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Yamareco

記録ID: 239184
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

冬の木曽駒ヶ岳(1986)

1986年02月09日(日) ~ 1986年02月10日(月)
 - 拍手
GPS
04:20
距離
4.9km
登り
488m
下り
482m

コースタイム

8:00千畳敷−10:00-30木曽駒ヶ岳−12:20千畳敷
天候 2/9 雪
2/10 晴れ
アクセス
利用交通機関:
電車
(行き);新居浜ー(JR)−高松ー(フェリー)−宇野ー(JR)−大阪ー(JR夜行)−塩尻−(JR)−駒ヶ根−(バス)−しらび平ー(ロープウエー)−千畳敷
・帰りも基本的に同じコース。
コース状況/
危険箇所等
千畳敷から稜線までの登りはかなり急で、新雪のためトレースがなかった。
稜線はクラストしていてアイゼンがキリッと決まる。
2/10 朝焼けに染まる千畳敷カール
2012年09月30日 11:06撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/30 11:06
2/10 朝焼けに染まる千畳敷カール
朝焼けの稜線
2012年09月30日 11:06撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/30 11:06
朝焼けの稜線
カールより浄土乗越(稜線)へ向け、登高開始
2012年09月30日 11:06撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/30 11:06
カールより浄土乗越(稜線)へ向け、登高開始
新雪をかぶって神々しい宝剣岳
2012年09月30日 11:06撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/30 11:06
新雪をかぶって神々しい宝剣岳
千畳敷カールにて、雪玉がごろごろ
2012年09月30日 11:06撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/30 11:06
千畳敷カールにて、雪玉がごろごろ
雪のブロックがゴロゴロと面白い並び方をしている雪の斜面
2012年09月30日 11:06撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/30 11:06
雪のブロックがゴロゴロと面白い並び方をしている雪の斜面
伊那前岳の斜面にはシュカブラの美しい模様ができていた
2012年09月30日 11:06撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/30 11:06
伊那前岳の斜面にはシュカブラの美しい模様ができていた
カール底にて10cmほど積もった新雪をかき分けトレースをつけてゆく
2012年09月30日 11:06撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/30 11:06
カール底にて10cmほど積もった新雪をかき分けトレースをつけてゆく
カール底から稜線へと登高を続ける。カール底には一筋のトレースが続いている
2012年09月30日 11:06撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/30 11:06
カール底から稜線へと登高を続ける。カール底には一筋のトレースが続いている
カール内を登る途中より、宝剣岳へとダイレクトに向かう登攀者たちを遠望する
2012年09月30日 11:07撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/30 11:07
カール内を登る途中より、宝剣岳へとダイレクトに向かう登攀者たちを遠望する
稜線(浄土乗越)に到着。宝剣岳を見上げる。行くのは難しそうだ
2012年09月30日 11:06撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
1
9/30 11:06
稜線(浄土乗越)に到着。宝剣岳を見上げる。行くのは難しそうだ
稜線より宝剣岳と空木岳の遠望
2012年09月30日 11:06撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/30 11:06
稜線より宝剣岳と空木岳の遠望
クラストした雪の斜面、シュカブラが筋状に発達していた
2012年09月30日 11:07撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/30 11:07
クラストした雪の斜面、シュカブラが筋状に発達していた
(同じく)クラストした雪面の表情
2012年09月30日 11:07撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/30 11:07
(同じく)クラストした雪面の表情
中岳付近より振り返る。宝剣岳の向こうには空木岳まで良く見える
2012年09月30日 11:06撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/30 11:06
中岳付近より振り返る。宝剣岳の向こうには空木岳まで良く見える
木曽駒が岳山頂手前より、長く伸びた自分の影を写してみた
2012年09月30日 11:07撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/30 11:07
木曽駒が岳山頂手前より、長く伸びた自分の影を写してみた
木曽駒ヶ岳山頂に到着。白いスカイラインは、乗鞍岳(中央やや左)、槍穂連山(右手)
2012年09月30日 11:06撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/30 11:06
木曽駒ヶ岳山頂に到着。白いスカイラインは、乗鞍岳(中央やや左)、槍穂連山(右手)
木曽駒ヶ岳山頂にて、雪の中一人たたずむお地蔵様
2012年09月30日 11:06撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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木曽駒ヶ岳山頂にて、雪の中一人たたずむお地蔵様
木曽駒ヶ岳山頂より、白く堂々とした三の沢岳を望む、その向こうはるかに恵那山のまるいドーム状の姿も望めた
2012年09月30日 11:06撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/30 11:06
木曽駒ヶ岳山頂より、白く堂々とした三の沢岳を望む、その向こうはるかに恵那山のまるいドーム状の姿も望めた
逆光にぎらぎら輝く、凍った雪の斜面
2012年09月30日 11:07撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/30 11:07
逆光にぎらぎら輝く、凍った雪の斜面
凍りついた雪の斜面を行く登山者
2012年09月30日 11:06撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/30 11:06
凍りついた雪の斜面を行く登山者
浄土乗越より、宝剣岳に向かう登攀者を見る
2012年09月30日 11:06撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/30 11:06
浄土乗越より、宝剣岳に向かう登攀者を見る
浄土乗越から見る宝剣岳方面の眺め
2012年09月30日 11:07撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/30 11:07
浄土乗越から見る宝剣岳方面の眺め
伊那前岳付近より、東方、南アルプス方面を望む
2012年09月30日 11:06撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/30 11:06
伊那前岳付近より、東方、南アルプス方面を望む
伊那前岳付近より、宝剣岳をズームで写す。堂々とした雪山だ
2012年09月30日 11:07撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/30 11:07
伊那前岳付近より、宝剣岳をズームで写す。堂々とした雪山だ
伊那前岳付近より、南アルプスを望む。
2012年09月30日 11:06撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/30 11:06
伊那前岳付近より、南アルプスを望む。
伊那前岳付近より、千畳敷カールを眼下にし、遠く空木岳、南駒ヶ岳を遠望する
2012年09月30日 11:07撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/30 11:07
伊那前岳付近より、千畳敷カールを眼下にし、遠く空木岳、南駒ヶ岳を遠望する
千畳敷に下ってきて、日差しがまぶしい宝剣岳と千畳敷のカール
2012年09月30日 11:07撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/30 11:07
千畳敷に下ってきて、日差しがまぶしい宝剣岳と千畳敷のカール
駒ヶ根の街に下山。街並みの向こうに中央アルプスの白い姿を望むことができた
2012年09月30日 11:07撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/30 11:07
駒ヶ根の街に下山。街並みの向こうに中央アルプスの白い姿を望むことができた

感想

【山行No 91】

※ 本格的な冬山として、アクセスが比較的楽な、中央アルプスの木曽駒ヶ岳に行ってみることにした。

2月9日(日)
 ・前日夕方、四国(新居浜)を出発し、夜に大阪に到着。
  例によって夜行急行「ちくま」に乗る。車内は満席に近く、何とか座れたが、
  車中は暖房の利きすぎで暑く、ほとんど寝れなかった。
 ・明け方、塩尻に着き、駅で仮眠ののち、中央東線でいったん上諏訪へ、
  そこから飯田線の始発に乗り、駒ヶ根へ行く。

8:16-9:00 駒ヶ根
 ・バスに乗るが、前方の中央アルプスは厚く雲に覆われている。
  シラビ平からロープウエーで千畳敷へ。

10:20千畳敷 着
 ・下界から見ていた通り、ここは完全な冬山の世界で、ホワイトアウトの状態になっていた。
  この天気でも山へ向かう人もいたが、今日は天気も悪いので、木曽駒ヶ岳へ行くのは早々に諦め、
  PMは、持ってきたワカンでの歩行練習や、斜面での滑落停止練習を一人黙々と行った。
 ・今日の宿泊は、この千畳敷山荘。久々に夕食付で泊まる(この当時 料金 4600円)
  (この当時、千畳敷山荘は3階建てで)、2階の大広間は団体が占拠していたので、
  割り当てられたのは3Fの4畳の個室。電気アンカがあったが、室内温度はちょうど0℃。
  窓は凍り付いて、外の景色は見えなかった。

2月10日(月)
 ・6時前に起きて窓の外を眺めると、外は晴れあがっていた。
  今日はアタック日和のようだ。

8:00千畳敷 発
 ・サブザックに荷物を詰め、アイゼンなどをつけて完全装備で出発。
 ・千畳敷カールをトレースに従い進む。
  今日は風も弱くて、コルへの急登は汗をかくほど。途中、中間着としてきていたセータも脱いで先を進む。
  コルへの急登部は昨日の新雪がだいぶたまっておりトレースが雪で消えている。
  キックステップで慎重に登高した。
9:10-20 浄土乗越コル
 ・ようやく稜線に到着。ここから雪質が一気に変化して、ガチガチのクラストになっている。
  堅い雪面なのでトレースすら着いていないが、代わりにアイゼンがビシッと利く。
  アイゼンで踏みしめる堅い雪面から、ガリッ、ゴリッという音が響くのは
  まさに本格的な冬山の醍醐味だ。思わずうれしくなる。
 ・中岳は頂上を通るルートを行く。

10:00-10:30 木曽駒ヶ岳山頂(気温=マイナス14℃)
 ・以外とあっけなく、冬の2900m級の山に登頂できた。
  今日の展望は最高で、北には御嶽、乗鞍岳に加え、北アルプスの槍穂高も白い姿を見せてくれていた。
  南は中央アルプス主稜線沿いに宝剣岳、空木岳、南駒ヶ岳、遠く恵那山、
  東はずらりと南アルプスの連山が勢ぞろいしている。

11:00 浄土乗越
 ・宝剣岳は目前にあり、宝剣へと向かうパーティもあるが、自分の実力では無理だと思い、宝剣岳は止めておく。
  代わりに伊那前岳方向に足を延ばしてみた。このルートは結構両側が切れたったやせた雪稜となっており、慎重に行く。
11:20-30 伊那前岳
 ・ここからの展望もなかなかいい。眼前の千畳敷カールはなんだか箱庭のように見え、
  そこについた一筋のトレースがはっきりと見える。
  宝剣岳に目を移すと、なかなか鋭い姿でそびえており、よく見てみると、中央稜を登攀しているパーティも見えた。
11:50 浄土乗越
 ・ここからカール底へと下るが、急な下りなので滑落しそうで少し怖い。
  思わずヘッピリ腰となりながら、ゆっくりと下る。
  インゼル部を過ぎてからは傾斜もなだらかなのでシリセードを試してみたが、
  今日は新雪がふかふかに積もりすぎており、全然滑らなかった。

12:20-50 千畳敷
 ・なんだか以外とあっけなく、半日で目標の木曽駒が岳への山行が終わった。
  当初の予定では、ここでもう一泊してから帰る予定だったが、
  時間を持て余すので、そのまま下山して帰宅することにした。

 ・シラビ平を経由して、駒ヶ根駅へ(14時)、そこから塩尻、名古屋を経由して
  大阪まで行き、夜行フェリーで四国(新居浜)へと帰って行った。
 

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