鳥甲山(ムジナ平登山口〜屋敷登山口)
- GPS
- 07:18
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 1,232m
- 下り
- 1,404m
コースタイム
天候 | 晴れ☀️のち曇り☁️ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※ 前夜に雄川閣駐車場にて車中泊 ※ 屋敷登山口からムジナ平登山口までは山タク(秋山郷自家用有償旅客輸送制度)を利用(¥1300) 申込: 080-9299-7143 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■ムジナ平登山口〜小水の頭 ムジナ平登山口から森の奥に進み、緩やかに登る。一旦緩んだ後に、急登が始まる。50分ほどすると登山道は開けた場所を進むようになる。ひと登りすると小水の頭に着く。 ■小水の頭〜白瑤瞭 小水の頭から切り立った岩峰が見える。最初の岩峰(万仏岩)には鎖がかかっており、これを登る。足場がしっかりしているのでそれほど難しくない。ときおり岩登りを交えながら、3つの岩峰を登攀すると、白瑤瞭が見えてくる。奥に詰めていきながら、4段階急坂を登ると笹が並立した緩やかな道になり、これが平坦になると白瑤瞭に達する。 ■白瑤瞭〜山頂 白瑤瞭からややぬかるんだ道を下る。岩峰(カミソリ岩)に突き当たるとこれを左巻きにして登る。切り立った細尾根の鎖場を下る。次の岩に出合うと右下に下り、これを巻く。ロープのかかったザレ場を下り、細尾根を登る。やがてナイフリッジに出合い、これを慎重に渡る。山頂部は岩肌を直登する。分岐から傾斜が緩み、まもなく山頂に達する。 ■山頂〜屋敷登山口 山頂部を下り、2つピークを登り返すと赤瑤瞭に達する。山頂標はない。赤瑤瞭から断崖崖っぷちの尾根道を進み、緩やかにアップダウンを繰り返す。1675Pから樹林帯を緩やか下る。屋敷山鞍部から急坂を下る。ぶなの林を抜けて雪崩防止施設に出ると、この前に回りこんで横切り、再び下りに入る。最後の急坂を下ると屋敷登山口に出る。最後の坂は落石が発生しやすいので注意。 |
その他周辺情報 | 切明温泉雄川閣 ¥600 |
写真
感想
6年前に苗場山からの下山中に鷲が翼を広げたようなカッコいい山が見えました。後からその山は鳥甲山という名前であることを知りました。それから6年、鳥甲山に挑戦する日がやってきました。元々は佐武流山とセットで登る予定としていましたが、佐武流山への最初の挑戦は天候不良のため中止し、翌日登り直したため、鳥甲山に登る機会を失ってしまいました。
戦後最大級の台風が近づく中、日曜日の新潟の天気が良さそうなので、もしやと思い、調べてみると、微妙な状況。てんくらは晴れ予報。SCWでは白砂山まで雨予報ながら、鳥甲山はギリギリ雨を避けることができる予報。一方、Windyは雨予報。どれを信じてよいのか分からなくなり、とりあえず現地に行き、朝起きて雨だと中止にすることにしました。
群馬方面で雷鳴が轟く中、前夜のうちに佐武流山のときと同じく切明温泉雄川閣の駐車場に入り、車中泊。4時に起きると煌々と月明かりが夜を照らしていました。これは行けると思い、準備をして登山口に向かいました。
駐車場には先着1台。5時ごろに一番早くスタートしました。夜が明けても鳥の鳴き声は聞こえず、不気味に静まり返り、風の音だけが聞こえる中、急坂を黙々と登り始めました。白砂山や佐武流山の方面には濃い雲が低く垂れ込めていましたが、鳥甲山の上は何とか青空が広がっていました。前日の雨のせいか、徐々に蒸し暑くなり、下山までに用意した3Lの水はほぼ消費してしまいました。
小水の頭から何度も偽ピークに騙されながらも、徐々に高度を上げ、順調に白瑤瞭に到着しました。途中の鎖場もとくに問題なくクリアできました。白瑤瞭からは細尾根にビビったためか、思いのほか時間がかかり、山頂部にとりつく頃には雲が湧き、山頂部を包んでしまいました。同時に強い風も吹いていたため、お腹を少し満たしてすぐに下山することにしました。
赤瑤瞭から見る山頂部の眺望を楽しみにしていましたが、それは叶うことはありませんでした。眺望を諦め、崖っぷちの尾根道を進み、樹林帯に突入し、下山しました。屋敷山鞍部からの下りが思いのほか足に堪え、足が動かなくなってしまいました。アンパンでエネルギー補給をして何とかその後の道を下りました。
屋敷登山口からムジナ平登山口まで車道を歩く気がおきず、あらかじめ山タクを頼んでおきました。当初12時くらいにお願いしようとしたところ、受付の人から他のお客さんはみんな14時くらいと言われ、怯んで14時にお願いしました。屋敷登山口に降り立ったとき、時刻は12:15。少しオーバーしましたが、やはり当初の見込みがあっていました。
6年前からの願いが叶い、鳥甲山に登頂し、無事に下山することができました。苗場山、佐武流山、そして鳥甲山と、この地域の名峰を全て登ることができました。下山後に入った温泉がどれも素晴らしく、すっかり秋山郷の温泉ファンになってしまいました。今度は山登りなしで温泉を楽しみに来るのもいいかもと、ニタニタ想像しています。
コメント
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山タクも、10人ちょっとでやっているそうなので、つかまえられて良かったですね。車道歩きはだんだん登り調子になっていくので、ちょっとゲンナリしますよね。無事に登頂、下山、お疲れ様でした。
shiraok4563さん、こんにちは。
大変参考になる記録を上げていただきありがとうございます。屋敷登山口からムジナ平まで、山タクを利用して快適に移動できました。鳥甲山、想像していたよりも多くの登山者がいました。みんなどうやって屋敷登山口からムジナ平に移動したのだろう?もしかして、ムジナ平ピストン??
parsleycandy様、お役に立てて光栄です。鳥甲山も紅葉の名所なのでこの季節の登山者は多かったことでしょう。ほとんどの登山者は屋敷からムジナ平まで車道を歩いていると思います。私は車道歩きが嫌だったので山タクをお願いしました。
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