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Yamareco

記録ID: 233940
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

富士山(富士宮口〜お鉢巡り〜剣ヶ峰)

2012年10月13日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
13:50
距離
10.2km
登り
1,457m
下り
1,437m

コースタイム

5:45 新5合目(富士宮口)〜6:55 7合目 6:58〜7:55 新7合目 7:58〜8:25 8合目 8:28〜9:03 9合目 〜9:40 9.5合目〜10:40 富士宮山頂 〜10:55 御殿場口山頂(富士山頂浅間大社銀明水) 〜11:37 久須志神社〜12:41 剣ヶ峰〜13:30 富士宮山頂〜9合目〜8合目〜新7合目〜7合目〜6合目(宝永山荘で夕食)〜新5合目(富士宮口)
天候 晴天、9.5合より上は風強し。火口の稜線上の山梨側の風速は10m/s以上の強風箇所あり。
過去天気図(気象庁) 2012年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
行き:東名高速・用賀料金所〜御殿場料金所(休日夜間割引:1,250円)
帰り:国道246を利用
コース状況/
危険箇所等
路面は乾燥しており概ね良好。
6号過ぎて間もなく草木はなくなり辺りは岩と砂の世界になる。
登山道は浮石が多く夜間の下りは段差のある箇所などに注意が必要。
懸念していた凍結や積雪は無かったが、山頂の日陰部分でつららが発達していた。
山梨県側の火口の稜線は強風箇所があり注意。体感気温が下がる。
行列になるほど登山者はいないが、各山小屋には数名、富士宮山頂には十数名の登山者がいた。早朝の上りでは十数名の米軍の兵士とすれ違った。山頂ではなく9合目に泊まって降りてきたという。

紫外線が強いため、UV対策をした方が良い。顔の保護クリームを塗布してサングラスを着けた方が後々のためになる。
全般に砂ぼこりがあるためマスク、それも呼吸がしやすくなるような口先が膨らんでいるものがあると有用。
小石や岩がゴロゴロして登山者もそれなりに居るため、安全のため帽子を被った方が良い。
特に秋は日が短くなるのでヘッドランプは必須だと思う。例によって下りで膝のブレーキが掛かり出し、7合目から6合目に下る途中で使用することになった。無いと氷点下の中で野宿することになるのでとても助かった。

富士宮山頂まで来れたことに油断したが、思ったよりもお鉢巡りに労力が掛かった。もう少し平坦だと思っていた。特に吉田口から剣ヶ峰に掛けて、突風箇所があり、驚いた。右回りで剣ヶ峰に登ったが、油断した後の意外にきつい勾配は堪えた。馬の背を下って富士宮山頂に向かったが、砂坂に何度も足を取られた。

下りの一部でブル道を利用した。時間短縮にはなったが、砂が食いつき足を取られ易いうえに傾斜での砂が滑り易く足首、膝、腿への負担が激しい。40分程下りで仕様して登山道に戻ってしまった。疲れがたまっていない方や慣れている方が利用すると時間短縮の効果が高いかもしれないが、そうでない方が利用しても大きな効果は期待できないと思う。翌日腿(膝の上、腿の中表部、裏腿)、ふくらはぎと足首の間が筋肉痛になってしまった。

6合の宝永山荘は10/21まで営業しているらしい。恐らく隣の雲海山荘も。宝永山荘でモツ定食を所望、中々旨かった。同じメニューの卵入り富士宮焼きそばも興味がそそられたが、次回に。

10/23の未明に御殿場から県道23号線の途中で気温6℃の表示あり、更に富士宮口5合目付近で気温0℃の表示であった。未明(4:00頃)の時間帯だが、標高2500mで0度ということは、更に1000m以上上った未明の気温はマイナス10℃前後あったのではないだろうか。

富士宮登山口から御殿場ICまで意外と遠く40KM弱離れている。普通の速度で40分以上かかる。富士山周辺に立ち寄り温泉はあるが、最短の気楽坊まででも30KM以上あり御殿場での立ち寄り湯を断念した。もう少し調べればあるかもしれないが、夜8時頃に出発したため選択肢がなさそうだった。
代わりに秦野市の万葉の湯に行った。温泉は湯河原から運んでくるものなので泉質にこだわると少し寂しい気がするが、休息、食事、マッサージ等の施設が充実し清潔な環境であり、疲れた体を休めるのに十分だと思われた。利用しなかったが、なぜか各フロアにマッサージルームがあるという充実ぶりで、ほぐされたい方にはお勧め。東京方面に戻る際の途中の休憩にはいいかも。http://www.manyo.co.jp/hadano/
予約できる山小屋
八合目池田館
ファイル
天気図(10.12 21)
(更新時刻:2012/10/24 20:55)
天気図(10.13 03)
(更新時刻:2012/10/24 20:55)
天気図(10.13 06)
(更新時刻:2012/10/24 20:56)
天気図(10.13 09)
(更新時刻:2012/10/24 20:56)
天気図(10.13 12)
(更新時刻:2012/10/24 20:56)
天気図(10.13 15)
(更新時刻:2012/10/24 20:56)
天気図(10.13 18)
(更新時刻:2012/10/24 20:57)
天気図(10.13 21)
(更新時刻:2012/10/24 20:57)
日の出。6合から7号目に登る途中でご来光をキャッチ。
2012年10月13日 05:49撮影 by  Canon PowerShot S100, Canon
10/13 5:49
日の出。6合から7号目に登る途中でご来光をキャッチ。
空は澄んでいたためか意外と日差しが強かった。午前7時台でまだ寒い。
2012年10月13日 06:56撮影 by  Canon PowerShot S100, Canon
1
10/13 6:56
空は澄んでいたためか意外と日差しが強かった。午前7時台でまだ寒い。
秋らしいすじ雲。
2012年10月13日 07:56撮影 by  Canon PowerShot S100, Canon
10/13 7:56
秋らしいすじ雲。
ふもとの駿河湾まで見渡せる。
2012年10月13日 08:18撮影 by  Canon PowerShot S100, Canon
10/13 8:18
ふもとの駿河湾まで見渡せる。
2012年10月13日 08:26撮影 by  Canon PowerShot S100, Canon
10/13 8:26
朝日を受けて金色に輝く柱。柱にささっているのは…
2012年10月13日 08:45撮影 by  Canon PowerShot S100, Canon
10/13 8:45
朝日を受けて金色に輝く柱。柱にささっているのは…
8合目は3400m台。もう少しの様気もするが、ここから先山頂まで意外と長い。
2012年10月13日 09:03撮影 by  Canon PowerShot S100, Canon
10/13 9:03
8合目は3400m台。もう少しの様気もするが、ここから先山頂まで意外と長い。
登山道周辺には大きな溶岩がごろごろしている。斜面に乗っている状態なので、何らかの揺れで転がってしまいそうな岩もあった。
2012年10月13日 09:29撮影 by  Canon PowerShot S100, Canon
10/13 9:29
登山道周辺には大きな溶岩がごろごろしている。斜面に乗っている状態なので、何らかの揺れで転がってしまいそうな岩もあった。
やっと9合目。あと少しのはずだが、まだ先があった。
2012年10月13日 09:45撮影 by  Canon PowerShot S100, Canon
10/13 9:45
やっと9合目。あと少しのはずだが、まだ先があった。
下界で見る飛行機雲はもっとぼやけているが、ここではとても鮮明に伸びる。
2012年10月13日 09:50撮影 by  Canon PowerShot S100, Canon
10/13 9:50
下界で見る飛行機雲はもっとぼやけているが、ここではとても鮮明に伸びる。
雲海の向こうに駿河湾が見える。
2012年10月13日 10:15撮影 by  Canon PowerShot S100, Canon
10/13 10:15
雲海の向こうに駿河湾が見える。
2012年10月13日 10:16撮影 by  Canon PowerShot S100, Canon
10/13 10:16
2012年10月13日 10:37撮影 by  Canon PowerShot S100, Canon
10/13 10:37
2012年10月13日 10:40撮影 by  Canon PowerShot S100, Canon
10/13 10:40
2012年10月13日 10:41撮影 by  Canon PowerShot S100, Canon
10/13 10:41
2012年10月13日 10:41撮影 by  Canon PowerShot S100, Canon
10/13 10:41
雲と空の青のコントラストがきれい。
2012年10月13日 10:48撮影 by  Canon PowerShot S100, Canon
10/13 10:48
雲と空の青のコントラストがきれい。
富士宮山頂付近の岩山。
2012年10月13日 10:49撮影 by  Canon PowerShot S100, Canon
10/13 10:49
富士宮山頂付近の岩山。
御殿場口山頂
2012年10月13日 10:55撮影 by  Canon PowerShot S100, Canon
10/13 10:55
御殿場口山頂
2012年10月13日 10:55撮影 by  Canon PowerShot S100, Canon
10/13 10:55
富士宮山頂
2012年10月13日 10:56撮影 by  Canon PowerShot S100, Canon
10/13 10:56
富士宮山頂
お鉢の内側が見える。
2012年10月13日 10:56撮影 by  Canon PowerShot S100, Canon
10/13 10:56
お鉢の内側が見える。
2012年10月13日 10:56撮影 by  Canon PowerShot S100, Canon
10/13 10:56
2012年10月13日 10:56撮影 by  Canon PowerShot S100, Canon
10/13 10:56
2012年10月13日 10:56撮影 by  Canon PowerShot S100, Canon
10/13 10:56
御殿場山頂辺りから白山岳を望む。
2012年10月13日 10:57撮影 by  Canon PowerShot S100, Canon
10/13 10:57
御殿場山頂辺りから白山岳を望む。
2012年10月13日 11:17撮影 by  Canon PowerShot S100, Canon
10/13 11:17
2012年10月13日 11:17撮影 by  Canon PowerShot S100, Canon
10/13 11:17
2012年10月13日 11:34撮影 by  Canon PowerShot S100, Canon
10/13 11:34
久須志神社
2012年10月13日 11:37撮影 by  Canon PowerShot S100, Canon
10/13 11:37
久須志神社
久須志神社から白山岳を望む。
2012年10月13日 11:54撮影 by  Canon PowerShot S100, Canon
10/13 11:54
久須志神社から白山岳を望む。
阿弥陀が窪付近から南アルプス方面を望む。
2012年10月13日 12:27撮影 by  Canon PowerShot S100, Canon
10/13 12:27
阿弥陀が窪付近から南アルプス方面を望む。
お鉢の底が良く見える。火口内がどうなっているか自分の目で確かめたかった願望が成就。
2012年10月13日 12:44撮影 by  Canon PowerShot S100, Canon
10/13 12:44
お鉢の底が良く見える。火口内がどうなっているか自分の目で確かめたかった願望が成就。
剣ヶ峰に建つ富士山頂測候所。稼働の気配がない?
2012年10月13日 12:46撮影 by  Canon PowerShot S100, Canon
10/13 12:46
剣ヶ峰に建つ富士山頂測候所。稼働の気配がない?
宝永山が夕日に赤く染まり始める。
2012年10月13日 15:59撮影 by  Canon PowerShot S100, Canon
10/13 15:59
宝永山が夕日に赤く染まり始める。
2012年10月13日 16:53撮影 by  Canon PowerShot S100, Canon
10/13 16:53
6合目の手前で真っ暗に。ヘッドランプで下山したが、この状況下ではペースは30%増し、疲労は50%増しとなった。
2012年10月13日 17:56撮影 by  Canon PowerShot S100, Canon
10/13 17:56
6合目の手前で真っ暗に。ヘッドランプで下山したが、この状況下ではペースは30%増し、疲労は50%増しとなった。
撮影機器:

感想

捻挫による左足首じん帯の損傷から3週間強経ち、徐々に回復しているものの、念のためテーピング+サポータで補強して下山。
下りで左足のつま先に体重を掛けた際、未だ多少の違和感があり、かばう動きをしてしまうと、どうしても右膝に負担がかかる。時間の経過とともに右膝が笑いだし、次いで左膝もぎこちなくなる。7合目の手前で両膝にサポータをあてたが、次回は第4四頭筋などの筋力を付けて、より長く膝が持つように準備したいと思う。今回、下山に時間が掛かり過ぎて、思ったよりも時間が掛かり、6合目につく前に周囲が真っ暗になってしまった。5合目(標高2400m)の最低気温が0℃で、更に200m程標高が高い場所で野宿する気にもならず、ヘッドランプで地道に降りた。

飲み物は2ℓ(ペットボトル4本)ほど準備したが、寒さのため発汗量が思ったより少なく2本だけしか消費しなかった。6合目より先の山小屋は営業していないため、ぎりぎり2本だけだとどうしても不安が募るので、これはこれで良いと思う。

早朝に登り始めて、夜が明け、日が次第に高くなってくる頃、体が暖まり、パーカーを脱ぐが、9合目から先で冷たい風が吹くと体温が奪われるかと思って、また気直した。お鉢周りの際、富士吉田側の突風で体温を奪われるので、首回りの十分な防寒が必要と感じた。突風に吹かれながら着替えるのは至難のため、準備してから歩いたほうがいいかも。日が傾き気温が下がり始める中で、筋力を使いながらの下山は温度調整が特に難しかった。数回ほど小休止して着たり脱いだりを繰り返した。

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