雲取山・七ツ石山・鷹ノ巣山
- GPS
- 09:23
- 距離
- 26.6km
- 登り
- 2,061m
- 下り
- 2,076m
コースタイム
08:15 堂所
09:10 ブナ坂
09:30 奥多摩小屋
10:10 雲取山山頂(2017.1m)−11:10
12:10 ブナ坂
12:20 七ツ石山山頂(1757.3m)
13:20 日陰名栗峰(1725m)
13:40 鷹ノ巣避難小屋
14:00 鷹ノ巣山山頂(1736.6m)
15:10 木橋−15:25
16:10 奥多摩湖
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
電車 6:00JR青梅線奥多摩駅着 西東京バス 06:05奥多摩駅発(鴨沢西行き) 06:30鴨沢BS(610円) 【復路】 西東京バス 奥多摩湖→奥多摩駅(340円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的に安全で安心して登れます。 強いて言えば、水根沢登山道で、ところどころ登山道が崩落により細くなり若干危険な箇所がありますが、慎重に進めば問題ありません。 道標は分岐点ではないところにもあって迷う心配はありません。 【鴨沢BS→ブナ坂】 バス停には綺麗なトイレがあります。 奥多摩方面行きのバス停には屋根つきの待合所があります。 バス停横の階段を上って鴨沢集落の中の舗装路を通過していきます。 登山道をしばらく進み、舗装路に出たところが駐車場のある小袖乗越です。 舗装路を300mほど登ると左手に登山道の入り口あります。 緩急の登りを進んでいくと右側に水場が現れ、左斜面を少し登った所にもありますが、いずれも水量がわずかでコップ一杯になるまで2分ほどかかりました。 その先が堂所で、左手の斜面が開けて、逆に右手が山側になります。 しばらくゆるやかな坂が続きますが、すぐに急登になります。 右手の七ツ石小屋近道の標識をやり過ごし、七ツ石山を巻いてブナ坂に向かえます。 ブナ坂は十字路になっていて、右が七ツ石山方面、正面が唐松谷林道方面、そして左が雲取山方面に分岐します。 この十字路は、広く平らな場所で腰かけるのにちょうどいい丸太が置いてあります。 【ブナ坂→雲取山山頂】 ブナ坂からの登山道は防火帯なので明るく開放的です。 途中、振りかえると七ツ石山が望めます。 ヘリポートを過ぎるとテン場、そして右手に奥多摩小屋があります。 カラマツ樹林を通り、富田新道との分岐を左手に進んで小雲取山を目指します。 つづら折りの急登を登り切ると右手から富田新道と合流する小雲取山です。 左方向に進路を取ると飛龍山からの稜線が徐々に伸びてきて、さらに進み続けると雲取避難小屋が現れます。 最後の急登を登ると雲取山避難小屋、避難小屋の50m先が山頂です。 東京都最高峰で一等三角点があり、よく目にする秩父多摩国立公園と書かれた山頂を示す標識、東京都、埼玉県がそれぞれ設置した標識があります。 避難小屋の横にはトイレがありますが、男性用は使用不可で個室一つが利用できます。 【ブナ坂→七ツ石山山頂】 ブナ坂の十字路を直進して七ツ石山を目指します。 山頂まで幅広い防火帯が切り開かれていて、斜面の左側に登山道が設けられています。 山頂からブナ坂を見下ろし、その先に小雲取山と雲取山避難小屋、そして雲取山山頂が見えます。 山頂は広く、南西側斜面も開け、富士山も望めます。 【七ツ石山山頂→鷹ノ巣山山頂】 山頂から下るとすぐに古びた七ツ石神社の前を通過し、右に七ツ石小屋に向かう道と分岐します。 直進してしばらく進むと左右に分岐しますが、道標はありません。 右が千本ツツジの下道で巻き道になっていて、左が上道で尾根を歩く登山道になり、ピークで左にカーブして下り道になります。 下りきると下道と合流する地点で再び左右に分岐し、左が高丸山へ伸びる登山道、右がその巻き道になります。 高丸山を過ぎるとこの二つの道は、相互に行き来できる距離まで接近します。 左の道に入ると日陰名栗峰に向かうことができ、右の道は巻き道です。 この道が合流して林の中を少し進むと鷹ノ巣山避難小屋に至ります。 鷹ノ巣山避難小屋のある場所は、小屋から峰谷に至る浅間尾根に分岐する道があります。 鷹ノ巣山に向かう登山道に進路を取ると右に分岐して樹林帯を抜ける鷹ノ巣山山頂を巻く道があります。 そのまま左の防火帯の急登を登ると鷹ノ巣山山頂に到着します。 山頂は広く開放的で、南面が開けています。 山頂は自然林を抜けて日原方面へ下りる道と防火帯を下りて水根山・六ツ石山方面に下りる道に分かれます。 【鷹ノ巣山山頂→奥多摩湖】 広い防火帯を急坂を下りて水根沢林道に向かいます。 水根山との分岐、熱海BSとの分岐を経て、急坂を下りる水根沢の登山道に入ります。 登山道では谷を横切るように水根川支流をいくつか渡ります。 ところどころ登山道が細くなっていたり、山側から谷にかけて落石の痕跡のある箇所がありますが、慎重に進めば問題ありません。 水根川の右岸を下り続け、本流にかかる木橋で左岸に渡り、水根川を右手にして下っていきます。 登山道は細く、右手は切り立った崖になっている箇所もあります。 ときどき支流を渡ったり、登山道を補強するための木橋がかけられています。 水音が次第に遠のき、右下に建築物が見えてくるとゴールが近い証拠です。 水根の集落の中を抜けて舗装路を下っていくと青梅街道に出ます。 青梅街道を渡るとすぐに水根BS、その先の階段を登っていくと水と緑のふれあい館があり、建物の前に奥多摩湖BSがあります。 |
写真
感想
【計画】
月一の雲取山、鴨沢から上がって水根に下りる一番好きなルートです。
雪の便りも聞こえてきたので、それも楽しみでした。
【山行】
鴨沢へ向かうバスは5人ほどで奥多摩駅を出発し、小河内神社や深山橋で一人ずつおり、鴨沢は私ともう一人が降りました。
鴨沢BSに隣接している村の集会所では選挙の準備をする職員さんらしき方が忙しく働いています。
それを横目に鴨沢から快調に歩きだし、堂所、七ツ石小屋分岐を通過します。
降りてくる登山者もいて、山頂で御来光を見たのかと思うと羨ましいなぁと思います。
堂所を過ぎて左手の展望がひらけてくると富士山が顔を見せ、元気が湧いてきます。
ブナ坂までは七ツ石小屋を経由しないで巻き道を行きます。
ヨモギノ頭あたりまで来ると日陰に雪が見られました。
登山道は泥濘で歩きにくく、靴もズボンの裾にも泥が跳ねて汚れます。
小雲取山を過ぎると何度も富士山を見ながら山頂を目指します。
山頂から山名表示板と富士山を写真に収め、避難小屋横の岩に腰掛け昼食です。
気温は9℃。
冷たい風が吹く中、ほかの登山者も、富士山を見ながらお弁当を食べています。
美味しさひときわです。
コーヒーを淹れてのんびりしますが、時間の都合で後ろ髪をひかれながら下山を始めます。
千本ツツジは峰側を日陰名栗峰も登り鷹ノ巣山に向かいます。
木々の葉が落ちて空が見えるので登山道は明るく、下草も枯れています。
水根川は夏より水量が少なく、支流も涸れていたり、滴が滴り落ちる程度です。
落ち葉が登山道に積って歩くたびにサクサク、カサカサ音がします。
落ち葉を蹴散らすように歩くとその音が大きくなり、前方に散らばる様が楽しめます。
しつこいくらいこんなことをしてしまいましたが、他人が見たら滑稽でしょうね。
人が少ない登山道ならではの楽しみ方です。
今回も記憶に残る山歩きが楽しめました。
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