サシルイ川から羅臼岳を登る
- GPS
- 31:53
- 距離
- 22.2km
- 登り
- 1,949m
- 下り
- 1,825m
コースタイム
- 山行
- 10:48
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 10:48
天候 | 初日曇り、夕方から雨。二日目快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
とにかく滑る。特に〜500m。下山路は長いし泊場より上は不明瞭なところ多い。 |
その他周辺情報 | 硫黄の華の宿 シリエトク は営業していません。 |
写真
装備
備考 | 焚き火用タープとか… |
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感想
サシルイ橋のたもとへ駐車して入渓。
ここから羅臼岳までほぼSea to Summitとなる。
下部の渓相は平凡だが周りはクマが出てきそうなイタドリやクマザサの高い藪。
水量多めのなか進むが川底がヌルヌルで歩きにくい。
途中、滑って左膝とケツを強打。以後ヨロヨロとなる。
右にカイミネ川を分け、その後 海豊川に入る。
4時間歩いても標高はまだ200mそこらしか上がらず、先行き長くてどんよりする。
300mを越えるとようやく沢っぽい渓相となる。
ところどころ先日のクワウンナイ川を彷彿とさせる川幅いっぱいのナメがあったりするが、いかんせん滑るのでキケン。
天気は予報通り、晴れたり突然降ってきたりの繰り返し。まだ気温はさほど低くはない。
530m付近に焚き火跡があったが、まだ13時過ぎなので先を急ぐ…がこれが不幸の?始まり。
そこからは怒涛の滝登りが始まった。
540m付近の15m滝だけDaisukesatリードで右からノーピンでロープを出して登るが、これ以外はだいたい登れるか簡単な高巻き。
右俣に入ったころから天候は本格的に悪化。
テンバを探しながら進むも好適地はない。
記録に載ってる900mのテンバを目指すが雨は強くなり、また地形図にないところにまで滝が出てくる。
17時くらいにようやく最後の左沢に入ると地形が緩み、左岸に焚き火跡を発見したのでここで行動終了。
雨がやまないので焚き火は諦めてタープを張り逃げ込む。
この頃になるとかなり気温が下がり、寒い。風も吹きこむ。昨日はキャンプ場でTシャツで宴会だったのに。
乾いた服に着替えてガスでご飯作って早々に寝る。
酒はあるものの寒くて宴会にならず。焚き火なしは久々だ。
翌朝、快晴。雨は夜半には止んだようだ。
沢はあっという間に流れが細くなり、歩き始めて30分しないうちに水は涸れた。
涸れ沢を詰めていくと稜線が見え始める。三ツ峰のようだ。
振り返ると海の上に広がる雲海。一年前に流氷に向かって滑ったことを思い出す。
少し残る雪渓の上を詰めるとほどなく登山道、を経て羅臼平に着いた。
岩尾別からの登山者がどんどん登ってくる。
ここからは登山道で羅臼岳の山頂へ。ドーム状のかっこいい山だ。
20年ほど羅臼に通ってるが山頂に立つのは初めて。
景色を堪能してあとはひたすら降りるだけ。
みんなお疲れのため登山川下降はやめて登山道で羅臼国設野営場まで下山。
タクシーはさくっと呼べたのでほとんどロスなく車も回収できて温泉に浸かれたのだった。
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