宝剣岳〜空木岳へ秋の縦走
- GPS
- 32:00
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 1,108m
- 下り
- 2,537m
コースタイム
6:30千畳敷-7:10宝剣山荘-7:30宝剣岳-11:20檜尾岳-13:30熊沢岳-
14:40東川岳-15:15木曽殿山荘
<2日目>
6:00木曽殿山荘-7:20空木岳山頂-8:00駒石-12:30林道終点
天候 | 22日晴れ時々曇り 23日雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
菅の台バスセンター駐車場でバスに乗り換え。 しらび平よりケーブルカー。 ダイヤは季節や曜日によって変更があり事前リサーチがおすすめです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山届けは千畳敷(カウンターあり、いいかげんな記入では怒られるかも?) 空木岳へ菅の平から直接登る場合は林道終点にあります。 全体的に難易度は別としてコースはよく整備されています。 鎖やボルトもしっかりしており、岩にペンキでルートも示されていますので、 特に迷ったりなんかすることはないと思います。 空木岳までのいくつかピークを越えますが、結構あちこちで 鎖や岩場があります。スリップや落石に注意したいところです。 木曽殿山荘は要予約。16:30までに小屋に到着しないと夕食の 準備ができない場合があるとの事です。 空木岳から菅の平までの下りは樹林帯に入ってから、大地獄、小地獄などと 表記された痩せ尾根を通過します。雨天の下りなどはスリップに注意。 林道終点でタクシーを呼びましたが(携帯電波あり・docomo) 林道終点まで現在は車両通行止めなので、少し下った林道と登山道の 交錯点まで来てくれとの事でした。そこにも若干の駐車スペースがあります。 |
写真
感想
ロープウェイを使って木曽駒だけだとちょっと物足りないかなぁと
思っていた去年(364日前!)は、静けさも求めて木曽側、上松Aルート
から登りました。頂上山荘付近まで出会ったのはわずか1組。
かなりキツい高低差でした(>o<)
でも今回は空木まで縦走してみたいと思い何の迷いもなくロープウェイ。
菅の台BCには四時頃到着しましたが、既に数名の方がチケット売り場の開くのを待ち、
並んでおられました。休む間もなくこちらも並びましたがうしろにもみるみるうちに
行列が出来ています。あぶなかった〜。臨時便も出ているそうで嬉しくも
始発よりほとんど待たずに来たバスに乗り込むことができました。
しらび平からもほとんど待つことなくロープウェイに乗船?
グイグイ高度を上げます。
一気に標高2,612mの千畳敷まで上がるので、気温も一気に下がります。
高山病にも気をつけたほうがいいかもしれません。
千畳敷に登山受付カウンターがあるのでここで登山届けを提出し、
ここでおじさんに内容チェックを受けます。
ルート上に宝剣岳がある場合、岩場経験など聞かれましたが去年登った折を伝えると
あっさりパス。8時半くらいに極楽平へ着いておけば、木曽殿山荘に
夕食リミットの16:30までに安心して到着できるとの事です。
おにぎりを食べて早速出発。千畳敷へは去年降りてこなかったので朝日に輝く
宝剣岳を中心とした峰に圧倒されます。
宝剣山荘まではよく整備された路をテクテクと上ります。約1時間くらい。
1年ぶりの宝剣山荘の横から宝剣へと向かいます。
急斜面をはい上がったところで最後の岩場、鎖に捕まって大きく右へ廻るのが
通常ルートのようですが、去年実は直登したほうが安全で楽なことに
気付きました。相方は通常ルートで周りましたが、やっぱりけっこうキツそうでした。
頂上には直方体のオベリスクがあり登ることが出来ます。
登ったのはいいけど降りにくいです。気をつけましょう。
変な踊りを踊ってしまいました。
さて、ここからは路の世界、はるか遠くに見える空木目指します。
宝剣直下の地獄平まで気の抜けない岩場の下降。でも足場もしっかりしているし
鎖なども整備されなかなか楽しむことができました。
ここから空木まではいくつかのピークを越えますが、見た感じなだらかそう、
と考えていたのが大間違い!なかなかに激しいアップダウンと岩場じゃあないですか!
稜線を登っていてピークがピークじゃなかったってことありませんか?
本当のピークが現れるというか…それすらピークじゃなかったり!
最後の方は頂上が近づいてきても、頂上らしき標識が見えたとしても、
「もう騙されへんぞ!」と最後まで信じようとしませんでした。
ようやく東川岳に到着。最後のザレた急坂を下れば木曽殿山荘到着です。
有名な「義仲の水」は枯れているようで、ここでは顔を洗う水さえ購入せねばなりません。
顔用のウェットティッシュなどがあればスッキリするのではないでしょうか。
夕ご飯は山菜ごはんが出て来ました。なかなか美味しかったです。
2日目は朝食の時、主人が各ルートの説明をされました。天気や地形、ポイントなど様々な
角度から詳細に説明を聞くことが出来たので、その後安心して行動することに繋がったと
思います。おそらくですが、全員が小屋を離れるまで見送っておられたのが印象的です。
ここからは急坂。第1ピーク〜第3ピーク(頂上)があるそうで、第1ピークまでは急な
上り坂がメイン、それを過ぎれば岩場鎖場が混ざります。難易度はそれ程難しくもなく、
「晴れればすごく楽しそうやのにー」なんて言いながら登りました。
いくつか岩場を過ぎると頂上らしき標識が…
でも昨日の事もあり「騙されるか!」と言いながらも淡い期待を膨らませて近づくと
頂上でした!他に登って来られたみなさんも「最後拍子抜けだった」とか
「第2ピークってどこだったの?」「あれ、頂上?」なんてコメントが多かったです。
下山は菅の平方面目指して稜線歩き。最初はなだらかなスロープを始まったばかりの紅葉を
楽しみながら下ります。が、樹林帯に入ったところで再び難所が!地図上では大地獄、
小地獄と表記されている箇所で両側に崖のせまるかなり痩せた尾根です。またその中の
岩の鎖場を下らなければいけません。雨のため泥まじりでかなり下りづらいです。
長い長いルートもやがて緩やかとなり、林道終点にでました。ここでタクシーを呼びます。
いまここまでタクシーは入ってこれないので、もう少し登山道を下り林道と交差する
地点でタクシーが待機しているとのこと。今回これが最後だと思って森の美味しい空気を
一気に吸い込みます。
菅の平に到着後はほどちかい「こまくさの湯」に寄りました。入浴代+ランチのセットで
\1,000は安い!お風呂も清潔で広々としておりゆっくり楽しむことが出来ました。
疲れた身体と空っぽの胃袋を労いつつ家路に着きました。
こんにちは。
今回は中央アルプスにお出かけだったのですね!
千畳敷カールには、一度行ってみたいと思っています。
でもロープウェイに乗るのが大変そうでためらっています
(分散して並べるようになればまだマシなのでしょうが )
岩場や鎖場の連続なのですね。秋の気配漂う稜線歩きも気持ち良さそうです!
大峰の紅葉ももう少しで楽しみですね
コメントありがとうございます。
大好きなハイマツくんたちに会える時期も残り少なく
なって来ましたので、精力的に活動中です!
千畳敷、是非行ってみて下さい。
カラっとした爽快な雰囲気が大好きです。
木曽駒ヶ岳までも難易度はないので、お子さま連れでも、
全く問題ないと思います
計画でちらっと拝見いたしましたが、
次、八ヶ岳ですか?
何べんでも行きたい魅力的な場所ですもんねぇ
案外平らな先っぽでしたよね?
そして私も右に巻く鎖より
直登の方が安全に思いました!
はじめましてこんばんは♪
houkyouさん初めまして!
平らなので居心地が良い感じでしたね。
下は千畳敷というので
勝手に一畳敷と命名しました!
私は恥じらいを捨てきれないまま「変なおじさん」を踊りました。
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