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記録ID: 2322518
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無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

立山、大汝山初登頂【富山県、立山】

1977年08月11日(木) ~ 1977年08月12日(金)
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otoh その他1人
GPS
09:30
距離
13.3km
登り
1,114m
下り
1,126m

コースタイム

● コースタイム(不明)
8/11;室堂 − 雄山 − 大汝山 − 真砂岳 ― 別山 ― 劔御前小屋 ― 雷鳥沢野営場 ― 雷鳥荘、泊
8/12;雷鳥荘 − 地獄谷 − 弥陀ヶ原

● 行動時間 不明
天候 晴れ
アクセス
利用交通機関:
電車 バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
● 今回の移動
(実家 = 立山 = 美女平 = 室堂ターミナル)

8/11 ; 室堂 ― 雄山 ― 大汝山 ― 真砂岳 ― 別山 ― 劔御前小屋 ― 雷鳥沢 ― (雷鳥荘、泊)
8/12 ; 雷鳥荘 ― 地獄谷 ― 室堂

(室堂ターミナル = 美女平 = 立山 = 実家)
コース状況/
危険箇所等
○室堂
・そもそもマイカーで室堂に行くことは不可能。富山地方鉄道「立山駅」からのケーブルカーと高原バス乗り継ぎ、または富山駅、東京、大阪等から運行されている室堂直通バスを利用するよりない
・ケーブルカーの起点である立山駅の周辺は、駐車場が大規模に確保されているが、時には駐車場所が不足するほどに混雑することもある。しかも駐車場の予約ができるわけではない
・そういったリスク回避のためには、以下の別ルートも考えられる
[山より数キロ手前にあるドライブイン「アルペン村」始発のバス便
富山駅始発のバス便
・いずれも便数が豊富にあるわけではないが、確実性がある。特に富山駅発であれば、帰りは立山駅から富山地鉄電車で富山に戻るという手も生じる
 また、立山に戻ってこないようなルートを選ぶ場合にも、富山から先は公共交通機関を利用する方が手堅い

○弥陀ヶ原
・室堂と同様、立山高原バス等で訪れるしかない
(2020年5月調べ)
その他周辺情報 ○室堂〜一ノ越
・もっぱら遊歩道のように整備された歩きやすい道。季節によっては雪渓越えもある
・石とモルタルで固めた遊歩道は、斜面では段付きも斜面もある

○一ノ越〜雄山
・岩くずと砂の急斜面。歩きにくい所も時折ある。ただし、鎖レベルではない

○雄山〜大汝山
・概ね平坦な尾根道だが、氷河地形でもある小岩の積み上げを昇降する所もある。
・それでも高低差30mくらいの昇降がある

○大汝山〜富士ノ折立〜真砂岳
・富士ノ折立までは、大汝までと同様。富士ノ折立のピークはコースを外れている。ピークへは、荷物を置いてピストンするとよい。ただし、ピークへは、複数の地点から上がることが出来るので、下の点に戻ることが必要になる
・富士ノ折立から岩くずの斜面を急下降すると、あとは真砂岳のなだらかな斜面になる。

○真砂岳〜別山〜劔御前小屋
・別山の山頂はなだらかに結ばれた南峰と北峰とからなる。南峰からやや下ったところに硯が池がある。2019年時点では、日本最高峰の常在の池である

○劔御前小屋〜雷鳥沢野営場(雷鳥沢)
・砂礫の急坂。休憩できるポイントなく下降し続ける
(2020年5月記述)
背後には、左手に唐沢岳、右端には大天井岳、その左脇には常念岳【一ノ越にて】
背後には、左手に唐沢岳、右端には大天井岳、その左脇には常念岳【一ノ越にて】
常念岳、大天井岳、その右手前には三ッ岳から野口五郎岳、その背後に槍ヶ岳と奥穂高岳【一ノ越にて】
常念岳、大天井岳、その右手前には三ッ岳から野口五郎岳、その背後に槍ヶ岳と奥穂高岳【一ノ越にて】
【一ノ越にて】
唐沢岳の辺りです【一ノ越にて】
2017年09月02日 09:59撮影 by  404SH, SHARP
9/2 9:59
唐沢岳の辺りです【一ノ越にて】
山頂にてお祓いを受けました【雄山山頂にて】
山頂にてお祓いを受けました【雄山山頂にて】
神社を降りてきました【雄山山頂にて】
神社を降りてきました【雄山山頂にて】
背後左手は劔かと【(おそらく)真砂岳付近にて】
背後左手は劔かと【(おそらく)真砂岳付近にて】
別山の山頂部にある硯が池にて。2019年に御嶽二ノ池が涸れたため、現時点では日本最高標高の池ということになるようです【別山の硯が池にて】
別山の山頂部にある硯が池にて。2019年に御嶽二ノ池が涸れたため、現時点では日本最高標高の池ということになるようです【別山の硯が池にて】
雷鳥沢を降りてきました。まだ元気そうです【雷鳥沢キャンプ場付近にて】
雷鳥沢を降りてきました。まだ元気そうです【雷鳥沢キャンプ場付近にて】

感想

 雄山には何度か登ったが、立山の最高点がそこではないことは知っていた。家には立山連峰の写真があった。山頂ごとに山の名前と標高が示されている。富山市内の呉羽山くらいから見たものであろう。今でもお土産になっているくらいだから、昔からあったのであろう。小さい頃は毎日しげしげとこれを見ていたのだから、今でも山座同定をやりたくなるのはそのためではないかと思っている。同じように日本地図も壁に貼ったものをずっと見ていた。“しらね”が日本第二位の高峰と知ってはいたが、それが北岳のことと判ったのはずいぶん後だった。
 話を戻して、写真の山並みによれば、立山の最高峰は、雄山の隣の大汝山である。しかし、いつも一緒に登る父親は、雄山で折り返す。確かに(たぶん)前年のように悪天候であれば仕方ないのかも知れない。何度となくこの話をすると、この年いよいよ立山縦走をすることになった。
 今となっては記憶には殆どないのだが、硯が池と、ガスが濃くなった劔御前小屋で、剱岳に行くときはここからだ、と言われたこと、雷鳥沢は急坂だから気をつけるように言われたことを景色と共によく覚えている。
 妙なことだが、情景記憶は悪くないはずなのに、何度行っても大汝山の姿が前とは違うものに見えてしまう。つまりは、このときの記憶にも殆ど残像が残っていない。この周回で最も期待値が高かったはずなのだが。
 富士ノ折立からの急下降も幾分覚えがある。その急坂を、訓練なのか登っては降りてを繰り返している人がいた。妙な人がいるなあということが記憶の片隅にある。
 硯が池は、日本で一番高い場所の池と聞かされた。これは当時は間違いだったのだが、昨年御嶽の二ノ池が涸れてしまってほんとうに一番になってしまった。
 雷鳥荘に泊まったとしているが、一度だけ別の小屋に泊まったことがあった。それがいつだかどこだかはハッキリと覚えていない。このときが別の所だったのかも知れない。
 ただ、立山の一番高いところに立てたことが嬉しかった、というのは間違いない。後々記録の整理をするにあたり、大汝山初登頂の日付はあまり探さずとも判明した。
 日本百名山、これが振り出しとなって40年以上。まだ5座残っている。
 何かと”早周り””最速”を競う風もあるものだが、逆に”時間のかかったほう”の記録にはならないだろうか。

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