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Yamareco

記録ID: 255440
全員に公開
雪山ハイキング
丹沢

畦ヶ丸 - 5日前に誓った鳥ノ胸山の借りは返しましたが、まぁたいへんな1日でした。

2012年12月28日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
10:16
距離
22.4km
登り
1,675m
下り
1,661m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:16
休憩
2:53
合計
10:09
7:19
7:43
128
9:51
9:56
9
10:05
10:05
22
10:27
10:44
19
11:03
11:08
9
11:17
11:17
12
11:29
11:34
28
12:02
12:14
15
12:29
12:30
11
12:41
12:47
17
13:04
13:04
3
13:07
13:13
3
13:15
13:56
12
14:09
14:09
19
14:27
14:33
13
14:45
14:45
19
15:04
15:04
10
15:14
15:20
13
15:33
15:39
7
15:46
15:50
33
16:24
16:48
21
17:15
ゴール地点
07:04 駐車場
07:20 的様
08:14 林道越後線分岐
09:52 平指山
10:05 雑木ノ頭
10:29 鳥ノ胸山
11:30 浦安峠
12:03 大界木山
12:46 モロクボ沢ノ頭
13:08 畦ヶ丸
13:15 畦ヶ丸避難小屋 13:55
14:09 モロクボ沢ノ頭
14:27 バン木ノ頭
14:44 シャガクチ丸
15:20 水晶沢ノ頭
15:33 白石峠
15:45 道志村加入道山分岐
16:43 湯花ノ沢休憩舎
17:15 駐車場
天候 曇りのち雪
過去天気図(気象庁) 2012年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
加入道山登山口そばの駐車場(道志の湯から約200m)。約30台無料。
トイレは、道志の湯そばにあります。

この時期は道路が凍結するので、車で中央高速道から道志村へ向かう際は、相模湖ICから県道76号線を利用せず、遠回りになりますが、相模湖東IC(出口のみ)から国道412-413号線を利用することを勧めます。
コース状況/
危険箇所等
登山ポストは無かったと思います。
平日ということもあり、誰一人として会うことはありませんでした。

<駐車場 〜 鳥ノ胸山>
浦安峠までの林道途中の野外活動センター手前で、ショートカットすべく林道越後線に入り、動物的勘(?)で道なき道を進み、何とか平指山に出ることができましたが、地図・コンパス・GPS等で、自身の位置を確認できない方には勧められません。
そもそも、時間的にはショートカットなっていません。

<鳥ノ胸山 〜 浦安峠>
問題ありません。

<浦安峠 〜 大界木山>
浦安峠に登山口の標柱があり、林道を挟んだ反対側が登り口になります。
登り口だけは崩れかけの砂地なので今後が心配です。雪が積もると厳しいかも。
ちなみに、主稜線に出る手前に、間違えやすい場所があります。(写真の解説参照)

<大界木山 〜 畦ヶ丸>
痩せ尾根やクサリがありますが、大きな問題はありません。

<モロクボ沢ノ頭 〜 道志村加入道山分岐>
前半は概ね快適な尾根歩きで、後半は徐々に登りがきつくなります。
水晶沢ノ頭の手前ではルートは不明瞭になりますが、基本的には鹿柵沿いに進めば問題ありません。

<道志村加入道山分岐 〜 駐車場>
一気の下りです。下り始めは道幅も狭く、すれ違い時や滑落に注意が必要です。
特に今日のように積雪時には、スリップに注意です。私も細心の注意を払いましたが、それでも転倒しました。
(07:04)
道志の湯から200mほどの駐車場。
鳥ノ胸山へは手前を右へ進む。左へ登るとすぐ、道路左側に加入道山登山口あり。
2012年12月28日 07:03撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
12/28 7:03
(07:04)
道志の湯から200mほどの駐車場。
鳥ノ胸山へは手前を右へ進む。左へ登るとすぐ、道路左側に加入道山登山口あり。
(07:31)
西棚ノ沢沿いを登れないかと降りてみたものの断念。素直に浦安峠を回ることにした。
右が西棚ノ沢で、左がノマノ沢。
2012年12月28日 07:31撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2
12/28 7:31
(07:31)
西棚ノ沢沿いを登れないかと降りてみたものの断念。素直に浦安峠を回ることにした。
右が西棚ノ沢で、左がノマノ沢。
(08:13)
林道を浦安峠目指して歩いていると、野外活動センター手前で右に入る林道越後線を見つけ、悩んだ末にチャレンジ。
2012年12月28日 08:13撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
12/28 8:13
(08:13)
林道を浦安峠目指して歩いていると、野外活動センター手前で右に入る林道越後線を見つけ、悩んだ末にチャレンジ。
(08:18)
林道が期待に反し下り続けるので、我慢できずに突き当りを登ったが、結局反対側の沢に降りることに。。。
2012年12月28日 08:18撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
12/28 8:18
(08:18)
林道が期待に反し下り続けるので、我慢できずに突き当りを登ったが、結局反対側の沢に降りることに。。。
(08:41)
西棚ノ沢の支流(たぶん)伝いに登っていくと、更に分かれていたが、どちらも沢沿いに歩くスペースが無いので、中央の尾根に運命を託す。
2012年12月28日 08:41撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
1
12/28 8:41
(08:41)
西棚ノ沢の支流(たぶん)伝いに登っていくと、更に分かれていたが、どちらも沢沿いに歩くスペースが無いので、中央の尾根に運命を託す。
(09:05)
もう後戻りはできない。必ず登山道に出ると信じ、何があろうと登り続けるだけと覚悟を決める。
2012年12月28日 09:05撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
1
12/28 9:05
(09:05)
もう後戻りはできない。必ず登山道に出ると信じ、何があろうと登り続けるだけと覚悟を決める。
(09:50)
果たして、ヤブ漕ぎの先には何が・・・
2012年12月28日 09:50撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
12/28 9:50
(09:50)
果たして、ヤブ漕ぎの先には何が・・・
(09:52)
おぉっ!めでたく5日前に来た平指山に出ました。一時はどうなることかと不安だったので、マジうれしかった。
2012年12月28日 09:52撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
4
12/28 9:52
(09:52)
おぉっ!めでたく5日前に来た平指山に出ました。一時はどうなることかと不安だったので、マジうれしかった。
(10:05)
雑木ノ頭。
5日前には団体さんの陰で見えなかった鳥ノ胸山へのルートがはっきり見えます。
あの時落ち着いて判断できていれば、こんな苦労はしなくて済んだのに・・・
2012年12月28日 10:05撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
12/28 10:05
(10:05)
雑木ノ頭。
5日前には団体さんの陰で見えなかった鳥ノ胸山へのルートがはっきり見えます。
あの時落ち着いて判断できていれば、こんな苦労はしなくて済んだのに・・・
(10:07)
鳥ノ胸山への道は、このような穏やかな道もありますが、
2012年12月28日 10:07撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
12/28 10:07
(10:07)
鳥ノ胸山への道は、このような穏やかな道もありますが、
(10:18)
こんな結構きつい登りもあります。
斜度は、35度から40度くらい?
2012年12月28日 10:18撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
1
12/28 10:18
(10:18)
こんな結構きつい登りもあります。
斜度は、35度から40度くらい?
(10:33)
なんとか、5日前の雪辱を果たすことができましたが、もう10時半。まだ先は長いぞ。
2012年12月28日 10:33撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
12
12/28 10:33
(10:33)
なんとか、5日前の雪辱を果たすことができましたが、もう10時半。まだ先は長いぞ。
(11:30)
大界木山登山口の浦安峠に到着。
日陰のせいか残雪が多い。
2012年12月28日 11:30撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
12/28 11:30
(11:30)
大界木山登山口の浦安峠に到着。
日陰のせいか残雪が多い。
(11:31)
5日前には道を間違えて降りて来られなかった登山口。今日は逆にここから登り始める。
2012年12月28日 11:31撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
12/28 11:31
(11:31)
5日前には道を間違えて降りて来られなかった登山口。今日は逆にここから登り始める。
(11:38)
あれが大界木山だろうか。
2012年12月28日 11:38撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
12/28 11:38
(11:38)
あれが大界木山だろうか。
(11:50)
ここが5日前に間違えた問題の場所。
下る時にまっすぐ行ってしまったが、右に曲がるのが正解。今私は、右から登ってきました。
2012年12月28日 11:50撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
1
12/28 11:50
(11:50)
ここが5日前に間違えた問題の場所。
下る時にまっすぐ行ってしまったが、右に曲がるのが正解。今私は、右から登ってきました。
(11:59)
やはり5日前の雪模様とは趣が違う尾根歩き。
2012年12月28日 11:59撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
12/28 11:59
(11:59)
やはり5日前の雪模様とは趣が違う尾根歩き。
(12:03)
また来ましたよ。大界木(オオトメギ)山。
今日は引き返さず畦ヶ丸へ。
2012年12月28日 12:03撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
12/28 12:03
(12:03)
また来ましたよ。大界木(オオトメギ)山。
今日は引き返さず畦ヶ丸へ。
(12:29)
忘路峠だって。
昭文社の山と高原地図には載っていません。
2012年12月28日 12:29撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
3
12/28 12:29
(12:29)
忘路峠だって。
昭文社の山と高原地図には載っていません。
(12:35)
全体的に、地盤はもろいようですね。
2012年12月28日 12:35撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
12/28 12:35
(12:35)
全体的に、地盤はもろいようですね。
(12:46)
モロクボ沢ノ頭。
時間的に厳しいので、畦ヶ丸を諦めることを一瞬だけ考えた。
2012年12月28日 12:46撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2
12/28 12:46
(12:46)
モロクボ沢ノ頭。
時間的に厳しいので、畦ヶ丸を諦めることを一瞬だけ考えた。
(12:51)
畦ヶ丸に向かう途中のザレ場のクサリ。
これは使わざるを得ません。
2012年12月28日 12:51撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
12/28 12:51
(12:51)
畦ヶ丸に向かう途中のザレ場のクサリ。
これは使わざるを得ません。
(13:04)
畦ヶ丸避難小屋がある分岐。
山頂へは木段を登ってすぐ。
2012年12月28日 13:04撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
1
12/28 13:04
(13:04)
畦ヶ丸避難小屋がある分岐。
山頂へは木段を登ってすぐ。
(13:08)
日没覚悟で来てしまった畦ヶ丸。
それにしても、平日とは言え朝から誰とも会っていません。
2012年12月28日 13:10撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
3
12/28 13:10
(13:08)
日没覚悟で来てしまった畦ヶ丸。
それにしても、平日とは言え朝から誰とも会っていません。
(13:15-13:55)
こんな山頂です。
この後、避難小屋で昼食を取りました。
2012年12月28日 13:10撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
1
12/28 13:10
(13:15-13:55)
こんな山頂です。
この後、避難小屋で昼食を取りました。
(14:03)
楽しい稜線歩き、と言いたいところですが、日没が迫っているので急ぎます。
2012年12月28日 14:03撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
1
12/28 14:03
(14:03)
楽しい稜線歩き、と言いたいところですが、日没が迫っているので急ぎます。
(14:27)
バン木ノ頭。
ここから野外活動センターに出られるようなので、状況によってはエスケープルートになりますね。
白石峠まで、まだ2.6Kmもある。
2012年12月28日 14:27撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
12/28 14:27
(14:27)
バン木ノ頭。
ここから野外活動センターに出られるようなので、状況によってはエスケープルートになりますね。
白石峠まで、まだ2.6Kmもある。
(14:34)
ここも痩せています。
念のため、橋の右側を通りました。
2012年12月28日 14:34撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
12/28 14:34
(14:34)
ここも痩せています。
念のため、橋の右側を通りました。
(14:38)
のんびり歩きたい道ですねぇ・・・
2012年12月28日 14:38撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
1
12/28 14:38
(14:38)
のんびり歩きたい道ですねぇ・・・
(14:44)
シャガクチ丸。
メジャーになれなかった別名「蛇ガ口丸」?
2012年12月28日 14:44撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
12/28 14:44
(14:44)
シャガクチ丸。
メジャーになれなかった別名「蛇ガ口丸」?
(14:53)
この辺から、白いものが空から落ち始めました。
あれは加入道山?いや、左奥のようです。
2012年12月28日 14:53撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
12/28 14:53
(14:53)
この辺から、白いものが空から落ち始めました。
あれは加入道山?いや、左奥のようです。
(15:20)
水晶沢ノ頭。
雪が降り出し日没も近いというのに、まだ登らなければならないという矛盾。
2012年12月28日 15:20撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
3
12/28 15:20
(15:20)
水晶沢ノ頭。
雪が降り出し日没も近いというのに、まだ登らなければならないという矛盾。
(15:33)
白石峠到着。
下山道の分岐までもう少し。
2012年12月28日 15:33撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
1
12/28 15:33
(15:33)
白石峠到着。
下山道の分岐までもう少し。
(15:45)
道志村への分岐点が、なんと今日の最高地点。
もちろん、加入道山に寄っている場合ではありません。
2012年12月28日 15:45撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
1
12/28 15:45
(15:45)
道志村への分岐点が、なんと今日の最高地点。
もちろん、加入道山に寄っている場合ではありません。
(15:49)
写真だとわかり辛いですが、下山道序盤は雪のせいもあって本当に危険です。
ここは岩にしがみついて通りました。(通過後に振り返って撮影)
2012年12月28日 15:49撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
1
12/28 15:49
(15:49)
写真だとわかり辛いですが、下山道序盤は雪のせいもあって本当に危険です。
ここは岩にしがみついて通りました。(通過後に振り返って撮影)
(15:50)
ここも、ロープをつかみ慎重に渡りました。
急坂の雪は、トレッキングシューズでは非常に厳しい。
2012年12月28日 15:50撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
1
12/28 15:50
(15:50)
ここも、ロープをつかみ慎重に渡りました。
急坂の雪は、トレッキングシューズでは非常に厳しい。
(16:24)
雪で隠された木の根に足を取られ、ついに転倒したので、軽アイゼンを装着しました。
すぐ枯葉が詰まり剥がすのが面倒でしたが、それなりに効果はありました。
2012年12月28日 16:24撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2
12/28 16:24
(16:24)
雪で隠された木の根に足を取られ、ついに転倒したので、軽アイゼンを装着しました。
すぐ枯葉が詰まり剥がすのが面倒でしたが、それなりに効果はありました。
(16:43)
思いがけず休憩舎があり、今更慌てても仕方がないので一息入れました。
ここから駐車場までは、標準で30分の見込み。
2012年12月28日 16:43撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
12/28 16:43
(16:43)
思いがけず休憩舎があり、今更慌てても仕方がないので一息入れました。
ここから駐車場までは、標準で30分の見込み。
(16:50)
ヘッドランプだけの登山道は、先が見えないだけに、どこまで続くのかと不安になります。
でも、まだルートがわかる状態で良かった。
2012年12月28日 16:50撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
6
12/28 16:50
(16:50)
ヘッドランプだけの登山道は、先が見えないだけに、どこまで続くのかと不安になります。
でも、まだルートがわかる状態で良かった。
(17:13)
無事に登山口に出られましたが、やはり畦ヶ丸まで行ったのは無茶だったのかな。
いやー、今年最後にして最大の無茶山行でした。
2012年12月28日 17:13撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
5
12/28 17:13
(17:13)
無事に登山口に出られましたが、やはり畦ヶ丸まで行ったのは無茶だったのかな。
いやー、今年最後にして最大の無茶山行でした。
撮影機器:

感想

今日、家に帰るなりカミさんに言われた。「そのうち遭難するよ。」と。
確かにその可能性が、無くは無かったな。


さて今日は、先日(12/23)のリベンジを果たすために、引き続き道志村にやってきましたが、単に同じルートを辿るのではつまらないので、鳥ノ胸山の後は、大界木山を経由して畦ヶ丸、加入道山を廻るという、道志の湯付近を起点にした、この時期には(少なくとも私には)無謀かもしれない約10時間の周回ルートです。但し、鳥ノ胸山までの約3時間を半分くらいに縮められそうな、不確実な期待を持ってスタートしました。

ヤマレコで見つけた西棚ノ沢を登って行く記事には、沢に平行して山道があるらしいので、それに期待し、スタート後30分くらいの的様(まとさま)辺りから、西棚ノ沢とノマノ沢の合流点に下りて、西棚ノ沢沿いに登れるかどうか見てみたのですが、沢に平行した山道の存在を確認できないどころか、水量が多いうえ岩が凍り付いていたりして、沢の向こう側へ渡ることさえできず、期待した時間短縮は敢え無く断念させられました。(と言うか、逆に15分くらいロスしました。)

こうなったからには、とにかく少しでもペースを上げて歩くしかないと、クネクネ林道を浦安峠目指して歩いていると、野外活動センター手前付近で右に分かれる林道が。。。期待したくなる方向なので先のことも考えずに進みましたが、まぁとんでもないことが待っていました。

その林道は期待に反し、どんどん下っています。これではいけないと、途中から強引に尾根に登りましたが、登った尾根の筋は希望する方向には伸びていませんでした。改めて周りの地形と相談し、とある沢(たぶん西棚ノ沢の支流)沿いを登ることに決め進みました。しばらく進むと、沢は更に二手に分かれており選択を迫られましたが、それぞれをよく見ると、どちらも沢沿いに歩けるスペースがありません。

考えた末、沢と沢との間の尾根を登ることにしました。自分なりに、登り続ければ登山道がある稜線に辿り着けると判断した結果ではありますが、正直、戻るに戻れず、現在位置もはっきりしない状況の中、不安でいっぱいでした。
道なき道を進み、結果的には、幸運にも平指山に辿り着くことができ、胸を撫で下ろしましたが、やはり反省すべき行動でした。

何はともあれ正規ルートに復帰できましたが、時刻を確認すると、素直に浦安峠を回って来るよりも約30分遅れでがっかり。でも、ここで鳥ノ胸山を諦めては、何のために山中を彷徨ったのかわからないので、予定通り、鳥ノ胸山に急ぎます。

鳥ノ胸山に着いた後は休憩もそこそこに引き返して、浦安峠経由で大界木山に着いた時には既に12時になっていました。残りのルートは約5時間。この時点で日没前にゴールできないかもしれないことを覚悟しました。

モロクボ沢ノ頭では、ここで畦ヶ丸を諦めれば約1時間早くゴールできるなぁ、と一応考えはしましたが、日没を覚悟していたことが逆に決行させてしまい、更には、のんびりとはいかないまでも、畦ヶ丸避難小屋で昼食まで取りました。こんなんで大丈夫かいな。

日没を覚悟したとは言え、急がなければならない状況に変わりはありません。ペースを上げて進んでいたところ、なんと、水晶沢ノ頭近くまで来ると予想外の雪がチラついてきました。木の間から見える加入道山は白く霞んでいます。これはヤバイ。まだしばらく登らなければならないし、登った後は急降下なのに。。。

何とか道志村への分岐(降り口)まで登り着きました。雪もいよいよ本降りになってきました。15分先の加入道山はさすがに断念し、急いで下山しますが、斜面を斜めに下る細い下山道は雪のせいもあって超危険。ここで滑ったら一巻の終わり。ゆっくり一歩一歩慎重に歩きました。

難所を抜けた後では、安心して気が緩んだせいか、雪に隠れていた木の根に足を取られ、久しぶりに転倒しました。幸運にも肘の打撲程度で済みましたが、少し運が悪ければ、大事に至ったかもしれないと気付き、遅ればせながら最近買ったばかりの軽アイゼンを慣れない手つきで装着しました。

この頃、カミさんから「大丈夫?」とCメールあり。写真付きのEメールで返そうとしましたが圏外で送信できずCメールで「大丈夫。」とだけ返信しました。Cメールって圏外でも届くんだなぁ、と感心しました。

その後は、駐車場そばの加入道山登山口まで、暗闇の中、これも初めてのヘッ電の明かりを頼りに慎重に下りましたが、新雪でルートがわかり辛く、あと2-3Cm多く積もったら見分けが付かなかったかもしれないと思うと、改めて危険はどこにでも潜んでいるんだなぁ、と実感させられました。

今年最後の山行は少々無茶をしてしまいましたが、良い経験にもなりました。
1.鳥ノ胸山に向かう際に山中を彷徨い、かつてないほど真剣に地形を観察したこと。
2.日没後の雪道を下山したことと、その際にアイゼンとヘッ電を初めて使用したこと。
3.おまけで、雪道をノーマルタイヤで帰ったこと。
大事に至らなかったのは幸運だっただけだと肝に命じ、謙虚に今後の山行に活かしたいと思います。

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コメント

このルート・・・
kinoeさん

明けましておめでとうございます

このルート。
12月23日にワタシもほぼこのルートを周ろうと思ってました。
結果、道間違えで行けませんでしたが・・・

こんな感じだと写真で確認出来たので良かったです

次回の参考にしたいと思います。
ありがとうございました
2013/1/2 13:30
re:このルート・・・
zenithさん、こんばんは。

コメントありがとうございます。

私の場合とは状況が違うと思いますが、zenithさんも雑木ノ頭で間違えたようですね。魔物が棲んでいるのかもしれません。
もうご存知と思いますが、雑木ノ頭の案内は「道志の湯」方向が浦安峠、または大界木山、果ては畦ヶ丸方面になります。直線で考えると、道志の湯の方向とは全く違うので、混乱させられるのかもしれませんね。

この時期は足元が悪いうえ日没も早いので、再挑戦する際は、くれぐれも余裕を持って行かれることをお勧めします。

今年もお互い、楽しく山を歩きましょう。

kinoe
2013/1/2 23:02
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