伯耆大山(三ノ沢〜天狗ヶ峰〜振子沢)
- GPS
- 08:49
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 1,036m
- 下り
- 1,044m
コースタイム
天候 | ガスのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
三ノ沢最終堰堤から上は冠雪、10〜15臓/疥り30堕度 着雪の場合、三ノ沢稜線出合から槍ヶ峰までは危険。 天狗ヶ峰〜1636ピークまでの降りはより危険。 |
写真
感想
天気予報では曇り後晴れ。
天候が荒れ模様ならば
三平山から毛無山への縦走を、と考えていましたが、
大山初冠雪という事で居ても立ってもおられず
とにかく三ノ沢まで行ってみる事にしました。
健康の森にもすでに車が数台、
鍵掛峠は朝5時の時点で満車。
私は文殊堂へ。
ここには先行の方の車が一台。
準備をして出発、本峰にはガスがかかっていました。
三ノ沢の仮歩道がどこなのか、
今回もはっきりしませんでしたが
とりあえず最終堰堤に到着。
ここの積雪は10造らい。
アイゼン、ピッケルはなし。
クラストしていたら引き返そうと考えていましたが、
壺足で難なく進めました。
雪の無い時期にこの沢を詰めた事がないので
テープを頼りに進みましたが途中見失い。
ルートを探すのに手間取りながらも何とか稜線出合へ。
ここで天気も回復、剣ヶ峰が見えました。
ここから槍ヶ峰まではすぐの筈ですが、
積雪の為ルート不明瞭。
以前キリンから来た時の記憶を頼りに進みます。
傾斜が急なため、雪面に手を突っ込み足を蹴り込み
木の枝を掴みながら進みます。
思いのほか雪が多く、締まっていたので無事通過できました。
槍ヶ峰に到着、少し休憩。
この頃にはすっかり晴れていました。
ここから天狗への細尾根。
ここは難なく通過。
剣ヶ峰へ行くか少し迷いましたが、
そのままユートピアへ降る事にしました。
ここからの降りは緊張の連続。
ノントレースの細尾根を後ろ向きになりながら
這うように降りて行きます。
異常に長い時間が経ったように感じました。
1636まで降ってほっと一息。
ここからは問題なく歩けました。
ユートピアで休憩。
食事と景色を楽しみました。
宝珠ルートを見ると続々と登山者がやって来ます。
ここから振子沢へ下降。
初めてのルートだったので親指ピーク側に少し降ってしまい、
引き返し。
親指へ向かうトレースが一つありました。
途中数人の方が振子沢を登って来られていました。
この沢の降りは結構難儀しましたが、稜線よりは快適に歩けました。
積雪期にはこの沢を詰めてみたいと思います。
地獄谷分岐辺りまで来ると雪は殆ど無くなっていました。
駒鳥小屋で休憩を、と思っていましたが
中に入るとうす暗く、煙の臭いが充満していたので
休憩は止め、先に進む事にしました。
登り返した所でナメコを採っていらっしゃる女性の方が。
話し方から随分な熟達者だと感じました。
そこから少し行くと、今度は60代くらいの男性の方が。
只者ではないオーラが感じられました。
お話をしているうちに一度お会いしたかった
超熟達者の方だと分かり驚きました。
さらに先ほどのナメコ採りの女性の方も来られさらにビックリ!
この方も以前からお会いして見たかった熟達者の方。
色々と山のお話を伺い、コーヒーもご馳走になりました。
若輩者も私からするとお二人とも雲の上の存在。
少し緊張しましたが、とても嬉しい出会いでした。
「怖いと思うから(難所に)行く。怖くなくなったらもう行かない」
というお言葉が深く印象に残りました。
超熟達者の方はここから地獄谷へ降られました。
私は女性の方と文殊堂へ同行させて頂くことに。
流石は山歩きのベテラン、フルマラソンを完走されるだけの
事はあります。息も乱さず静かに歩かれます。
すごいなー、としきりに感心。
大山環状道路に出ると鍵掛峠に向けて長い渋滞。
三ノ沢から見る南壁は綺麗でした。
文殊堂はすでに満車。
朝方見た先行者の車はこの方の車でした。
お礼を言ってお別れ。
渋滞を避け舛水へ。
今回は本当に充実した山行となりました。
シーズン初の雪、快晴の山頂、難所の通過、
特に大山の超ベテランお二人にお会い出来て光栄でした。
ありがとうございました!
積雪期に詰めたことがない三の沢を歩き、踏み跡のない稜線の上を歩き、天狗から1636へと・・・。tolchopさんの挑戦が分かり、手に汗をかきながら読みました。 熟練者の方との交流もよかったですねー。僕もまだお会いしたことがない方々です(笑)
恐ろしかったのは尾根出合から槍への登りと
天狗から1636への降りでした。
逆コースを歩くのも楽しそうですね。
熟達者の方々...。
気さくにお話をして頂きました。
またお会いしたいです。
昨日は当方のブログへの情報提供コメントありがとうございました。
tolchopさんのレポ、少しだけ拝見しました。
まだお若いのに相当な経験をお持ちのようで。
これからも時々拝見し、参考にさせて頂きます。
よろしくお願いします。
しかししかし、ここをノーアイゼン&ノーピッケルでとは! その度胸には完敗でゴザイマス!
ソフトな雪質でアイスバーンでは無かったのでしょうか?
足跡の無い白い稜線に自分だけの足跡、さぞ気持よかったことでしょう…
まさかまさかコメントを頂けると思いませんでした、
ありがとうございます!
実は以前スパシオさんが行かれたレポートを参考にさせて頂きました。
適度に締まっていたこと、積雪が多かったことが
良かったと思いますが、装備不足だったのは否めないです。
ノントレースは気持ちいいですが、やっぱり怖いですねー。小心者ですので...。
これからも山行記録を参考にさせて頂きたいと思います。
(とても行けそうに無いものもありますが... )
よろしくお願いします。
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