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記録ID: 2440508
全員に公開
ハイキング
奥秩父

大名山 高突山

2020年07月19日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:12
距離
9.8km
登り
565m
下り
567m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:03
休憩
0:07
合計
4:10
距離 9.8km 登り 567m 下り 570m
9:49
66
スタート地点
10:56
10:56
90
12:26
12:31
12
12:44
12:46
75
14:01
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
小鹿野町総合運動公園に駐める。
コース状況/
危険箇所等
反時計回りの周回です。

作業道が主体ですが、部分的に踏み跡が不明瞭なところ、藪漕ぎ、急坂があります。ハイキングコースではないので、安易な入山は危険です。
特に高突山直下は登りも下りも急坂で、スリップ注意でした。

帰りは約4kmのロードです。
小鹿野総合運動公園 スタート
グラウンド越しの大名山
2020年07月19日 09:50撮影 by  iPhone XR, Apple
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7/19 9:50
小鹿野総合運動公園 スタート
グラウンド越しの大名山
ふるさと歩道 山里コース
こちらの案内には「音明山」とありました。
この辺りの庭先で作業されていたご夫婦に山名を尋ねてみたところ、昔から「おおみょうやま」と呼んでいるそうです。そのあと少し談笑させていただきましたが、なんとサイダーまでご馳走になってしまいました。ありがとうございました。
2020年07月19日 10:01撮影 by  iPhone XR, Apple
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7/19 10:01
ふるさと歩道 山里コース
こちらの案内には「音明山」とありました。
この辺りの庭先で作業されていたご夫婦に山名を尋ねてみたところ、昔から「おおみょうやま」と呼んでいるそうです。そのあと少し談笑させていただきましたが、なんとサイダーまでご馳走になってしまいました。ありがとうございました。
延命寺入口
ここから山へ取り付きます。
2020年07月19日 10:11撮影 by  iPhone XR, Apple
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7/19 10:11
延命寺入口
ここから山へ取り付きます。
延命寺
先程のご夫婦の話では、ここはかつて寺子屋だったとのことです。それを証明するかのように、両神小学校開校百年記念碑がありました。
2020年07月19日 10:15撮影 by  iPhone XR, Apple
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7/19 10:15
延命寺
先程のご夫婦の話では、ここはかつて寺子屋だったとのことです。それを証明するかのように、両神小学校開校百年記念碑がありました。
萬霊塔
延命寺からだと微妙に稜線がズレているので、行けるのか心配になりました。
2020年07月19日 10:15撮影 by  iPhone XR, Apple
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7/19 10:15
萬霊塔
延命寺からだと微妙に稜線がズレているので、行けるのか心配になりました。
「延命寺の左奥が山道だよ」と教えていただいたので、藪ですが突撃です。
2020年07月19日 10:16撮影 by  iPhone XR, Apple
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7/19 10:16
「延命寺の左奥が山道だよ」と教えていただいたので、藪ですが突撃です。
延命寺左奥の谷を詰めると、萬霊塔方面へ折り返す道形がありました。この辺りは動物の足跡だらけです。
2020年07月19日 10:19撮影 by  iPhone XR, Apple
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7/19 10:19
延命寺左奥の谷を詰めると、萬霊塔方面へ折り返す道形がありました。この辺りは動物の足跡だらけです。
萬霊塔は見えているのに藪の壁に押し返されますが、
藪の薄いところを強引に突破しました。茨もあったので試練の藪漕ぎでした。
2020年07月19日 10:22撮影 by  iPhone XR, Apple
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7/19 10:22
萬霊塔は見えているのに藪の壁に押し返されますが、
藪の薄いところを強引に突破しました。茨もあったので試練の藪漕ぎでした。
萬霊塔
昭和四十年八月十五日とあり、二十年目の終戦記念日という節目に建てられたようです。
「ここを霊地にしようとしたみたいだけど、途中で頓挫したみたいだよ」とのことでした。
ここで小休止です。
2020年07月19日 10:25撮影 by  iPhone XR, Apple
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7/19 10:25
萬霊塔
昭和四十年八月十五日とあり、二十年目の終戦記念日という節目に建てられたようです。
「ここを霊地にしようとしたみたいだけど、途中で頓挫したみたいだよ」とのことでした。
ここで小休止です。
稜線は植林と伐採の境でした。木陰なのと風が吹いているので気持ちがいいです。
伐採地を挟んだ延命寺の尾根に鹿の群れが見えました。
2020年07月19日 10:36撮影 by  iPhone XR, Apple
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7/19 10:36
稜線は植林と伐採の境でした。木陰なのと風が吹いているので気持ちがいいです。
伐採地を挟んだ延命寺の尾根に鹿の群れが見えました。
山の神
二基以上の石祠が散乱していました。銘文は無しです。
2020年07月19日 10:39撮影 by  iPhone XR, Apple
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7/19 10:39
山の神
二基以上の石祠が散乱していました。銘文は無しです。
主稜線は緩やかな登りで藪も無く、かなり歩きやすかったです。
2020年07月19日 10:44撮影 by  iPhone XR, Apple
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7/19 10:44
主稜線は緩やかな登りで藪も無く、かなり歩きやすかったです。
山頂直下の石灯篭
奉納石尊大権現、天明二年(1782)とありました。
灯篭の位置から推測すると、北尾根が参道だったかもしれません。
2020年07月19日 10:50撮影 by  iPhone XR, Apple
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7/19 10:50
山頂直下の石灯篭
奉納石尊大権現、天明二年(1782)とありました。
灯篭の位置から推測すると、北尾根が参道だったかもしれません。
東向きの石祠が二基
手前は銘文無しです。
奥は奉納石尊大明神、昭和十二年とありました。
2020年07月19日 10:51撮影 by  iPhone XR, Apple
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7/19 10:51
東向きの石祠が二基
手前は銘文無しです。
奥は奉納石尊大明神、昭和十二年とありました。
大名山 山頂
TVアンテナ中継施設のピークです。藪中に三角点もありました。
朽ちかけた木杭(写真中央やや左下)があり、それには「明神山」と記されていました。三角点名である「大名山」と地元の方の呼称である「おおみょうやま」を支持することにしています。
2020年07月19日 10:56撮影 by  iPhone XR, Apple
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7/19 10:56
大名山 山頂
TVアンテナ中継施設のピークです。藪中に三角点もありました。
朽ちかけた木杭(写真中央やや左下)があり、それには「明神山」と記されていました。三角点名である「大名山」と地元の方の呼称である「おおみょうやま」を支持することにしています。
大名山の下には立派な石祠があり、明治廿六年とありました。
2020年07月19日 10:59撮影 by  iPhone XR, Apple
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7/19 10:59
大名山の下には立派な石祠があり、明治廿六年とありました。
伐採地展望 高突山
左奥の尖峰は三合落、右奥は両神山です。
両神山には雲が乗っており、山頂付近は見え隠れしていました。
2020年07月19日 11:18撮影 by  iPhone XR, Apple
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7/19 11:18
伐採地展望 高突山
左奥の尖峰は三合落、右奥は両神山です。
両神山には雲が乗っており、山頂付近は見え隠れしていました。
両神地区
中央奥は熊倉山。
2020年07月19日 11:19撮影 by  iPhone XR, Apple
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7/19 11:19
両神地区
中央奥は熊倉山。
鉄塔巡視路を進むと左の背丈より高い藪中から、突如ガサガサガサッとかなり大きな音がしました。一瞬で背筋が凍りつき、鳥肌モノです。
反射的?無意識?気がついたら身体が勝手に後退しておりました。
2020年07月19日 11:27撮影 by  iPhone XR, Apple
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7/19 11:27
鉄塔巡視路を進むと左の背丈より高い藪中から、突如ガサガサガサッとかなり大きな音がしました。一瞬で背筋が凍りつき、鳥肌モノです。
反射的?無意識?気がついたら身体が勝手に後退しておりました。
・373
気を取り直して進みましたが、この辺りは小ピークの度に方向転換が必要なので、ルーファイ不可避のトレイルでした。
2020年07月19日 11:33撮影 by  iPhone XR, Apple
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7/19 11:33
・373
気を取り直して進みましたが、この辺りは小ピークの度に方向転換が必要なので、ルーファイ不可避のトレイルでした。
・373の先は崖と擁壁になっているので、崖を南に巻いてここから下りてきました。
2020年07月19日 11:38撮影 by  iPhone XR, Apple
7/19 11:38
・373の先は崖と擁壁になっているので、崖を南に巻いてここから下りてきました。
権五郎落峠(ごんごろうとうげ)
古名は五合落峠??
写真右手、電信柱裏の法面から尾根に乗り上げました。泥濘の急坂だったので本当に危険な取り付きで、試練でした。
2020年07月19日 11:40撮影 by  iPhone XR, Apple
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7/19 11:40
権五郎落峠(ごんごろうとうげ)
古名は五合落峠??
写真右手、電信柱裏の法面から尾根に乗り上げました。泥濘の急坂だったので本当に危険な取り付きで、試練でした。
尾根に乗ると再び穏やかなトレイルになりました。
下に見える北側の谷には、水が流れていました。
2020年07月19日 11:55撮影 by  iPhone XR, Apple
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7/19 11:55
尾根に乗ると再び穏やかなトレイルになりました。
下に見える北側の谷には、水が流れていました。
高突山の主稜線に乗ると露岩が顕著になってきます。
ここまでも急坂でした。ここで、ハクビシンが登場しました。
2020年07月19日 12:13撮影 by  iPhone XR, Apple
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7/19 12:13
高突山の主稜線に乗ると露岩が顕著になってきます。
ここまでも急坂でした。ここで、ハクビシンが登場しました。
高突山直下
高突山直登は最後の試練です。
2020年07月19日 12:22撮影 by  iPhone XR, Apple
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7/19 12:22
高突山直下
高突山直登は最後の試練です。
高突山 山頂
二度目の高突山ですが、shuchanさんの山名板は健在でした。
2020年07月19日 12:27撮影 by  iPhone XR, Apple
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7/19 12:27
高突山 山頂
二度目の高突山ですが、shuchanさんの山名板は健在でした。
痩せ尾根
普通に歩く幅はありますが、両側の斜度が半端ないです。
2020年07月19日 12:40撮影 by  iPhone XR, Apple
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7/19 12:40
痩せ尾根
普通に歩く幅はありますが、両側の斜度が半端ないです。
龍王山 八大龍王
明治廿六年、大平氏子中とあります。84cm。
この後、円光寺への下りは危険と判断し、未踏の支尾根を下りることにしました。
2020年07月19日 12:43撮影 by  iPhone XR, Apple
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7/19 12:43
龍王山 八大龍王
明治廿六年、大平氏子中とあります。84cm。
この後、円光寺への下りは危険と判断し、未踏の支尾根を下りることにしました。
放棄された滑車
こちらもなかなかの急ザレでした。
2020年07月19日 12:52撮影 by  iPhone XR, Apple
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7/19 12:52
放棄された滑車
こちらもなかなかの急ザレでした。
しばらく進むと掘割状の径があり、これを辿ると、
2020年07月19日 12:57撮影 by  iPhone XR, Apple
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7/19 12:57
しばらく進むと掘割状の径があり、これを辿ると、
稲荷大明神がありました。
2020年07月19日 13:01撮影 by  iPhone XR, Apple
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7/19 13:01
稲荷大明神がありました。
稲荷大明神鳥居
こちらもコースだったようです。
2020年07月19日 13:02撮影 by  iPhone XR, Apple
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7/19 13:02
稲荷大明神鳥居
こちらもコースだったようです。
竜王山 宝円寺
巻いてしまったので、少し戻って立ち寄ることにしました。無事下山の感謝を込めて参詣です。
2020年07月19日 13:06撮影 by  iPhone XR, Apple
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7/19 13:06
竜王山 宝円寺
巻いてしまったので、少し戻って立ち寄ることにしました。無事下山の感謝を込めて参詣です。
出浦翁之碑
近世末から明治における当地域の指導者である、出浦翁の報徳碑とのことです。
2020年07月19日 13:18撮影 by  iPhone XR, Apple
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7/19 13:18
出浦翁之碑
近世末から明治における当地域の指導者である、出浦翁の報徳碑とのことです。
黒海土橋から大名山を振り返ります。
地味に長いロードでしたが、無事にゴールです。
2020年07月19日 13:58撮影 by  iPhone XR, Apple
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7/19 13:58
黒海土橋から大名山を振り返ります。
地味に長いロードでしたが、無事にゴールです。
撮影機器:

感想

先々週に登山靴を忘れ断念した大名山を訪ねてみることにしました。

大名山は両神山天武将(あまぶしょう)尾根の末端でもあり、両神山系の最東端に位置する低山です。麓からもよく見え、山頂にはTVアンテナ中継施設などもあるため、地域の方々には身近な山かとは思いますが、訪れる人は少ないようです。

今回歩いたコースは藪漕ぎ、ルーファイ、急坂とバリエーション色が強かったのかなと思います。末端とはいえ、侮ってはいけない両神山系という印象を感じました。その一方で、両神山へと続く尾根を堪能し、展望地から臨む両神山に思いを馳せることができました。

秩父地域には厳しい暑さでしたが、探検を楽しむことができました。

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コメント

小鹿野のランドマークに行かれたんですね!
さきほどはどうも!

私もこのコースは奈良尾峠まで歩いたことがありますが、龍王山も気になっていたんですよ。それにしてもこの時期によく行かれましたね。藪との格闘お疲れでした。
そうそう権五郎落し、私も難儀したのを思い出しました。
地元では「おおみょうやま」と呼んでいるんですね!萬霊塔のエピソードなど、またまた勉強になりました。
ここから両神山に至るのが、私の目標?の一つです。    それでは。
2020/7/20 20:26
Re: 小鹿野のランドマークに行かれたんですね!
こんばんは。

godohanさんも歩かれたことがあるのですね。私は以前、分県登山ガイド「埼玉県の山」を参照し、竜王山経由の峰通しで、奈良尾峠まで歩きました(二週間後に天武将尾根も)。今なら迷うことなく、同じように大名山から歩くでしょう。

もし、大名山から両神山剣ヶ峰まで行くとなると、コースタイム12時間以上と見積もりました。おまけに後半に天武将尾根の激登…これは厳しいですね。私は三分割ですが、一応赤線が繋がったので良しとします(笑)

ロングコースとしては、秩父御岳山から梵天尾根の縦走、四阿屋山から辺見尾根の縦走を残しております。どちらもロマンですね。コメントありがとうございました!
2020/7/20 22:46
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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