記録ID: 2386733
全員に公開
沢登り
東北
栗子山塊。手沢〜七ツ森
2020年06月06日(土) ~
2020年06月07日(日)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 27.5km
- 登り
- 1,106m
- 下り
- 1,118m
コースタイム
1日目
- 山行
- 6:41
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 7:16
7:10
73分
スタート地点、烏川林道始点
8:23
47分
烏川林道四号橋
9:10
9:26
120分
手沢出合い
11:26
11:45
148分
436m休憩
14:13
13分
567m二俣
14:26
576m宿泊地点
2日目
- 山行
- 15:27
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 16:45
5:30
158分
576m宿泊地点
8:08
8:25
62分
855m二俣
9:27
57分
1006m雪渓終了点
10:24
54分
左支流に入る
11:18
11:30
96分
1127m休憩地点
13:06
52分
1169m手沢右岸尾根上部
13:58
14:16
20分
1216m主稜線
15:15
171分
1163m下降開始地点
18:06
18:26
123分
茂庭林道11号橋中津川、日陰沢出合い
20:29
20:40
95分
茂庭林道始点
22:15
ゴール地点、烏川林道始点
天候 | 一日目 晴れ 二日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
*摺上ダム右岸の道路や林道は基本ゲートが有通行止め、動かせるゲートも有るが進入は自己責任でお願いします。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース状況 一日目 烏川林道始点からだらだらと林道を歩いてるうちに手沢を通り越して一時間も歩いてしまう、気付いて戻り手沢出合いに降りる、通常なら始点から15分くらいで出合いに降りれる。 出合いからミニゴルジュとゴーロが連続する、3.4mの滝も数ヶ所有るが問題なし、釣師が大分入ってるらしく難しそうな所には巻道やトラロープが有る、やがて原生林の中の流れる瀬となり567m二俣に到着、本流の右俣に進むと上流から二人の老練そうな釣師が降りて来た、釣果を尋ねると「全然ダメ」という、「けっこう魚影が有ったようだが残念でしたね」と言うと「釣れても釣れないと言うもんだ」とにやりと笑って返された。 その後少し歩くと天場適地がありここにテントを張る事にする。一杯飲んで食事をした後にほろ酔い気分で釣り竿を出すと25兌紊隆箋が釣れた、早速焚き火で塩焼きにし山の幸に感謝し頂いた、腹を満たした所でまだ明るいうちに就寝する。 二日目 今日は長丁場になりそうなので早立ちを心掛け5時30分スタート。ゴーロや瀬、4.5mの滝が程よく続く天気も良く気持ちが良い、釣師がかなり奥まで入っているようで所々にトラロープを見る。やがて沢の傾斜が増し魚影も無くなり人跡も無くなる。 855m二俣到着地形図にある800m付近の二俣は気付かなかった、休憩後本流の右俣に架かる滝を登る、沢はV字状になり4.5mの滝が続く、950m付近で雪渓が現れる、この雪渓は300m程あり上を歩くことが出来るが最後の1006m付近二俣になった所で岸と大分離れ降りる事が出来ない、仕方なくザックを3m程下の小さな河原に落としそれに向かって雪渓の先から飛び降り、なんとか無事に着地出来た。本流の右俣の二段の滝を登るが上段5mの滝が手掛かり、足掛かりが乏しく自分の技術では登る自信が無い、左右に高巻きを試みるがこれも出来ない、仕方なく一旦河原に降り左支流に雪渓の下を潜って進む、出口のチョックストーンの乗越にシュリンゲを足場にして泥だらけになりながらやっと乗り越える約1時間のロス。 この先本流に戻るためには不安定な草付きを延々とトラバースをしなければならないので本流の遡行は諦め左支流を登る事にする、しかしここも上部に行くに従い傾斜が増しルンゼ状になって来たので左岸の藪の稜に取り付く、藪を掴んで行けば何とか登れるが藪がきつく時々岩稜も出てくる、稜どうしに登れない所も有り左右に迂回しながら登る、これが又キツイ、途中休憩した岩棚で干からびたシュリンゲを見つけた、こんな所を登る先人がいたのかと思うと感動する。 左支流に入ってから約2時間半やっと手沢右岸尾根の上部に出て一息つくが七ツ森の山頂はまだ遠い、尾根に上がり傾斜が緩むが藪は続く、約50分で主稜線に着き休憩、この時点で14時、予定を大分オーバーしている。このままでは駐車地点に戻るのはかなり遅くなると思ったが幸いスマホの電波が通じたので自宅に現在地と帰りは予定のコースで下るが帰りはかなり遅くなるとメールを打つ事が出来一安心。 主稜線は相変わらず藪尾根だが心なしか踏み跡が有る、休憩地点から20分でついに七ツ森の山頂に到着、三角点が有るだけだが藪は低く意外と視界が良い。 中津川に向けて下降開始、藪の主稜線を進み中津川と日陰沢の出合いに伸びる尾根を下る、下降点が不明瞭な為GPSで位置確認をしながら慎重に下る、やがで尾根状がハッキリして来る、相変わらず藪尾根だがブナ林の中の低い藪なので進むのに然程支障は無い、しかも明瞭な踏み跡が有る為(時々無くなる)どんどん下れる。一旦中だるみになり少し登ると右の尾根に踏み跡が続く、ここは熊棚や熊糞を頻繁に見かける、最後は急斜面を降りると中津川右岸の林道に出た、少し進み日陰沢に架かる11号橋に出て休憩する。18時26分出発、中津川沿いに伸びる道は(茂庭林道)昔は車も通れたようだが今は明瞭だが人が歩ける程度の道だ、19時30分頃ヘッドランプ点灯、林道始点で休憩後、摺上ダム右岸の舗装道路を歩き駐車地点に戻る、22時15分。沢靴を履き替えただけ着替えもせずに帰途に就く、自宅に着いたのは23時30分を廻っていた。 |
写真
撮影機器:
感想
栗子山塊、手沢を登る。
手沢は摺上川支流烏川の更に支流である、特に大滝や険悪なゴルジュなどあるわけではないが栗子山塊の名峰七ツ森に突き上げる長い沢である。
結果、稜線に抜ける詰めが違ったがほぼ計画通りに登れた、しかし一日目、ぼんやり歩いていた為約2時間のタイムロス、二日目、技術不足の為に滝が登れずルート変更、予定より大幅にタイムオーバー帰宅が遅くなる。特に二日目のタイムオーバーは稜線から家族にメールを送れたので事無きを得たが圏外だったらどうなった事かと思う(家族には登山日の翌日午前8時までに連絡が無い時まで動かないでくれと言ってある)。
手沢遡行は栗子山塊の中で一つの目標だったのでそれを登れたことは良かった。又昨年秋購入した一人用シェルターを初めて野外で使用し快適な一夜を過ごせた、岩魚を一尾釣り上げ山の幸として食す事が出来た、二日目約17時間行動に体が耐えた(翌日は8時30分より通常通り勤務)など得たものもあり大いに反省すべき点もあるが充実感もある。栗子山塊にはまだ魅力的な沢がまだいくつも有りいずれ機会を見つけて登りたい。
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