穂高岳、南岳（上高地から岳沢〜大キレット経由で周回）

2020年08月19日(水) ~ 2020年08月20日(木)

• GPS: 21:33
• 距離: 37.7km
• 登り: 3,196m
• 下り: 3,167m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:57
• 休憩: 3:07
• 合計: 11:04

距離 12.6km 登り 2,494m 下り 947m

5:39 上高地バスターミナル
5:43 5:44 無料トイレ
5:48 日本山岳会上高地山岳研究所
5:55 岳沢湿原・岳沢登山口
6:26 見晴台
7:14 7:26 岳沢小屋
9:24 9:41 紀美子平
9:54 10:08 前穂高岳
10:17 10:30 紀美子平
11:39 11:42 南稜の頭
11:49 奥穂高岳
11:52 11:53 穂高岳
11:59 12:00 奥穂高岳
12:21 12:54 穂高岳山荘
13:08 13:26 涸沢岳
15:10 16:01 北穂高岳・天場
16:09 16:16 北穂高岳北峰
16:17 16:30 北穂高小屋
16:31 16:34 北穂高岳北峰
16:43 北穂高岳・天場

2日目

• 山行: 8:03
• 休憩: 2:25
• 合計: 10:28

距離 25.1km 登り 706m 下り 2,245m

4:09 北穂高岳・天場
4:18 4:19 北穂高岳北峰
4:20 4:38 北穂高小屋
4:39 4:54 北穂高岳北峰
4:54 5:07 北穂高小屋
6:27 6:36 長谷川ピーク
7:44 8:13 南岳小屋
8:21 南岳
8:34 8:36 天狗原分岐
9:28 9:41 天狗池
10:00 10:05 槍沢・天狗原分岐
10:25 10:26 槍沢大曲り
10:46 10:49 赤沢岩小屋
11:05 11:08 槍沢ロッヂ
11:26 二ノ俣
11:32 一ノ俣
11:38 11:39 槍見河原
12:05 12:17 横尾
12:51 12:52 新村橋
13:01 13:14 徳澤園
13:16 徳沢公衆トイレ
13:49 徳本口
13:53 13:58 明神館
14:26 小梨平
14:32 14:33 河童橋
14:37 上高地バスターミナル

◾コースタイム（登山道）
1日目：CT0.69
2日目：CT0.73

□実コースタイム/標準コースタイム…区間
●1日目
01:35/02:30…上高地〜岳沢小屋
01:58/03:00…岳沢小屋〜紀美子平
00:22/00:50…紀美子平〜前穂高岳（往復）
01:51/02:40…紀美子平〜穂高岳山荘
02:16/02:35…穂高岳山荘〜北穂高岳天場
●2日目
02:48/03:55…北穂高岳天場〜南岳小屋
01:34/02:00…南岳小屋〜天狗原分岐
02:00/02:35…天狗原分岐〜横尾
02:02/03:05…横尾〜上高地

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

■駐車場：沢渡のかすみさわ駐車場に駐車。空いていました。（1日：700円）
■バス：上高地までのバスは往復2300円。始発は6時です。（平日）（今回は行きはタクシーでいきました。）

コース状況／危険箇所等

■上高地〜岳沢：始めは林道や遊歩道を進みます。しばらく歩くと、登山口となり、そこからは樹林帯の登りとなります。整備されており非常に歩きやすいです。
■岳沢〜紀美子平：しばらく草付きの斜面を登っていきます。ある程度いくと、階段や鎖等が出てきて急な登りとなります。整備はしっかりされており、歩きにくい所はありませんでした。
■紀美子平〜前穂高岳：岩が主体の登りです。登りにくくはありません。
■紀美子平〜奥穂高岳：しばらく前穂高岳の側面を進むような登山道となります。奥穂高岳登りも、しっかり整備されていました。
■奥穂高岳〜穂高岳山荘：しばらくなだらかな下りが続いた後、若干急な下りとなります。最後に梯子や鎖もありますが、特に問題はないと思います。
■穂高岳山荘〜涸沢岳：砂礫の登山道です。歩きにくくはありません。
■涸沢岳〜最低コル：今回の登山道の中で、一番嫌らしく、難しい所でした。テント泊の荷物を担いだ状態だと、ほとんど体を斜面に正対させ下るようなところばかりとなります。かなり慎重に下り、疲労しました。特に、途中の岩壁がキレており、ボルトだけがあり、大岩を回り込むようなところがあり、かなり時間がかかってしまいました。その他の個所も、比較的足場等が狭く、気が抜けません。八峰キレットとは次元の違う雰囲気でした…。
■最低コル〜北穂南稜分岐：涸沢岳下りほど危なくはありませんが、痩せた岩稜が続きます。何度も小さな登降が繰り返され、かなり疲労しました。
■北穂南稜分岐〜長谷川ピーク：見た目では、結構怖いのかと思っていましたが、前日の涸沢岳の下りに比べるとだいぶマシでした。ただ、北穂からの下りはザレており、注意が必要です。飛騨泣きや北穂側の鎖の下り箇所も危険ではありますが、まだ足場にも余裕がある印象でした。長谷川ピーク付近は見た目よりも整備が行き届いており、少し拍子抜けしました。
■長谷川ピーク〜南岳小屋：しばらくは比較的歩きやすい稜線が続きますが、所々、少しキレているところもあり、箇所箇所で慎重に歩きました。南岳への登りは見た目は結構な傾斜ですが、五竜岳の登り（八峰キレット側から）と同程度で登りやすい感じでした。しかし、南岳側からくると、慎重を期したほうがよさそうなところもありました。
■南岳小屋〜天狗原分岐：歩きやすいなだらかな稜線です。
■天狗原分岐〜天狗池：しばらくは急な下りで梯子や鎖もありますが、それほど危険箇所はありません。しばらくすると大岩が混じった登山道となります。この辺りが少し歩きにくく感じました。
■天狗池〜槍沢分岐：大岩のある箇所は若干歩きにくいですが、すぐに普通の石が混じった登山道となります。階段状に整備されており歩きやすいです。槍沢が近づくと浮石もあったりするので注意が必要です。
■槍沢分岐〜ババ平：登山道はしっかり整備されています。砂礫上の登山道ですが、傾斜もゆるく、ザレ気味でも歩きにくくはありません。
■ババ平〜槍沢ロッジ：階段状の登山道が続きます。歩きやすいです。
■槍沢ロッジ〜二ノ俣：緩い下りです。階段状になっているところが多く歩きやすいです。
■二ノ俣〜横尾：緩い登山道です。泥濘箇所も乾いており歩きやすかったです。
■横尾〜上高地：歩きやすい林道です。長いですが…

その他周辺情報

■温泉：しゃくなげの湯　大人７００円
■道の駅：アルプス安曇野　ほりがねの里、風穴の里（最寄）

写真

8/19 5:38

朝の河童橋。素晴らしい1日となりそう。

8/19 5:48

岳沢湿原から。朝の靄が美しい…

8/19 5:50

ほどなくして岳沢登山口に到着。

8/19 5:55

しばらく樹林帯を進みます。

8/19 6:41

しばらく行くと、岳沢と平行に進むようになり、左手が開けます。

8/19 7:15

岳沢小屋に到着。ここで水を汲みます。

8/19 7:31

トリカブト。

8/19 7:37

ハクサンフウロ。

8/19 7:48

有名な階段。急ですね。

8/19 8:03

しばらく行くと、開けてきます。

8/19 8:27

8/19 8:32

岳沢方面を振り返ります。乗鞍と焼岳。

8/19 8:39

紀美子平への登り。ここらへんで暑くなってきて、しんどくなってきます。

8/19 8:46

ウサギギク。

8/19 8:56

8/19 9:17

紀美子平手前の鎖場。下りで濡れていると滑りそう…

8/19 9:20

紀美子平に到着。前穂へ向かいます。

8/19 9:52

前穂高岳山頂に到着。

8/19 9:56

明神と霞沢岳。

8/19 9:57

乗鞍岳を中心に、遠くには御嶽山も見えました。

8/19 10:39

奥穂へ向かう吊尾根。

8/19 10:58

前穂と左手には前穂北尾根。

8/19 11:39

南稜の頭。あと少しです。

8/19 11:46

山頂が見えてきました。

8/19 11:50

奥穂高岳山頂に到着。

8/19 11:58

少しガスってきましたが、北穂方面に進みます。

8/19 12:12

このあたりからが急な下りとなります。

8/19 12:19

穂高岳山荘。立派ですね。奥には涸沢岳。

8/19 12:21

コロナ対応で外で受け付けを行うようになっていました。

8/19 13:04

そして涸沢岳へ。

8/19 13:05

涸沢岳付近からガスが出てきました。

8/19 13:13

涸沢岳からの下りを開始。

8/19 13:16

とにかく歩きにくい狭い岩稜が続きます。全く、気が抜けません。

8/19 13:37

1番ビビった核心部。ボルトの下は…なにもありません。鎖を頼るのですが、大荷物だと身のこなしが大変でした。

8/19 13:42

鎖・梯子だらけ…

8/19 13:44

北穂方面。まだまだ岩稜の連続です…

8/19 13:53

涸沢岳からの下り全景。

8/19 13:58

最低コル。ここから、地獄の登降が続きます…

8/19 14:25

これで最後かなと思っても、また下るという…北穂は簡単に登らせてくれませんでした。

8/19 14:57

北穂南峰手前。南峰にも行けるようです。

8/19 15:02

テント場に到着。先にテントを張ってから受付でOKとのことです。

8/19 15:52

テントを設営。今回は、スノーピークの旧型を試してみました。

8/19 16:09

そして北穂北峰山頂へ。テント場から遠い…

8/19 16:10

常念山脈方面の展望が素晴らしかったです。

8/19 16:21

小屋でCCレモンを購入。
テラスで飲めるのが良いですね。

8/20 4:46

朝の北穂山頂。

8/20 4:46

穂高岳方面。

8/20 4:47

遠くに富士山、南アルプス、そして右端には中央アルプス。

8/20 4:51

これから向かう槍ヶ岳方面。北穂の小屋の下から激しく下ってますね…

8/20 5:07

北穂の下り。慎重に行きました。

8/20 5:18

飛騨泣き手前の鎖場。降りたところがザレ気味で嫌らしい…

8/20 5:24

南岳へはまだまだ…

8/20 5:25

飛騨泣き手前の鎖場。

8/20 5:29

痩せた尾根が続きますが、見た目ほど怖くはありません。

8/20 5:35

そして飛騨泣きへ。これは対岸（南岳側）から撮っていますが、北穂側からくると、足置きの金具が見えづらく、嫌らしいところです。

8/20 5:38

南岳へ。残すは長谷川ピークのみです。（手前のピーク）

8/20 6:23

長谷川ピークに到着。思っていたよりも難しくはありませんでした。

8/20 6:54

長谷川ピークの先は比較的歩きやすくなります。

8/20 7:04

南岳への急登セクションへ。

8/20 7:10

長い梯子。それほど高度感は感じませんでした

8/20 7:29

階段が出てくると、南岳小屋へはあと少しです。

8/20 7:40

獅子鼻展望台からの北穂。

8/20 8:08

南岳小屋。テント場も平坦でとてもよさそうでした。

8/20 8:16

南岳に到着。雲も少なく素晴らしい天候に恵まれました。

8/20 8:17

槍ヶ岳方面の稜線。

8/20 8:17

笠ヶ岳。

8/20 8:31

天狗原方面との分岐。

8/20 8:30

天狗原方面の分岐からの槍ヶ岳。どこから撮っても絵になります。

8/20 8:37

天狗原方面への下りは、鎖・梯子もありますが、しっかり整備されており、歩きにくくはありません。

8/20 8:58

横尾本谷とのコルから。下ってきた稜線を振り返ると結構急ですね。

8/20 9:01

天狗原方面。まだ雪が残っていました。

8/20 9:27

天狗池からの逆さ槍。素晴らしい場所です。

8/20 9:44

8/20 9:55

槍沢との分岐点。

8/20 10:40

ババ平。水も豊富で良いテント場だと思いました。

8/20 11:20

二ノ俣。ここまでくれば、後は平坦です。

8/20 12:00

横尾に到着。

8/20 12:11

横尾からランニングシューズに変更します。

8/20 13:00

徳澤園でアイス休憩。

8/20 14:27

河童橋に到着。長い山行でしたが天候に恵まれました。

撮影機器：

TG-4 OLYMPUS CORPORATION

iPhone 8 Apple

装備

個人装備

テント アンダーシート シュラフ ダウン 長袖シャツ ソフトシェル タイツ ズボン 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ

感想

posurf

2日目、槍ヶ岳まで行きたいとこでしたが、時間の関係で行けませんでした。