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Yamareco

記録ID: 2553105
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
志賀・草津・四阿山・浅間

鳥甲山(ムジナ平登山口〜屋敷登山口)

2020年09月06日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:18
距離
8.6km
登り
1,232m
下り
1,404m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:39
休憩
0:39
合計
7:18
4:54
75
6:09
6:27
76
8:25
8:33
39
9:12
9:22
42
10:04
10:04
36
10:40
10:40
92
天候 晴れ☀️のち曇り☁️
過去天気図(気象庁) 2020年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
関越自動車道(塩沢石打IC)〜県道28号線〜国道17号線〜国道353号線〜国道117号線〜国道405号線

※ 前夜に雄川閣駐車場にて車中泊

※ 屋敷登山口からムジナ平登山口までは山タク(秋山郷自家用有償旅客輸送制度)を利用(¥1300)
申込: 080-9299-7143
コース状況/
危険箇所等
■ムジナ平登山口〜小水の頭
ムジナ平登山口から森の奥に進み、緩やかに登る。一旦緩んだ後に、急登が始まる。50分ほどすると登山道は開けた場所を進むようになる。ひと登りすると小水の頭に着く。

■小水の頭〜白瑤瞭
小水の頭から切り立った岩峰が見える。最初の岩峰(万仏岩)には鎖がかかっており、これを登る。足場がしっかりしているのでそれほど難しくない。ときおり岩登りを交えながら、3つの岩峰を登攀すると、白瑤瞭が見えてくる。奥に詰めていきながら、4段階急坂を登ると笹が並立した緩やかな道になり、これが平坦になると白瑤瞭に達する。

■白瑤瞭〜山頂
白瑤瞭からややぬかるんだ道を下る。岩峰(カミソリ岩)に突き当たるとこれを左巻きにして登る。切り立った細尾根の鎖場を下る。次の岩に出合うと右下に下り、これを巻く。ロープのかかったザレ場を下り、細尾根を登る。やがてナイフリッジに出合い、これを慎重に渡る。山頂部は岩肌を直登する。分岐から傾斜が緩み、まもなく山頂に達する。

■山頂〜屋敷登山口
山頂部を下り、2つピークを登り返すと赤瑤瞭に達する。山頂標はない。赤瑤瞭から断崖崖っぷちの尾根道を進み、緩やかにアップダウンを繰り返す。1675Pから樹林帯を緩やか下る。屋敷山鞍部から急坂を下る。ぶなの林を抜けて雪崩防止施設に出ると、この前に回りこんで横切り、再び下りに入る。最後の急坂を下ると屋敷登山口に出る。最後の坂は落石が発生しやすいので注意。
その他周辺情報 切明温泉雄川閣 ¥600
ムジナ平登山口からスタートします。
2020年09月06日 04:55撮影 by  DSC-RX100, SONY
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ムジナ平登山口からスタートします。
森の中を進みます。夜が明けたのに鳥の声が聞こえません。不気味な静寂の中、登っていきます。天気悪くなるのかなあ?
2020年09月06日 05:26撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/6 5:26
森の中を進みます。夜が明けたのに鳥の声が聞こえません。不気味な静寂の中、登っていきます。天気悪くなるのかなあ?
今日は月が輝いていたから出発することにしたんだよな。天気よ、もってくれ。
2020年09月06日 05:46撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
9/6 5:46
今日は月が輝いていたから出発することにしたんだよな。天気よ、もってくれ。
小水の頭に着きました。ここからはこれから向かう白瑤瞭(と思ったらその大分手前の万仏岩)と赤瑤瞭。
2020年09月06日 05:58撮影 by  iPhone 11, Apple
4
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小水の頭に着きました。ここからはこれから向かう白瑤瞭(と思ったらその大分手前の万仏岩)と赤瑤瞭。
これをどうやって登るのかしら?
2020年09月06日 06:03撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
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これをどうやって登るのかしら?
足元にはシラタマノキと
2020年09月06日 06:04撮影 by  DSC-RX100, SONY
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足元にはシラタマノキと
ミヤマママコナがいっぱい
2020年09月06日 06:06撮影 by  DSC-RX100, SONY
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ミヤマママコナがいっぱい
佐武流山の方角には濃い雲が低く垂れこめています。
2020年09月06日 06:07撮影 by  DSC-RX100, SONY
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佐武流山の方角には濃い雲が低く垂れこめています。
レコでよく見る鎖場が現れました。左側の鎖を登ります。
2020年09月06日 06:06撮影 by  iPhone 11, Apple
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9/6 6:06
レコでよく見る鎖場が現れました。左側の鎖を登ります。
登り終えて上から覗くと高度感があります。
2020年09月06日 06:16撮影 by  DSC-RX100, SONY
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9/6 6:16
登り終えて上から覗くと高度感があります。
その後も岩をよじ登っていきます。
2020年09月06日 06:24撮影 by  DSC-RX100, SONY
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その後も岩をよじ登っていきます。
登ったと思ったら次の岩峰布岩が待っていました。
2020年09月06日 06:26撮影 by  DSC-RX100, SONY
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登ったと思ったら次の岩峰布岩が待っていました。
直登すると再び次の関門が!
2020年09月06日 06:46撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/6 6:46
直登すると再び次の関門が!
3回登攀し、ようやく白瑤瞭らしきものが見えてきました。
2020年09月06日 06:49撮影 by  iPhone 11, Apple
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3回登攀し、ようやく白瑤瞭らしきものが見えてきました。
細尾根を進みます。
2020年09月06日 07:01撮影 by  DSC-RX100, SONY
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細尾根を進みます。
イヤリングのようなシラタマノキ
2020年09月06日 07:02撮影 by  DSC-RX100, SONY
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イヤリングのようなシラタマノキ
ヤマハハコ。まだつぼみです。
2020年09月06日 07:02撮影 by  DSC-RX100, SONY
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ヤマハハコ。まだつぼみです。
アキノキリンソウ
2020年09月06日 07:06撮影 by  DSC-RX100, SONY
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アキノキリンソウ
オヤマリンドウ
2020年09月06日 07:06撮影 by  DSC-RX100, SONY
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オヤマリンドウ
ミヤマコゴメグサ。うまく撮れません。
2020年09月06日 07:06撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/6 7:06
ミヤマコゴメグサ。うまく撮れません。
ウツボグサが辛うじて残っていました。
2020年09月06日 07:07撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/6 7:07
ウツボグサが辛うじて残っていました。
岩場を登ると
2020年09月06日 07:12撮影 by  DSC-RX100, SONY
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岩場を登ると
白瑤瞭の山頂部に取り付きます。
2020年09月06日 07:13撮影 by  DSC-RX100, SONY
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白瑤瞭の山頂部に取り付きます。
ホツツジかな?象さんみたいですね。
2020年09月06日 07:25撮影 by  DSC-RX100, SONY
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ホツツジかな?象さんみたいですね。
あともう少し
2020年09月06日 07:32撮影 by  DSC-RX100, SONY
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あともう少し
白瑤瞭にようやく到着です。
2020年09月06日 07:47撮影 by  DSC-RX100, SONY
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9/6 7:47
白瑤瞭にようやく到着です。
行く手にカミソリ岩が立ちはだかりますが、ここは左に巻きながら登っていきます。
2020年09月06日 08:09撮影 by  iPhone 11, Apple
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行く手にカミソリ岩が立ちはだかりますが、ここは左に巻きながら登っていきます。
ようやく鳥甲山の山頂部が見えてきました。
2020年09月06日 08:18撮影 by  iPhone 11, Apple
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ようやく鳥甲山の山頂部が見えてきました。
でもこんな細尾根を進まなくてはなりません。
2020年09月06日 08:21撮影 by  DSC-RX100, SONY
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でもこんな細尾根を進まなくてはなりません。
さきほどの鎖場を振り返って
2020年09月06日 08:25撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/6 8:25
さきほどの鎖場を振り返って
荒々しい赤瑤瞭の岩肌
2020年09月06日 08:25撮影 by  DSC-RX100, SONY
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荒々しい赤瑤瞭の岩肌
山頂部に雲がかかったり、晴れたり
2020年09月06日 08:26撮影 by  iPhone 11, Apple
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山頂部に雲がかかったり、晴れたり
この岩は右下に下って巻きます。
2020年09月06日 08:24撮影 by  iPhone 11, Apple
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この岩は右下に下って巻きます。
ザレた長いロープ場を下ります。
2020年09月06日 08:35撮影 by  DSC-RX100, SONY
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ザレた長いロープ場を下ります。
尾根から秋山郷が望めます。
2020年09月06日 08:43撮影 by  DSC-RX100, SONY
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尾根から秋山郷が望めます。
再び鎖場を登ると
2020年09月06日 08:44撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/6 8:44
再び鎖場を登ると
この恐ろしいナイフリッジへ。ビビって最初の一歩が置けず、最初はまたがって進み、途中で立ち上がって渡りました。
2020年09月06日 08:44撮影 by  iPhone 11, Apple
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この恐ろしいナイフリッジへ。ビビって最初の一歩が置けず、最初はまたがって進み、途中で立ち上がって渡りました。
山頂部との間合いを詰めていきます。
2020年09月06日 08:50撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/6 8:50
山頂部との間合いを詰めていきます。
いよいよ山頂部に取り付きます。
2020年09月06日 09:01撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/6 9:01
いよいよ山頂部に取り付きます。
ミヤマシャジンかな?
2020年09月06日 09:02撮影 by  DSC-RX100, SONY
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ミヤマシャジンかな?
ウメバチソウもたくさん咲いていました。
2020年09月06日 09:02撮影 by  DSC-RX100, SONY
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ウメバチソウもたくさん咲いていました。
オトギリソウ
2020年09月06日 09:09撮影 by  DSC-RX100, SONY
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オトギリソウ
分岐からさらに登ります。
2020年09月06日 09:10撮影 by  DSC-RX100, SONY
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分岐からさらに登ります。
やはりガスってきました。
2020年09月06日 09:13撮影 by  DSC-RX100, SONY
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やはりガスってきました。
ゴゼンタチバナの実
2020年09月06日 09:15撮影 by  DSC-RX100, SONY
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ゴゼンタチバナの実
山頂が見えてきました。
2020年09月06日 09:16撮影 by  DSC-RX100, SONY
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山頂が見えてきました。
鳥甲山山頂に到着です。ここで少し栄養補給をします。
2020年09月06日 09:16撮影 by  DSC-RX100, SONY
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鳥甲山山頂に到着です。ここで少し栄養補給をします。
風が強くなってきたので山頂を後にします。
2020年09月06日 09:26撮影 by  DSC-RX100, SONY
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風が強くなってきたので山頂を後にします。
分岐を左に進みます。
2020年09月06日 09:30撮影 by  DSC-RX100, SONY
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分岐を左に進みます。
赤瑤瞭に向けて下ります。
2020年09月06日 09:31撮影 by  DSC-RX100, SONY
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赤瑤瞭に向けて下ります。
ここを登り返します。
2020年09月06日 09:48撮影 by  DSC-RX100, SONY
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ここを登り返します。
白瑤瞭の方は雲の中
2020年09月06日 09:48撮影 by  DSC-RX100, SONY
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白瑤瞭の方は雲の中
山頂部もすっかり雲の中
2020年09月06日 09:50撮影 by  DSC-RX100, SONY
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山頂部もすっかり雲の中
この先が赤瑤瞭でしょうか?
2020年09月06日 09:53撮影 by  DSC-RX100, SONY
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この先が赤瑤瞭でしょうか?
思わずのぞき込んでしまいます。
2020年09月06日 09:50撮影 by  iPhone 11, Apple
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思わずのぞき込んでしまいます。
鎖が宙ぶらりんになっています。崩壊が進んでいますね。
2020年09月06日 09:55撮影 by  DSC-RX100, SONY
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鎖が宙ぶらりんになっています。崩壊が進んでいますね。
赤瑤瞭に登り返します。
2020年09月06日 09:59撮影 by  DSC-RX100, SONY
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赤瑤瞭に登り返します。
オオカメノキの実
2020年09月06日 10:03撮影 by  DSC-RX100, SONY
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オオカメノキの実
赤瑤瞭から山頂部を振り返って。すっかり雲の中です。ここからの山頂部の景色を楽しみにしていたのですが、叶いませんでした。
2020年09月06日 10:06撮影 by  DSC-RX100, SONY
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赤瑤瞭から山頂部を振り返って。すっかり雲の中です。ここからの山頂部の景色を楽しみにしていたのですが、叶いませんでした。
標識のない赤瑤瞭を後にします。
2020年09月06日 10:07撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/6 10:07
標識のない赤瑤瞭を後にします。
崖っぷちの尾根道を進みます。
2020年09月06日 10:07撮影 by  DSC-RX100, SONY
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崖っぷちの尾根道を進みます。
眼下には秋山郷
2020年09月06日 10:06撮影 by  iPhone 11, Apple
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眼下には秋山郷
マツムシソウ
2020年09月06日 10:09撮影 by  DSC-RX100, SONY
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9/6 10:09
マツムシソウ
徐々に高度を下げていきます。
2020年09月06日 10:19撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/6 10:19
徐々に高度を下げていきます。
あれが1675Pかな?
2020年09月06日 10:28撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/6 10:28
あれが1675Pかな?
振り返ると断崖絶壁ですね。
2020年09月06日 10:35撮影 by  DSC-RX100, SONY
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9/6 10:35
振り返ると断崖絶壁ですね。
1675Pに登り返します。崖っぷちの尾根道はアップダウンが多く、足に堪えます。
2020年09月06日 10:39撮影 by  DSC-RX100, SONY
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1675Pに登り返します。崖っぷちの尾根道はアップダウンが多く、足に堪えます。
1675Pから振り返って。この後、樹林帯の中を下ります。
2020年09月06日 10:34撮影 by  iPhone 11, Apple
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1675Pから振り返って。この後、樹林帯の中を下ります。
倒れた標柱。この辺りが屋敷山鞍部か?
2020年09月06日 11:09撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/6 11:09
倒れた標柱。この辺りが屋敷山鞍部か?
屋敷山鞍部からの下りは結構急坂
2020年09月06日 11:15撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/6 11:15
屋敷山鞍部からの下りは結構急坂
ブナの立ち並ぶ森。この頃には足が悲鳴を上げ始めました。一旦停まって栄養補給して再び下山再開。
2020年09月06日 11:45撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/6 11:45
ブナの立ち並ぶ森。この頃には足が悲鳴を上げ始めました。一旦停まって栄養補給して再び下山再開。
砂防施設かな(雪崩防止施設だそうです)。回り込んで左に進みます。
2020年09月06日 11:57撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/6 11:57
砂防施設かな(雪崩防止施設だそうです)。回り込んで左に進みます。
ススキがもう全開。秋ですね。
2020年09月06日 12:05撮影 by  DSC-RX100, SONY
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9/6 12:05
ススキがもう全開。秋ですね。
最後の下りも結構急。石を落とすとそのまま道路まで転がっていってしまうので要注意。
2020年09月06日 12:11撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/6 12:11
最後の下りも結構急。石を落とすとそのまま道路まで転がっていってしまうので要注意。
屋敷の登山口が見えてきました。
2020年09月06日 12:15撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/6 12:15
屋敷の登山口が見えてきました。
屋敷登山口にゴールインです。
2020年09月06日 12:17撮影 by  DSC-RX100, SONY
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9/6 12:17
屋敷登山口にゴールインです。
屋敷登山口からムジナ平登山口まで車道を歩く気になれず、山タクをお願いしました。
2020年09月06日 12:47撮影 by  DSC-RX100, SONY
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9/6 12:47
屋敷登山口からムジナ平登山口まで車道を歩く気になれず、山タクをお願いしました。
帰路の途中から鳥甲山が見えました。あれ、晴れてる。下山するとまた晴れていました。
2020年09月06日 13:49撮影 by  iPhone 11, Apple
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帰路の途中から鳥甲山が見えました。あれ、晴れてる。下山するとまた晴れていました。

感想

6年前に苗場山からの下山中に鷲が翼を広げたようなカッコいい山が見えました。後からその山は鳥甲山という名前であることを知りました。それから6年、鳥甲山に挑戦する日がやってきました。元々は佐武流山とセットで登る予定としていましたが、佐武流山への最初の挑戦は天候不良のため中止し、翌日登り直したため、鳥甲山に登る機会を失ってしまいました。

戦後最大級の台風が近づく中、日曜日の新潟の天気が良さそうなので、もしやと思い、調べてみると、微妙な状況。てんくらは晴れ予報。SCWでは白砂山まで雨予報ながら、鳥甲山はギリギリ雨を避けることができる予報。一方、Windyは雨予報。どれを信じてよいのか分からなくなり、とりあえず現地に行き、朝起きて雨だと中止にすることにしました。

群馬方面で雷鳴が轟く中、前夜のうちに佐武流山のときと同じく切明温泉雄川閣の駐車場に入り、車中泊。4時に起きると煌々と月明かりが夜を照らしていました。これは行けると思い、準備をして登山口に向かいました。

駐車場には先着1台。5時ごろに一番早くスタートしました。夜が明けても鳥の鳴き声は聞こえず、不気味に静まり返り、風の音だけが聞こえる中、急坂を黙々と登り始めました。白砂山や佐武流山の方面には濃い雲が低く垂れ込めていましたが、鳥甲山の上は何とか青空が広がっていました。前日の雨のせいか、徐々に蒸し暑くなり、下山までに用意した3Lの水はほぼ消費してしまいました。

小水の頭から何度も偽ピークに騙されながらも、徐々に高度を上げ、順調に白瑤瞭に到着しました。途中の鎖場もとくに問題なくクリアできました。白瑤瞭からは細尾根にビビったためか、思いのほか時間がかかり、山頂部にとりつく頃には雲が湧き、山頂部を包んでしまいました。同時に強い風も吹いていたため、お腹を少し満たしてすぐに下山することにしました。

赤瑤瞭から見る山頂部の眺望を楽しみにしていましたが、それは叶うことはありませんでした。眺望を諦め、崖っぷちの尾根道を進み、樹林帯に突入し、下山しました。屋敷山鞍部からの下りが思いのほか足に堪え、足が動かなくなってしまいました。アンパンでエネルギー補給をして何とかその後の道を下りました。

屋敷登山口からムジナ平登山口まで車道を歩く気がおきず、あらかじめ山タクを頼んでおきました。当初12時くらいにお願いしようとしたところ、受付の人から他のお客さんはみんな14時くらいと言われ、怯んで14時にお願いしました。屋敷登山口に降り立ったとき、時刻は12:15。少しオーバーしましたが、やはり当初の見込みがあっていました。

6年前からの願いが叶い、鳥甲山に登頂し、無事に下山することができました。苗場山、佐武流山、そして鳥甲山と、この地域の名峰を全て登ることができました。下山後に入った温泉がどれも素晴らしく、すっかり秋山郷の温泉ファンになってしまいました。今度は山登りなしで温泉を楽しみに来るのもいいかもと、ニタニタ想像しています。

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コメント

参考にさせていただき9月9日に登ってきました。山タクの情報ありがとうございました。電話番号まで載せて頂いていたので大変助かりました。予定では私だけピストンで屋敷登山口に車を回す予定でいましたが、周回できました。老人パーティーなのでやはりトラブル発生したため、全コース二人ついでいられ対処できました。
2020/9/10 13:00
Re: 無題
山タクも、10人ちょっとでやっているそうなので、つかまえられて良かったですね。車道歩きはだんだん登り調子になっていくので、ちょっとゲンナリしますよね。無事に登頂、下山、お疲れ様でした。
2020/9/10 13:12
山タク利用しました!
shiraok4563さん、こんにちは。
大変参考になる記録を上げていただきありがとうございます。屋敷登山口からムジナ平まで、山タクを利用して快適に移動できました。鳥甲山、想像していたよりも多くの登山者がいました。みんなどうやって屋敷登山口からムジナ平に移動したのだろう?もしかして、ムジナ平ピストン??
2020/10/18 22:33
Re: 山タク利用しました!
parsleycandy様、お役に立てて光栄です。鳥甲山も紅葉の名所なのでこの季節の登山者は多かったことでしょう。ほとんどの登山者は屋敷からムジナ平まで車道を歩いていると思います。私は車道歩きが嫌だったので山タクをお願いしました。
2020/10/19 5:51
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