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Yamareco

記録ID: 254101
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
白神山地・岩木山

岩木山 厳冬期雪洞一泊練習

2012年12月22日(土) ~ 2012年12月23日(日)
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
26:24
距離
11.2km
登り
1,191m
下り
1,182m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

12月22日
 09:08 嶽温泉 出発
 12:03 標高1000m
 13:25 八合目リフト乗り場
 13:30 八合目レストハウス脇に雪洞製作開始
 14:40 雪洞完成
  その後一名は岩木山山頂へ
  残り四名は休憩・夕食
 19:30 就寝

12月23日
 03:30 雪洞の異変に気が付いて起床
  荷物をまとめて外に出し、雪洞内の天井拡幅工事
  工事終了後、雪洞内で朝食・休憩
 07:00 雪洞出発
 07:05 八合目リフト乗り場から山頂に出発
 07:53 九合目リフト降り場
 08:10 鳳鳴ヒュッテ
 08:41 岩木山山頂
  休憩
 08:52 下山開始
 09:08 鳳鳴ヒュッテ
 09:22 九合目
 09:35 八合目
  休憩
 09:47 八合目より下山開始
 11:20 嶽温泉 到着
天候 12/22 曇りのち雪
12/23 七合目より上は吹雪、下は曇り
過去天気図(気象庁) 2012年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
嶽温泉の無料駐車場を利用しました。
コース状況/
危険箇所等
※ 登山ポストは有ったはずですが、雪の下に埋もれてしまっています (笑)
   よって、各自それなりの対処が必要となります。

※ 嶽温泉の駐車場には公衆トイレがあります。

※ 嶽コースはブナ林が切り開かれているので、八合目直下までは迷う可能性は少ないと思います。

※ 七合目付近から樹林が薄くなり、天候もだいたいその辺りから悪くなってきます。

※ 八合目直下で高い木の森林限界となりますので、雲の中に入ったりすると視界が悪くなるとともに目標物がほとんど無くなります。
   しっかりとコンパスを合わせて登るなどしてください。
   特に下山時は、踏み跡が消えている可能性が高いので要注意です !

※ 八合目からはリフトの下を歩くと安心です。
   ただし、途中で傾斜がきつくなるとともに、クラストしてきます。

※ 九合目からは目標物らしき物はありません。
   夏場の雰囲気とも全く違いますから、この周辺での冬場経験が少ない場合、現在位置の把握に苦労すると思います。

※ 鳳鳴ヒュッテを見つけられると、そこからはコンパスを山頂に合わせて急斜面を直登です。
   スノーシューよりは輪カンの方が登りやすいでしょう。
   雪の状態によってはアイゼンが必要になってくると思います。

※ 山頂部の東側には雪庇ができている可能性がありますので、あまり端には行かないようにした方がよいと思います。

※ 八合目直下の斜面は雪崩の危険がありますので、下山の場合は注意が必要だと思います。
   また、あわせて尾根を間違えやすい地形となっていますので、細心の注意が必要だと思います。

※ 下山後の温泉は、出発地点が嶽温泉なのでいくらでもあります。
   「嶽温泉旅館組合」の下記ホームページを参考にしてください。
   http://www.dake-onsen.com/
それでは厳冬期の一泊登山練習に出発
2012年12月22日 09:02撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
12/22 9:02
それでは厳冬期の一泊登山練習に出発
この中に入って行きます
2012年12月22日 09:02撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
12/22 9:02
この中に入って行きます
ズンズンズンとラッセル開始〜
2012年12月22日 09:09撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
12/22 9:09
ズンズンズンとラッセル開始〜
この日の足元装備は
山スキー(登山靴+ジルブレッタ)1名
輪カン1名
スノーシュー3名
2012年12月22日 09:13撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
12/22 9:13
この日の足元装備は
山スキー(登山靴+ジルブレッタ)1名
輪カン1名
スノーシュー3名
ラッセルは脛から膝程度でした

天気もいいのでレイヤリング調整
2012年12月22日 09:31撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
12/22 9:31
ラッセルは脛から膝程度でした

天気もいいのでレイヤリング調整
途中の標柱も
まだ見えてます
2012年12月22日 09:37撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
12/22 9:37
途中の標柱も
まだ見えてます
あー、岩木山が見えた!

なんか変な方向に見える(笑)

しかし遠いよ。。。。。
2012年12月22日 10:07撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3
12/22 10:07
あー、岩木山が見えた!

なんか変な方向に見える(笑)

しかし遠いよ。。。。。
湯ノ沢分岐

湯ノ沢方面へは
実は行ったことがない(^^ゞ
2012年12月22日 10:27撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
12/22 10:27
湯ノ沢分岐

湯ノ沢方面へは
実は行ったことがない(^^ゞ
ラッセルラッセル!

出発が少し遅かったから
トレースを期待したけど
甘かった (^^ゞ
2012年12月22日 10:42撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2
12/22 10:42
ラッセルラッセル!

出発が少し遅かったから
トレースを期待したけど
甘かった (^^ゞ
しかし暑い!
2012年12月22日 10:42撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
12/22 10:42
しかし暑い!
2012年12月22日 11:31撮影 by  TG-615 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
12/22 11:31
嶽コース独特の冬の景色です
気持ちいいけど・・・・・
若干飽きる(笑)
2012年12月22日 11:33撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3
12/22 11:33
嶽コース独特の冬の景色です
気持ちいいけど・・・・・
若干飽きる(笑)
七合目付近かな
この辺りから視界が悪くなりますよ〜
2012年12月22日 12:08撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
12/22 12:08
七合目付近かな
この辺りから視界が悪くなりますよ〜
八合目直下
ほらね
見えなくなってきた(爆)
2012年12月22日 13:04撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
12/22 13:04
八合目直下
ほらね
見えなくなってきた(爆)
それでも無事に
八合目のリフト乗り場に到着

直下の斜面にも雪はしっかり付いてました
2012年12月22日 13:25撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
12/22 13:25
それでも無事に
八合目のリフト乗り場に到着

直下の斜面にも雪はしっかり付いてました
八合目のレストハウス

ズッポシ雪の中に埋まりかけてます
これが避難小屋になっていればねぇ
屋上からでも入れてほしいよ
2012年12月22日 13:29撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
12/22 13:29
八合目のレストハウス

ズッポシ雪の中に埋まりかけてます
これが避難小屋になっていればねぇ
屋上からでも入れてほしいよ
雪洞完成!

入口は二つでも内部でつながっています
2012年12月22日 14:57撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
12/22 14:57
雪洞完成!

入口は二つでも内部でつながっています
三人部屋の入口

この壁がねぇー
2012年12月22日 14:57撮影 by  TG-615 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/22 14:57
三人部屋の入口

この壁がねぇー
二人部屋入口
2012年12月22日 14:58撮影 by  TG-615 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/22 14:58
二人部屋入口
まさかこの二つ両方が

埋まるとは(爆)
2012年12月22日 14:58撮影 by  TG-615 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/22 14:58
まさかこの二つ両方が

埋まるとは(爆)
内部の様子

二人部屋から三人部屋方面
2012年12月22日 15:50撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3
12/22 15:50
内部の様子

二人部屋から三人部屋方面
なかなか快適な出来上がりです
2012年12月22日 15:50撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
12/22 15:50
なかなか快適な出来上がりです
さ〜飯じゃ飯じゃ
2012年12月22日 16:40撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2
12/22 16:40
さ〜飯じゃ飯じゃ
三人部屋から二人部屋を見ています
2012年12月22日 16:40撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
12/22 16:40
三人部屋から二人部屋を見ています
うーん
うまいねぇ〜♪
2012年12月22日 16:40撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
12/22 16:40
うーん
うまいねぇ〜♪
一人で山頂に行ってきた
Tさんが無事に帰ってきました
2012年12月22日 17:07撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
12/22 17:07
一人で山頂に行ってきた
Tさんが無事に帰ってきました
みんなで楽しい雪洞パーティー
2012年12月22日 17:08撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2
12/22 17:08
みんなで楽しい雪洞パーティー
私のちゃぶ台

ガッチリ固定されていて
大変便利に使えました
2012年12月22日 18:17撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2
12/22 18:17
私のちゃぶ台

ガッチリ固定されていて
大変便利に使えました
早朝3時30分
安眠が突如終わった!
2012年12月23日 03:29撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
12/23 3:29
早朝3時30分
安眠が突如終わった!
かなり動揺して写真を撮ってます(爆)
ォoォo (´゜・_゜` ))) 三 ((( ´゜_・゜`) ォoォo
2012年12月23日 03:29撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
12/23 3:29
かなり動揺して写真を撮ってます(爆)
ォoォo (´゜・_゜` ))) 三 ((( ´゜_・゜`) ォoォo
昨夜はこんな感じで余裕があったのに・・・・・
2012年12月22日 18:20撮影 by  TG-615 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
12/22 18:20
昨夜はこんな感じで余裕があったのに・・・・・
雪洞内の天井が
・・・・・
30cm以上下がってる〜
(゜ー゜;Aアセアセ
急いで荷物を全てまとめ
一旦全部外に出してから
天井の拡幅工事に着手!
2012年12月23日 03:44撮影 by  TG-615 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
12/23 3:44
雪洞内の天井が
・・・・・
30cm以上下がってる〜
(゜ー゜;Aアセアセ
急いで荷物を全てまとめ
一旦全部外に出してから
天井の拡幅工事に着手!
夜が明けて
朝の一騒動が収まりました
2012年12月23日 06:56撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
12/23 6:56
夜が明けて
朝の一騒動が収まりました
雪洞の入り口です

昨日とは全然違いますよね
完全に塞がってしまっていました
(;^。^A アセアセ…

この後、山頂に行ってきたんですが
私のカメラはケースのチャックが凍ってしまい
この先は下山途中まで私の画像はありません(^^ゞ
2012年12月23日 06:56撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
12/23 6:56
雪洞の入り口です

昨日とは全然違いますよね
完全に塞がってしまっていました
(;^。^A アセアセ…

この後、山頂に行ってきたんですが
私のカメラはケースのチャックが凍ってしまい
この先は下山途中まで私の画像はありません(^^ゞ
わかりますか?
リフトの下を登ってます
ワイヤーがボンヤリ見えるでしょ
2012年12月23日 07:31撮影 by  TG-615 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
12/23 7:31
わかりますか?
リフトの下を登ってます
ワイヤーがボンヤリ見えるでしょ
鳳鳴ヒュッテに到着

最終確認をして
山頂に直登します
2012年12月23日 08:14撮影 by  TG-615 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/23 8:14
鳳鳴ヒュッテに到着

最終確認をして
山頂に直登します
岩木山山頂でパチリ

視界は10mくらいかな?
ソコソコの吹雪でしたが
頑張りました!

ちなみにバックは山頂の祠です
屋根だけちょこっとポコンでした

こうして野郎どもは全員見事に軽い凍傷になっちゃった(^^ゞ
2012年12月23日 08:48撮影 by  TG-615 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/23 8:48
岩木山山頂でパチリ

視界は10mくらいかな?
ソコソコの吹雪でしたが
頑張りました!

ちなみにバックは山頂の祠です
屋根だけちょこっとポコンでした

こうして野郎どもは全員見事に軽い凍傷になっちゃった(^^ゞ
やった〜

冬はナカナカここまでが遠くてね
今回は来れました!
2012年12月23日 08:49撮影 by  TG-615 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
12/23 8:49
やった〜

冬はナカナカここまでが遠くてね
今回は来れました!
さ、下山しましょ
2012年12月23日 09:13撮影 by  TG-615 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/23 9:13
さ、下山しましょ
フラッグを回収しながら戻ります
2012年12月23日 09:14撮影 by  TG-615 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/23 9:14
フラッグを回収しながら戻ります
八合目直下まで下りてきました

やっとカメラケースのチャックが動きました(笑)
2012年12月23日 10:15撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
12/23 10:15
八合目直下まで下りてきました

やっとカメラケースのチャックが動きました(笑)
上はいつもながら視界が悪いです
2012年12月23日 10:15撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
12/23 10:15
上はいつもながら視界が悪いです
ボッフボフの積雪
2012年12月23日 10:20撮影 by  TG-615 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/23 10:20
ボッフボフの積雪
視界の悪さも
七合目を過ぎると変わります

今までは何だったんだ〜(笑)
2012年12月23日 10:26撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
12/23 10:26
視界の悪さも
七合目を過ぎると変わります

今までは何だったんだ〜(笑)
気温も高くなってきたのか
レンズも曇りまくり
2012年12月23日 11:05撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
12/23 11:05
気温も高くなってきたのか
レンズも曇りまくり
嶽温泉の駐車場に戻ってきました

おー、結構積もったね
2012年12月23日 11:18撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
12/23 11:18
嶽温泉の駐車場に戻ってきました

おー、結構積もったね
色々あったけど
楽しい山行でした

みなさんありがとうございました!
2012年12月23日 11:18撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4
12/23 11:18
色々あったけど
楽しい山行でした

みなさんありがとうございました!

感想

今回の山行は前の週から聞いてはいましたが、何となく気が進まない山行でした。
それは何故か・・・・・まだテン泊というのを夏冬通して登山では経験していなかったから。
ましてや今回は冬の岩木山でツェルト泊か雪洞泊! そりゃー緊張しちゃいますよ (;^。^A アセアセ…
三日前にKさんから酔った勢い?(笑)での、お誘いの電話がありましたが、その場では参加の返事はできませんでした。
しかし何事も経験あるのみ!メンバーも完全に信頼できる人達が揃っている!このチャンスを生かすしかないだろう!
そう思って山行二日前の夜に参加を表明し、前日の夜に自分が持っていて必要と考えられる装備の準備をし、山行当日の朝を迎えました。

若干一人で緊張しながら嶽温泉を五人で出発。心の中では期待したトレースはなかったものの、天候はチラチラ青空が見えるほどのいい天気でした。
泊りの装備を背負ってのラッセルはすぐに汗を噴き出させます。コマメにレイヤリングの調整をしながら、時間を決めてラッセルを交代して登りました。
途中で一人の日帰りスキーヤーに追いつかれ、その人に負けじと私達から離れてスキーでグイグイ登りだすOさん(笑)。
さすがに背負っている荷物の多さで八合目直下で降参したようで、私達を待っていてくれました。
その辺りからは視界も悪くなり、それと共に斜度も急になる所です。雪崩の心配もあるためルートを吟味しながら全員で確実に登り、無事に八合目に着きました。
リフト乗り場からは4〜50m離れたレストハウスは見えませんでしたが、それなりに見当をつけて進むと、今にも雪に埋もれそうなレストハウスが見えてきました。

今回のリーダーであるTさんが、レストハウス脇の吹き溜まりに今夜の宿泊場所を決め、全員で雪洞の掘り出し開始!
時間にして約1時間10分後に、二名部屋と三名部屋を内部で合流させた広く快適な雪洞が完成しました。
雪洞内の天井は、朝までには下がる事が予想できていたので、座ったうえに余裕のある高さで仕上げてみました。
この広さならかなり快適な感じがし、私の初雪洞宿泊体験も安心して過ごすことができると思っていました。
雪洞完成後にリーダーのTさんが単独で岩木山山頂に行きましたが、私は雪洞宿泊が主目的でしたので、無理して視界が悪い時に山頂までは行かなくてもよいと思っていたので一緒には行きません(^^ゞ
Tさんが戻ってくるまでに、すっかり四人はくつろいでしまい、お腹も気持ちも完全に満たされてしまっていました(笑)。
Tさんが戻ってからも楽しい雪洞パーティーは続きましたが、なんと19時過ぎには寝床を作り始め、そのまま快適な雪洞の中で全員眠りに入ってしまいます。
この後、明け方と言うか、どんな状況で起きる事になるかも知らずに(爆)

今考えると、夜中に顔に滴が落ちてきて一回目が覚めた時に気が付くべきでした。
その時は何も考えずにヘッデンを点け、顔の上にできていた雪の出っ張りを寝たまま手を伸ばして均し、そのまま再度眠りに入ってしまったんです。
滴が落ちていると言う事は、それなりに雪洞内の温度が上がっている証拠!
寝たまま天井に手が届くと言う事は、その時点でかなり天井が下がっている証拠!
さらに、皆の寝息は聞こえるけど、外の音は何も聞こえない・・・・・つまり出入口が完全に雪に埋まっている!
全く何も考えないで気持ちよく眠りに再突入してしまいました (^^ゞ

その眠りが早朝の3時半に終了〜
Oさんかな?起きて異変に気が付き、その声で全員目が覚めました。
なんか雪洞内が大変な事になっているらしい・・・・・(*+_+)ノ・・・ネ・・ネムゥ・・・・・何?(。・_・?)ハテ?
ヘッデンを各自点けて雪洞内が明るくなると、うげげぇ〜〜〜〜〜・・・(゜_゜i)タラー・・・
天井がムッチャ落ちてるぅーーーーー!
起き上がると頭がつっかえる感じ(爆)
とにかく一旦荷物を全てまとめザックを外に出し、天井の拡幅工事をすることにしました。
いやー、無茶苦茶焦って荷物をまとめましたよ(笑)
荷物をまとめて雪洞から出る時になっても一騒動〜、出入口が完璧に雪で埋まってるようです。。。。。
Oさんが雪まみれになりながら何とか這い出すと、外に出てみてビックリ仰天。
1mくらいの雪で出入口が埋まっていました!(核爆)
その後は暗闇の吹雪の中、全員で手分けしながら雪洞の天井拡幅工事をし、落ち着いたところで再度雪洞に入ってシミジミと・・・・・
モソモソと朝食をとりながら、何が原因だったのかを話して夜明けまで待ちました。
まずは雪洞の設置場所でしょう。思いっきりの風の通り道に作ってしまった。
次は出入口の外側に防風壁を作ってしまったこと。見事に風に乗った雪が巻き込んでキレイに出入口周辺が完全に埋まり、雪洞内と外気が完全に遮断された。
決定的な事は、外の吹雪が聞こえない事に気が付かないほど、酔っぱらって寝てしまった(笑)
こんな騒動のおかげで、初体験の雪洞泊で貴重な経験をすることができました。

その後夜が明け、なんとなくそのまま下山するかのような雰囲気もありましたが、八合目のリフト乗り場に来てみると、確かにガスと雪で視界はよくありませんが、風はそれほどでもないような感じで、荷物をリフト乗り場にデポして山頂に行ってみる事になりました。
とは言うけど、私にとってはそれなりに立派な風で、一人だったらホボ間違いなく山頂は諦める条件は揃っていました(笑)
視界は20m程度でしょうか?八合目からのリフトの支柱が何とか見える範囲です。
リフト降り場からは一層厳しい環境となり、視界は更に悪くなってきました。
強めの風雪でのアップダウンをしていると、どこをどう歩いているのかかなり微妙な雰囲気(~_~;)
事前に分担して合わせていたコンパスで、火口に落ちないようにトラバースしながら歩いていくと、何とか鳳鳴ヒュッテを見つける事ができました。
いや〜夏場とは全く違う状況で、初めて冬にこの辺りに来ると全然地形が読めない物ですね。
鳳鳴ヒュッテからは山頂を目指して直登するのみです。
傾斜もキツクなって厳しくなりますが、幸い何とかスノーシューでもキックステップでジワジワ登る事ができました。
山頂らしき所に着いてみてビックリ\(◎o◎)/!
夏場は岩でボコボコしている山頂ですが、岩の間に雪が詰まり、ただ単なる平面になっているじゃないですか〜。
こうやって私は初めて冬の岩木山山頂に立った・・・・・と言うか、立たせてもらいました。

私にとって今回の山行は初めてづくしの山行でしたが、これも今回同行してくれたメンバー全員のおかげです。
今回経験した色々な事を、今後の山行に生かしていければと思います。
いつも言ってる事ですが、まだまだ未熟で体力も足りない私ですが、少しでも皆さんに追いつけるように努力していきたいと思います。
これからもどうか宜しくお願いします。
皆さん本当にありがとうございました。

と、真面目に終わると堅苦しいので(笑)
今回も色々ありましたが、ガヤガヤゲラゲラ本当に楽しい山行でしたね♪
やっぱり楽しいのが一番だと思います。
ビビル場面もありますが、今年の山行も怪我なく無事に下山する事ができてよかったですね。
来年も皆さん一緒にワイワイガヤガヤ楽しい山行をしていきましょうね。

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コメント

雪穴
見事な雪洞ですね!
棚が作られたり、作業台が刺さってたりと、立派な「民宿」みたいですね

翌朝の写真は首が痛くなりそうですが
皆さま、夜はぐっすりだったんですね
2012/12/27 23:01
こまちゃん、ありがとう
マメに色々作って楽しんでみました(笑)

なんせ相手は雪ですからね
楽にサクサク作れちゃうんです

また、水を作れば更にスペースが広がって一石二鳥でしたよ

ただ、起きたときに、雪で作った棚に置いてあったサーモスが、天井との間に挟まっちゃってて、
引っこ抜く時に、抜いた途端に天井が落ちるんじゃないかビビりながら抜きましたよ(笑)

夜は静かで寒くもなく、みんなぐっすり寝てましたね
それがどういう事かもわからないでね(爆)
2012/12/28 13:15
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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利用交通機関: 車・バイク
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体力レベル
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