前穂と奥穂とジャンダルムとパノラマコース テント泊寒かったけど快晴で最高でした!
- GPS
- 31:05
- 距離
- 25.7km
- 登り
- 2,551m
- 下り
- 2,540m
コースタイム
上高地バスターミナル9:20-11:10岳沢小屋11:25-14:00紀美子平14:15-14:40前穂山頂14:50-16:50奥穂山頂17:15-17:30穂高岳山荘
■2日目
穂高岳山荘7:00-7:45ジャンダルム8:05-8:55穂高岳山荘9:50-10:55涸沢小屋11:10-11:50屏風のコル11:55-屏風の頭・耳ピストン-12:40屏風のコル12:45-13:45中畠新道分岐13:45-15:15明神館15:45-16:25バスターミナル
天候 | 1日目:晴れ時々曇り 2日目:快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
あかんだな〜上高地:バスで30分ほど、片道1,130円(往復2,000円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
なんか標高図と距離がおかしいですね。ちゃんとポイントしたはずですが‥ ●上高地〜奥穂小屋 コース上、特に雪はなし。登りに使う分にはそれほど危険箇所はないですが、下りでは事故が多いらしいので注意。 ●奥穂小屋〜ジャンダルム 朝方は奥穂小屋〜奥穂の影は岩が凍ってる場所もあるので注意。 ルート自体はガスってなければ分かり易いので、岩場が苦手じゃない限りは普通にいけると思います。 ジャンダルムの取り付き、岐阜県側(西穂)はガレで落石注意。 長野県(奥穂)側はペンキで×マークがありますが、こちらの方が楽に上がれます。 ●パノラマコース アップダウン多く、屏風のコルから涸沢側は道が細く、落石と凍結によるスリップに注意が必要。 宿泊は奥穂高小屋でテン泊600円。 小屋は全小屋営業してましたが、どこも小屋閉め作業に追われてました。 あと一〜二週間程度で終了でしょう。 |
写真
感想
昨年、西穂〜ジャン〜奥穂〜キレット〜槍(http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-145963.html)
と晩秋で人も少なく最高だったので、このエリアに行きたいとは思っていました。また、最後に残された3000m峰、前穂も踏みたい。
ということで、一般人の多さからずっと行きたくないと思っていた上高地に足を踏み入れてみることにしました。
しかいまずは行き方から調べないと‥ってことで、調べたりしているうちに出発が遅くなり、あかんだな駐車場からバスに乗れたのは8:30過ぎ。
上高地に着いたのは9:20とあまりに遅すぎるスタートに‥
せっかくなので上高地を少し散策しようかとも思ってましたが、人も多いし、急いで登山道へ。
さくさくと登って岳沢小屋に到着。ここまではいいペース?岳沢は小屋じまいの解体作業をしてました。
天狗への登り道にも心引かれながら、今回は前穂がメインテーマなので、重太郎尾根へ。
しかし、ここからの登りはしんどかった!!背負ったテントが肩に食い込み、ちっとも進みません。
次々と前穂から降りてくる人は居ますがこの時間、前穂に向かう人は皆無で、寂しい限り‥
と思ったら、やっと前を行く人を確認。前穂の最後の登りでようやく追い越し。紀美子平にやっと到着。
紀美子平でグテっとしたかったですが、時間もないので先にカメラと水と食べ物をまとめて、山頂へピストン。同じくピストンしている方とすれ違いますが、けっこう距離があると仰ってました。
確かに長い‥シャリバテもあってなかなか進みません。やっと山頂に立つも、奥穂側は厚い雲に覆われあまり展望は利きませんでした。
上高地〜常念側を見て少し休憩。降りていくとガスでペンキマークを見失い、違う場所(奥穂側)に降りてしまい、再び紀美子平へ。
吊尾根は比較的楽とは聞いてましたが、後半の登りがまた‥山頂はずっとガスっているし、テンションもおちまくり。
それでもなんとか日が沈む前に山頂に到着!運良く山頂も晴れ、一年前に見たのと同じくすばらしい夕日が見れました。
が、山頂は風が強くてめちゃくちゃ寒い!!上着・手袋・ニット帽装備しても寒い!ネックウォーマーが必要でした。
震えながら三脚をセットしましたが、綺麗に撮れたかどうか?寒いのでジャンプしたりして体を温め、傍から見ると怪しい人だったかも?(笑)
夕日を収めているうち、寒さで頬がおかしくなってきたので急いで穂高山荘へ。
テントを張ってビール飲んで寝ましたが、寒いし結構風も出てきて、なかなか寒かったです。
翌日。朝からジャンダルムピストンしようかと思いましたが、寒くてシェラフから出る気にならず‥
当初朝日は奥穂の山頂で見るつもりでしたが、結局テントのすぐ側で見て、寒くてすぐテントの中へ。
もうしばらくダラダラして適当に涸沢降りてパノラマコースで下山するかーと思っていたのですが‥
日の昇ってきて少しモチベーションが戻り、やっぱりジャンダルム行こう!と7時にノソノソテントを出て、出発。
歩き出すと元気になるもので、あれよあれよ、あっという間にジャンダルム。1時間かかりませんでした。
ジャンダルムに取り付いていると、「ヒャッホー」という声が聞こえました。
登ってみると、外人さんカップルが。やっぱり万国共通、山頂では叫ぶものなのねー。
そういえば昨年、自分も叫んだなー。「よっしゃーついに着いたー」とかそんな感じだったと思いますが。
で、ジャンダルム頂上に到着しましたが、去年ほどの感慨はなく‥
やはり逆ルートで楽だったからかな?でもジャンからの絶景は良いものです。
続いて日本の方が来ましたが、「ヤッホー」でした。もしかして、ヤッホーはファッホーが日本風に変わったのか?はたまた逆なのか?
アホなことを考えながら、しばし景色に浸り。登りは岐阜県側から登りましたが、下りは信州側から下ってみました。
こちらの方が断然、楽でした。×というペンキマークにつられますが、こちらから登りましょう。
ということで、再び戻ります。しかし、改めて岩登りは楽しいなーー。と思いました。やっぱり西穂に降りればよかったかな?
テントに戻り、9時。頑張って降りればパノラマコースもいける!ってことで山荘でメシを調達して、涸沢へ降ります。
しかし暑い!稜線の寒さが嘘のようでした。上高地が初めてなので、当然涸沢も初。
紅葉は終わったと聞きましたが、まだ紅葉が残っている木々もあり、なかなか楽しめました。
小屋も綺麗で広いし、時間があれば生ビールやおでんをつまみたかったなぁ〜
(ちなみにこの時点で財布に2300円しかなかった!)
そして、パノラマコースへ。
紅葉の時期に事故が多かったらしく、通行が禁止されていたようですが、北側斜面のためこの時期凍結している場所もあり、なかなか気を遣いました。
また谷を通るとき、頭上で落石も起こったりしてビビりました。4-5cmくらいの石でしたが、それでも頭に当たれば惨事ですからね‥思わずメットかぶりたくなりました(一応ジャンダルム行くつもりだったので、持ってきてたのです)。
屏風のコルまではアップダウンがけっこうありましたが、なんとか良いタイムで歩けました。
コルから屏風の頭や耳までは少々時間がかかりますが、ここからの北穂の迫力や、穂高のカール地形は良いものでした。
そしてここから梓川へ降りていくのですが‥まぁ降りるのは良いです、長かったですが。
問題は平地に下りてから‥普段林道歩きでも痛感しておりましたが、平地を歩くことはものすごい退屈です。
遊歩道に合流しましたが、人に会いたくなかったので徳沢には出ず、最大限林道を歩きましたが、明神館の手前で「人は遊歩道を歩くように」という旨の看板を発見‥すいませんでした。
しかしあまりに林道歩きでお腹が空いたので、明神館で棒ラーメン食べちゃいました。ここまで来ると一般人が一気に増えますね。
そして、バスターミナルへも非常に退屈‥木々から見える穂高の稜線と、時折見える川のせせらぎくらいしか楽しみがありませんでした。(まぁこれも凄い贅沢なんですけどね)
バスターミナルに着くと、運良くあかんだな行きのバスがあり、チケット買って飛び乗りました。
最後に駐車場代も払った結果、財布はすっからかんに(汗)
温泉に入るお金もなく、下山して真っ先にしたのは温泉ではなく、コンビニでお金をおろすことと相成ったのでした‥
ということで昨年思い描いていた、前穂〜パノラマコースを歩けたのは良かったです!
また久しぶりに岩だらけの山に登って天然アスレチックが自分は好きなんだなーと思いました。
今年ももっと天然アスレチック行きたいですが、もう冬なので来年にお預けですかね〜。
少なくとも、毎年一回はこの山域に来たいものです。
でも行くなら寒いけど渋滞しない晩秋しかないなーー。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する