茫々たる?棒ノ折山(棒ノ峯)―渓谷の白谷沢からワサビ田連なる奥多摩側・清東橋へ
- GPS
- 02:35
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 759m
- 下り
- 626m
コースタイム
天候 | 曇ときどき晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
八王子08:00(JR八高線) 東飯能08:47 東飯能駅(駅前広場)🚏08:58(国際興業バス)IC\629 さわらびの湯09:36 復路: 清東橋🚏12:55(西東京バス)IC\263 川井駅🚏13:08 川井13:17(JR青梅線「東京アドベンチャーライン」) 青梅13:40/13:49(JR青梅線) 立川14:22/14:29(JR中央線) 八王子14:40 |
写真
感想
昔テレビ東京の「土曜スペシャル・新名山紀行」で関東ふれあいの道を紹介していた時に出てきた棒ノ折山(棒ノ峯)。
それから何回か計画していたが結局行かずじまいだった。
この週末はやっと晴れそうなのでどこか行こうと考えていたのだが、思いついたのがこの棒ノ折山だった。
棒ノ折山を埼玉側に下りるとさわらびの湯があり帰りのバスが混みそうなので、埼玉側から登り、東京側に下りることにする。
この方が白谷沢を登ることになるので、沢を堪能しながら登れそうだ。
JR八高線の東飯能駅前のバス停では地元の高校生が1人しかおらず、確かに棒ノ折山は8月に登る山じゃないよなと思った。
今年は4月5月に登るような山を今登ろうとしている感じだ。
が、やってきたバスはまさかの満席。
結局今年はみな考えることは同じということだ。
あと、西武池袋線の飯能駅とJR八高線の東飯能駅でこんなにも乗る人数が違うのかと驚いた。
東京都心部に人が密集しすぎである。
乗った国際興業バスは、飯能が舞台になったアニメ「ヤマノススメ」のラッピングバスだった。
そういえば、「山ガール」ブームなんてあったなあと懐かしく思う。
さわらびの湯から白谷沢を登るにはまずは名栗湖(有間ダム)へ行く。
5分ほどでダムの堰堤の上に立つことができる。
名栗湖の水はあれだけ雨が続いたのに少ないということは発電か何かに使っているのだろう。
白谷沢を登り始めてすぐに岩場が現れ、いきなり高度を稼いでいく感じだ。
そして沢が現れ、すぐに徒渉する場所もある。
まあこんな程度かなと思っていたのだが、その先がすごかった。
立派なゴルジュもあるような渓谷で、徒渉というよりはもう沢登りに近い感じで沢の中を登っていく箇所もある。
先週高尾山で見たイワタバコもここではあちこちに立派な株があった。
この辺りでは、御前山や滝子山、川苔山でもきれいな滝がたくさんあったが、それを凌ぐ渓谷だ。
こんな蒸し暑い日でも、滝のすぐ横を歩けるので気持ちがいい。
かなりテンションが上がってしまい、頭の中で繰り返すYOASOBIの「ハルジオン」のテンポのままハイペースで登っていく。
一人で山に来ると少しペースが速くなりがちである。
渓谷の上に出て、最後一気に高度を稼ぐと突然草原の山頂へ。
地図で見た感じ茫々たる広い山頂かと思っていたのだが、登りきったところは草茫々で広く感じたが、その奥まで行くとそんなにも広くないかもと思った。
近場でいうと扇山の山頂の方が広いかもしれない。
間近に武甲山と二子山が見え、埼玉方面の関東平野も見えているが、雲がかなり湧いてきた。
コースタイムよりかなり早かったので山頂に着いたら昼寝でもしようかなと思っていたのだが、人も多いし、雲も湧いてきたので早めに下りることにする。
奥多摩側に下ると川井駅方面へ行く清東橋バス停があるが、確か12時台と16時台だったので利用できないなと思っていたのだが、これなら12時台に間に合うかもしれない。
奥多摩側も白谷沢の渓谷ほどではないが、きれいな渓流で滝もたくさんあった。
こちら側にもイワタバコがたくさんある。
ワサビ田がたくさんあるのがいかにも奥多摩らしい。
意外とあっけなく林道に出るとさすが百軒茶屋というだけ、いきなり建物が多く街中感がある。
キャンプ場が次々とあり、人もたくさん来ている。
川で泳いでいたりして気持ちよさそうだ。
清東橋バス停まで来て時刻表を見ると、12時台のバスは12時55分だった。
30分待つので、上日向バス停位まで歩こうかなと思ったのだが、キャンプ場へ向かう車が次々と来て歩きにくそうなのでおとなしくバス停脇の立派なトイレ併設の休憩所で待つことにした。
川井駅へ向かうバスに乗ると最初は1人地元の方が乗っていたが、少し先のバス停ですぐ降りてしまい、その後は貸切り状態だった。
路線が維持されるか心配になってしまうが、乗る人がいるということを少しはアピールできたかなと思った。
さわらびの湯方面にはあんなに人がいたのに、奥多摩側に下りる人は少ないのだろうか。
あちこち雲は湧き上がってるものの、結局雨には降られず時折陽の射す川井駅に到着。
今日はあちこちで雲が湧くような不安定な天気だったが、帰りの電車で関東甲信地方の梅雨明けが発表されたことを知った。
今年は遠くの山に行くのではなく、関東ふれあいの道なんかを歩いていくのもいいかもしれない。
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