記録ID: 238242
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父
【姿見えぬが 至近距離・熊さんの "重低音威嚇!!"に 遇う】 ヒルメシ尾根 〜 和名倉山 〜 二瀬尾根
2012年10月24日(水) [日帰り]
- GPS
- 14:01
- 距離
- 25.4km
- 登り
- 2,000m
- 下り
- 2,000m
コースタイム
◎[往路] 川又バス停(4:35) → 吊り橋(4:39) → ヒルメシ表示・赤(5:03) → 小尾根(5:49)
→ 川又⇔ヒルメシ表示(6:22) → 尾根(6:36) → 1,173m地点・石杭179(6:41) → 指導標(7:38) → カメラ(7:40)
→ 山火事注意○看板(8:57) → 1,669m尾根(9:02) → カメラ(9:24) → 1,735mコル(9:32=9:47)
→ 見出標(赤)(10:09) → 桃源郷&カメラ(10:16=10:22) → 1,826mの尾根(10:37)
→ 古い指導標(川又⇔白石山)(10:49) −−この間ルート迷う。北ノタルへ"直登"−− → "夢の庭園"
→ 二瀬分岐(12:09) → 千代蔵休場(12:13) → 和名倉山(12:25)
◎[復路] 和名倉山(12:45) → −− 千代蔵休場 −− → 二瀬分岐(13:00)
→ 笹ツ場(13:13) → 広場(13:37) → 展望台(13:41) → 造林小屋跡地(14:42)
→ 二瀬指導標(15:00) → 登尾沢ノ頭入口・指導標(15:27) → 1,007m地点(16:00)
→ 埼大山寮(16:56) → 川又バス停(18:36)
−−− ☆★ 所要時間:14時間01分 ★☆ −−−
→ 川又⇔ヒルメシ表示(6:22) → 尾根(6:36) → 1,173m地点・石杭179(6:41) → 指導標(7:38) → カメラ(7:40)
→ 山火事注意○看板(8:57) → 1,669m尾根(9:02) → カメラ(9:24) → 1,735mコル(9:32=9:47)
→ 見出標(赤)(10:09) → 桃源郷&カメラ(10:16=10:22) → 1,826mの尾根(10:37)
→ 古い指導標(川又⇔白石山)(10:49) −−この間ルート迷う。北ノタルへ"直登"−− → "夢の庭園"
→ 二瀬分岐(12:09) → 千代蔵休場(12:13) → 和名倉山(12:25)
◎[復路] 和名倉山(12:45) → −− 千代蔵休場 −− → 二瀬分岐(13:00)
→ 笹ツ場(13:13) → 広場(13:37) → 展望台(13:41) → 造林小屋跡地(14:42)
→ 二瀬指導標(15:00) → 登尾沢ノ頭入口・指導標(15:27) → 1,007m地点(16:00)
→ 埼大山寮(16:56) → 川又バス停(18:36)
−−− ☆★ 所要時間:14時間01分 ★☆ −−−
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
旧荒川村を過ぎ 旧大滝村に入り、秩父市・大滝総合支所を右に見て 橋を渡ってすぐの T路信号を右折します。 「滝沢ダム」を左に見て上流へ進み 長い「大峰トンネル」を抜けると、「川又バス停」に到着します。 ここが、駐車場です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◎ 2012(h24)年10月15日に続く 2週連続の 「奥秩父最大の"山塊"・和名倉山」でした。 ◎ 写真が、全部"ピンぼけ"です。あしからず。とうとうヤキが廻ったか?。 −− ☆★ 全般について ★☆ −− ・全般に赤いマーキングが多く、加えて白い"道標"が 要所要所にあって、登りとしては ほぼ迷うことなく行けます。 (但し、「1,826mの尾根」先水場 〜 川又分岐は、要注意!!) この間で迷って行き来し、結局"直登"したりして、時間をロスしてしまいました。 ・秩父側からの2ルートのうち、標高差に於いては「ヒルメシ尾根」が「二瀬尾根」より約80m少ないのですが、 あまり特徴も無くて 展望も効かず、この「ヒルメシ尾根」が一番時間を要するルートです。 また、クマに直接遭遇した訳ではありませんでしたが "どう喝"され、「ヒルメシ尾根」では、1,430m付近、 「二瀬尾根」では、造林小屋跡に下るスズタケ密生部分と、軌道跡上の1,350m付近に於いて、 極めて"クマの臭い"が濃厚です。 冬が近づくこれからは、注意するに越したことはありません。 −− ☆★ [往路] 川又「吊り橋」 〜 和名倉山まで ★☆ −− ・スタートは 4:35でしたから、当たり前の話 満点の星空の基 真っ暗で、ましてや「和名倉山」の深い森の 北側ですから、余計に"暗黒"です。 したがって 1時間以上もランプによる登りですから、「和名沢」の音以外は マーカーと"白紙"が 頼りでした。 ・「吊り橋」を渡ると、真っ暗な「和名沢」沿いの いきなりガレた急登です。 赤居テープが頻繁に出てきますが、ワイヤロープも散乱して、足場の悪いルートです。 作業小屋跡が左に照らし出され、この地点を西へ行ってしまい 一時ルートを見失いましたが、 明るかったならば、問題は無かったと思います。 ・小尾根に取り付き、その尾根を行って 東の沢へ。後ろの「白泰山」が 朝陽を浴びて、赤く染まっています。 また「川又」の谷には、白くガスが掛かっていました。 ・かなり東へ向けてトラバースし、行き過ぎでは?と思われますが、OKです。 ・「川又⇔ヒルメシ・白の道標」を経て、石杭179の尾根に出ました。標高は、1,173m地点と思われます。 その直ぐ先に「東京大学秩父演習林10」と書いた四角い黄色プレートが、木に下がっています。 またその先尾根上には、例によって林業の"残骸"が、散乱しています。 ・1,058mからの 尾根の南東側を登って、また長い"九十九折り"をだらだらと。 ・この途中、1,430m付近で、とんでもない場面に。熊さんによる"重低音威嚇!!"。 ウシガエルの声をもっと低くしたような"重低音"。波長は、もう少し長い。 それは、近づくにつれ 低く断続的に、大きくなってきました。 最初は ザックのずれで音が鳴るのかな?と思ったが、だんだん近づくにつれ、その音がさらに近くなりました。 (後で調べたら、人間の臭いや音を察知すれば、普通は逃げるものだそうですが、 子連れだと威嚇する?のだそうです。) 「ウーッ、ウーッ」。7:40それは、ごく至近距離で最大に達しました。 姿は見えません。相方さんが「引き返すか?」。 ほんと!!やばい!!。退散するか!!。 脇をそーっと抜けると、直ぐ先に"監視カメラ"ならぬ、三峯神社のカメラが2台設置してありました。 何とか其所を通り抜け、事なきを得ました。 ・[復路]で ここをまた通過するのかと思うと、嫌気が差し、半分諦めました。 ・1,669m地点の尾根に ようやく達しました。朝陽が木々の間から眩しく照らします。 ここからは、「二瀬尾根」方面を見ることが出来ました。 尾根の西側を巻きながら、明るいコメツガの中を行きます。 倒木の苔むした状況が あちこちに見受けられ、良い雰囲気です。 ・1,700m付近にある"カメラ"は、何者か?に、壊されていました。 ・やや下って「1,735mコル」に着きます。 右側に「雁坂嶺」、「雁坂峠」などが 鮮やかに見えてきました。 ・作業小屋跡(桃源郷)1,430m地点には、三ヶ所目の"カメラ"が設置されています。 ・1,826m地点尾根(木札)〜川又分岐までは、進むに従い 西側のガレた 足場の悪い状態となり、 顕著な沢を渡るところから、ルート不明瞭になります。 マーキングも薄くなり 沢手前より、「北ノタル」付近目指して 標高差約130mを 35分掛かって"直登"しました。 獣道が縦横にあり 尾根の端も見えず 難儀しましたが、無事「北ノタル」に出ました。 「川又分岐」までの足場の悪い 不明瞭なルートを 南進した方が良かったのかわかりませんが、 やや時間の掛かりすぎで、やっと「二瀬分岐」。(二瀬・山頂・仙波の3方向明示) 時間に追われ、和名倉山山頂での"コーヒータイム"を 楽しむことができませんでした。 −− ☆★ [復路] 和名倉山 〜 埼大山寮「吊り橋」まで ★☆ −− ・「ヒルメシ尾根」を戻るのは諦め、"安全な"「二瀬尾根」へ下ることを決めました。 やはり、クマの"威嚇"が 響きました。 ・"夢の庭園"を経て「笹ツ場」から、 だらだらと長い南東面トラバースになりますが、 途中の左側にある"大岩"付近、やや不明瞭です。 ・「造林小屋跡」に下る"スズタケ"部分も 獣道交叉が多く、注意が必要です。 ・この途中で、埼玉県警山岳救助隊?の4人が登ってくるのに出会いました。 (翌日の10/25にわかったことですが、9/13に遭難した74歳の登山者の連れ犬が、何と10/19に将監小屋? に戻り、現在その中高年登山者を捜索中?) ・「造林小屋跡」〜 軌道跡は、ここから徐々に目に触れてくる レールや特にワイヤロープ、 はては一升瓶などの"林業残骸"は、目に余るものが有ります。 ・登尾沢ノ頭・東(1,330m)から 1,007m地点を経て 下りますが、マーキングがあるとはいえ、 1,007mから先 北尾根へ行きそうになる部分があり、注意が必要です。 −− ☆★ [復路] 埼大山寮「吊り橋」 〜 川又バス停まで ★☆ −− ・「二瀬ダム」堰堤上を歩き、真っ暗な「秩父湖」周辺の国道140号を1時間40分掛けてテクテクと歩きました。 予定していなかったので、舗装道路を歩くことは 大変疲れました。 ・時々道路照明があるとはいえ、真っ暗な140号を2個のランプが ゆらゆらと行く。 「川又バス停」の明かりまで長かった。足が棒になりました。 |
写真
撮影機器:
感想
・とにかく、1日よく歩きました。14時間01分ですか。
車を「川又バス停」に置いていることから、予定としては「ヒルメシ尾根」・
ピストンとなる はずでした。
ところが、[往路]での 1,430m付近での"熊さん威嚇"と、1,840m付近
トラバースでの 時間ロスとで、予定時間を大きくオーバーしたことから
早く下山しなければと思い、予定を変更して前回と同じ「二瀬尾根」を
下山することとしました。
・前回登山時(2012/10/15)に、和名倉山山頂に設置されていた
「仁田小屋登山口」道標は、今回"撤去"されていました。
おそらく 山岳救助隊が 何回も山頂を訪れているので、(大洞林道が
閉鎖されている現状に於いては)「遭難防止」の為に
撤去したのではないか?と推測します。
・2009/05/09〜11日に、「学総体登山」に参加された各校により
「ヒルメシ尾根」に"命名"された「名称」についてですが、いただけない
ものがあります。
「鹿のマーチ広場」&「ヒルメシ広場」は まあいいとしても、
「桃源郷」なる 名称には、異議があります。
かっての林業の"残骸"を良しとするような、訳の解らない名称は
ダメです。
もっと「原生林の宝庫/和名倉山」にふさわしい"名称"が欲しい
ところです。
−−− 地名というのは、何でも命名すればいい?と 言うものでは
ありません。−−− 是非、再考して下さい!!。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2943人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する