72、73座目の間ノ岳と北岳

2005年08月14日(日) ~ 2005年08月16日(火)

• GPS: 56:00
• 距離: 17.5km
• 登り: 2,417m
• 下り: 2,388m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:00
• 休憩: 1:30
• 合計: 10:30

6:10 広河原・吊り橋分岐
8:20 0:00 大樺沢二俣
10:20 10:30 八本歯のコル
12:00 13:00 北岳山荘
15:00 15:20 間ノ岳
16:40 北岳山荘

2日目

• 山行: 5:20
• 休憩: 0:30
• 合計: 5:50

4:00 北岳山荘
5:10 5:40 北岳
9:50 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

1日目：昼過ぎに自宅を出て静岡経由身延線で甲府に入って一泊目。
2日目：甲府駅前4:00発のバスで広河原へ。6:10に出発して12:30に北岳山荘到着。宿泊手続きを済ませて14:40に間ノ岳到着。16:20に山荘に戻って2泊目。
3日目：4:00に山荘を出て北岳山頂で日の出を迎え、9:50に広河原へ下山、10:30発のバスで甲府に戻り、松本経由中央線で17:20に帰宅。

コース状況／危険箇所等

　天気さえ良ければ、特に危険な所は無いように思われる。

写真

8/15 3:44

　8月15日お盆の朝、3:40分の甲府駅前バス停は4:00発の広河原行きバスを待つ、南アルプスを目指す人たちが大勢集まっていた。

8/15 6:14

　バスは夜叉神峠で10分ほどのトイレ休憩をして、6時に広河原に到着。出発準備をして、この長いつり橋を渡ったのは6:20頃である。

8/15 6:50

　露に濡れた薄紫の花。大樺沢に沿って登るルートにはいろんな花が咲いている。

8/15 6:52

　黄色い花。

8/15 6:53

　白い花。これはシシウド？

8/15 7:07

　こちらは色鮮やかなトリカブト。

8/15 8:04

　ピンクの花。

8/15 8:39

　はじけたように開いた黄色い花。

8/15 8:41

　保水力に乏しいガラガラの岩場でも、元気よく咲いている。ダーウィンの「強いものや賢いものではなく、順応したものが生き残った」を思い出す。

8/15 8:44

　初めて見る花。

8/15 8:50

　薄青色の花。

8/15 8:55

　大樺沢にはまだ雪渓が残っている。白と緑と空の碧が綺麗だ！

8/15 9:52

　樹間に見えるのは鳳凰三山。

8/15 10:18

　右手には北岳の大岩壁、バットレス。

8/15 10:24

　白い花。

8/15 10:24

　黄色の花。

8/15 10:25

　目指す間ノ岳のスカイラインが綺麗だ！右の鞍部には北岳山荘も見えている。

8/15 10:33

　南西には雲間に富士山！どこにいても、富士山が見えると嬉しい。

8/15 10:37

　白い花。

8/15 10:41

　再び富士山。左の高みは八本歯の頭、手前の窪みは登ってきた八本歯のコル。

8/15 10:54

　気品のある薄いピンクの花。　

8/15 11:04

　白と黄色の花。

8/15 11:05

　山腹斜面のお花畑。この北岳はたくさんの花々で満ちている。どの花かわからないが、「北岳草」というこの山だけの固有種もあるらしい。

8/15 11:06

　シシウドに似た花？トリカブトも見える。

8/15 11:06

　赤紫の花。

8/15 11:08

　間ノ岳と農鳥岳。今夜の宿、北岳山荘がかなり低く見える位置まで登ってきた。

8/15 11:09

　ナデシコ？トリカブトとニリンソウ？

8/15 11:10

　黄色の花。

8/15 11:11

　北岳山荘へのはしごの架かる道を行く。概要で特に危険は無い・・・と記したが、ここは多少危険かも知れない。しかし、この程度の所は登山道にはいっぱいある。

8/15 11:21

　いろんな花が入り混じって咲き乱れる花畑。これも北岳の人気の一つのようである。

8/15 11:21

　北岳山荘には12時頃に到着した。宿泊手続きを済ませて、寝場所を確保してから間ノ岳に向かう。

8/15 15:05

　午後3時頃、ガスに包まれて、しょぼくれた間ノ岳での記念の一枚。残念ながら、11:30から15:00の間の北岳山荘辺りの写真はPCのどこかに消えてしまった。

8/15 15:58

　トウヤクリンドウ。

8/15 16:05

　間ノ岳からの帰り道。北岳もガスで隠れてしまった。山荘には16時過ぎに戻った。今日は曇りはしたが雨にも会わず、72座目の間ノ岳山頂を踏むことができた。

8/16 4:53

　翌朝4時頃に山荘を発ち、この吊尾根分岐を4:50に通過して山頂に向かう。

8/16 5:11

　5:10に73座目の百名山、北岳山頂に立つ。山頂から南には大きな間ノ岳や農鳥岳が見える。さらに、特徴のある塩見岳や悪沢岳らしき山まで見える。

8/16 5:12

　北岳山頂でご来光を待つ人たち。背後の山は手前がアサヨ峰、奥の高峰が甲斐駒ヶ岳と思うが、定かでない。

8/16 5:13

　こちらは鳳凰三山の山並み。左の雲間に地蔵岳のオベリスクらしき尖がりも見える。

8/16 5:20

　日の出は5:20。多少雲はあるが、今日も良い天気になりそうである。

8/16 5:22

　雲海に写るのは北岳自身の影、影北岳？海面に自身の山影を映す影鳥海とか影開門があるので、影北岳も良いだろう。

8/16 5:29

　突然現れたブロッケン現象！丸い虹の輪の中に自分の影が映っている！空木岳でも見ているので、2度目の幸運である！

8/16 5:35

　73座目の百名山、日本第二位の高峰、北岳山頂にて記念の一枚。

8/16 5:48

　岩の隙間にリンドウが一輪。

8/16 6:00

　降り途中で再びブロッケン！笠ヶ岳に登っ播隆上人が山頂で仏を見た・・・と感激されたのもこのブロッケンだったのだろう。

8/16 6:20

　初めて見る花。

8/16 6:42

　花の写真を撮りながら肩の小屋を経て草スベリを降る。帰ったら高山植物図鑑を買って花の名前を覚えよう・・・と思うのだが、なかなか実現できない。

8/16 6:43

　やっと覚えたシシウドの花。

8/16 6:46

　黄色が鮮やかな花。

8/16 6:47

　大型の猫じゃらしのような花。

8/16 6:52

　これはしっかりと覚えたトリカブト。

8/16 6:55

　先ほどとは違う？黄色の花。

8/16 7:10

　ダケカンバの隙間の斜面に咲く花達。

8/16 7:15

　白いかわいい花。

8/16 7:19

　薄紫の花。

8/16 7:59

　緑の中の赤い実。

8/16 8:18

　ピンクの線香花火のような花。北岳は沢山の綺麗な花に出会えた山だった。今度こそ花の名前を覚えようと思うが、はたして・・・？

撮影機器：

EX-Z3 CASIO COMPUTER CO.,LTD

感想

fujisky

　この山旅では2度もブロッケンを見ることができて感激した！1度目は山頂にて5:30頃、2度目は降り途中の6:00頃であった。丸い虹の中で動く影を見ると、江戸時代に笠ヶ岳の山頂で仏を見たという播隆上人でなくても感激する。
　ここでは高山植物の花もたくさん見られた。キタダケソウという固有種もあるらしいが、確認できなかった。いつも綺麗な花を見ると帰ったら植物図鑑を買って覚えようと思うがなかなか実現できないでいる。
　今回は、午後からガスに阻まれて山頂からの絶景は十分には楽しめなかったが、大好きな富士山にも会えたし、良い山旅であった。