ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 246944
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大峰山脈

釈迦ヶ岳(大峰)

2012年11月20日(火) ~ 2012年11月22日(木)
 - 拍手
GPS
17:20
距離
36.2km
登り
2,271m
下り
2,541m

コースタイム

20日 9:45天川川合出発-11:25林道と交差-12:15栃尾辻-14:00頂仙岳頂上(頂仙岳往復25分弱)-14:35狼平避難小屋着(泊)
21日 5:30狼平避難小屋発-6:30弥山小屋-7:00八経ヶ岳-7:20弥山辻-9:15楊子ノ宿小屋-10:15仏生ヶ岳頂上(往復15分くらい)-11:00孔雀岳頂上(往復10分以内)-12:30釈迦ヶ岳頂上-13:10深仙小屋-13:40太古ノ辻-14.15二ツ岩-15:20閼伽坂峠-15:40前鬼小仲坊着
22日 5:55前鬼小仲坊発-6:55不動七重滝展望台-8:10前鬼口バス停着
天候 20日 曇り
21日 ガスのち快晴
22日 雨
過去天気図(気象庁) 2012年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
アプローチおよび帰りのバスは時刻表通り動いています(この地域は時々土砂災害で通行止めになりますので)。
コース状況/
危険箇所等
登山ポストは近鉄吉野線下市口駅にありましたが、バスにも登山計画書が吊ってあり、天川川合から登山口を探してウロウロしていたら食堂のおじさんが出てきて、登山計画書は出したかと呼び止められました。積雪状況に詳しかったのでひょっとしたら弥山小屋関係の人だったのかしら。

標高1700〜1750m以上に積雪がありましたが、スパッツを着けるほどではなく、実際、スパッツを着けたのは最終日の雨よけのためだけでした。もちろんアイゼンも不要(念のため4本爪アイゼンだけ持って行きましたが)。

巻道しかないピークについて:
頂仙岳へは、道はありませんが南の鞍部から登れました。赤や白のテープが沢山ついていました。
仏生ヶ岳付近は巻道しかありません。私は巻道の最高地点と思しき場所から適当に頂上を目指しました。
孔雀岳へは南側に頂上への道標があります。(標高差がそれほどないので私は北から登って南へ下りました。)

強いて危険箇所をあげると、太古ノ辻から前鬼へ下る最初のころに、道に雪が付いていて分かりづらかったです。

今回の狼平避難小屋は大変寒く、小屋に置いてあった1枚の毛布が無かったら、私が持っていったスリーシーズンシュラフ(羽毛450g)だけでは一晩中震えていたでしょう。(と書いたあとで、ビバークツェルトを持って行ったことを今思い出しました。一度も使ったことがない物は忘れてしまいます。)
小屋のすぐ外で一晩中物音が聞こえて気になりました。何だったんでしょう?まさか、ひょっとして、ひょっとして?どなたかここで同じような経験をした方いらっしゃいませんか?

前鬼への下り、二ツ岩の先で、従来の道とは別に、閼伽坂峠への下山道が分岐しており、私はそちらへ行ってみました。看板によると従来の下山道は沢沿いで、増水時は下れなくなるそうです。閼伽坂峠への下山道は、下降口の急下降以外はゆるやかな尾根道で、一部に登りがありましたが、膝に故障を抱えて急登降の苦手な私にとっては大変歩き易く楽でした。赤テープが沢山ついていて迷うこともありません。ただ距離的にちょっと遠回りになるのと、閼伽坂峠から先の行場コースが一部道崩れで多少歩きにくかったのが欠点でしょうか。

前鬼小仲坊は平日は素泊まりのみ4000円予約不要。土日休日は2食付き可で食事付きの場合は要予約。らくがき帳によると風呂もあるとか(確認していません)。この日は宿番の方がおらず完全貸し切りでした。宿泊所は大変綺麗で布団付きでしたが、綺麗な布団を汚すのが気が引けて、寝袋で寝ました。

前鬼口からバスに乗ると湯盛温泉杉の湯に着くので、そこで一風呂浴びるのは自然でしょう。700円。時間が短くて11時から14時まで。水曜日定休。近鉄の切符を持っている人は時間外でもOKとか書いてありましたが詳細不明。
頂仙岳に挑戦
2012年11月22日 19:56撮影 by  GXR , RICOH
2
11/22 19:56
頂仙岳に挑戦
頂仙岳は南の鞍部から赤や白のテープがついています。踏み跡は非常に微かですが。
2012年11月22日 19:56撮影 by  GXR , RICOH
1
11/22 19:56
頂仙岳は南の鞍部から赤や白のテープがついています。踏み跡は非常に微かですが。
狼平避難小屋。水量は豊富です。わずかながら積雪がありました。
2012年11月22日 20:00撮影 by  GXR , RICOH
3
11/22 20:00
狼平避難小屋。水量は豊富です。わずかながら積雪がありました。
弥山小屋周辺はガスっていてよくない雰囲気でした。
2012年11月22日 20:00撮影 by  GXR , RICOH
3
11/22 20:00
弥山小屋周辺はガスっていてよくない雰囲気でした。
八経ヶ岳のころ漸く天候回復の兆しが。
2012年11月22日 20:00撮影 by  GXR , RICOH
1
11/22 20:00
八経ヶ岳のころ漸く天候回復の兆しが。
弥山辻。踏み跡がなかったら迷っていたかも。
2012年11月22日 19:59撮影 by  GXR , RICOH
11/22 19:59
弥山辻。踏み跡がなかったら迷っていたかも。
楊子ノ宿小屋。水場は確認していません。
2012年11月22日 19:59撮影 by  GXR , RICOH
11/22 19:59
楊子ノ宿小屋。水場は確認していません。
七面山の断崖。
2012年11月22日 19:59撮影 by  GXR , RICOH
3
11/22 19:59
七面山の断崖。
仏生ヶ岳頂上
2012年11月22日 19:59撮影 by  GXR , RICOH
11/22 19:59
仏生ヶ岳頂上
孔雀岳頂上
2012年11月22日 19:50撮影 by  GXR , RICOH
11/22 19:50
孔雀岳頂上
大台だと思います。
2012年11月22日 19:51撮影 by  GXR , RICOH
11/22 19:51
大台だと思います。
右が孔雀岳への登り口で指導票あり。左は巻き道。南側から。
2012年11月22日 21:59撮影 by  GXR , RICOH
11/22 21:59
右が孔雀岳への登り口で指導票あり。左は巻き道。南側から。
釈迦ヶ岳
2012年11月22日 19:51撮影 by  GXR , RICOH
1
11/22 19:51
釈迦ヶ岳
釈迦ヶ岳
2012年11月22日 19:51撮影 by  GXR , RICOH
3
11/22 19:51
釈迦ヶ岳
釈迦ヶ岳頂上
2012年11月22日 19:52撮影 by  GXR , RICOH
5
11/22 19:52
釈迦ヶ岳頂上
釈迦ヶ岳頂上から大峰山方面を。
2012年11月22日 19:52撮影 by  GXR , RICOH
11/22 19:52
釈迦ヶ岳頂上から大峰山方面を。
深仙小屋は立派、と思ったら神社でした。
2012年11月22日 19:52撮影 by  GXR , RICOH
1
11/22 19:52
深仙小屋は立派、と思ったら神社でした。
こちらが深仙小屋。向こうは大日岳。
2012年11月22日 19:52撮影 by  GXR , RICOH
11/22 19:52
こちらが深仙小屋。向こうは大日岳。
二ツ岩。
2012年11月22日 19:53撮影 by  GXR , RICOH
1
11/22 19:53
二ツ岩。
閼伽坂尾根から見た釈迦ヶ岳と孔雀岳。孔雀岳の名前の由来がよく理解出来ました。岩壁が孔雀の羽のようです。
2012年11月22日 19:53撮影 by  GXR , RICOH
11/22 19:53
閼伽坂尾根から見た釈迦ヶ岳と孔雀岳。孔雀岳の名前の由来がよく理解出来ました。岩壁が孔雀の羽のようです。
帰路途中で見た不動七重滝。突然現れたためか感動の声を上げてしまいました。
2012年11月22日 19:47撮影 by  GXR , RICOH
4
11/22 19:47
帰路途中で見た不動七重滝。突然現れたためか感動の声を上げてしまいました。
撮影機器:

感想

一昨年、悪天のため登り損ねた釈迦ヶ岳にようやく行ってきました。晴れたのは1日だけでしたが、運良く縦走の日が快晴でした。
天気がよかったから途中深仙小屋から大日岳に寄り道して写真を撮ればよかったかなー、と思っています。疲れていたのと先を急いでいたのとで省略してしまいました。

今回は巻道しかない頂上を踏むことにこだわりました。昔、日本山岳会の山日記に1600m以上の山が1000座強掲載されており、仲間でピークハントの競争をしたものでしたが、これらのピークはいずれもそこに含まれています。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2159人

コメント

参考になりました
11月の初め、前鬼の里から釈迦をピストンしましたが、あのテープが気になっていました。
「あっちへ行けばどんな道?」と興味津々でした。

小仲坊の五鬼助さんは寝屋川に住んでいて土日祝日しか来られませんし、電話予約が必要です。
前もってお願いすれば色んな話もして下さいます
http://blogs.yahoo.co.jp/gaatom3/63627147.html
2012/11/22 22:27
こんばんは
そうですか。私も週末に泊まりたかったです。寒い時期に1人だと余計寒さが身にしみて膝も痛みます。それにしても随分きれいな宿泊所ですね。
2012/11/22 22:58
追伸
前鬼の里の裏行場も素晴らしくよいです
機会があったら是非♪

小仲坊にはお風呂あります。
宿泊客はジャンジャンお湯が使えます
まったりと温泉並みの良いお湯です

前鬼の里はヒルが多いです。
10月後半から翌年5月半ばまでは、まず大丈夫です
2012/11/22 23:45
はじめまして
大峯は小動物が夜中に動きまわります。エサの乏しい冬は小屋近くにも現れるそうです。
狼平での物音はウサギかネズミか、、、鹿の可能性もあります。お化けではないと思います。
私も冬に観音峯でテン泊したときに一晩中、テントの周りをウロウロする動物に恐れおののいた記憶があります。朝に足跡を確認したところウサギでした。
私の友人はテン泊の晩に鹿にテントを舐められたそうです。どうやらテントにわずかながら付着している塩分を舐めにくるそうです。
2012/11/23 0:34
こんにちは
そうですか。安心しました。あの音がトラウマになりそうだったので。床の下からは明らかに小動物の鳴き声が聞こえました。もう冬ですね。
2012/11/24 7:46
umitanさん、始めまして
あの音は下草に積もった雪が融けて落ちる音ですよ
厳冬の大峰は、ブナがキューンキューンと鳴いて鹿の鳴き声みたいです
あ、別に大峰じゃ無くてもブナの鳴き声は聞こえますよね
2012/11/26 15:22
こんばんは
そうなんですか。ますます安心しました。私は怖がりで、酒でものんだら安眠できたかもしれませんが、今回は禁酒でいきましたので。ところでブナが鳴くのって初めて知りました。どうやって鳴くんでしょう?
2012/11/27 20:17
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら