(愛媛)初夏の東赤石(1泊2日のテント泊)(1986)
- GPS
- 26:40
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 1,379m
- 下り
- 1,375m
コースタイム
6/1 (記録不正確)午前中に前赤石までピストンし、その後赤石越えより下り、12時ころ、五良津登山口に下山。
天候 | 5/31 晴れ 6/1 晴れ |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※ この1986年当時はこの林道は通れる状態だったが、その後の度重なる台風などの影響で林道は荒廃し、2012年現在は、通れない状態と思われます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※ 以下は1986年当時の状況。2000年以降、この、北面からの東赤石山へのルートは荒廃していると思われます。 ・五良津登山口から赤石越えまでは、道はかなり急峻だが、道形ははっきりとしていた。 ・東赤石から八巻山、前赤石の稜線は、カンラン岩がゴロゴロした稜線だが、乾いているときはフリクションが利いて歩きやすい。 どこが道か解りずらいので、岩を適当に選んで歩く感じ。 |
写真
感想
【山行No 97】
※ 会社の大阪地区の事業所にいる山好きの人たちが集まって、四国遠征に来ることになり、
愛媛側のメンバーの合同登山として、東赤石へ行くことになった。
大阪からの参加者は女性3名を含めた5名。愛媛側は、山の会のベテランメンバーも含めて11名、合計16名程度の大部隊だ。
大阪組は全員一泊予定だが、愛媛側は、日帰りの人と、一泊の人に分かれている。
5月31日(土)
・大阪組は、夜行フェリーでやってくるので、朝早くフェリー乗り場に迎えに行った。
大阪組と合流した後は、車に分乗し、東赤石の北側登山口、
五良津(いらず)登山口へと、ガタガタの林道を無理やり行く。
自分の中古のクルマは、タイヤがすり減っているので、坂道では登るのが大変だった。
9:00-20 五良津(いらず)登山口(標高=約800m)
・車が数台停められる林道の脇に車を停め、出発の準備をしてさっそく東赤石への直登ルートを登り始める。
・道は急なところが多いが、それほど草が生い茂っているということもなく、道形は明瞭に着いていた。
ただし途中には数箇所、腐りかけの木のサンバシ状のところを渡る場所があり、すこしヒヤヒヤさせられた。
・今回は日帰り組と一泊組とに分かれているが、日帰り組は軽い荷物でスイスイと登ってゆく。
一方、一泊組は、若手がテント、シュラフなどの大荷物を担いでいるので、
かえって若手のほうハアハア言いながら登るような状態だ。
10:40-50 氷室(ひむろ)
・標高1400mあたりか、古くから雪をため込んで夏まで持たせていたという、「氷室」に到着。
思っていたよりは小さい穴蔵状の場所だったが、もう6月というのに、まだ少し雪が残っていた。
ここで軽く食事休憩とする。
・氷室から先は、シャクナゲの木が多い地帯となったが、肝心の花は少ない。
大阪組もシャクナゲの花を期待してたらしく、少し残念そう。
12:00-10 赤石越え
・ようやく稜線に到着
12:20-40 東赤石山山頂(標高=1700m)
・前回、冬に東赤石に来たときには霧に覆われて視界もなかったが、今日はかすみはあるが、展望は良好。
特に東のほう、エビラ岳から二つ岳への稜線は、切り立った岩稜が連なっていて、いい感じだ。
西の方には、この時期には珍しく、はるかに遠く、石鎚山までもが見えていた。
13:20-14:10 赤石小屋
・少し時間は遅いが、昼食休憩とする。S氏がビールを1パック持ってきてくれており
(ただし、実際に担ぎ上げたのは若手だが)、ささやかながらビールで祝杯を上げ、食事をとる。
・午後は、小屋付近に荷物を置き、空身で八巻山へと出かけてみた。
八巻山を構成するカンラン岩は、今日のような乾いているときは、フリクションが利いて、
ゴロゴロした岩の上をひょいひょいと歩け、爽快だ。
あまり山慣れしていない、大阪からの女性陣も、キャーキャーと言いながらも結構楽しそうだった。
15:20 赤石越え
・ここで日帰り組は下山となり、残り10名程度の宿泊組は赤石小屋へと戻る。
15:30 赤石小屋(テント泊)
・小屋付近はテント場として整備されているわけでもないので、登山道の脇に、適当にテントを並べるだけ。
今回は、6人用、4人用、3人用の3張のテントを持ってきているので、余裕だ。
水があるか気になっていたが、小屋の裏に水場があって助かった。
・夕食は野菜たっぷりの八宝菜を食べ、その後は屋外で星を眺めながら、
ウイスキーなどちびちび飲みつつ、よもやま話に花を咲かせた。
6月1日(日)
4:00 起床
・起きるとすでに外は明るくなっていた。
さっそく朝食の準備にかかる。今朝のメニューはスープスパゲティだが、
なんだか、伸びたラーメンのようになってしまい、イマイチの味だった。
・今日は、エビラ岳へ向かう計画も考えていたが、女性陣が少し疲れ気味だし、
初心者でもあるので、あっさりあきらめて、前赤石あたりまで岩稜帯をぶらぶらすることにした。
・7時ころ、出発。サブザックに荷物を少々詰めただけの格好で、八巻山を経由して、前赤石山へと向かう。
岩稜帯を進むが、八巻山と前赤石山とのコルから先、前赤石にダイレクトに登るルートは、
踏み跡はなく、五葉松の藪の中を無理やり進む感じ。
・8時ころ(?) 前赤石山到着。岩がゴツゴツしていて面白い山頂だ。
今日は昨日よりももやが少なくて空気が澄んでおり、はるか東方には剣山系まで望めた。
・前赤石からの下山は、南側を巻いている登山道へとダイレクトに下ってみたが、
こちらは藪はないものの、急斜面で少し危なっかしい道だった。
・9時過ぎころ 赤石小屋到着
テントを撤収して、北側への道を下山にかかる。
自分の軽登山靴は足に合っていないようで、下りになるとつま先が痛い。
長い下りで、足もだんだんと痛くなり、なかなかキツイ下りだった。
・12時ころ 五良津(いらず)登山口 着
※当初予定のエビラ岳に行かなかったので、ずいぶん早い下山となった。
帰りは国道11号まででて、大阪組が所望する讃岐うどんで昼食とし、
伊予三島駅まで送ってから解散。
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