長いこと長いこと。途中で下山されてきた人に聞くと、「甲武信ヶ岳をなめてました。3時間半で登れたけどもっと早く登れると思ってた」とのこと。その話をしていたのが出発から3時間半の場所。やっぱり6時間コースか、と思いながら少ししたら木賊山破不山分岐になり、そこからは傾斜が嘘のように楽になり、結局4時間半で登ることができました。事前の計画では三宝山にも行こうと思ってましたが、そんな余裕はなく、約10人ほどがたむろする山頂で、遠望の利かない見晴らしをボーっと見ながら休憩。
甲武信小屋では小屋番の「とくさん」らしき人がなにやら仕事をしていましたが、ビールを頼むことも無かったのでテーブルで休憩。ふと携帯の電源を入れるとアンテナが立っていました。うれしくなったので知人にメールを打って、すぐに携帯の電源はオフ。
下山はがんがんスピードを出したつもりで歩きましたが、休憩を省いて3時間強。このスピードで登らないと3時間半で登れないのかと思うと、朝に会った人は驚異的です。ヌク沢の渡渉後はごく薄い踏み跡で沢沿いに歩きましたが、すぐに林道に登れてよかったです。ただ、そのあとのトロッコ跡の林道が、崩壊地点が多く気の抜けない道でした。
全体として、道迷いになったら危険なところ(踏み跡、作業道などの分岐)にはロープが張られており、分岐点には指標があるので迷うところはないと思います。(ヌク沢渡渉後の林道への道を間違ってしまいましたが。。。)
天気予報では晴れだった23日日曜日は土曜日以上の雨が降っています。結果的に22日に山行を決行して正解でした。
山行データを整理していて困ったことが起きました。少ないながらも登った山をパソコンで整理しているのですが、今まで日本百名山には三角点があるのが普通だと思っていたため、三角点の山で特殊な名称として百名山と定義していました。ところが、甲武信ヶ岳には三角点が無い。データ整理方法を考えなおさなくちゃ。もうひとつ困ったことには、甲武信ヶ岳の山頂の経緯度があまり正確じゃない。国土地理院・山だらけの経緯度は精度が低く、地形図に描かれる標高の数値の左にある黒丸が最高地点であることが多いんだけど、甲武信ヶ岳では点線と黒丸が重なっているのか点がわからない。地形図の中心位置表示スクリプトで黒丸がありそうな位置を探ると、北緯:35.90911、東経:138.728903(世界測地系)というのが求められました。実際の山頂はなだらかで最高地点がどこかわからなかったぐらいなので、あまりとやかく言わないのがいいんでしょうかね。(コメント長すぎ)
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する