ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 240251
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
大雪山

黒岳 北鎮岳 〜初冬の表大雪〜

2012年10月30日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
05:53
距離
14.2km
登り
1,172m
下り
1,160m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

先週のニペに引き続き、GPSログが飛びました(黒岳手前)。
どうも、低温障害のよう(リュックの雨蓋に入れていました)。
黒岳以降は、胸ポケットに入れると、正常作動していました。

8:35 ロープウェイ黒岳駅
9:10 黒岳7合目
10:05〜10:20 黒岳頂上
11:55〜12:20 北鎮岳頂上
13:25 黒岳頂上
14:05 黒岳7合目
14:30 ロープウェイ黒岳駅
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2012年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
ロープウェイの営業時間ですが、
10/31まで、上り始発7:00、下り最終:16:30
11/1以降は、上り始発:8:00、下り最終:16:30
となっています。
また、リフトは10/22〜11/8の間、お休み中です。
冬季用リフトへ架け替え作業とのことです。
コース状況/
危険箇所等
7合目までの積雪はまだまだ。
積もったり融けたりを繰り返しているよう。
朝方は、融雪水が凍っているため、滑りやすい登山道となっていました。

7合目以上になると、ちゃんとした積雪あり。
しかし、前日、雨が降ったのか、表面がクラストしており、かなり力を入れたキックステップを踏まないと、足先が入りませんでした。
今時期は、アイゼン&ピッケルは必携と思いました。
愛別岳に行こうと思っていたのですが、
愛山渓へ向かう道はすでに通行止め。
ちゃんと調べてくればよかったです。
2012年10月30日 07:34撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/30 7:34
愛別岳に行こうと思っていたのですが、
愛山渓へ向かう道はすでに通行止め。
ちゃんと調べてくればよかったです。
ロープウェイから。
今日、登る山!
2012年10月30日 08:31撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
10/30 8:31
ロープウェイから。
今日、登る山!
まずは、黒岳へ向けて歩き出します。
2012年10月30日 08:57撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
10/30 8:57
まずは、黒岳へ向けて歩き出します。
7合目へ到着。
2012年10月30日 09:09撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
10/30 9:09
7合目へ到着。
今季初のアイゼン。
冬場はほとんどスノーシューで登ってしまい、
あまりアイゼンの必要性を感じてこなかったのですが、今時期はないと怖かったです。
春先に斜里を登ったときにも怖い思いをしていたので、昼間に雨が降って、夜凍る時期は、必携だと思いました。もちろんピッケルも。
2012年10月30日 09:24撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
10/30 9:24
今季初のアイゼン。
冬場はほとんどスノーシューで登ってしまい、
あまりアイゼンの必要性を感じてこなかったのですが、今時期はないと怖かったです。
春先に斜里を登ったときにも怖い思いをしていたので、昼間に雨が降って、夜凍る時期は、必携だと思いました。もちろんピッケルも。
招き岩。
遠くの山を雲が流れていきます。
2012年10月30日 10:00撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
10/30 10:00
招き岩。
遠くの山を雲が流れていきます。
黒岳山頂に到着。
2012年10月30日 10:07撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8
10/30 10:07
黒岳山頂に到着。
烏帽子岳!
雲を纏うと神々しいです。
2012年10月30日 10:08撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
10/30 10:08
烏帽子岳!
雲を纏うと神々しいです。
目指す北鎮です。
2012年10月30日 10:08撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8
10/30 10:08
目指す北鎮です。
これからは雪と岩のミックスですので、歩き易い1000円スパイクに切り替えます。
2012年10月30日 10:20撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
10/30 10:20
これからは雪と岩のミックスですので、歩き易い1000円スパイクに切り替えます。
まずは石室へ向けて、歩きます。
2012年10月30日 10:23撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
10/30 10:23
まずは石室へ向けて、歩きます。
石室。まだまだ雪は少ないです。
2012年10月30日 10:36撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
10/30 10:36
石室。まだまだ雪は少ないです。
またまた、烏帽子。
冬は絵になりますね〜。
2012年10月30日 10:39撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
10/30 10:39
またまた、烏帽子。
冬は絵になりますね〜。
凍てつく草紅葉。
2012年10月30日 10:53撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
10/30 10:53
凍てつく草紅葉。
おっ!こんなところに魔法の杖が。。。
2012年10月30日 10:55撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
10/30 10:55
おっ!こんなところに魔法の杖が。。。
烏帽子を覗いてみました。
2012年10月30日 10:55撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7
10/30 10:55
烏帽子を覗いてみました。
太陽を覗き見るも、眩しくて、わっかから外れる。。。なにやってんだか。
2012年10月30日 10:56撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
10/30 10:56
太陽を覗き見るも、眩しくて、わっかから外れる。。。なにやってんだか。
凍てつく〜。
2012年10月30日 11:02撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
10/30 11:02
凍てつく〜。
お鉢展望台まで来て、再び、アイゼンへ切り替えです。正直、アイゼンでずっと通してよかったと思います。
2012年10月30日 11:14撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
10/30 11:14
お鉢展望台まで来て、再び、アイゼンへ切り替えです。正直、アイゼンでずっと通してよかったと思います。
氷を纏う草紅葉。
2012年10月30日 11:16撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8
10/30 11:16
氷を纏う草紅葉。
岩の表面も氷が覆う。
この高度においても、雨が降ったのでしょうね。
2012年10月30日 11:20撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
10/30 11:20
岩の表面も氷が覆う。
この高度においても、雨が降ったのでしょうね。
草も綺麗な氷を纏う。
2012年10月30日 11:24撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
10/30 11:24
草も綺麗な氷を纏う。
黒岳を振り返ってみたり。
2012年10月30日 11:33撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
10/30 11:33
黒岳を振り返ってみたり。
12時前、北鎮山頂に到着です。
風がとても強く、寒い寒い。
2012年10月30日 11:55撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/30 11:55
12時前、北鎮山頂に到着です。
風がとても強く、寒い寒い。
旭岳は真っ白。
2012年10月30日 12:19撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/30 12:19
旭岳は真っ白。
黒々とした愛別岳。
来年こそは。
2012年10月30日 12:00撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
10/30 12:00
黒々とした愛別岳。
来年こそは。
お鉢と白雲。
2012年10月30日 12:19撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/30 12:19
お鉢と白雲。
黒岳辺りは雲が出てきたよう。
2012年10月30日 12:19撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/30 12:19
黒岳辺りは雲が出てきたよう。
お昼を食べて、下山へ。
帰りは、スパイクに切り替えず、黒岳まではアイゼンで。
2012年10月30日 12:59撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
10/30 12:59
お昼を食べて、下山へ。
帰りは、スパイクに切り替えず、黒岳まではアイゼンで。
石室に立ち寄ってみました。
2012年10月30日 13:04撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
10/30 13:04
石室に立ち寄ってみました。
冬季用出入り口の目印。
雪に埋もれていました
スコップが常設されているのですが、掘り出せるほど気力がなくて、石室を後にします。
2012年10月30日 13:05撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
10/30 13:05
冬季用出入り口の目印。
雪に埋もれていました
スコップが常設されているのですが、掘り出せるほど気力がなくて、石室を後にします。
最後に、黒岳から午後の表大雪を。
神々しいです。

以上、お疲れ様でした。
2012年10月30日 13:25撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
10/30 13:25
最後に、黒岳から午後の表大雪を。
神々しいです。

以上、お疲れ様でした。

感想

火曜、水曜とお休みを頂いたので、どこか登りにいこうと考えていたのですが、
道内はどこもいまいちな天気予報。
旭川の天気が良さそうだったので、愛別岳に登ろうと思い、愛山渓へ車を走らせます。
オホーツク海側は雨がちらついていたのですが、白滝を越えたところから止んできて青空もちらちらと。
これは良い山歩きになるかと思ったのですが、愛山渓へ向かう道が冬季通行止めに入っていました(10/25〜5/9の間、通行止めだそうです)。残念。
しょうがないので、次の候補だった、天塩に行こうと車の向きを変えますが、
天塩は重た〜い雲の中。
またまた、計画変更で、雲が軽い表大雪を登ることにします。
ロープウェイに乗って、黒岳5合目に向かいます。
ロープウェイ5合目駅の登山届けに記入します。
今日の先行者は2名!さすが、平日少ないです。

8時半、青空が見える中、黒岳を目指します。
リフトは冬季仕様に架け替え作業中のため、正規登山道を辿ります。
6合目までは、ほとんど雪は融けており、6〜7合目までは、雪と岩のミックス。
7合目以上は完全積雪状態になっていました。
滑りやすい道を慎重にステップきって上がって行きます。
しかし、ちょっと上がったところで、雪面は完全にクラスト。
蹴り込んでも、足先が全く雪面に入っていきません。ギブアップして、アイゼン装着。
再び歩き出すと、アイゼンがサクサク決まって心地よい歩き。
楽しくなって、ペースが上がりますが、後半の急登の部分で、ペースダウン。
この斜度で、ピッケルをもっていないのはさすがに怖く、慎重に歩を進めました。

10時過ぎ、黒岳山頂に到着。
北大雪方面は雲の中でしたが、表大雪は雲がなく、気持ちの良い眺め。
風がかなり強かったので、岩陰に隠れて、蒸しパンを食べる。

黒岳から先は、岩と雪のミックスなので、自分が使っているアルミアイゼンでは歩きたくない。もう一つ持ってきた「ホームセンターの1000円スパイク」に履き替え、出発。
このスパイク、クラストした雪面ではいまいちのグリップ。
平坦ではガンガン歩いていけたのですが、勾配あるところでは、慎重に歩き、北鎮を目指します。
この高度においても、雨が降ったみたいで、岩の表面や植物達を氷が覆っていて、なかなか綺麗。
お鉢展望台に来たところで、再度、アイゼンに切り替え、最後の急登を詰めます。

12時前、北鎮山頂へ到着。
山頂の気温はマイナス1度。
かなり風が強く、iphoneでphotosynthをやっている間に、手がかじかむ。
手袋はめて、岩陰でお昼御飯タイム。
わかめむすびが凍ってないか心配だったが、セーフ。まだ大丈夫な気温のよう。
黒々とした愛別岳を見ながら、また来年と誓いました。
30分ほど休憩し、下山へ。

下りは、1000円スパイクへ切り替えるのがめんどくさくなってしまって、岩だろうがお構いなしに歩きました。
帰りは、石室に寄って帰ります。
冬季入り口を除いてみたのですが、少し雪を掘らないと入れなさそうなので、中に入るのを諦め、石室を後にします。

黒岳までもどってきて、3度目のお昼タイム。
西日に染まる表大雪を見ながら、パンオショコラを食べます。
冷凍庫で冷やしたようにチョコが固くなっていました。食感が自分好みで、美味しく頂きました。

黒岳の急勾配の下山は嫌だな〜と思っていたのですが、
午後になって、雪が緩んでいたので、安全に下れます。
途中、アイゼンを外して、登山靴で滑り降りました。
(ちなみに、冬の黒岳は、お昼までは雪が緩むことが多いのですが、
午後になると、山の陰となり、一気にクラストすることが多いので、この先、気をつけてください。)
14時半、ロープウェイ乗り場に戻ってきました。

お疲れ様でした。

メモ:2012年山行日数 仁頃山27 その他65


photosynthによる360度パノラマは以下から。

黒岳からの眺め


北鎮岳からの眺め

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:3063人

コメント

リフト無しでお疲れ様でした。
 表大雪は晴れてたのですね。日が短い中リフト無しで北鎮までとは恐れ入りました。しかし、真っ白ですね。他の人の数日前の十勝連峰の記録も真っ白でしたが、やはり2000m級は違う世界ですね。
2012/10/31 23:32
h2013mさん、こんばんは。
幸運にも晴れ間が見れて、ラッキーでした。
しかし、風が強く、寒くて寒くて。
phoosynthやっている間に、手が凍傷になるんじゃないかと思いました。
スマホ手袋でもインナーに嵌めておこうかと考え中です。
2012/11/1 19:42
百円ショップのペンがお勧めです。
 ダイソーではない北見の百円ショップ(ゼビオの前)にありましたが、iphone対応のペンがあります。ヘッドホンジャックに挿して持ち運ぶタイプを愛用してますが、ペンタイプも最近出ました(もちろん百円)。スキーグローブでもタップ出来ます。厳冬期お勧めです。
 iphoneのタッチペンは特殊なので対応を確認してから購入してください。
2012/11/1 21:17
タッチペンですか!
グローブ着けたまま使えるとは良いですね。
しかも百円とは。
さっそく、週末、買いに行ってきます。
2012/11/1 23:16
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 大雪山 [日帰り]
大雪山縦走北鎮岳ルート
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら