黒部五郎岳・飛越トンネルからピストン・日帰り
- GPS
- 10:12
- 距離
- 29.2km
- 登り
- 2,311m
- 下り
- 2,293m
コースタイム
北ノ俣岳登山口(6:00)〜寺地山(7:40)〜北ノ俣岳(9:20)〜黒部五郎岳(11:10)〜<休憩>〜北ノ俣岳(13:10)〜寺地山(14:40)〜北ノ俣岳登山口(16:00)
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(アプローチは国道471号線から栃尾交差点から県道484号線へ) |
コース状況/ 危険箇所等 |
<危険箇所> 特に無し。ぬかるむ道に埋め込まれた木がトラップ的に滑るので注意かな・・・ |
写真
感想
先週、薬師岳登っているときに見えていた黒部五郎岳へ。ここのところの気温低下からすると標高の高い山は今シーズン最後かな。
シーズン最後に往復で29kmとシーズンで2番目に長い距離を持ってきてしまった。日も短くなっているし、山小屋も閉まっている。あと、このルートは熊が出やすいらしい。正直、出発するときはテンション低かった。というか、現地に着くまで「眠いなぁ」「止めちゃおうかな」とかネガティブな思考でした。
が、駐車場に到着してみると5台くらいすでに停まっており、山登りの準備中。空が明るくなり始めると快晴。この辺りからテンションアップ。
ネットで「前半はぬかるみ」ということだったが、本当にそうだった。木曜日まで雨だったからか、しっかり「ぬかるんだ道」となっていた。ところどころ木を埋め込んであるが、これがまた滑りやすい。どこ踏んでもつらい。これが非難小屋近くまで延々続く。
このあと北ノ俣岳へ向かって歩いていると足先が冷たくなってくる。「やばい水が浸入した?」と思ったが、水は入っていなかった。靴が濡れた状態で風に吹かれ、足先の体温が奪われたみたい。秋も終わりかけ、冬に近づいていると実感。
非難小屋の手前の寺地山まで来ると、景色が一変する。薬師岳や黒部五郎岳が見え始める。今日は天気がよかったため、目標地を見ながらあるけたので助かった。また、非常に気持ちよかった。
非難小屋から北ノ俣岳まではひたすら登るしかない。しかも道が悪い(ぬかるんでるわけではないけど)。途中までは木道だが、途中からは水が通って削れたようなところを歩く。岩だらけでしんどい。というか、黒部五郎岳は全工程で道が歩きにくい。距離長いのにこの道は泣けてくる。
北ノ俣岳まで来ると水晶岳など北アルプスの山々がお目見えし、さらに景色が良くなる。ただ、ここからの工程がしんどい。北ノ俣岳と黒部五郎岳は標高は大して違わないのに、間をつなぐ道がアップダウン大きい。しかも北ノ俣岳から見ただけで「遠い!」と分かる。黒部五郎岳へ向かう途中、年配の男性が「午前0時から登っているけど、日帰りできそうにないので諦める」と戻られてきた。山小屋も閉じているし、正しい判断だと思います。
微妙なアップダウンの続く尾根をひたすら歩いて何とか黒部五郎岳手前まで。しかし、そびえるのは400mの高低差。最後はうんざりしながら登りきる。
山頂についたのは午前11時。このときは、雲も少なく、360度といかなくても300度くらいの展望があった。しかし、午後からは雲が沸いてきてしまい、展望がまったくなくなってしまった。かなり良いタイミングで登れたと思う。
ここからは来た道を戻るのだが、北ノ俣岳までダウン→アップの工程。自分は行きの段階から計算し、体力残しておいたので何とか切り抜けれたが、同時間帯に登っていた人は明らかに登り返しで足が動いてなかった。自分も今シーズンでなければ同じ目にあっていただろう。水晶岳サマサマ。
北ノ俣岳まで来て、神岡新道に向かう際、看板の矢印を真に受けて道じゃないところを降りようとしてしまった。行きも「これ道か?」というようなところだったような気がしていたのであまり疑問に思わず、進もうとしていた。ら、近くいたご年配の男性に「そっちじゃないよ!」とご指摘していただき、慌てて戻る。何とか正規のルートに入れたが、あのまま進んでいたら沢向こうに下りてしまい、再度登り返ししないといけないところだった。危ないところだった。感謝。
非難小屋から先は再度樹林帯。行きは朝早かったので気がつかなかったが、紅葉が綺麗だった。さらに夕方ごろには夕日にあたり、赤い色がさらに深味をまして綺麗だった。日が落ちる前には戻れそうだったので、紅葉の写真を撮りながら駐車場まで戻った。
黒部五郎岳、やってみて感じたのはやっぱり遠い。あと、アップダウン、道の悪さがあるために単純な距離よりも疲労しやすい。
ただ、天気が良い日の景色はすばらしい。
1泊2日程度で、ゆったり楽しむのが良いと思った。
あと、スパッツ(ゲーター)など泥除けはあった方が良い。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
相変わらず長い距離を歩かれてますね〜。
日帰りは大変そうですね
こっちからだと登山口までで一苦労なので1泊して行こうと思いました。
熊鈴、自分もまったく同じのを使ってます^^
音が響くのと、消音出来るのが良いですよね!
今日は奥多摩に行っていたのですが、登山者が全然いないルートがあり、栗とどんぐりだらけだったので私も常に鳴らしてました。
>ken1978さん
こんばんは。コメントありがとうございます。
今シーズンは頻繁に山に行くことができ、体力がついています。
この良い状態のうちに長いところを行っておこう、とやっていたらこんな感じになってしまいました
でも、これで大体打ち止めです。
黒部五郎岳、このルートは途中に山小屋がありません。新穂高から三俣蓮華経由で行かれるのが良いかなぁ・・・と思ったのですが、このルートだとかなりの距離になりますね。冷静にみると登るの大変な山ですね(苦笑)。
熊鈴、奇遇ですね。
自分は消音機能と澄んだ音が気に入っています。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する