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Yamareco

記録ID: 2538495
全員に公開
沢登り
谷川・武尊

バテバテの蓬峠経由で万太郎谷本谷〜西黒尾根〜厳剛新道、白毛門登山口駐車場から周回

2020年08月29日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
14:31
距離
32.7km
登り
2,470m
下り
2,469m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
12:41
休憩
1:49
合計
14:30
距離 32.7km 登り 2,470m 下り 2,482m
5:00
5:01
13
5:14
15
5:29
29
5:58
5:59
50
6:49
51
7:40
6
7:46
7:50
35
8:25
8:26
10
8:36
22
8:58
12
9:10
35
土樽
9:45
9:48
5
9:53
10:10
111
沢装備に変更と食事休憩
12:01
12:08
44
食事休憩
12:52
30
一ノ滝
13:22
13:37
27
食事休憩
14:04
14:39
55
三ノ滝
15:34
7
ミートミス点
15:41
15:45
5
ルートミス中
15:50
24
ルートミス点に戻る
16:14
16:23
58
山装備に変更
17:21
17:27
6
17:33
20
17:53
17:54
3
18:39
13
18:52
18:56
1
19:05
1
19:06
白毛門登山口駐車場
天候 早朝は曇り、後だんだん晴、午後3時過ぎくらいから曇り、夕方少し小雨。
過去天気図(気象庁) 2020年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
白毛門登山口駐車場はトイレが有りませんが、土合駅前の駐車場はトイレと洗面所、自販機、及び待合室が24時間使えます。ただ待合室は登山者のマナーが悪くて閉鎖されていた時期も有った様です。禁止されている火器の不使用やゴミを出さない等のエチケットは守りましょう。また土合駅前の駐車場は、JR利用者の為のものなので、電車の終電から始発までのJR利用者がいない時間帯のみ使用しましょう。
コース状況/
危険箇所等
<白毛門登山口駐車場〜新道経由で蓬峠〜吾作新道入り口近く>
一般道です。夜露で濡れる区間がありますが、道は明瞭で迷わないと思います。ただ蓬峠から土樽方面の登山道は、蓬沢の河原に出てから暫く河原の右岸端を進みますが、大きな石だらけでほぼ道は無く、大石のペンキが目印です。

<万太郎谷本谷>
沢登です。泳ぐつもりでいた方が良いです。巻いて回避できますがその分、時間と体力が使われます。ガイドブックのCTは泳ぎを前提にしている様です。巻くと時間がかかりました。

一ノ滝:前のグループはロープで直登していましたが、左岸を高巻きました。落ち口より少し高い程度に止め、あまり高く巻かない方が良いと思います。木を掴みながらの急登で、フェルト底にチェーンスパイクを履いて登りました。
二ノ滝:滝のすぐ横の左岸が登れます。

三ノ滝:2段の滝になっています。ガイドブックには、下段の滝の登るルートには、残置支点が有るので分りやすいと書かれていますが、見つけられませんでした。右側を巻いたのですが、急登でチェーンスパイクを履いて草や木を掴みながらで、かなり大変でした。
上段の滝は、ガイドブックに書かれていた右側の細い水流を登って、ブッシュを抜けて落ち口に出ました。但し見た目に細い水流が上段の滝の下部で合流する地点が滑りそうで、この水流も巻こうとしたのですが難しくて諦めました(残置が2ヶ所有ったので巻く人もいる様です)。もし滑ってもあまり高くないので大した怪我はしないだろう水流を登ってみたところ、そんなに難しくはありませんでした。

詰め:ガイドブックには、正確に本流を詰めれば良いと書かれていますが、絵を見ると最後の二俣は本流では無く、細い支流を詰めないと肩ノ小屋の直下には出られません。実際に歩くと左側の方が水量が多く、そちらに登ってしまいました。左側は早く笹薮帯になって歩きにくく成りますから、ここは右側が正解です。途中で沢が枯れて乾いたのでトレランシューズに変えましたが失敗でした。水が枯れてもかなり上まで湿ってヌルヌルが多くて滑りました。フェルト底ならそのまま稜線近くまで沢靴で登った方が楽だと思います。

<肩の小屋〜西黒尾根〜厳剛新道>
急斜面で所々鎖場も有ります。途中の分岐から厳剛新道に入ってからも鎖場が有る急斜面が続き、時々滑ります。よって駆け下るには不向きで、周回ルートの一部としてなら、この区間は登りに使った方が楽です。
その他周辺情報 温泉センター諏訪ノ湯は、営業時間が20:30分までになっていましたが、行ってみるとコロナの為に営業は19時まででした。
前回行ったふれあい交流館と、今回行った湯テルメ・谷川の営業時間は20:30分までです。値段は600円と630円で、ふれあい交流館の方が少し安いですが、お風呂が1つだけでした。湯テルメ・谷川の方は露天風呂が有り、メインの風呂と小さめのお風呂2つ(違う温泉で温めで)が有りました。コスパは湯テルメ・谷川の方が良いです。ただ立地はふれあい交流館の方が、周りに他のお店も有って楽しめそう。
谷川山域はこんな避難小屋が多いのに感心します。保守の方、ご苦労様です。
2020年08月29日 06:50撮影 by  HW-01K, HUAWEI
1
8/29 6:50
谷川山域はこんな避難小屋が多いのに感心します。保守の方、ご苦労様です。
来仕方を振り返って。今回は新道で来ましたが、旧道も歩いてみたいですね。
2020年08月29日 06:50撮影 by  HW-01K, HUAWEI
1
8/29 6:50
来仕方を振り返って。今回は新道で来ましたが、旧道も歩いてみたいですね。
曇っているので心配です。昨夜の天気予報では今日は曇り。湯沢の方はもう少し悪いので場合によっては万太郎谷本谷は諦めるつもりでした。
2020年08月29日 07:15撮影 by  HW-01K, HUAWEI
8/29 7:15
曇っているので心配です。昨夜の天気予報では今日は曇り。湯沢の方はもう少し悪いので場合によっては万太郎谷本谷は諦めるつもりでした。
2020年08月29日 07:15撮影 by  HW-01K, HUAWEI
8/29 7:15
やっと蓬峠の小屋が見えてきました。お腹が空いてきたので良いタイミングでした。
2020年08月29日 07:41撮影 by  HW-01K, HUAWEI
8/29 7:41
やっと蓬峠の小屋が見えてきました。お腹が空いてきたので良いタイミングでした。
かなり下ってきました。ちょっと青空が見えてきたので万太郎谷本谷に行けそうです。
2020年08月29日 08:57撮影 by  HW-01K, HUAWEI
8/29 8:57
かなり下ってきました。ちょっと青空が見えてきたので万太郎谷本谷に行けそうです。
出だしを2度間違えて3度目も少し手前で川に出た様です。10分ほどロスした感じです。
2020年08月29日 09:52撮影 by  HW-01K, HUAWEI
1
8/29 9:52
出だしを2度間違えて3度目も少し手前で川に出た様です。10分ほどロスした感じです。
写真中央、小さすぎて誰だか分かりませんが、bicycleさんです。misuzuさん繋がりで知ってましたが会うのは初めてでした。4人グループで泊で万太郎谷本谷を歩くそうです。
因みにこの堰堤、そのままくれば楽なのですが、いつも水に浸かるのを膝下くらいに止めている僕は高巻きました。次の堰堤では腰まで浸かって越えたのですが、このあまり水に浸からない方針のせいで、非常に時間と体力を費やす事になりました。。。
2020年08月29日 10:22撮影 by  HW-01K, HUAWEI
3
8/29 10:22
写真中央、小さすぎて誰だか分かりませんが、bicycleさんです。misuzuさん繋がりで知ってましたが会うのは初めてでした。4人グループで泊で万太郎谷本谷を歩くそうです。
因みにこの堰堤、そのままくれば楽なのですが、いつも水に浸かるのを膝下くらいに止めている僕は高巻きました。次の堰堤では腰まで浸かって越えたのですが、このあまり水に浸からない方針のせいで、非常に時間と体力を費やす事になりました。。。
ちょっと晴れてきて日が差したので良い感じです。
2020年08月29日 10:38撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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8/29 10:38
ちょっと晴れてきて日が差したので良い感じです。
画面中央に見えている人影は、bicycleさん達です。もうちょっと話したかったのですが、僕は日帰り時間が無いので先を急ぎます。
2020年08月29日 10:38撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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8/29 10:38
画面中央に見えている人影は、bicycleさん達です。もうちょっと話したかったのですが、僕は日帰り時間が無いので先を急ぎます。
2020年08月29日 10:42撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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8/29 10:42
この辺とか泳いだら気持ちが良いでしょうが巻いています。
2020年08月29日 10:42撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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8/29 10:42
この辺とか泳いだら気持ちが良いでしょうが巻いています。
泳ぎを前提にした方が絶対速いし、今日は暑かったのでその方が気持ちが良いでしょう。
2020年08月29日 10:42撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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8/29 10:42
泳ぎを前提にした方が絶対速いし、今日は暑かったのでその方が気持ちが良いでしょう。
2020年08月29日 10:43撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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8/29 10:43
この辺はナメが綺麗でした。
2020年08月29日 10:43撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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8/29 10:43
この辺はナメが綺麗でした。
水が澄んで綺麗です。
2020年08月29日 10:45撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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8/29 10:45
水が澄んで綺麗です。
暫くは滝が有っても小滝だけです。
2020年08月29日 10:47撮影 by  HW-01K, HUAWEI
8/29 10:47
暫くは滝が有っても小滝だけです。
2020年08月29日 10:48撮影 by  HW-01K, HUAWEI
8/29 10:48
ここは綺麗でした。僕が好きなナメですね。ノンビリ休憩したかったけど、先が長いので進みます。
2020年08月29日 10:50撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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8/29 10:50
ここは綺麗でした。僕が好きなナメですね。ノンビリ休憩したかったけど、先が長いので進みます。
日なたと木陰が有るのが休憩場所にぴったしなんですけどね。。。
2020年08月29日 10:50撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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8/29 10:50
日なたと木陰が有るのが休憩場所にぴったしなんですけどね。。。
暫くはナメが続きます。
2020年08月29日 10:51撮影 by  HW-01K, HUAWEI
8/29 10:51
暫くはナメが続きます。
2020年08月29日 11:03撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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8/29 11:03
2020年08月29日 11:03撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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いくつも支沢が合流してきますが、滝で合流するのも有ります。
2020年08月29日 11:31撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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8/29 11:31
いくつも支沢が合流してきますが、滝で合流するのも有ります。
ここは深そうなので巻きました。
2020年08月29日 11:31撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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8/29 11:31
ここは深そうなので巻きました。
2020年08月29日 11:32撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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8/29 11:32
巻きの途中から。
2020年08月29日 11:39撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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巻きの途中から。
2020年08月29日 11:42撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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8/29 11:42
水に浸かるのを膝下くらいに止めておきたい僕は、この沢は釜が多いので巻くか、ヘツルかでかなり時間と体力をロスしました。
2020年08月29日 11:47撮影 by  HW-01K, HUAWEI
8/29 11:47
水に浸かるのを膝下くらいに止めておきたい僕は、この沢は釜が多いので巻くか、ヘツルかでかなり時間と体力をロスしました。
ここは左側を巻きましたがちょっと藪漕ぎでした。
2020年08月29日 12:02撮影 by  HW-01K, HUAWEI
8/29 12:02
ここは左側を巻きましたがちょっと藪漕ぎでした。
2020年08月29日 12:10撮影 by  HW-01K, HUAWEI
8/29 12:10
ここが一ノ滝かと思ったのですが違いました。予定よりかなり遅れてきました。
2020年08月29日 12:14撮影 by  HW-01K, HUAWEI
8/29 12:14
ここが一ノ滝かと思ったのですが違いました。予定よりかなり遅れてきました。
2020年08月29日 12:14撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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8/29 12:14
これが一ノ滝でした。
2020年08月29日 12:49撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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8/29 12:49
これが一ノ滝でした。
グループで登っていました。滝上に一人、手前に一人、その先に一人がロープで登っています。後で上の人に聞いたら5名のグループで一泊するそうです。
2020年08月29日 12:51撮影 by  HW-01K, HUAWEI
8/29 12:51
グループで登っていました。滝上に一人、手前に一人、その先に一人がロープで登っています。後で上の人に聞いたら5名のグループで一泊するそうです。
僕はこの右側を高巻きました。この人達の迷惑にならない様、ちょっと高めに巻いて落ち口に下った際、上にいた人に小石等を落とさなかったか確認しました。
2020年08月29日 12:51撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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8/29 12:51
僕はこの右側を高巻きました。この人達の迷惑にならない様、ちょっと高めに巻いて落ち口に下った際、上にいた人に小石等を落とさなかったか確認しました。
二ノ滝です。ここは右側を簡単に巻いて登れました。
2020年08月29日 13:22撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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8/29 13:22
二ノ滝です。ここは右側を簡単に巻いて登れました。
2020年08月29日 13:27撮影 by  HW-01K, HUAWEI
8/29 13:27
2020年08月29日 13:28撮影 by  HW-01K, HUAWEI
8/29 13:28
二ノ滝を巻いている途中からの写真かな。
2020年08月29日 13:37撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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8/29 13:37
二ノ滝を巻いている途中からの写真かな。
水量は少し減って来たようですが三ノ滝が現れないので焦ってきました。
2020年08月29日 14:02撮影 by  HW-01K, HUAWEI
8/29 14:02
水量は少し減って来たようですが三ノ滝が現れないので焦ってきました。
2020年08月29日 14:02撮影 by  HW-01K, HUAWEI
8/29 14:02
三ノ滝です。正面に見えているのが下段の滝で、その上の左側の岩の斜面沿いに上段の滝が流れています。逆九の字の様ですね。ここが一番大変でした。
2020年08月29日 14:05撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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8/29 14:05
三ノ滝です。正面に見えているのが下段の滝で、その上の左側の岩の斜面沿いに上段の滝が流れています。逆九の字の様ですね。ここが一番大変でした。
この花はよく見かけました。
2020年08月29日 15:53撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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8/29 15:53
この花はよく見かけました。
2020年08月29日 15:53撮影 by  HW-01K, HUAWEI
8/29 15:53
このヘルメットが落ちていました。疲れ果てて拾う元気が無く、そのままにしました。心当たりの方、拾って下さい。
2020年08月29日 15:58撮影 by  HW-01K, HUAWEI
8/29 15:58
このヘルメットが落ちていました。疲れ果てて拾う元気が無く、そのままにしました。心当たりの方、拾って下さい。
肩の小屋に到着。外で食事を作っている人等で賑わっていました。皆さん寛いで楽しそう。でも僕にはこれからまだ下りが有ります。
2020年08月29日 17:27撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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8/29 17:27
肩の小屋に到着。外で食事を作っている人等で賑わっていました。皆さん寛いで楽しそう。でも僕にはこれからまだ下りが有ります。
霧が小雨になり、外に出ていた人達は小屋の中に慌てて入っていきました。僕は最後のパン1つを食べて小雨の中を出発しました。
2020年08月29日 17:27撮影 by  HW-01K, HUAWEI
8/29 17:27
霧が小雨になり、外に出ていた人達は小屋の中に慌てて入っていきました。僕は最後のパン1つを食べて小雨の中を出発しました。
撮影機器:

装備

個人装備
沢タビ(フェルト底) ヘルメット 沢スパッツ ショートスパッツ 手袋 タオル チェーンスパイク ヘッドライト 雨具 GPS 磁石 地図 ガイドブックのコピー トレランシューズ等

感想

前回は白毛門登山口駐車場で車中泊したのですが、トイレが無く不自由だったので、今回は赤木高原SAで車中泊しました。でもエンジンをかけっぱなしの車がうるさく、1時過ぎに我慢しきれずに出発し、試しに手前の土合駅前の駐車場に寄ってみました。結構車が止まっていましたが、ここだと涼しいせいかエンジンを点けっぱなしの車は無く、1時間半ほどですが寝れました。トイレと洗面所、待合室、自販機が24時間使える様で気に入りました。ここで朝食を取り、車を白毛門登山口駐車場に移動。予定より5分遅れで出発です。
昨夜ヤマレコで、bicycleさんが仲間3人と今日から一泊で万太郎谷本谷に行く予定と知ったのですが、天気予報が悪いままなら場所を変える可能性アリとのこと。生憎と朝の天気は曇り。misuzuさん繋がりでbicycleさんの事は聞いていたので会ってみたかったので、天気が好転する事を祈りました。

今回の蓬峠経由のルートだと殆ど未踏なので(西黒尾根は既に下山で使っているので、途中から厳剛新道で下る予定)、沢登以外の区間も楽しみな山行の始まりです。蓬峠まではCTの0.7を少し切る程度で5分遅れを挽回。天気はまだ曇りで南側の方が明るいですが、北側の土樽方面に下ります。土樽までの下りで予定より15分ほど早くなり、晴れ間も出てきて日が差してきたのですが、逆に暑くなってばててきました。沢に下る場所を2回間違えて引き返し、3回目もちょっと手前から入渓。ちょっと時間をロスしましたが沢装備に変更して食事休憩にしました。

歩き始めて直ぐの堰堤の手前に4人組がいたので声をかけたところ、何とbicycleさん達でした。テント泊だそうでかなりの荷物。僕と違って沢登の装備もバッチリで重そうですが、皆さん軽快に歩いていました。僕と同じ白毛門登山口駐車場に車を止め、始発電車で土樽駅に移動してから歩き始めたそうです。最初の堰堤は腰まで浸かれば簡単に越えられるのですが、浸かっても膝下位に止めたい僕は堰堤を登りました。ところが2段登って1段下れるのですが、もう1段の下りステップが有りませんでした。飛び降りるには少し高く、木が有ったので飛び移って下りました。bicycleさん達は水に浸かって楽々と越えたので失敗したと思いました。それで次の堰堤は浸かって越えようと思ったのですが、中央の口は胸位まで浸からないと楽々越えられそうにありません。僕はザックまで浸かるのは回避したいので、腰までですむ右端の口を越えました。ただこちらの口は倒木が詰まっており、それを乗り越えないといけないのでちょっと時間がかかります。僕は若い時にカヌーをしていた事が有るので、沢で泳ぐのは苦にならないのですが、ホームグラウンドの丹沢では冬でも沢登りをする為、浸かっても膝下位に止める様にしています。それを前提にして完全防水にしていないので、濡れて困る物がザックの中に有るのです。

事前にガイドブックをチェックした際、泳ぎを推奨している箇所が有りましたが、巻けば泳がずに済むとも書かれていたのでいつも通りの装備できました。でもCTは泳いだりかなり水に浸かる事を前提にしている様で、僕の様に浸かっても膝下までで歩くとかなり余分な時間がかかってしまいます。いつもガイドブックのCTの0.65で計画するとそれより早く歩けるのですが、一ノ滝が予定より約40分遅れ、三ノ滝が約1時間遅れとどんどん遅れて行きました。晴れてきて気温が上がり、ちょっとバテ気味だったのも有るかもしれませんが、こんなに遅れるのは初めての経験でした。前回の日帰りで4沢を歩いた時は、1つ目の白毛門沢が0.5、2つ目と3つ目の東黒沢とウツボキ沢支流が0.62、疲れがたまった4つ目のウツボキ沢で0.65でした。

一ノ滝で先行する5人パーティーがロープを出して登攀中で、それに影響しない様に余分に高巻いた事、三ノ滝でガイドブックに書かれていた残置を見つけられず、探すのに時間を取られた事、詰めでルートミスして戻り26分のロスタイムなども有りますが、それにしても沢登の部分で、予定より2時間20分も遅れるとは思いませんでした。いつもはガイドブックのコピーは持って行っても見ないで自分で判断して登るのですが、三ノ滝は登るルートが分からなかったのでガイドブックに頼ったのですが裏目に出ました。

肩の小屋に14時59分予定が17時21分。土曜日のせいか久しぶりに大勢の登山者を見ましたが、皆さん小屋に泊る様で食事の用意をしたり、外のイスで寛いでいました。この時が最悪で体は疲れ切ってへとへと。よっぽど小屋に泊りたかったのですが、最後のパン1個を食べて出発しようとしました。ところが席を立ったところに雨が降り出し、他の登山者たちは大慌てで小屋に入っていきます。正に泣き面に蜂ですね。しかも汗で服がビショビショだったのに、さらに小休憩で体が冷えたせいか寒気がして震えだすしまつ。小屋に泊りたい〜。でも小雨決行で下りました。疲れてへとへとでも下りは得意なので、急いで下るうちに体が暖かくなって寒気は退散しました。西黒尾根を下り、途中から未踏の厳剛新道へ。小雨は既に止み、小屋に泊りたいという弱気は完全に吹っ飛んでいました。肩の小屋を17:27発。この日の日没は18:18分頃。樹林帯だと暗いので18時少し過ぎ位からヘッドランプを点けたかな。巌剛新道登山口到着が18:39分。小屋から1時間12分でした。後は車道なので安心です。徹夜で登山する事もよくあるのですが、今回は明るい内に下山する予定で単三1本の軽いヘッドランプ(少し暗い)の為、ヘッドランプを点灯してからは速度を落としたこと、かなりバテていたことを考慮すると、普通の状態で明るい内に下山するなら、肩の小屋〜西黒尾根〜厳剛新道は、1時間を切れるかもしれませんね。

車道は緩やかな下り道なので、この区間は駐車場まで走って下る予定でしたが、流石にその力は残ってなく、駐車場まで45分もかかってしまいました。この区間を走れないって相当疲れていましたね。。。それからお風呂に入って途中少し仮眠して帰宅は2時前。朝食当番なので目覚ましを6時50分にセットして就寝。長い1日でした。

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コメント

お疲れさまでした
おはようございます。

行き合えて嬉しかったです!
お声を掛けてもらって有難うございました。
もっとゆっくりとお話ししたかったですが、日帰りとなるとあまり足止めさせてしまうのもどうかと思いましたのでご挨拶程度でしたが、Futaroさんの軽やかな足取りを我々パーティーは見惚れておりました。

レコに記載されている通り、万太郎谷は泳げば直ぐに突破できるとこも、巻くと時間を費やします。

増水のため水流突破が厳しくて、過去に2度敗退してましたので、今回の渇水状態はまさしく泳ぎには良い条件でした。

三の滝をどうやって突破したのか、ずーっと考えてましたが、右から細く流入しているところあたりから登られたのですね。
ソロだとより慎重かつ的確な判断が求められるだけに、本当に凄いです!

詰めの二俣は、僕も最初左かと思い間違えました(笑)
明らかに左のが沢形がはっきりしてましたよね😁

いやはや、本当にお疲れさまでした。
2020/9/1 6:34
Re: お疲れさまでした
bicycle さん、こんにちは。

実は茂倉新道入り口を少し過ぎた所で、登って来る4人組の若い登山者達がいて、人数が合うのでbicycle さんと声をかけようかと思いながらかけそびれました。万太郎谷本谷に行くには川の逆側だというのも有りましたが、声をかけなかったのを後悔したので、あの河原で4人組を見た時、直ぐに声をかけました。bicycle さん達で良かったです。
実はbicycle さんを始めて知ったのは、misuzuさんとのコラボの前で、西沢渓谷の釜ノ沢東俣のレコでした。あの時も4人位で沢登していましたが、ひょっとして今回と同じグループですか?
レコはまだアップされていない様ですが、今回も仲良しグループで楽しめたのでしょうね。bicycle さん、登攀は得意だから三ノ滝は楽勝だったでしょう。僕は下段の滝はガイドブックに書かれていた残置が見つけられず、水流から10mほど右側の岩を登りました。濡れていない乾いた所の方が安全だと思いまして。いつもソロなので常に安全ルートです。
上段の滝は、正に右から細く流入している支沢の水流ど真ん中を登りました。濡れますがホールドが有ったので。。。
bicycle さん達は、下段も上段も滝のすぐ横を登ったのですか?下段が右横、上段が左横で?
詰めは同じ所を間違った様ですが、そのまま詰めたのですが?僕は気づいた時にはかなり登っていたのですが引き返しました。GPSで確認するとそのまま登れば肩の小屋よりも上に出る様で、時間的に谷川岳を諦めたので引き返した方が良いと思ったのです。
まあ詳しくはbicycle さん達のレコがアップされたら見れますね。楽しみにしています
2020/9/1 14:27
ハードな行程ですね
futaroさん
お疲れ様です。
また白毛門から行かれたんですね。
相変わらず長い行程ですね💦
futaroさんでも苦労するルートなら私は行けないかなぁ。。
私はよくドボンするのでザックの中は必ずゴミ袋二重にして行きます😅
泊まりだと泳いでも焚き火で乾かせますけど、日帰りで冷えたまま帰るのは嫌ですよね、、
今度はまた泊まりでぜひ〜
2020/9/2 17:30
Re: ハードな行程ですね
totoriさん、こんにちは。

予定では前回より楽なはずだったのですが、ちょっと熱中症気味だったのも有って時間がかかりました。深く浸かるのを避けるのも災いしましたね。ゴミ袋二重は良い方法ですね〜。実はそれ用の物をわざわざ登山用品店でかなり前に買ったのに、一度も使った事が無いのです。それ位ならごみ袋を使用した方がましですね

ここはロープで確保した方が良いと思うので、kurosukeさんとか、マイケルさんと歩くと良いと思います。泊りも良いですね〜。虫対策は必須でしょうが。。。4,5人で焚火を囲んでワイワイ、タープで夜露をしのいでテント無しが良いですね〜。
2020/9/3 17:11
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