烏帽子岳(過去レコです)。
- GPS
- --:--
- 距離
- 4.3km
- 登り
- 626m
- 下り
- 619m
天候 | 晴れ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年12月の天気図 |
アクセス | 岐阜県上石津へ、細野に入ると「烏帽子岳登山口」がありました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はありません。 |
写真
感想
昨日から年末年始の休暇に入り、6日間の休みの間、金華山ばかりでは面白くないなと思っていたところ、昨日、「山と渓谷」という雑誌を買うと、その中の小さな記事で、「岐阜県烏帽子岳に新登山道が開設」というのが載っていた。「岐阜県の西南稜、三重県境に近い烏帽子岳は、その山姿から美濃富士の別称があるほどの魅力的な山である・・・」。 山登りを始めた頃、裏の時山というところから登った事があったが、思い出そうとしてもどんな山だったか思い出せない。早速今日、登りに出かけた。上石津の細野に入ると「烏帽子岳登山口」という案内が要所要所に立てられていて、登山口のある林間広場まで迷うことなく行く事が出来た。広場には真新しいトイレと東屋があり、東屋には、「この東屋は大垣山岳会会長井上孝二氏から寄贈いただきました。平成21年5月17日」と記されている。広い広場には一台も車はおらず、どうやら今日この山に登っている人は無さそうである。曇天なのでカッパの上着を着、9時半に登山口に入る。林の中の登山道はすぐに舗装道路となり、溜め池の横を通ってこれから本当の登山口に入る。登山道は杉の植林地から始まるが、すぐに雑木林の中の登りとなる。落ち葉の積もった緩やかな登りはじきに階段の急登となり、ウォーミングアップにしては少々きつく胸がバクバク。階段は周囲の古材を切って作った、いかにも手作りといったもので親しみが持てる。「登山道」の指道標も沢山立てられていて、安心して登る事が出来る。階段が終わると、シャクナゲ、コナラ、アカマツ、サカキ、ヒサカキといった雑木林の中のなだらかな尾根の登り。30分ほど経っただろうか、「第1見晴ポイント」と書かれた立て札があり、林が途切れ、養老山脈をのぞむことが出来る。しばらくは手入れのされたヒノキの林の中を歩き、ここから先は雑木林。雑木林といっても雑な木ではない。アカシデ、シキミ、ヤブツバキ、ソヨゴ、シロダモ、シロモジ、アズキナシ、エゴノキ、ヤマボウシ、ナツツバキ、クマシデ、マンサク、シラキ、ウリハダカエデ、ミズナラ、アセビ、ウラジロガシと色々。冬枯れ、全て葉っぱが落ち幹と枝だけ。下の方から鉄砲の音とイヌの吠える声、間違って撃たれたり、猟犬に噛まれたり、色々見たり聞いたりしているのであんまり嬉しくない。第2見晴ポイント、第3見晴ポイントを過ぎ、急登なる。心臓がドキドキ、時々脈が飛ぶのがわかる。目指す烏帽子岳も近づき、あと一息と頑張る。落ち葉の上にうっすらと雪が積もり始め、道が両側に分かれる。左は「大岩コース」、右は「屏風岩コース」と記されている。大岩コースに入ると勾配は一層増し、足取りも遅くなる。大岩は何処にあるのか、仰ぎ見ながら登るが、それらしき岩は見当たらない。木の階段を喘ぎながら登り、左側に伸びる尾根に着くとあとはなだらかな尾根歩き。屏風岩からの道と合流し、急坂を登ると山頂。登山口からおよそ1時間50分。白く冠った伊吹山、養老山脈、鈴鹿の御池岳と四方の山が見渡せる。「烏帽子岳山頂 標高865.1m」と書かれた真新しい柱の前で、セルフタイマーで記念撮影。三角点に腰をおろし、ザックからオムスビを取り出し一個食べる。11時半、下山開始。雪の積もった落ち葉の登山道は滑りやすい。木に掴まりながら慎重に下る。分岐からは「屏風岩コース」を下るが、一見なだらかそうに見えても滑りやすい。屏風岩は切り立った崖、伊吹山のビューポイントである。大岩コースとの合流部まで慎重に下り、合流部からは少し緊張も取れる。そして、つる〜りと尻餅をつく。幹に掛けられた木の名前を見ながらゆっくり下り、12時55分に無事駐車場に到着した。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する